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事例紹介

シャロムの建物 1979

レストラン建設 2000

マルチ暖炉 燻製
1995

パン用薪の石窯
2000

 ストローベイルハウス
2003

コンポストトイレ 2003

ティピ  2003

チキンホットハウス 2004

垂直軸型の風力発電2004

アースオーブン(土窯) 2005

ダンボールコンポスト2005

天ぷら油で走るグリーンディーゼル2005

廃油ストーブ2007

パン用薪の石窯第2
2005

ツリーハウス 2006

自然に帰る森の家 2006

版築の基礎 2006

コンポストバイオトイレ 2007

コブハウス2007

ソーラーパネル2007

風力発電2007

自転車発電機

薪のシステムキッチン
ースオーブン2008

かまど2008

藁の鍋敷き 2008

竹の箸づくり 2008

踏み込み温床ミミズコンポスト温室2008

ペール缶で作るぬかくど2008
英語版

ペチカ資料

ロッケトストーブ資料

アウトドアーに最高なタープ2007

キーホールガーデン

ロックスパイラルガーデン


マンダラガーデン


ルーフトップガーデン


バイオジオフィルター


メタンガス発酵装置


ティピガーデン2009

カタツムリストローベイル玄関2009

生かそう庫 非電化冷蔵庫2009

ルーフトップガーデン棚田 2009


ダンボールコンポスト畑版 2009

自作のティピ作り 2009

竹テント資料


薪のシステムキッチン2009

ちり取りづくり 2009

燃料費ゼロ籾殻ボイラー 2009

ソーラーコンセント

マルチエネルギーBOX


日本蜜蜂

生ゴミ処理ミミズコンポスト 2010

エコなガーデンハウス2010

ペチカタイプのロケットストーブ2010


自然吸気型廃油ストーブ2010

DC12Vの家 2011

アースバックハウス2011

屋根ミスト(散水)2011


屋根にロックスパイラルガーデン2011

シードハウス 2012

踏み込み温床 2011

運搬できるコンポストトイレ2012

ペール缶 漬物樽で作るモバイル大小分離回転式コンポストトイレ2013

今まで作ったコンポストトイレ

モバイルハウス 2013

モバイルハウス オフグリッドの家


アースオーブンと
愛農かまどモデルかまど
2014

モバイルソーラー発電2014


ドームテントスタードーム2015

軽トラキャンパー
https://www.facebook.com/Tarutarugo/

 

今まで作ってきたアースオーブン

資料 スペイン窯

自然農

炭素循環農法

なぜ耕さないのがいいか映像

総合的な農業へのアプローチ 

ポリカルチャー



小学館WEBマガジンsook紹介された記事

水の循環

ピースフード

自然に返る家
森のコブハウス

バイオマス
 

冊子[パーマカルチャーしよう」
安曇野パーマカルチャー編
自然食通信社より発売中

冊子 くっきりと安曇野の光の中で
シャロムの持続可能なコンテンツを紹介          
peace出版から発売中

日本パーマカルチャーセンター

2003パーマカルチャーギャザリング

2005パーマカルチャーギャザリング

2007パーマカルチャーギャザリング

2009パーマカルチャーギャザリング

2010パーマカルチャーギャザリング


2011パーマカルチャーギャザリング

連絡先
安曇野パーマカルチャー塾事務局 
〒399-8602 
長野県北安曇郡池田町会染552-1
シャンティクティ
安曇野パーマカルチャー塾


未来への提言

動画で見る『100人の村』 
 

お金のいらない国

ベーシックインカム
(生活基本金)

 

6月23日(土)レポート

 
 
@13:30 近況報告
A14:00 ガーデンハウス建築実習
   2-1  伝統構法の仕組み
      2-2  建築木材の特性
      2-3  建築道具の使い方
         2-4  ガーデンハウス建築実習(墨付け)
B17:30 温泉へ
C19:00 夕食
D20:00 宿題「日本のシステム観察」発表

 
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@近況報告

 
シャロムのウッドデッキにて、振り返りのワークから。
 
自分のやりたい事の準備を着々と進める人、新たなチャレンジの為に環境整備を進めている人、仕事に忙殺されお疲れ気味の人、育てている作物の観察をしている人。それぞれ近況と現在の気持ちをシェアした。
 
Aガーデンハウス建築実習

 
講師:建築工房 藁 代表 杉山さん
 
長野県富士見にある建築工房 藁の代表で、自然素材にこだわった土壁の家づくりに取り組んでいる。シャンティクティのガーデンハウスや種ハウスも杉山さんの指導によるもの。現在は清里にある「ぐうたら村」の設計も携わっている。(けんじぃお薦めの場所)
 
2-1 伝統構法の仕組み

もともと日本の建築は、自然素材のみを利用して建てられていた。しかし手間とコストがかかる為、現在の大手住宅メーカーの建築では、ほとんどがプレカットされた輸入材を使用している。

 
伝統構法の組み方 … 蟻掛け、鎌継ぎ、追掛大栓継ぎ、かなわ継ぎ など。

 
現在の家(新建材)の特徴 …
・出来た時が100%の強度→時間の経過とともに強度が下がる。
・コストが安い。しかし廃棄する際に多くの費用が掛かる
・工期が早く、建て方から竣工まで3日間くらいで完了する家もある。プラモデルの様な家。
・農業でいえば、“肥料”が大量にいる家。平均耐年数は伝統構法よりも短い。
 
 
伝統構法の家(木材)の特徴 …
・木材は切り出した後に強度が上がる。建築後は強度が増し、一定の時間が経つと緩やかに強度が下がる。
 
・コストが高い。
・工期も時間がかかる。
 
・自然素材を使えば家自体が呼吸できる。耐年数は長い。(古民家など)

 
 
 
伝統工法で建てられた家の、パーマカルチャー的な位置づけは?
 
・地産地消である事  −  効率的な活動エネルギープランニング
 
・すべて自然に帰る素材を使用する − 生物資源の活用、エネルギー循環
 
 
家づくりにおいては、家族が健康で暮らせることが一番大切です。(杉山さん)

 
2020年に断熱基準が変わり、省エネ基準を満たした断熱材使用が義務化される。
 
→伝統構法やログハウスなどの建築許可が下りなくなる可能性もある?
 
・日本の法律は大手メーカーの声だけが反映されやすい。
 
・危機感を感じた人々が、日本の伝統構法をユネスコ無形文化遺産に!という活動を行っている。

 
 
 
2-2  建築木材の特性

 
木材で家を建てる時には、木を使い分け、その特性を生かせるように使用すると良い。
 
例)
杉(針葉樹)… 軽くて柔らかい、加工がしやすい
(広葉樹)… 狂いやすい、耐水性がある など

 
・土台など平行に使用する材は曲がりを確認し、反りの向きを下にする。
 
・柱など垂直立てる材は、木が生えていた向きで使用する。
 
→ 節の向きである程度見分けがつく。枝はほとんど上に向かって生えるので、節の年輪が広い方が根っこ側になる。

 
 
 
2-3 建築道具の使い方(今回使用したもの)
○さしがね
用途 → 直角線を引く。長さを等分する。平行線を引く。角度を出す。など
 
特徴 → 寸尺のものとcm表記の物がある。表寸尺の物が使いやすい。
 
1寸=3.03cm     1= 30.3cm

 


 
長手・短手ともに中心に溝がある、これによりしなりが生まれ、さしがねをまげて曲線を引くこともできる。さしがねは非常に多機能性を備えた道具だ。

 
○手鋸
 

縦引き(歯が荒い、木の繊維方向に使う)と横引き(細かい歯、木の繊維を断つ方向)のある両刃が使いやすい。また鋸は引く時が一番切れるので、押す時に力を入れる必要はない。鋸の角度は2寸勾配くらいが切りやすい。(水平10寸、立ち上がり2寸)


 

 
2-4  建築実習 墨付け
工程1− 杉山さんの作成した図面(番付)を見ながら、材料の位置や本数、長さを確認した。

 
工程2− 土台班、柱班、桁班、にわかれて、材木を手鋸でカット。

 
土台 2700mm×1  900mm ×2本
 
柱  1650mm×3  1800mm×3
 
桁  3300mm×2  900mm ×3

 
工程3− カットした木材に、ほぞ・蟻掛けの箇所に墨付けをする。(今回は幅2.5寸の木材に対し、幅1寸のほぞ で継ぐ)
ポイント:材の中心を基準に考える。端を基準にするとずれやすい。墨付けはさしがねを正しく使う。長手が正面、短手が右側に来るように持つとよい。(表面が上になる)

 
工程4− 墨付けした木材に、番付をする。
・番付…ベニヤ板に書いた伏図に、東西に向かって「いろはにほへと…」、南北に向かって「一二三四五…」という記号が書いてある。木材に番付をすることで、建築現場でどの材料がどの位置で使われるか、一目でわかるようになる。
例えば「い」通りの「一」番にくる木材の箇所には「い一」と番付をし、「ろ」通りの「三」番の箇所には「ろ三」と番付しておく。
ポイント:番付をする際は、必ず同じ方向から見た木材の面に書くこと。そうすることで、組上げの際に木材の向きを間違えない。
 
⚪︎日本語の「いの一番」という言葉は「真っ先に」という意味ですが、これは家を建てるとき一番最初に柱を建てる位置が「いの一」である事から由来している。(けんじぃ) 日本語の語源は面白いですね〜。

 
以上の工程を終えたところで、今回の建築実習は終了。次回は墨付けした箇所の刻みと石積みの基礎工事です。

 

 
 

B温泉へ
近くの温泉「天満閣」へ。 入湯料は¥500♨
 
お湯は北アルプスから引湯しているそうです。
疲れた体に非常に染み入りました。湯上りには、休憩室にいる看板娘(息子?)のネコちゃんにも癒されました。ありが湯。

 
C夕食  メニュー

 
*そばコロッケ
 
*しょうがごはん
 
*野沢菜漬け
 
*板麹と野菜の酒粕炒め
 
*レタススープ
 
*たけのこと蕗のたき合せ
 
*豆サラダ

 
毎度のことながら、シャロムのご飯でお腹と心を満たされる。いつもありがとうございます。

 
+エンターテイメントタイム

今回は「ラジオ体操第一」でした。
 
体も頭もスッキリ!楽しいエンターテイメントでした。
 
 

 

D宿題「日本のシステム観察」発表


 
◆有機物の観察
 
 
 
○プラスチック
・プラスチックの種類は約200種類ある。
・ペットボトルは世界で1分間に100万本消費されていて、特に水資源の乏しい国や人口が増加傾向にある国で消費増の傾向がみられる。
・プラスチックの原料は石油由来なので、過剰な製造は原油資源の枯渇につながる。(原油掘削や、その輸送にも膨大なエネルギーが必要。)

 
身近なところにあるプラスチックとは?
・ペットボトル・畑の温室やマルチ・種のコーティング・自動車部品・スーパーの容器包装・電化製品・釣り糸、など

 

 
使用済みプラスチックの行方は?
リサイクルされる。(ペレット燃料、ペットボトルやプラ製品)
 
市町村がまとめて回収し、リサイクル業者が再生利用(再商品化、RDF、固形燃料、油化)
→実際は…??  回収した時点で様々な成分のプラスチックが混ざっているため、リサイクル効率は良くない。汚れの洗浄には、薬やエネルギー、水を使用することになる。また中間処理工程が多くなると、原料から作るよりもコストがかかる。これらの理由から、回収されたプラスチックのリサイクル率は意外に低い。
→リサイクルといっても、必ずしも環境にいいとは言えないのではないか。

 
・埋め立て処分
 
最終処分場で汚染物質が土壌に染み出さないように管理される。日本の最終処分場のキャパシティにも限界がある。

 
 ・海外に輸出
これまで中国が世界中のプラスチックを買い集めていた。しかし2018年から中国国内の環境規制により輸入禁止となったため、これまで輸出していたプラスチック(約140万トン/年)が国内に滞留する。

 
・風化でマイクロプラスチックとなる(直径5mm以下の小さなプラスチック片)
マイクロプラスチックは様々な場所から発生している。(工場、消費者、住宅建材、農業、レジャー、漁業など)これらは年間約800万トンが海洋に流出し、海洋汚染を引き起こしている。
→  マイクロプラスチックが引き起こす問題は??
 
有害な化学物質を高濃度に吸着するので、マイクロプラスチックを食べた魚を人間が食べることで、人体の影響も懸念されている。(現在研究が進められている)
 
海洋汚染による生態系の変化−プランクトンや魚の減少。

 
 
 
○衣料品
 
天然繊維が40% 、化学繊維が60%程度。
 
縫製前の糸類や布類は、輸入量よりも輸出量が若干多い。(1.52倍程度)
 
しかし縫製された洋服を金額ベースでみると、輸入量が輸出量の10倍程度ある。
 
→ 生産コストが外部化され、安価な労働力で大量生産しているということ。
 
また近年トレンドの移り変わりも早く、膨大な量の衣料品が廃棄されている。


 
○地域視点で考える有機物
 
愛知県の農家数は73,833(全国6) しかし食料自給率はカロリーベースでわずか13%(全国42)である。これは、農地1haあたりの人口が多いのと、野菜や花き等カロリーの低い作物が多いため。
 
愛知県内の農薬の使用量は年間10,174.1(ton.kl)である。全国では231,996.1(ton.kl)もの大量の農薬が使用されている。(H24年データ)
 
 


 
○獣害から見た日本の状況
 
野生動物による被害…農作物への被害、あるいは下層植生の衰退、食害による裸地化。
 
→ 生態系の変化、土壌の衰退、土砂崩れ等の自然災害の誘発が発生している。
 
現在日本の獣害で最も多いのがシカによる害である。
 
シカ増加の原因…1森林伐採、2ハンター数の減少、3暖冬化、4天敵であるオオカミ絶滅、5農山村の変化など。 その中で最も影響が大きいのが、5農山村の変化だと考えられている。
 
・人口減により人の気配が消え、畑に侵入するシカへの抑止力が減った。
 
・耕作放棄地が、シカにとって居心地のいい環境になっている。
 
・戦後の拡大造林政策により、山には針葉樹林がうえられた。針葉樹林にはシカの餌となる植物が少ないので、農村におりてきたと考えられる。

 
このような状態で何ができる?
 
・見守る。祈る。
 
・農山村の人口を増やす、耕作放棄地や放置雑木林を自然に返す。
 
・オオカミの導入。(ジブリのもののけ姫は、シカと狼が協力して森に調和を取り戻す話!パーマカルチャー目線で観ると面白い気付きがあるかも?)
 
・人間本意ではなく、シカと一緒に解決策を考えるべき。

 
◆水資源の観察
・地球上に存在する水の量は約138600km3でそのうち海水が97.5%、淡水が2.5%
 
我々が使用できる水資源は限られている。
 
・水は非常に地域差のある資源である。
 
・人口増加により、アジアやアフリカの水資源の不足が加速する。(生活用水・農業用水・工業用水の需要増)
 
・地球温暖化による影響
 
 気候変動(降水量の増加) 豪雨→土砂流出→水質悪化
 
 気温上昇  積雪量・氷河備蓄量の減少→河川流出量の減少
 
・水戦争による影響 (国家間で水資源を取り合う)
 
・水所有権 … 外資・民間企業の独占に水が高騰し、貧困層は水を入手できにくくなる。
 
・バーチャルウォーター貿易
 
メリット→水資源の再分配
デメリット→輸出国側の水の過剰利用を促進する

 
◆「日本のシステム観察」をしてみた感想。
 
・これまで気にした事のない問題点に気づくことが出来た。
 
・視野が広がる発見があり、楽しかった。
 
・モノづくりとゴミづくりは隣り合わせ。
・事業者は環境よりも利益優先の活動をするので、消費者の意識を変えることが問題解決の近道になるのではないか。
・ネットの情報は断片的で、都合の良い情報だけ発信されている場合もあるので要注意。
・ヘンププラスチックなど、新しい素材もある。
 
 
みかちゃん感想
 
思想で争うのではなく、データを見ると頭で考えられる。ソースまで突っ込んで調べるのは良いこと。パーマカルチャーを道具として使い、パーマカルチャーの倫理(Earth Care , People Care , Fair Shares)に基づくシステムを草の根から作っていく。そのために、まずは自分がいる場所を観察してみよう。

村さん感想
自分の興味のあるトピックに関して深く掘り下げるのは面白い。(獣害から見た日本状況のように)そこから問題解決のアイデアが生まれる。

 
けんじぃ感想『2050年は江戸時代 (著 石川英輔さん)』 という本が面白い。2050年に地下資源が枯渇した日本を描いている。江戸時代の循環システムは非常に素晴らしく、世界に誇れるもの。そして地下資源は有限であり、プラスチックは美しいとはいえない。自然に帰る素材を使った暮らしをしていくことが、良いですね。

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6月24日(日)レポート
【1】農業実習
【2】ブランチ
【3】中川原さんの圃場見学
【4】とっちみんさんの「動物のいる暮らし」見学
【5】振り返り

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【1】農業実習
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[主な内容]
・草取り
・トマト、キュウリの誘引
・播種、定植
 (ルッコラ、エンサイ、ズキーニ、もちっとコーン、ほおずきトマト、ハーブ類)
・クリムゾン祭り( クリムゾンクローバーの播種)
 @ティピマンダラガーデンの外周および畦のブルーベリーの周囲
・ブルーベリー試食(初恋の味らしい)
・Q&Aコーナー
 葉っぱが全部虫に食べられてしまったら、枯れてしまう?
 去年の秋に播いた大根の種の残りを春に播いたら、大きくならずに花が咲いてしまったのですが?
・コンポストについて講義
 コンポストトイレ
 ダンボールコンポスト




昨夜のエンターテイメントの時間にラジオ体操第一を行った流れからラジオ体操第二を行う予定だったが、どんなのだったか忘れたという声が多く、昨夜に引き続きみんなでラジオ体操第一を行う。真偽のほどは定かでないが、ラジオ体操は第四まであるという話もあった。



[草取り]
刈った草を畝の上に置く。
置いた草の下には菌糸菌(糸状菌のこと?)が発生する。
森の姿と一緒。
森の下にはキノコの温床がよくある。その白い菌が落ち葉の炭素分を分解。分解した炭素分に微生物や小動物が取り付いて腐食をつくり、マイナスに帯電。そこに土壌中の栄養素がくっつくことで、空気相が生まれる。
それが自然界の耕すという行為。
刈られた根が自然界を耕してくれる (根穴構造)。
根は地上に出ている分と同じ大きさで伸びている。刈られた草の根は腐食し空気相が生まれる。水が浸透して水持ちのいい土となる。
だから、自然農では耕さない。
草と戦わず、生かしてあげる。問題児を生かしてあげる、大丈夫だよというけんじぃとミカちゃんのお馴染みの掛け合い。
地面に指をズボッと指してみると本当に柔らかい!



[ トマト、キュウリの誘引]
トマトの芽かきと誘引。
トマトはそのままにしておくと脇芽が伸び、こんもりとして全体に広がり、一斉に実がなり、一斉に終わる。それが自然の姿(自然の姿という話がやたら多い)。
芽かきをすると、1段目、2段目、3段目と徐々に実がなる。そうすることで長い期間に渡って収穫できる。
トマトピューレをつくりたいときは、一斉に収穫できたほうがいいので脇芽を伸ばすといい。そういうやり方もある。
放任したほうが自然に近いが、それだとあちこちに倒れてしまう。
自然界のトマトは実が落ちて、そこからいっぱい芽が出てくる。そのうち3つくらいはとても強い。その他の芽は雑草を防いでアシストしてくれる。最終的には2、3本となる。
トマトは強いので、取った脇芽を土に挿しておくと成長する。
長めの麻紐で誘引の実演。よく見る8の字とは違う方法だけど、言葉で説明するのは難しい。午後から見学した中川原さんのキュウリも同じ方法だった。あまり揺れないらしい。

キュウリは2本に間引いてから誘引。間引いた株はもったいないので他の場所に移植。



[ クリムゾン祭り]
ティピマンダラガーデンの外周にクリムゾンクローバーを播種。来年はきれいな縁取りになる・・・はず。
マメ科なので窒素固定してくれる。



[ Q&Aコーナー]
Q1:葉っぱが全部虫に食べられてしまったら、枯れてしまう?
A1:大地に力があれば、それをはねのけて、また元気になる。必要に応じて油かす、米ぬかをまいて、大地の力をアシストしてあげる。

Q2:去年の秋に播いた大根の種の残りを春に播いたら、大きくならずに花が咲いてしまったのですが?
A2:大根は春のように寒さがある時期にはとう立ちしてしまう。夏以降に種を播く。春に播きたい場合には、春まき用の品種がある。







[ コンポストについて講義]
大きなシステムは複雑すぎて目が届かない。自分たちのまわりで足る生活の第一歩。自分のシステムから出ていってしまっているもの(排泄物と残飯)を循環させる方法としてコンポストトイレとダンボールコンポストを紹介。

コンポストトイレ


持ち運び可能なコンポストトイレの実物を交えながら解説。
多分ここ↓にある「モバイル大小分離コンポストトイレ」を改良したもの。

http://www.ultraman.gr.jp/perma/conpostall.htm

尿を受ける部分はイギリスのサイトから輸入。以前は100円ショップのシートから作っていたが大変だった。
尿のほうが栄養素(窒素、リン酸、カリウム)がある。3〜10倍に希釈して液肥として圃場に撒く。除草作用もある。

あ・うんユニットの話。 普通は汚泥が溜まるが、 あ・うんユニットでは複合発酵によって残渣が一切出ない。

水洗トイレはビルの30階でも使える。でもそれだとどんどんシステムが巨大化していってしまう。それよりも自分のところから出たものは自分のところで循環させる。
大げさなものを作らずに、バケツに新聞紙を破ってまくだけでもよい。

今まで作ったコンポストトイレ

さらにいいのが野糞。糞土師の伊沢正名さんの話。
講演動画
https://www.youtube.com/watch?v=cG57YAqHzMU

デリーの飛行場の近くはトイレの博物館があっていろいろなモデルがある。

地下資源をなるべく使わない暮らしが美しい。できれば木製のリンゴ箱などを使ってその上に蓋を作ると本当に美しい。そういう暮らしをしていく。
パーマカルチャーのサイトが美しいのはその点にある。
シュタイナーも自然に帰るものを使おうと言っている。
木の玩具や曲線の安定感と美しさ。そういうところから学ぶことがたくさんある。
地上資源をうまく使っていくのがこれからの生き方。
そしてそれが現代のテクノロジーと融合していく。(美しいという言葉も何回も出てきた)

適正技術、降りていく生き方、辻信一さんの言うスローなどのワードもあった。

大地に根ざして種を播き、草とともに草を敵にせず、持ち込まず持ち出さず、そんな中に解決策がある気がする。

システムが小さいと見える。見えると何とかしないと思う。
私たちはすごく複雑で、すごく便利な世界にいるから自分のシステムの外側は見えない。解決しようという気持ちが無くなる。だから日本は遅いし、企業に負けてしまう。
私たちはそれに気づいて、暮らしを自分で見ることのできる小さいシステムに合わせていくことで、それはおかしいと言えるパワー(パッションと並んでよく出てくるワード)を持つことができる。
日本政府にダメだと言っていても私たちが変わらなければ変わらない、サポートしているだけ。
私たちがピラミッドの底辺からボトムアップして行こうというのがパーマカルチャーの発想。( このNoでなくYesという話もよく出てくる)

大きな家でなく、軽トラキャンパーみたいなものでいい(これもお馴染み不動産でなく可動産)。

軽トラキャンパー
https://www.facebook.com/Tarutarugo/

ダンボールコンポスト
ミカン箱はダンボールが二重になっているのでおすすめ。隙間から水分や養分が出ていかないようにガムテープで目張り。ガムテープの角の部分の処理が雑。


調べれば簡単に出てくるし、シャロムのHPにも紹介されているので細かい説明は割愛。

http://www.ultraman.gr.jp/perma/danborucom.htm

というか集中力が切れてきて話を聞いていなかった。

どんな形式でやるかは場所によりけり。いくらでも方法はある。ミカちゃんはダンボールコンポストを発酵させるのが面倒くさくなって、庭で落ち葉をサンドイッチさせてやっていたが、それも面倒になって一人暮らしで量も少ないこともあり畝間に残飯を帰し、落ち葉や枯れ草を敷いている。


 



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【2】ブランチ
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[メニュー]
・エリンギのカレー
・自家製高菜のパスタ
・シャロム野菜のグリーンサラダ
・わかめスープ
・パーカル畑の初ものズッキーニ
・シャロム自然農 土鍋ごはん

ズッキーニは農場実習@食べられる庭 bija で植えたのものの初どり!
シャロムの食事のスタッフのみなさん、いつもおいしいごはんをありがとうございます。

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【3】中川原さんの圃場見学
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・中川原さんの経歴
・圃場の概要
・圃場の特徴
・中川原さんによる解説
・大鎌による草刈り

[中川原さんの経歴]
中川原敏雄さん。公益財団法人自然農法国際研究開発センターにて育種を手がけてきた。2014年に定年退職。その後は現在の畑でお金や機械が無くてもできる農業とそうした環境でも栽培できる野菜の種を育てている。

[圃場の概要]
1.5反の4年目の畑。ちょっと痩せていて牧草畑となっていた。
種を育てて、種になんとかしてもらうことを目的としている。だから耕さないし、肥料も入れない。耕す体力もない。
畝の外周に溝を掘って、牧草を食べる虫やミミズの生活場所となるよう刈った畝間の牧草や残渣を投入している。堆肥化してから畝に戻している。



[圃場の特徴]
・圃場全体に牧草が生えているが、畝は土がむき出しになっている。
・石が結構転がっている。
・ところどころにこぼれ種から生えた野菜が見られる。
・キュウリにウリハムシやアブラムシが見当たらない。
 マルチを使用している隣のセンターの圃場では葉の裏にアブラムシが見られる。
・顔(葉の色)が明るい。センターの圃場の葉は黒っぽい色をしている。



[ 中川原さんによる解説]
栽培されている野菜とこぼれ種(野良種)から育った野菜と両方いる。飼っている猫と野良猫が一緒にいる感じ。生活力のある種を育てようとしている。餌を与えないとストレスを起こす種よりも自力で根を伸ばしてなんとかしようとする種。
強い種を育てると害虫もよってこない。弱いほうに虫は行く。
連作はせず畝を変えている。同じ場所だと自然生えもあちこちから出てくるし、同じものしか育たないから。
生育環境をなるべく良くしない。2〜3割悪くする。その2〜3割を種に頑張ってもらう。そうすると力がついて病気も出にくくなる。
理想の姿はわからないが、ストレスを起こさずに生育しているのがいい状態。環境が良くても悪くてもストレスを起こす。条件がいい時は痩せた苗を植えるとバランスがとれる。いい苗は条件を悪くしてお腹を空かせる。

雑草のように野菜が育っている。野菜も元々は野草だった。野菜や雑草は人間によって土がむき出しになった場所に住みつく植物。本来は強い植物ではないと言われている。畝間に生えてきている牧草や土手に生えている草は永年草でこちらのほうが強いと言われている。雑草はそこに生えることはできない。それを利用して畝間は牧草が生えたままにしている。

畝間の牧草は刈って溝へ投入。溝の下のほうが湿って虫の棲み家になるし、野菜の根が水分を求めて伸びていく。ネズミの通り道にもなって、畝にはあまり侵入してこない。定期的に牧草を刈ってその環境を維持。

植物の成長には、地上の葉と茎の成長と地下の根の成長とがある。水や肥料を与えたり
温度を高くする地上部は成長する。根が成長する条件はその逆。一番大事なのは司令塔である根を育てること。
マルチをすると病気が出やすくなる。地温が上がり分解が進むため養分をよく吸収して葉の色が黒っぽくなる。生産性の点ではプラスだが、種を育てるという点ではマイナス。

石があるのが悪い畑だと思うのは人間だけ。植物にとって石はとても良い。雨が降った時の防水にもなるし、春先には地温を上げてくれる。虫の棲み家にもなる。石が多様な環境をつくってくれる。
最初は石をなんとかしようとした。無理だと諦めた途端によくなった。



畝は土がむき出しだが、雑草は邪魔にならない限り取っていないらしい(雑草にとっても過酷な環境で野菜が育っているということ?)



[大鎌による草刈り]
『現代農業』7月号に詳細が掲載されている。
畝間の牧草を刈って溝に落としている。
切れ味が落ちてきたら、ダイヤモンドやすり。
草が立っている状態がやりやすいので、朝がよい。昼はしおれてしまう。
通常は1ヶ月に1回、夏は2週間に1回実施。
健康のためにやっている。スポーツと同じで楽しくやらないと。



 

中川原さんの草刈りが農文協のビデオで紹介されていました。


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【4】とっちみんさんの「動物のいる暮らし」見学
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・動物のいる暮らし
・土蔵の解体現場

[動物のいる暮らし]
パーマカルチャーの原則に「生物資源の活用」があるが、日本では動物を活用している実例は少ないということで、塾の5期生のとっちみんさんの動物のいる暮らしを見学  。
ヤギとヒツジを飼っている。ヒツジはメガソーラーの草刈りに出張中。
古民家再生であちこち飛び回っている。自宅は別のところにあるらしい。



ヤギは雄と雌とを離して飼っていて、雄は2頭で雌は8頭。子ヤギが必要になれば一緒にする。3段の電気柵で囲っている。太陽光でバッテリーに充電している。
藪になっている場所では先にヤギを放して、後から人が入る。ヤギは藪っぽい場所が好き。1週間くらいはおとなしく食べてくれて、柵の外にも出ない。その間に他の場所の草が大きくなってくるので、そこに移動する。



ヤギもヒツジも裸地にはしない、草原にしてくれる。ヤギは背の高い草から食べてくれる。清潔だかららしい。斜面のあるところはヤギでないと除草できない。
ヤギを飼っていると、この土地使ってもいいよという話がやってくる。
干し草づくり用の土地も借りている。冬場のヤギの餌づくり。白いビニールにラッピングして発酵させたものも餌にしている。
冬場は移動式の小屋もしくは牛舎を借りて、そこで過ごす。
ヒツジは17頭。春に毛を刈る。湿気に弱い。
動物がいると広い土地を管理できる。畑で同じ面積を管理するのは難しい。
ハイジの世界が理想的な暮らし。

[土蔵の解体現場]
壊して新しい建物を建てたいと大家さんから依頼される。
土壁の中に板が入っている。板倉。柱に溝を入れて、板を落としている。明治の中頃までつくられていた。明治以降、材木が貴重になってきて板から厚い壁に変わった。
小舞にヨシが使われている。
外は暑いが、中に入ると涼しい。



蔵はたいてい内部が空洞になっていて柱が無く、牛梁で屋根を支えている。


天井にも土が載っている。その上に雨よけの屋根が載っている。
土壁があると土が蓄熱するため温度の変化が緩やかになる。蔵の場合は、防火の役割も果たしている。
土を取っ払い、木材だけにして状態を診る。



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【5】振り返り
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二日間の感想を一人ひとりシェア。
・宿題で同じテーマを調べてきた人が複数いたが、それによって自分とは違う視点をえることができた。
・中川原さんの話を聞いて野菜づくりは野菜との良い関係づくりだと感じた。
・ヤギに癒やされた。
 動物はジャッジしてこない感じがして心地よい。
・「みっちー」=「ペーター」説
 でもペーターにはヒゲは生えていない。
・差金にビックリ。シンプルなのに多機能でかっこいい。
・欠席者が多く、少人数なのが良かった。実習もたくさんできた。
・おしっこで除草してみたい。
・コンポストトイレいいなと思っていたところに講義で扱われてビックリ。
・プラスチックは使わない方向に持っていきたい。
・自分の中の大事にしたい気持ちを大切にしていいと思える場所がパーマカルチャー塾。
・今月は密度が濃くて楽しかった。流行り言葉で言えば、半端ない。
・中川原さんの石ころだらけの圃場に衝撃を受けた。
・ペーターに隠れて気づかれなかった