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村松さとこ

これからの時代の暮らし方生き方

映像

リンクページ

事例紹介

シャロムの建物 1979

レストラン建設 2000

マルチ暖炉 燻製
1995

パン用薪の石窯
2000

 ストローベイルハウス
2003

コンポストトイレ 2003

ティピ  2003

チキンホットハウス 2004

垂直軸型の風力発電2004

アースオーブン(土窯) 2005

ダンボールコンポスト2005

天ぷら油で走るグリーンディーゼル2005

廃油ストーブ2007

パン用薪の石窯第2
2005

ツリーハウス 2006

自然に帰る森の家 2006

版築の基礎 2006

コンポストバイオトイレ 2007

コブハウス2007

ソーラーパネル2007

風力発電2007

自転車発電機

薪のシステムキッチン
ースオーブン2008

かまど2008

藁の鍋敷き 2008

竹の箸づくり 2008

踏み込み温床ミミズコンポスト温室2008

ペール缶で作るぬかくど2008
英語版

ペチカ資料

ロッケトストーブ資料

アウトドアーに最高なタープ2007

キーホールガーデン

ロックスパイラルガーデン


マンダラガーデン


ルーフトップガーデン


バイオジオフィルター


メタンガス発酵装置


ティピガーデン2009

カタツムリストローベイル玄関2009

生かそう庫 非電化冷蔵庫2009

ルーフトップガーデン棚田 2009


ダンボールコンポスト畑版 2009

自作のティピ作り 2009

竹テント資料


薪のシステムキッチン2009

ちり取りづくり 2009

燃料費ゼロ籾殻ボイラー 2009

ソーラーコンセント

マルチエネルギーBOX


日本蜜蜂

生ゴミ処理ミミズコンポスト 2010

エコなガーデンハウス2010

ペチカタイプのロケットストーブ2010


自然吸気型廃油ストーブ2010

DC12Vの家 2011

アースバックハウス2011

屋根ミスト(散水)2011


屋根にロックスパイラルガーデン2011

シードハウス 2012

踏み込み温床 2011

運搬できるコンポストトイレ2012

ペール缶 漬物樽で作るモバイル大小分離回転式コンポストトイレ2013

今まで作ったコンポストトイレ

モバイルハウス 2013

モバイルハウス オフグリッドの家


アースオーブンと
愛農かまどモデルかまど
2014

モバイルソーラー発電2014


ドームテントスタードーム2015

軽トラキャンパー
https://www.facebook.com/Tarutarugo/

 

今まで作ってきたアースオーブン

資料 スペイン窯

自然農

炭素循環農法

なぜ耕さないのがいいか映像

総合的な農業へのアプローチ 

ポリカルチャー



小学館WEBマガジンsook紹介された記事

水の循環

ピースフード

自然に返る家
森のコブハウス

バイオマス
 

冊子[パーマカルチャーしよう」
安曇野パーマカルチャー編
自然食通信社より発売中

冊子 くっきりと安曇野の光の中で
シャロムの持続可能なコンテンツを紹介          
peace出版から発売中

日本パーマカルチャーセンター

2003パーマカルチャーギャザリング

2005パーマカルチャーギャザリング

2007パーマカルチャーギャザリング

2009パーマカルチャーギャザリング

2010パーマカルチャーギャザリング


2011パーマカルチャーギャザリング

連絡先
安曇野パーマカルチャー塾事務局 
〒399-8602 
長野県北安曇郡池田町会染552-1
シャンティクティ
安曇野パーマカルチャー塾


未来への提言

動画で見る『100人の村』 
 

お金のいらない国

ベーシックインカム
(生活基本金)

 

2017/04/22 レポート

1330 近況報告 

今回から参加のかのこちゃんの自己紹介から、各自の近況報告をする。前回の講座を終え忙しい日々になり、また癒されたい、自分を見直したいという報告があったり、冬が終わり春の訪れを感じいよいよ種まきと感じているという報告があった。

1430頃 マインドフルネス

 みかさんから、ティクナット・ハンのマインドフルネスの教えについて講義を聞く。未来のことをあれこれ考えたり、過去にとらわれるのではなく、今ここに心を留め置く、今ここの自分の声を聴くことが大切だという教えを聞く。そして、今ここに心をもどす、つなぎ役が呼吸ということで吸う息・はく息に心を向け今この瞬間に自分をもどすマインドフルネスを実践する。また、寝る瞑想としてCDを聞きながら、自分をいたわってあげることも実践した。

食事のときには、食べる瞑想として呼吸を意識し、一口を口に入れたら箸を置き、よく噛み味わってのどごしを楽しむ食事を実践した。

1530頃 宿題発表

 水・エネルギー・有機物について各自の家の循環について調べてきたものを発表する。水については、雨水の有効利用を実践しているや排水に洗剤を使っていないや井戸水の有効利用などの発表があった。エネルギーについては、薪ストーブの利用やミニ太陽光パネルの利用などの発表があった。有機物については、ゴミの多さにショックを受けたやゴミがどんな風に処理されているかしらべてみた、アイルランドのゴミ事情についての発表などがあった。

気づきとしては、自分がいかに現代文明のシステムに頼って生きているか実感させられたや自分の思い、生き方とまわりのシステムをいかに選んでいくかなどの意見があげられた。

 

2000頃 パーマカルチャー原則

 自然の観察からうまれているパーマカルチャーの10の原則についてみかさんから講義を受ける。原則について理解を深めた後に、その考えをもとに宿題で調べてきた家のシステムについて23人のグループで、生産より消費が多い現状をいかに消費より生産が多くなるようにするか意見を出し合い、各グループで発表する。雨水をためていろんなところで使うや薪の有効利用、土に還る素材の利用、排水をろ過して活用、動物との共生、ゴミを減らす、節電で早寝早起き・キャンドルの利用・拭き掃除などなど様々な意見がだされた。よく観察すれば、一つのことがたくさんのことにつながるを実感させられる時間となった。

 

4月23日(日)
6:30am
歩く瞑想 

チェックインでそれぞれの気持ちや状態をシェアしたのち、歩く瞑想を行いました。それぞれが一歩一歩「大地にキスするように」歩きます。思考が入り込んでしまったなと思ったら、そこで歩みを止め、また心が整ったら歩き始めます。春の朝。心地よい心が整って行きます。

 
7:00am 
農業実習:じゃがいもの植え付け・前回植えたものの間引き・ダンボールコンポストづくり
ぐっさんによる農業実習
種まきや定植の時期などは周りの植物が教えてくれる。植物を観察して入れば本を読まなくてもタイミングを知ることができる。
菜の花が咲いたら、じゃがいもの植え付けのゴーサイン。
桜の花が咲いたら、種まきのゴーサイン。
藤の花が咲いたら、夏野菜のゴーサイン。(もう霜の心配をしなくてもいい)

 
じゃがいもの植え付け
じゃがいもは、前処理をすることでのちの「芽かき」の手間を大幅に軽減させることができる。
前処理の方法:
・まず、頭とおへそを見分ける。おへそはたねいもとつながっていた部分。その反対が頭。頭側からはたくさんの芽が出てくるので、その頭を切り落とすのが前処理。(頭を落とすと出てくる芽が少なくなる。)全ての芽を落としてしまうと芽が出てきませんから必ず1箇所は芽が出てくる場所を残す。
・そのあと、日陰で切り口を乾燥させる。よく灰を切り口につけるというが、それは切り口から病原菌が入らないようにするため。日陰で2-3日乾かすと切り口に薄い膜が張ってくる。灰をつけなくてもその膜がその役割を果たしてくれる。
・ちなみに半分に切る意味は、そのぶん収穫量が多くなるという理由から。小さいもの(規格でいうとSサイズ)は切らず、大きなもの(Mサイズ)を切る。また半分に切るときは、芽がでる部分が両方に入っているように切る。芽がでる部分は凹んだ部分。たねいもではなく、家のじゃがいもを植えてもOK。(芽が伸びすぎていなければ。)もし芽が伸びすぎていたら、ヒョロヒョロのもやしになっているはずなので、日光に当てて光合成させると元気になるそう。なお、青くなったじゃがいもにはソラニン(毒の成分)が含まれるので食べないようにしましょう。
・寒い地域などなかなか育てづらいこともあるけれど、前処理を行うことで育てやすさがずいぶん変わる。例えば畑に緑肥を施し、根穴構造を作るなど。

 
種のまきかたの復習
・草の上の部分を切り横によける。
・表土をきり、表土を横によける(草の種が表面にあるので)。
・表土の裏側(下側)にある土は豊かなので、鎌でポンポンとたたき、落とし、戻してあげる。
・根切りをして、土の高低差をなくす。
・鍬などでポンポンとたたいて固めて平らにする。
・全体を同じ条件に整え、種を撒く。
同じ条件に揃えるのは、種の発芽を揃えるため。なぜ発芽を揃えるかというと、条件がバラバラだと、発芽しなかったり、生育不良だった時に何が原因かわからなくなってしまうため。
・垂木などで蒔き溝をつける。
・最終株間を考えて、種を蒔く。
大根:30cm間隔
株:15cm間隔

 
自家採種した種がなく、購入する際の種の選び方は、F1でないものを。タキイのタネの場合、「タキイ交配」と書いてあるものはF1。「タキイ育成」と書いてあるものは、固定種。
・土をかけ、しっかりと鍬で固め、鎮圧する。
・種をまいた後は水やりはしない。種が必要なのは水ではなく水分なので、水分を下から吸わせれば良い。
・先ほど刈った草を寄せる。この寄せる量などは季節や天候に合わせて変える。かけすぎると温度が上がらないので、天気が良い日は開けて太陽がたっぷり当たるようにして、翌日霜が降りることが予想されるときはかぶせるように寄せておく。なお、米ぬかをその刈った草にかけておくと窒素分を補うことができる。

 
種まきのとき、種を触る手で土を触らないように注意する。土の水分・カビ・微生物などが手を介して種についてしまい、さらにその種を袋に戻すと袋の中の環境を悪化させ、発芽率が落ちてしまう。
また、植物は時間差で種を落としていく。季節によって種も移り変わる。
なお、草を刈り、よける際に種を蒔きたかった所に緑の草が落ちたらそれも必ず拾う。その生の草が地中で腐って生育不良になるため。もし緑の草もすき込みたかったら、米ぬかやEMぼかし等も入れ、発酵分解してもらいましょう。

 
草刈りの範囲
草を刈る範囲は、根を張ってほしい範囲に行う。まだ小さいうちに「これくらいまで大きくなる」という範囲の草を刈り、株ぎわに刈った草でマルチをする。十分に大きくなったらそれ以上草刈りは必要ないので、周りの草はそのままにしておく。

 
間引き
種は水分と温度が合っていればどこでも発芽する。(ポケットでも。)
芽が出たものは、光がないとヒョロヒョロになるので、間引く。
間引く際は、茎が太くて葉の形がきれいなものを、指2本分の間隔で残していく。園芸用のハサミで細いものを切っていく。基本的な考え方は、「葉と葉が重ならないように」。重なったらそれを取り除いていく。
また、ネズミの穴を見つけたらそこが地面が空洞になっていて、そこで育てることができないため、足で潰しておく。もし畑を耕さないのであれば、ちゃんと人とネズミで棲み分けをするように。畝を作ることや通路を別に作ることもその棲み分けの方法の一つ。

 
じゃがいもの植え付け
2種類の方法がある。
a)
  1. 鍬でザクッと穴を開ける
  2. 鍬はそのままにして、その穴にたねいもを入れる
  3. 鍬を抜き戻す

 
b)
  1. 草を刈り、表土をよける(種まきと同じ)
  2. 移植ゴテで芋が入る穴を掘る。(高さにしてじゃがいも2-3個分)なお、その際の土は、土の構造をそのままキープさせるため、崩さないようにそっとそのまま横に置いておきます。
  3. たねいもを入れる
  4. 先ほどの土をそのまま戻す。その際、少し盛り上がるようにお椀型にして丸くたかさを作ってあげます。そうすることで太陽が当たりやすくなり、地温を上げることができる。
  5. お椀型の盛り上がった山の周りに、先ほど刈った草を冠のように囲う。その草に米ぬかをかけても良い。
     
なお、たねいもを入れる際に傷口を上にすると、下から芽が出るので、地表に出るまでに時間差が生まれる。この時間差により、植え付け後に霜が降りても芽がダメージを受けることなく安心

 
ダンボールコンポストづくり


■ 用意するもの

ダンボール:みかん箱くらいの大きさと厚さ(二重が良い)。丈夫なので。
新聞紙2日分
米ぬか
腐葉土
  1. そこから土や水分が出てこないようにガムテープで止める。取手や四つ角も止め、丈夫にします。
  2. ダンボールの底に新聞紙2日分を敷く。
  3. 腐葉土と米ぬかを重さ5:3の割合で混ぜます。できるだけローカルのものを使うのが好ましいので、近くの森に腐葉土を取りに行ったりすることが望ましい。
  4. 混ぜる。2-3日すると発酵し、温度が40-60度になる。あたたかくなってから野菜を入れる。
  5. ふた(布)をして、虫除け、保湿、保温します。
・水分の管理をきちんとする。多すぎても少なすぎてもよくない。野菜はきちんと水切りしてから。
・穴を掘り、野菜を入れ、米ぬかを入れ、野菜と混ぜてから、全体と混ぜる。
・1日1回混ぜると良い。(空気を入れる)
・屋根のあるバルコニーなどにおく。
・下から水分が出るので、下にすのこを敷く。
・温度が下がったら、米ぬか・天ぷら油を加えたり、野菜を入れるのを休む。
・糠床を育てる感覚で。
・笑いながら幸せに面倒をみましょう。
・数日経っても温度が上がらなかったら、もう少し米ぬかを足す。野菜を入れるのは温度が上がってから。
・野菜を入れるときは小さく切ってあげたほうが早く分解される。

 
(以下は、みんなが帰った後にぐっさんが話していた内容です。)
何を目的にするかでコンポストのやり方も変わる。
今回のやり方は、生ゴミ処理のための方法。
もし、育苗に使う土として使いたいときは、これに加え、炭素分(落ち葉など)を入れる。

 
pm
庄司正昭さん(しょうちゃん)による講義

 

 


 
FOREST GARDEN 庭が暮らしの森になる
フォレストガーデンとは、食べ物だけに特化しない、暮らしに役立つ森のこと。森には階層があります。高木・中木・低木(灌木)・草本・グランドカバー・地中…

 
豊かな森の構成の一例
高木:くり、くるみ
中木:杏、林檎、プルーン、みかん
低木(灌木):ラズベリー、ブルーベリー
草本:ふきのとう、ワラビ
グランドカバー:いちご、コケモモ
地中:自然薯

 
食べられるものは自然界にたくさんあるけれど、うまく暮らしに活かせていないのが現在の状況。農園は自分が作りたい作物を栽培するだけだけれど、森には放っておいても自ら種を落として育つし、耕さずともどんどん豊かになっていく。人間がこの森の仕組みを利用できるように作っていこうのがフォレストガーデン。縄文時代の狩猟採集で使われてきた森のイメージ。食料を森に取りに行って、その恵みをいただき、次の世代につながるように森の管理をしていた暮らしそのもの。

 
フォレストガーデンでは、畑を9層に重ねる。
森の形態にある植生レイヤーを再現する。
  1. キャノピー:くり、くるみ
  2. セカンダリ・キャノピー:杏、林檎、プルーン、みかん
  3. シュラブ:ラズベリー、ブルーベリー
  4. ハベイシャス:ふきのとう、ワラビ、キャベツ、レタス、ノカンゾウ
  5. グランドカバー:いちご、コケモモ、ミント
  6. アンダーグラウンド:根菜、アザミ、ヤマゴボウ、菊芋、自然薯
  7. クライマー:キウイ、ブドウ、サルナシ、パッションフルーツ、ホップ
  8. アクアティック:レンコン、マコモ、クレソン
  9. マッシュルーム:きのこ類

 
図は、以下より
フォレストガーデンの歴史
フォレストガーデンの概念を、最初に提唱したのは日本人。
賀川豊彦さんの提唱した「立体農業」が元。ただ、日本では広がらず、海外で広がった。
その後、ロバート・ハートが温帯地方(それまでは熱帯が中心だった)でフォレストガーデンができることをアメリカで実証。
マーティン・クロフォードがイギリスのトットネスで実際にフォレストガーデンを作った。この方が再体系化して、現在フォレストガーデンに関わる本も多く出している。

 
日本にある体系化されたフォレストガーデン
福岡自然農園
ストーブブリッジ
TT浜松フォレストガーデン
PCT DesignLab

 
フォレストガーデンのデザインの効果 
@9層の『畑』を重ねるので、生産量が非常に高い
養える生産量の比較
慣行農業:4000平米で5人
フォレストガーデン:4000平米で10人
食べ物だけでなく、まきとか油、繊維系なども含め生産量が高い。
A土壌が豊かで、自然界の虫や鳥、植物を利用するので、肥料が必要ない
窒素、リン酸、カリそれぞれを含む多様な植物があるので、それにより栄養素も自立している。
B多様性があり、特定の虫が大発生しないので、農薬の必要性がない。また、グランドカバー作物により雑草も防げる(そもそも雑草という概念ではなく全体の生育に必要な管理をするもの。)ので、除草剤もいらない。
C労働時間が短い。(最大の魅力)
一年間の労働時間の比較
慣行農業:1000-8000時間
フォレストガーデン:240時間(週に1-2時間)取りに行ってちょっとだけ管理作業をする程度。
食料のバックアップの場ができるイメージ。

 
フォレストガーデンでは、たくさんの作物が取れる。それは食べ物だけではない。例えば、
・ムクロジ・ソープワード(石鹸の代わり)
・シロップ(カエデ類)
・薬草
・クラフト(アケビ、山葡萄などのつる)
・ナッツ、シード(くるみ、くり、どんぐりはブナが美味しい)
・ハーブ、スパイス(山椒、ナツメなど)
・染料(ヤマモモなど)
・堆肥
・癒し
・油
・はちみつ
・キノコ
ただし、日照がないので、フォレストガーデンではお米は作れない。でも全てをフォレストガーデンで賄おうとするのではなく、その隣に田んぼを作り、育てれば良い。

 
ビル・モリソンは以前に「地球を森で埋め尽くそう」と言った。私たちが目指すことは、
人が暮らすことで、自然が豊かになり(Earth Care)、
自然が豊かになることで、人が豊かになり(People Care)、
余剰分をシェア・循環させること(Fair Share)

 
フォレストガーデンは食べられるようになるまでに時間がかかるが、一度できれば豊かな恵みを提供してくれる。

 
フォレストガーデンデザイン
デザイン手順
  1. 観察
 ・セクターアナリシス:その土地に外から入ってくるもの(動かせないもの)
  風向き、日当たり、地形、霜、風の通り道、通気水脈、微気象、土壌、地力、既存植物・動
  物・有機物の動き、道、人の動き
 ・サイトアナリシス:その土地にある地形や事象の分析(メリットデメリット)
  方角、季節風、気温、降水量、標高、霜、風の通り道、日照、南中高度、水の動き、災害、
  人のアクセス、有機物の動き、道、人の動き、法的制限、地元の外的影響
2. ビジョンデザイン:どんな風に暮らしたいかのデザイン
3. ランドスケープデザイン・ゾーニング・システムデザイン1:
  その土地の大きなデザイン(道、動線、通気水脈、標高、風、土壌、日当たり、エネルギー、
  水、植栽など)
4. システムデザイン2
  大きなデザインの中での細かなデザイン(建物、家畜、エネルギーシステム、コンポストシス 
  テム、樹種など)
 
観察の方法
パーマカルチャーでは、一年間はその場所を観察することが基本。
・インターネットや最新技術(国土地理院地図、sunseekerアプリ)
・地元の人に歴史を聞く(その土地をどう利用していたか)
・地形から予測する(傾斜、土の感覚)
・植生から予測する(湿性、乾性、温暖、寒い、標高)

 
フォレストガーデンの植栽デザインポイント
【日照】
・植物によっては日向、日陰が好きなものがある(耐陰性がある)
・樹高によるよる日陰を考慮
・西日が強く当たると弱る植物がある
・日照により暖かさ、寒さが変わる
・落葉樹は冬、葉が落ちて、日が入る

 
【水】
・勾配の水の流れ
・乾燥しているか湿潤か
・水たまりの跡があるか
・薄いの流れを確認する。屋根からの泥はねなど
【土】
・地質、土壌の調査(pH、粘土質、砂質、有機物)
・肥料設計
・土壌中の空気の流れを止めていないか
【風】
・季節による方向、強さ、植栽する樹種か
・防風は必要か
【作業性】
・収穫のしやすさを考えたデザイン
(スモモの下にラズベリーを植えたら、高さは2層だけれど、下がトゲで収穫しづらい。)
(ちなみに、きちんと管理したスモモ1本の木からは500の実が採れる!)
・アプローチ(道)
【暮らし】
・メンテナンスの時間、労力を考慮
(メンテナンスにそんなに時間がかからなくなるのは、完成されたフォレストガーデンの話。そこまで行くまでに15-30年はかかることを考えておく。そこまで考えたデザイン。)
・家族のニーズ
・収穫物の利用の仕方(販売、使わないものは入れない)
・コミュニティのつながり、シェア
【その他】
・暮らす人のニーズ、目隠し、隣人
・野生動物(害獣対策)
・その他、建築や家畜、堆肥場などのゾーニングも含めたデザイン

 
【その他の留意する点】
・雌雄異株:オス木、メス木があるので、実のためには両方用意する。
(近くにオス木がある家があれば、メス木だけでも受粉する。)
ブルーベリー、ヤマモモ、イチョウ、イヌビワ、ヒメイタビなど
・他家受粉:同品種では結実しにくい。ブルーベリー、ヘーゼルナッツ、スモモ、アンズ
・品種の多様性:耐寒、耐暑、矮性、エスパリエ仕立てなど

 
便利なサイト:Practical Plants http://practicalplants.org/wiki/Practical_Plants
植物の特性、有用性、どの植物がどの気温まで耐えられるかという指標を調べられる。
世界のパーマカルチャリストも利用している。

 
【植物の特性を知る】
・ナイトロジェンフィクサー(窒素固定):空気中の窒素を取り込み、植物内、土壌内に窒素を供給してくれる植物(肥料が必要なくなる)
大きな木を植えた方が根っこが広がるので、窒素の供給範囲が広がる。
キャノピー:ヤマモモ、ニセアカシア、ネム、ハンノキ、イヌマキ
サブキャノピー:ミモザ、アカシア、グミ
シュラブ:シーバックソーン、ハギ、エニシダ、ハナズオウ
ハイベシャス:レッドクローバー、豆類、ルピナス
グランドカバー:ホワイトクローバー、カラスノエンドウ
クライマー:フジ、クズ

 
・アーススタビライザー(土壌固定):根が土壌にしっかり食い込み、土壌の侵食を防ぐ。
キャノピー:ヤナギ、ニセアカシア、トチノキ、ニワウルシ、ハンノキ
サブキャノピー:
シュラブ:クコ、ハギ
ハイベシャス:ルピナス
グランドカバー:タマリュウ
クライマー:フジ、クズ
・ダイナミックアキュミュレーター(栄養吸収):根が深く土壌に入り、深層の栄養分(ミネラル)を吸い上げてくれる植物。栄養は葉に溜まるので、それをすき込むと栄養になる
キャノピー:シラカバ、ブナ、ヤナギ
サブキャノピー:ヤマボウシ
シュラブ:
ハイベシャス:ヤロウ、アシ、ガマ、コンフリー、タンポポ、ゴボウ、チコリ、ヒマワリ、ヨモギ、スギナ、ギシギシ、クレソン、ネトル
グランドカバー:
クライマー:

 
・ソイルブレイク(土壌耕起):根が土壌をほぐして柔らかくする。
キャノピー:パイオニア植物、ニワウルシ
サブキャノピー:グミ
シュラブ:
ハイベシャス:ルピナス、レッドクローバー、スギナ
グランドカバー:
クライマー

 
・ビープランツ:花がハチを呼ぶ。
キャノピー:エゴノキ、クリ、シナノキ、ニセアカシア、アカメガシワ、ビービーツリー
サブキャノピー:
シュラブ:ラベンダー、ローズマリー
ハイベシャス:ソバ、ホタルブクロ、ボリジ、ベニバナ
グランドカバー:アサヒカズラ
クライマー:アサヒカズラ、キズタ、ブラックベリー、セブガラシ

 
大地の再生
地面の中の空気と水の動きに着目した土壌改善。矢野智徳さんが提唱。
私たちは土について考えるとき、水のことばかり考えてしまいがちだが、空気がきちんと通っているか意識する必要がある。空気が通らないから水はけが悪い。元気のない土地も、空気の通り道を作ると、大地は目に見えて元気になる。

 
かつての私たちの暮らしは、きちんと大地が呼吸していた。家は束石で支えられ、道や川岸も大地が露出することで呼吸できていた。
しかし、現代の私たちの暮らしは、家の土台もコンクリート、川岸も地面もコンクリートで固められ、大地の呼吸が止まってしまっている。大地の呼吸が止まると、「グライ層」が発生する。腐敗ガスが発生し、木が枯れる。そこまでいくとかなり大地が苦しんでいる。そこまでいかなくても木が元気なければ、そこは詰まっているということ。
本来ならば地下水脈から川に湧き出てくるはずなのに、コンクリートで固められ、水脈が繋がっていないので詰まってしまっているのが現代の状態。

 
土地というのは、遠く離れていても繋がっている。自分のところが詰まっていれば、その上も詰まっている。
詰まってしまうのは、大地が呼吸できないように手を加えてしまった結果。
U字溝を取っただけで大地が呼吸ができるようになり、山が再生した事例も。
空気を通すための作業を行うのが大地の再生。

 
具体的な大地の再生の手法
・空気が通るためのパイプを入れる。そのための穴を掘る。
・穴に炭を入れる。
・その上に有機物を重ねる。(植物の根の代わり)
・チップでカバーする。
・パイプの端は表に出す。
(パイプを入れる予算がなければ有機物だけでも良い。)

 
上から
チップ(表土)
有機物(上)
パイプ
(中)
(下)

 
参考:
PCT DesignLabのFacebookページから写真をお借りしました。
 
外に出て、シャロムの敷地内で大地が詰まっているところを具体的に見て歩く。
森の幼稚園や駐車スペースなど、草が生えてこないところは、実際に歩いてみると地面が硬くなっている。水たまりができ、水の逃げ道がない。こういったところも、「大地の再生」手法を取り入れるとだんだんと草木が生える状態になってくるそう。どこでも歩くのではなく、人が歩く場所を決め、水の流れを作り、再生する。基本的に裸地を作らないようにするのが良い。グランドカバーをするなど。

 
元気な木は枯れ枝を落とすことができる。
元気な土地は、枯れ枝を落とせるので、木漏れ日がある。鬱蒼としている森は、大地がつまり、木が弱り、枝を落とせていないということ。大地の再生を行うことでだんだんと木漏れ日が出てくる。

 
15:30pm
最後のシェアリング
みんなで輪になり、どんなことも否定せず、受け入れる。そんなやさしい気持ちで、一人一人今の気持ちをシェアして終了しました。
来月もみんなで学び、感じ、共に時間を過ごせることが今から楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://youtu.be/q9kJNg1Aaqw


 
フォレストガーデンとは
https://youtu.be/G_qQ2AaniiQ
 

 
大地の再生 土地の見方

 
段ボールコンポスト

 
野村 英司

さっそくレポートや動画のアップ、ありがとうございます!みんな動き速〜い!すご〜い!
私は、安曇野に出ると、またこちらの生活のリズムに慣れるまで数日を要するような時間感覚で、どうしようもなくぼーーーーっとしてます笑。

週末はマインドフルな時間をありがとうございました。
マインドフルネスは、今ここに立ち戻り、今ある幸せに十分気づき、また苦しみに気づき、変容と癒しをもたらすことができる、パーマカルチャー同様素晴らしいツールだと個人的には思っていて、だからこそ講座の中にも取り入れました。ただ、パーマカルチャー塾で扱うのはどうなのだろう!?という気持ちがどこか拭えないところがあったのですが、特に男性陣からフィードバックの言葉をいただけたことが、すごく驚きでした。
みなさん、真摯に取り組んでくださり、私自身、こちらへ帰ってきてからもまた大きな気づきがあり、集合的なマインドフルネスの大きな力を実感しています。ともに実践してくださったことに感謝感謝です!
CDを貸してくださった方にお礼とご報告をしたら、なんで座る瞑想しなかったの!あのCDの座る瞑想が素晴らしいのに!と怒られました笑。また機会、要望があれば、ぜひいたしましょう。

さて!前置きが長くなってしまいました…

みかちゃん、モヤモヤの告白と、提案をありがとう!
きっとみなさんも、みんなで気持ちよく楽しくごはんを食べたい、と同じ気持ちでいるんじゃないかな〜と思います。

ただ、みやちゃんも書いてくれていますが、あの場でみやちゃんが自分はベジにも関わらず、なんでもいいよ、と言ってくれたこと、おそらくご自分は作ってくるけど、買ってくるもOKですよね、と言ってくれたことに、愛のある配慮を感じて、ありがたいなぁと思いました。
というのも、パーマカルチャー塾には毎年ベジのひとは少なからずいるし、シャロム自体が菜食の宿なので、別になんにも言わなくても、みなさんそれぞれの配慮で、ベジの料理の割合が圧倒的に多い傾向があります。
私も工業的な食肉産業をサポートしないということ、不殺生の実践ということで、菜食生活を数年していましたが、体に貯金がないと感じるようになり、自分の体には合わないのかなぁと思い、今は肉魚をあえて買ってきて作ることはしないけど、なんでも食べる実験中というところです。
そんなわけで、私は全然気にしていなかったのですが、ポットラックのときに、野菜ばかりで淡白だから、厚揚げかなんか(それでも配慮している笑)の煮物をどーんと持ってきたの!という方がいて、あ〜そういうニーズもあるのか!と、はっとしたわけです。(みかちゃんの状況の逆バージョンだね笑)
そして、その方は自分で食べたいものを作ってきて、自分も周りもハッピー!で落ち着いてました。

夕食ポットラックの回は、これから何回かやる予定です。
それぞれの経験則はあると思いますが、「今年の安曇野パーマカルチャー塾」という今ここ特有の集団なので、まずは、観察から笑、私もそれぞれが楽しんで好きなものを作ってくる、持ってくる、でスタートしてみていいのではないかな、と思います。
配慮しすぎても配慮しなさすぎても、どちらも不足しているように思います。その真ん中のよりよい地点は、自分の心地よさが教えてくれる気がしています。
そして、多様なみなさん、それぞれが無理なく心地よくあることが、結果全体を利することにつながると思ってます。一歩一歩到着している、その結果が目的地に着くという結果になるように。(マインドフルクッキングやね!)
そこで何かあれば、きっとみなさんの調節機能が働いて、よりよい着地点が自然に見つかる気がします。

食に関しては本当に考え方が多様ですし、ライフスタイルや使える時間もそれぞれです。こうして想いをシェアできる場があるのはありがたいですね。
みかちゃん、ありがとう。

ちなみに、ニコちゃんのアレルギー情報!(勝手にごめん)
そば、アボカド、カニ、メロン、キウイ、イワシ、サバです。
その他に、小麦粉と白砂糖は控えています。

それでは〜!


美香