
さて、今回が最後の安曇野パーマカルチャー塾となってしまいました。。。さみしいよう。
いつものように13:30から一言~ずつ近況報告します。
ゆかちゃんとともくんの引っ越し先が決まったり、くろちゃんはなんと尊敬する宮沢賢治のお膝元パーマカルチャー的コミュニティでの研修が決まったり、また今回はやはり急な引っ越しとなったしほさんや店長になったチェッチェが来られなかったり、逆にお休みが明けて?めでたくいとーさんが参加出来たり、みんなとても動いているんだな、という気がしました。
動きは成長につきもの!
最終章の安曇野パーマカルチャー塾は、素晴らしい未来への変化を予感する幕開けです。
14:00からは、もしかしたら今年が最後かも知れない糸長先生の講義です。
テーマは【地域づくり】エコビレッジとコミュニティ

内容は、先生が取り組んで来られた飯舘村の村作りのお話と、その飯舘を汚染してしまった福島原発由来の放射能のお話、そして世界のエコヴィレッジの紹介です。
わたしたちはつい、田園の豊かな風景は自然のものと考えがちですが、里山の美しさは人が作ったものだよ、というお話を先生は最初にされました。
人が開拓し、努力して保ってきた里山の美しさ。
でも原発事故から半年後の9月11日に9マイクロシーベルトあった飯舘村はその風景を変えつつある、と写真を見せてくださいました。
6000人20集落の飯舘村では、「都会に出来ない暮らしを誇ろう」という考えのもと、「偉大な田舎人づくり」に取り組んできました。
6年前からは「までい(真手)な村づくり」を合言葉に、産直や石窯炭などの村人のコミュニティビジネスを応援したり、人と人をつなぐ活動を進めてきました。
手作りあづまややグリーンツーリズム、そしてIターン支援。
活動の拡がりにしたがって、村人のみなさんは「タダのものを使って面白いことが出来る」ことに気づいていったそうです。
大きな経済に頼らなくても自分たちの資源で多くのことが出来るという気づき。
それは今、日本中の田舎を輝かせるのにいちばん大切なことかも。
そしてその活動で培われた底力は、それぞれの避難先でも発揮されているそうです。
素晴らしいですね!
この安曇野パーマカルチャー塾では、以前にも、飯舘村から避難なさった方のお話を聞く機会がありました。
飯舘がどんなに素晴らしいコミュニティを自分たちの手で作っていたかを、今も飯舘を愛してやまない、でも奪われてしまった当事者から聞くことができて、とても切ない気持ちがしました。
そのあと本屋さんで飯舘の本を見たら、事故の前に準備され、後に出版されたものでした。
失われた故郷への思いと無念がにじみ出ていました。
農家では肩身が狭かったお嫁さんたちを早くに海外留学させるなど先進的な方法で意識改革をし、糸長先生たち外部の方のアイディアも積極的に取り入れて村づくりをしてきた市も、原発事故にはなかなか対処できずにいるようです。
飯舘が1960年代の核実験などで放射能が高かった頃と同じくらいの放射能レベルに戻るにも、100年はかかるそうです。
長い時間が必要な状況ですから、帰還ありきの対策ではなく、まず暮らしの回復+アルファを、というご指摘は当事者には死活問題のはず。
高濃度汚染とあって若い人の流出や移住希望が多い中、村人へのアンケートでは年長者も「もうみんなで暮らせないなら、移住したい」という意見が過半数以上なのに、国が除染の方向に向かっているからなのか、仮設は建ててもコミュニティベースでの移住といった計画には理解がないそうです。
村は人(コミュニティ)なのか場所(土地)なのか。。。行政としては場所と考えるしかないのかもしれません。
津波への補助はあるけれど放射能被害への補助は仕組みとしてないそうです。
あり得ないとしていたことが起きたので、ルールのなかで対処するのは無理なのでしょう。
また、豊かな自然や山の恵み、親子世代の同居による助け合いといった「までいな」暮らしの豊かさは評価されない、賠償対象にならない。。。国の補助体系は都会での暮らしを基本に考えられているのではないか、というご指摘もありました。
それと、今多額の費用をかけて除染していますが、雨や風で戻ってしまうし、10年もすれば水田は粘土が放射性物質をキャッチして自然に下がるので、動かさない方が良いのではないかというお話でした。
そんな状況の中、飯舘の文化を守るため、地域の伝統食を他県で教える出張ワークショップなどの取り組みもされ、好評のようです。
飯舘を愛する人たちがつながりあう、素晴らしいアイディアだと思いました。
最後に、韓国で開かれたエコヴィレッジ会議での最新エコヴィレッジ事情の紹介、またパーマカルチャーやエコヴィレッジについてのお話がありました。
CAT(イギリス)のような開放型のもの、トランジション・タウンなど。
ローカリズムをいかに獲得するか、地元でローカルと頑張っている人といかにつながるか、というお話をされていました。
経済には、互酬(贈与と返礼。縁故米など。)、略奪と再分配(税など。)、商品交換(資本主義)とエコヴィレッジ的な共同経済(買わずに貸し借りしたり共同購入する)があること。
パーマカルチャーは、いろんなものを組み合わせていかに効率良く人に気持ち良く暮らせるかをデザインする力。
自分の作るものを客観化出来ることが大切。
環境で言えば、農・里山・林業・自然遷移・極相といった多様な相の共存状態が身近にあることが快適な環境。
日本の里山はGood!、そして都市内の循環があっても良いのではというご指摘でした。
また先生が多くの活動を成功なさって秘訣?は、「出逢いと思い」そしてしつこくやること、ギブアンドテイクでしたたかに。。。だそうです。
地元で拠点になる人が(Iターンも含めて)出るかどうかが大切、小さな集落は頑固だが、リーダーが動けば動く、という話もしてくださいました。
さて、充実の講義の後は温泉へ。
いつものすずむし荘でのリラックスタイム。
ちなみにここはラジウム温泉らしいのですが、天然の放射能は人工の放射能の害を減らすという、懐かしのトンデモnight情報がありました。
ほんとかな?
さて次は、待ちに待った美味しいタミ味夕食!
今夜のメニューは
*冬野菜のあんかけ
*台湾素食(タイワンスーシー)風、蒸し豆腐
*チベット風春雨炒め
*北京風ガーダスープ
です。

この至福ごはんが食べられるのも残りわずか・・・と思うと、つい箸を持つ手に力が入り?いつも以上に食べ過ぎてしまいます。。。
グル民さんは元気全開、オヤジギャグ連発?で楽しいです!
8時からは、来月の卒業制作発表に向けて、各グループ追い上げです。
そして21:30からのフリータイムには話の花があちこちに咲いて、・・・あと2日となった塾の夜も静かに深まっていきました。


明日は最後の建築実習と一発一芸(くろちゃんの命名により、呼称が変わりました♪)何が飛び出すか、楽しみです!
ゆう
第9回 安曇野パーマカルチャー塾 11月レポート 2日目(11月24日(土))
レポーター:くろ
【農業実習】
◆種の話・保存

<種について>
○在来種と固定種の違い
・在来種:その土地で長年栽培されてその土地の風土に適応した品種。
野沢菜は在来種でF1種が存在しない。元々は京都の野菜で
野沢温泉で栽培されているのが野沢菜、稲刻で栽培されているのが
稲刻菜でこれは葉もカブも美味しい。
・固定種:年数をかけて個体選抜を繰り返し、形状が揃っていて遺伝的に
安定している品種。環境の変化に強い。
○F1
・形質の異なる品種同士を人工的に掛け合わせて作った品種。
雑種強制により両親の優れた性質を受け継いでいるが、
その性質は一代限りのみ発揮される。
・長時間の輸送で傷まないようにしたり、同じ形状の物を大量に生産
するのに都合が良いが、味は美味しくない。
・F1も種を採れば3世代位で固定種になれる。
・特徴として、形が揃っている、環境変化に弱い、食べる側よりも売る側の
利益が優先、化学肥料・農薬を使う事を前提に品種改良されている。
・雄性不稔は雄しべの無い突然変異の株を利用する事で人手がかからないように
した作り方。遺伝子組み換えと比べると数は少ないが自然界で起こりうる現象。
○遺伝子組み換え
・神の領域に踏み込んだ技術で、自然界ではありえない傲慢な技術で
食料支配が目的。農家は種子会社に支配されている。
・第一世代:商業栽培されているもの。
日本ではまだ認められていないが実験は行われている。しかし、
事件施設は屋根があるわけではない。
モンサントのラウンドアップ(除草剤)に耐性があるもの。
殺虫遺伝子が組み込まれているので食べたら虫が死ぬ。
・第二世代:アレルギーを緩和する遺伝子が組み込まれている。
・全世界で遺伝子組み換えが栽培されているもの。
大豆(1位アメリカ、2位カナダ、3位中国)、菜種、
とうもろこし(1位アメリカ、2位アルゼンチン、3位インド)、綿、
じゃがいも、甜菜
・オーガニックコットンは遺伝子組み換えを認めていないが、自然交配により
汚染されてしまうケースが多い。カナダは汚染率が高い。
・日本では家畜の飼料で食べさせている為、間接的に入ってきてしまっている。
・油、加工食品にも多く使われている。
・菜種は国産のものもある。九州の鹿北製油。
・安いものには裏がある。
<自家採種のすすめ>
・自家採種は種を守るために私達が出来る事。
・経済的。例えば、ナスは1つから沢山種がとれ、かぼちゃの種は取るのは簡単。
・育てていくうちに、自分の畑に合ってくる。
<採取株の選び方>
・健康な株の中から、一番最盛期のものから採取する。
・形など自分の好みに合ったものを選ぶ。
・近親相姦になると遺伝的耐性が失われるので、数株から採取するのが良い。
・種の寿命:物によっては3~5年もつので、毎年採らずに保管しておける。
<採取に適した土壌条件>
育種する場合、肥料を使わずやせ気味に育てたものを採取すると
自然に適応していく。
<こぼれ種と自然生え>
播いていないのに勝手に生えてくる。
・アブラナ科(小松菜、白菜等)は一緒に植えると交雑しやすい。
・のらぼう菜は交雑しない。
・本当の在来種は交雑しにくいと言われている。
・自然生えの種は強い。
・果菜類が適している。
<採取とは>
原種のもつ遺伝的形質を乱さないで量をふやすこと。
・自家受粉:自分の雄しべで受精する。
・他家受粉:自分以外の花粉で受精する。
交雑しやすい。
・麦、米は交雑が少ない。しないわけではない。
一枚の田んぼの中で雑植できるが、種を採るときは交雑の少ない部分から
種を採るようにする。
・マメ科も交雑しにくい。
・大根とカブは交雑しない。
・トウモロコシは交雑しやすいので、2キロは離すようにする。
他家受粉なので、まとまった本数植えないと実がは抜けになってしまう。
トウモロコシは遺伝子組み換えでない種を輸入しいるが、汚染されている
可能性が非常に高い。
・交雑を避ける時はある程度の面積にネットを掛け、真中あたりのものから
採取する。
・紫蘇は交雑しやすい。例えば、紫蘇とエゴマが混ざってしまう事がある。
交雑してしまったら種は購入しないといけない。交雑を避ける方法は、
花をつけさせないように紫蘇かエゴマのどちらかの花を受粉しないように
摘み取ると交雑を避けられるが、その場合、片方の子孫が残せない。
・かぼちゃとズッキーニも混ざりやすい。
<採種者募集>
信州山峡採取場では採種者を募集中。
・長野のハーブセンターで100円で種が売っている。
・採種条件
ゴボウの採種
一反:20万円
※採種の際、イガイガがかゆいが、脱穀機を貸してくれる。
紫蘇の採取
一反:11万円
※種を採るタイミングは3~4日しかない為、この時期に雨に降られると
1年がパーになる。
<冬に備えて>
・信州は冬が厳しい為、貯蔵に工夫が必要。
・サツマイモ、里芋、かぼちゃは冷やしてはいけない。5度以下だと腐り始める。
・生姜や里芋は熱帯植物の為寒さに弱い。
・保管方法:発砲スチロールに入れて冷蔵庫の上に補完。
箱にもみ殻を入れておくと呼吸もできてよい。
・貯蔵する場合には大根は切干大根、サツマイモはふかして干して干し芋にしたり、
野沢菜やたくあんにして保存。たくあんや野沢菜は冬の貴重なビタミン源。
・ジャガイモは3~10℃以下でも大丈夫。
・芋煮会はイモ類が越冬できないので食べきるために行われている。
・かぼちゃは品種によって貯蔵性が変わる。
早生:長持ちしない。坊ちゃんかぼちゃは1ヶ月位で食べないと味が落ちる。
・信州では12月に収穫を終え、冬の準備をするのでとても忙しい時期だが、
12月を過ぎるとやる事がないらしい・・・。
詩さんは冬の間は竹細工のお仕事で大忙し。
◆畑の整理、来年の準備、竹伐


○畑の整理、来年の準備
・不要となった支柱を取り外し、畝の上に生ごみや米ぬかをまくが
決してすきこまない事。
※さつまいものように土を掘り返した所は地力が落ちやすい。
・生ごみは動物がくる心配ある時はやらない方が良い。近所の目が気になるときは、
落ち葉をかけておくとよい。
・畝の幅を変えたい時は、もう一度畝を立て直して使う。菜の花美味しい。
・白菜の結球していないものは越冬可。結球したのは凍みてしまうので越冬不可。
・人参と大根の種採り準備:
一度全部掘り上げて並べる。
畝の両端に植わっている物は遺伝的にあまりよくないので、真中のものを選ぶ。
健康そうなもの、形のよいもの(好みの形)を選び、葉を切る。
穴を掘り、植わっていた時と同じような状態で等間隔で穴の中に埋める。
◆竹伐り
竹細工に使う竹を選ぶ時のポイント
・雑木林に生えている竹がよい。光を求めて上へ上へと伸びていく竹が
適している。
・伐る時期は糖分と水分が一番少ない11月の新月前が良い。軽くて長持ちする。
・畑の支柱もこの時期の物は腐りにくい。
竹林は傘をさして歩き回れるくらいの間隔で整備すると良い。
竹を伐るときのポイント
・竹林のためには鉈で伐った方が良い。伐った所に水が入りぐしゃぐしゃに
なって腐り土にかえれるようにしてあげるのが良いが力がいる。
・危なくないように土すれすれで伐る。
1年目のタケノコ(シンコ)はもちが悪い。見分け方はシンコは根基に
まだ皮があり青々している。支柱には若くない竹を伐る。
タケノコの大きさでその後の竹の大きさが決まる。
竹細工にはマダケが適しており、薄竹(はちく)は向いていない。

【ブランチ】
<今日のメニュー>

◆ボンダ 南インド料理
ジャガイモで出来た揚げ物料理。
◆キクイモのスープ
◆カリフラワーとジャガイモのミックスベジ
◆ひよこ豆の卵?
アーユルヴェーダでは、
・揚げ物、生野菜は昼、夜は消化の良い物を食べる。
・フルーツは日が沈んだら食べない。
・消化が早い物を先に食べると、後から食べた物が消化しきれずに排泄されてしまう。
【畑総まとめ ふりかえりと発表】
<ゆうちゃん達の班>
・畑の顔を見て付き合って自分のやり方でやっていくのが良い。
・本当の地力を引き出すのにはどうしたらよいのか。
・全体像をぼんやりとしかつかめなかった。
・全体的に育たなかった。
<みっちゃん達の班>
・作物がなかなか育たず。
・夏はトマト、キュウリ、チコリは○。
・種からのものは次の月に来た時には草に負けていた。
・人参、大根、ばら撒き菜、秋の収穫物は○。
・初回から計画通りに行かなかった。気分でやった方が良いのかな?
次回は豆とかで地力をつけた方がよいのでは。
・困った時はばら撒きが良い。
・苗からの方が良く育つ(トマト、キュウリ、チコリ)。
・春菊は2倍くらいを9月に播いてみたら少し採れた。
<くろ達の班>
・芽が出ても途中で無くなってしまった。
・畝の両端を除いて中央付近は特に育ちが悪い。
・札の丈を長くしておかないと次月来た時に分からなくなってしまった。
・播いた後は記録を採った方が良い。最初はアバウトでも播いたとのマップ作りが
大切。
・育ちが全体的に悪い。
・ひまわりは良く育ったが種に実が入らなかった→みおちゃんが作品にしてくれた。
・カブと大根はよく育った。
・全体的に雑だった。
・どこまで草を刈るか等、皆で話し合ってから次に進んだ方が良かった。
・最初に畑を見てからマップを作った方が良かった。
<詩さんコメント>
・開墾した1年目(4年前)は良く育ったが畑を利用しすぎた為、全体的に育ちが
良くなかった。
・草を生やす事が大切。草は太陽のエネルギーを土に固定してくれるものなので、
密に植えてしまうと、草が生えるスペースが減り上手く育たなくなる。
・今年の天候はいつまでも寒い日が続いたため成長が追い付かなかった。
・毎年問題のない年はない。答えはないので経験が大切。上手くいかない方が
勉強になる。
・収穫した場所に残差を戻して地力をつけるのは持ち込みにはならない。
・自然農は家庭菜園に向いている。
・種を播く時は、袋に書いてある時期よりも少し早目に播いて上げると良い。
・知識よりも感覚を育てる。
・感性とそのDNAを育てる。
・野菜が先生。
・人に聞く前に考える。
・雰囲気でやる。正しいかどうかを知る為に記録をとるのも大切。
【建築実習】
安曇野スカイツリー
◆壁塗り
◆屋根の石積み



内装迄手掛ける事は出来ませんでしたが、外側はほぼ完成。

本当に設計書に書かれていた図通りの出来栄えに感無量!
【夕食】
<メニュー> 鍋料理(タイスキ)
これは盛り上がりました~。
特に示し合わせた訳ではないのですが、鍋を囲むテーブル3か所にそれぞれ特徴が。
・男性メインテーブル:流石、食欲旺盛のようで鍋の減りが早い!
・女子会?テーブル:ワイワイと一斉に鍋をつつく様子は女子会そのもの。
もちろん完食です!
・大人なテーブル:
【一芸大会】
皆の芸に見惚れて、誰が何をやったか記録するのをすっかり忘れてしまいました。
やる前は、きっと気分がブルーだった人もいたと思うのですが、いざ始まってみたら
それどころか皆の芸に全員釘付けでした。
と言う事で、記憶を頼りに書いていきます。
書き漏れあったらゴメンナサイ。
ケンさん パーマカルチャー塾の様子をスライドショウで映写 1年間の思い出に浸りました。
ひでみっちゃん:奥さんのマタニティーという衣装に、背中にはあかりちゃんを背負って
歌の物真似。しかもトップバッターでおおいに雰囲気を盛り上げてくれました。

ちひろさん:お客さんがマッサージ中眠ってしまった、というシチュエーションで、
寝ているお客さんに気付かれないように、仰向けの状態からうつ伏せに
かえる技を披露。お客さん役にはミイさん。流石、プロマッサージ師。

まりもちゃん:沖縄の三線演奏と歌を披露。沖縄のゆったりとしたのどか~な時間が
伝わってきて、ずっと聴いていたくなるような演奏でした。

みっちゃん:ルーミンの詩を披露。何百年も前に書かれた詩が今の私達の心に響くのは
とても素晴らしい事でした。

伊藤さん、秋葉さん、みおちゃん:竹の打楽器演奏を披露。
たたく位置によっても音の高さや質感が違うんですね。
3人の息もぴったりでとても素敵でした。

秋葉親子はフェリーで行く北海道の旅の楽しみ方を披露

みいさん:ミイさんは障害のある子供達をあずかる保育園の保育士。普段、思うように
言葉にする事が出来ない子供達と一緒にコミュニケーションをとるツール
として行っている手話を使った歌を披露。朋子さんも知っている!と言って
飛び入り参加。とっても暖かで優しげな歌でした。

キミー:ウクレレでクリスマスの曲を披露。ウクレレってこんなに素敵な音だったんだ~。
いつか楽器を弾ける人達で合奏なんてしたらおもしろいかも。

ゆうちゃん:ゆうちゃん作詞作曲の歌をアカペラで披露。歌詞も素敵だったけど、
歌声も素敵でした。

ゆかちゃん&ともくん:初めての自己紹介の時に歌ってくれた歌を、歌詞をパーカル版
に変えて披露。全員参加型で楽しかったです。

くろ:シャンティクティ敷地内から各自花を1本摘んできてもらい、その花でフラワー
アレンジメントのプチデモンストレーション。

そして、最後のとりは・・・
ゆもっち:ゆもっちは東京農業大学出身、東京農業大学と言えば~ “大根踊り”
と言う事で、東京農業大学のつなぎを着て、両手に大根を持ち、
踊りの型を皆に伝授。そして、皆で大根踊りを踊り大盛り上がりでした。

続いて講師の一芸
朋子さん:絵本の読み聞かせ。暖か~い感じがとても心地よかったです。

詩さん:竹割の技を披露。いとも簡単に竹を見る見るうちに細~く割っていく手捌きは
まさに職人技、でした。素晴らしい。

うめちゃん:落語。普段の色々な突っ込みのルーツが判明しました。皆納得。

そして最後はグループハグ みんなで一つになりました。


そしてキャンドルナイトと続きます。
安曇野パーマカルチャー塾 第10期
11月23日~25日
3日目 レポーター:みっちゃん
10期みんなで講義を受けるほんとうに本当に最後の日。
前夜の一発一芸(!)で力を使い果たしたのか、はたまた最終日が来る現実を拒否しているのか・・・6:30からのモーニングヨガに人がいないことったら!(とはいえ、私も立派に遅刻・・・)
この日のヨガも最後(なにもかも最後・・・泣!)

朋子さんの癒しヴォイスでのヨガ。後半はみんなで輪になり蝋燭の火を見つめながら瞑想時間を持ちました。この輪の中にいとーさんがいてくれて、もうそこから涙腺がゆるみっぱなしスタート。
【ビジョン発表1】
7:30からは宿題「ビジョン発表」。ビジョン作成徹夜組が多く、コレが嫌で今回の参加をやめようとした人もいたくらい(笑)みんなプレッシャーに感じつつ、10期みんなのビジョンにわくわくドキドキ。
ビジョンは発表者がつぎの発表者を指名していく方式で、午前組・午後組に分かれることに。こういうのは先に発表しちゃうほうがいいんだよね~。
ということで、VISION一番バッター・・・
勇気ある『クロちゃん』!
我らがクロちゃんは髪をボブにして、お姉さん風になった。女性が髪型を変える時は・・・変化の時(と、しよう)。今月末から、クロちゃんは岩手で3ヶ月に渡り、エコツーリズムの研修を受けるのです。ほんと、がんばって!皆応援してます!
“この研修は自分にとって“与えられた道。宮澤賢治が好きななので、岩手に行くことに縁を感じている。これからも食をキーワードに、なにをしていいか、なにから初めていけばいいかわからない都会の人へ提案できることをやっていく。10年後には自給自足して、50年後には都市を農業公園のような場所にしたい。具体的な行動としては3月15日に足立区でイベントが決まっている。”

→クロちゃんから『みっちゃん』こと、わたくしへバトンタッチ!
“ひとつの息吹として生きる☆自分とはなにものかを決め付けてしまうのはもったいない。未来のことはなにが起こるかわからない、願望ではなく姿勢としてのビジョン、として、今与えられたことに一所懸命取り組んでいく。神さまが用意してくれたことを受け入れる器を自分は大切にしたい。全体のつながりとしての個だから、誰かと切り離すことはできない。今、与えられたものとしては家つくり、微生物の勉強と、ペルシャの詩人ルーミーの出版にむけて動いている。”
※みんなルーミーの詩を受け入れてくれてありがとー!

→APGメイト『ゆもっち』へバトンタッチ!
“かつてモアモア教だった私(一同その図を見て爆笑)、宇宙とつながったある日から、「与えられた才能を120%発揮し、夢へと歩みを続ける中で地球上すべての命の幸せに貢献すること」が目標になった。そのビジョンを達成するための農業を行う。自給自足の手作りの暮らしを実践することが、国際協力につながっていくと思っている。33歳の時に333万円で3333坪の土地が入る予定。日本の自給率を100%にしたい。”
※ゆもっちは来期からパーカル農業実習の講師に!10期の誇り!みんなゆもっちに会いに行こー♪

→『Yuka』へバトンタッチ!
“My Great Visionはイギリスで降りてきたビジョン、「B&B(寝床と朝ごはん)の宿」をやること!私たちの生活を支えてくれている忙しい人たちに癒しの場を作りたい。そのための一歩として家を借りることになった(with
Tomo)。新しい暮らしにはPC・コンポ以外の電化製品はもっていかない(一同感嘆)。その暮らしこそが夢のB&Bにつながっていくから。B&Bでは夕方、子ども英語教室ではパーカル要素を盛り込んだクラスをする。そして何より一番大切なのは、大好きな人々と今を生きていくこと!”
※Yukaのその笑顔なら大人気のB&Bになっちゃうね!「私からあなたへ」はYuka
& Tomoのテーマ曲♪

→『きみー』へバトンタッチ!
“人生で突然、空からアイデアが降ってくることがある。「ゲストハウス」をやることもその中のひとつ。名前は「空楽」。特別でなく、日常のフツーのことをしながら、人を迎えたい。普通のお母さんであることが根源にある。今は自分が気になっているキーワードをひとつひとつやっていくこと。特に旅に出たい!ずっと我慢していた旅を一年間して、好きな所に行って、たくさんの出会いをしたい。それがゲストハウスにつながるのではないかと思っている。”
※なんだか皆、降りてきた系・・・。来年はあなたの街にきみーがやって来ます!

→『みお』へバトンタッチ!「よしっ」と気合入れる。一同期待。。。そのビジョンは・・・
“現状維持”
大爆笑ーーー!
“特別にこれがやりたいという夢もないし、今のままでいいと思える。今やっていることをそのまま続けたい。巫女、絵画のモデル、一日カフェのバイトをしながら、展覧会をやっていきます。変わる時は自分でわかるので、それはその時に・・・ということで、現状維持。”
※すごい・・・すごすぎる・・・ポストカード希望殺到の「現状維持」ビジョンにも注目!

→『秋葉母』へバトンタッチ!
“気の合う人とゆるーい自給自足。どうも農作業が好きではなさそうなので、そういう部分は得意な人に任せて自分は変わらず好きなことをしていきたい。食べるための庭でハーブを育て活用するのはやりたいこと。月の半分はカフェの営業、あとの半分は充電や旅ができたら~。みおが学校を辞めたときから、自分のもう一つの人生が始まった。みおが決断してくれたことが、自分を動かしてくれた。”
※感動・・・感動・・・母強し!

→『いとーさん』へバトンタッチ!
うしろ向いてしゃべりたいー!!(一同爆笑)昔から、言葉にするのはすごく苦手。とにかく生きることに必死だった。私も子どもによって自分が解放された(権力に自分の言葉を持って立ち向かい、子ども3人は本人たちの意志を尊重して学校を辞めた)。その経験から自分は自分のままでいいと思えた。ビジョンは内側から湧き出ること。「田舎に住みたい」これが昔からあった。人がどう思おうと私は私でしかない。続けられることを続けるしかない。パーマカルチャー塾が自分の殻を溶かしてくれた。とにかく皆に会いたいと思った。”
※母、いとーさん、ほんとうに素晴らしいメッセージをありがとう。。。お2人は新人類中高年、もとい、母の鏡です! みんな涙こぼれましたねぇ~。この涙はまた次の世代にに繋がっていくね。。。

ここで、ビジョン発表1が終了~
9:00~
【アースオーブンでブランチ準備】
場所をアースオーブンに移動して、朋子さん&民さん&うたちゃん先生の指示に従い、みんなでワンダフルブランチを作りました!日差しがとても温かく、野外でも快適×快適。わいわいおしゃべりをしながらの作業は最高!この日はどんなことも、一瞬一瞬が愛しいね~。
メニューは
●のーびのびホウトウ(人参・里芋・ねぎ・大根などなど。ハートのホウトウも3つ入れました。なんとTomoがその内2つも入っていた!What
a lucky boy you are !)
●大根、菊芋、人参のサラダ(菊芋うま!)
●菊芋のチップス(揚げても揚げても無くなりましたー)
●菊芋のきんぴら(菊芋は人類を救う)
●人参葉のチジミ(もっちもち♪)
●里芋・かぼちゃ・さつまいも蒸し(めっちゃあまーい)
●花嫁小豆のご飯(これで来年は独身がいないようです)
●グルメ班のサラダ(ようやく陽の目をみたグルメ班)

アースオーブンをフル活用~。こんな豪華なご飯が出来ちゃうんだからね。おなかいっぱいで、最後はウ〇コの話題で盛り上がったりもしましたが、「入れたものは元の場所にきちんと出す」が循環ですね。
12:30~
【ビジョン発表2】
→午前最後のいとーさんから『まりも』にバトンタッチ!
“パーカル的自給自足生活を目指す。昔ながらの田舎のくらしが基本で、ひとつの単位は「家族」。家族の幸せ+周りの人の幸せがあることが理想。こどもは2人ほしい♪最終形態として、田んぼ・畑・蔵・憩いスペース・母屋・カフェ・ゲストハウスなどがほしいけれど、自分たちのできることを少しずつやって、訪れる人が自分の存在意義がわかるような場所を作りたい。足元から実践。「全てはゆるやかにつながっている」が大事。”
※可及的速やかに(笑)まりもに家族が出来る予定です。まりもなら着実に実践できるね~♪

→『ひでみっちゃん』へバトンタッチ!
“今は縁や出会いにまかせたい。真っ白な状態で目の前のことをやっていきたい・・・そしてその気持ちを表す歌を!
「縁側の歌」
おいで縁側に 子供も年寄りも おいで縁側に お茶と漬物くらい出すで
天気が良いでこんな日は畑の仕事もはかどるわ
丁度キリのいいとこで ひと息つきに戻っといで
お隣さんもやってきて 学校帰りの子供もきて
営業に来てたオニイちゃんも まぁ急がなんで ゆっくりしてきましょ
おいで縁側に 子供も年寄りも おいで縁側に お茶と漬物くらい出すで
・・・(ひでみっちゃんが車を運転中に作った歌)”
※ひでみっちゃーーーん!ヤバイです、この歌。泣きました!メロディも歌詞もとってもハートフル。前夜のルーミー詩といい、朋子さんの絵本といい、「おいで」がテーマだったね!

→『Tomo』へバトンタッチ!
“心が豊かな人生を歩みたい!熱しやすく冷めやすい&人との調和が苦手な自分。そんな自分と一番の親友になる。地球にも人にも負担をかけすぎない、自給自足の生活が目標。自分に向き合いながら、人との出会いを大切にしていきたい。衣・食・住それぞれで地域や日本の文化を大切にしていきたい。熱しやすく、冷めやすい僕が10年想い続けられたのはYukaがすごいから♪”
※10年もひとりを想い続けられるTomoこそ、素晴らしい。梅ちゃん曰く、「いろんなことに興味を持てるということは、その分能力が開発されるよ」。そうそう、Tomoは十分魅力的!

→『ちひろ』へバトンタッチ!ちひろは映像をつくってきてくれましたー。
“心の豊かさとはなにかずっと追求してきた。そしてパーカルを通じてその答えが見つかった気がする。自然農の実践、自然と繋がることで、自分自身と繋がっていきたい。大好きだった治療がある時できなくなった。それが自然の中にいることで、今までとは違う形で「治療」を復活させたくなった。人と自然とつなげること。それは都会にいても、田舎にいてもその人の自然が感じられることができる思う。そのままを受け入れられる治療家になる。あとはオリジナルの洋服作り、本能のまま旅に出ることをしていく。”
※ちひろブランド「cotton
heart」、すでに10期で大人気!もっと作ってほしぃー!

→『みぃ』へバトンタッチ!
“「つながり」がキーワード。自然と繋がる暮らし、人と繋がる暮らし。シンプルなことが一番大事にしたいこと。生かされていることを感謝して、自然農をしていきたい。食べるものも買うものもできる限り手作りで、家も造ってみたい。循環を意識して購買も考えていきたい。根底には自分を愛し、自分自身を生き、全てを受け入れ寄り添う気持ち=感謝の心が愛の循環。その暮らしに足元から近づけていきたい。”
※静かなる炎を持つみぃだもの、これからもどんどん愛の循環の輪が広がっていくねー!

→そしてラスト『ゆうちゃん』にバトンタッチ!ゆうちゃんはA3用紙びっちりビジョンを書きました!
“みんなと仲良く「嬉しい」「楽しい」「大好き」で十全に生きていく。書くと叶うと聞いたのでやりたいこと全部書いた!(その数全部で50個以上!)旅のように日々を丁寧に生きていく中で、流れが生まれていくのが本当なんだなぁと思ってきた。自分を生きていくことで最終的には、あらゆるいのちが幸せにつながりあう世界になっていくのかな。長年の懸案事項とすれば、パートナーがほしい♪とにかくすべてを十全にやっていきたい。”
※トリに相応しい見事な書きっぷり!やりたいこと・好きなことでいっぱいのゆうちゃんでした♪

「こんなに洗脳しちゃっていいんですか?」by Kenjiさん
なくらい、同じビジョンに向かっていっているとのこと。
Tomokoさんからはプラムビレッジソングの日本語訳版「幸せはここにある」の歌をプレゼントしてもらいました~。
“幸せはここにある
心配しなくていいよ
心はここにある
ただ在ればいい
急がなくていいよ
幸せはここにある
心配しなくていいよ
どこにいようと
何をしようと
急がなくていいよ”
ここでkenjiさんより、シードハウスに自由にメモリアルを刻もう、ととっても嬉しい提案が!
【メモリアル作業@シードハウス】
またまた漆喰を使ってみんなが一所に作業できるなんて・・・嬉しすぎる時間。
壁に絵を描く人、メッセージを刻む人、たくさんの種やススキ、刈れ草でオブジェを作る人。。。みんなそれぞれが自由に、シードハウスに想いを描きました。
美しい建築物が、生きた10期の作品に。。。こんな素晴らしい体験、なかなか出来ないよね・・・。
いつの間にかスルーされていた「まっタネー」も、ひでみっちゃんにより復活!壁のあるスペースにはみんなのサインも書いたのです。今回お休みしていた皆もぜひ書いてね!

各々が好きな表現で、同じひとつの建物に自分を表現する。本当に平和で、これぞパーカル的な縁側作業でした。

最後は涙・涙のふりかえり総集編、10期メンバーがこうやってシェアをするのも、これでおしまい。言葉がうまく出なくたって、その人がどんな気持ちでいるか、伝わってくる。
そして、これからが10期にとっての本当のはじまり。
かけがえのない仲間と、
それぞれの個性が七色に光る講師軍のみなさん、
その後ろで、支えてくれていた家族、
私たちに惜しみなく存在を提供してくれた草や虫たち、
そして、シャンティクティという大地。
だれか欠けても、この「今」はない。
すべての愛の循環に、ありがとう。
まっタネー!!

「おいで おいで
きみが誰であろうとも
さすらい人 崇拝者 世捨て人でも 構わない
私たちは絶望しない者の集い
たとえきみが千回誓いを破ったとしても
おいで
何度でも やっておいで!」
Rumi

   
   
 
第9回 安曇野パーマカルチャー塾 11月レポート 2日目(11月24日(土))
レポーター:くろ
【農業実習】
◆種の話・保存の話

<種について>
○在来種と固定種の違い
・在来種:その土地で長年栽培されてその土地の風土に適応した品種。
野沢菜は在来種でF1種が存在しない。元々は京都の野菜で
野沢温泉で栽培されているのが野沢菜、稲刻で栽培されているのが
稲刻菜でこれは葉もカブも美味しい。
・固定種:年数をかけて個体選抜を繰り返し、形状が揃っていて遺伝的に
安定している品種。環境の変化に強い。
○F1
・形質の異なる品種同士を人工的に掛け合わせて作った品種。
雑種強制により両親の優れた性質を受け継いでいるが、
その性質は一代限りのみ発揮される。
・長時間の輸送で傷まないようにしたり、同じ形状の物を大量に生産
するのに都合が良いが、味は美味しくない。
・F1も種を採れば3世代位で固定種になれる。
・特徴として、形が揃っている、環境変化に弱い、食べる側よりも売る側の
利益が優先、化学肥料・農薬を使う事を前提に品種改良されている。
・雄性不稔は雄しべの無い突然変異の株を利用する事で人手がかからないように
した作り方。遺伝子組み換えと比べると数は少ないが自然界で起こりうる現象。
○遺伝子組み換え
・神の領域に踏み込んだ技術で、自然界ではありえない傲慢な技術で
食料支配が目的。農家は種子会社に支配されている。
・第一世代:商業栽培されているもの。
日本ではまだ認められていないが実験は行われている。しかし、
事件施設は屋根があるわけではない。
モンサントのラウンドアップ(除草剤)に耐性があるもの。
殺虫遺伝子が組み込まれているので食べたら虫が死ぬ。
・第二世代:アレルギーを緩和する遺伝子が組み込まれている。
・全世界で遺伝子組み換えが栽培されているもの。
大豆(1位アメリカ、2位カナダ、3位中国)、菜種、
とうもろこし(1位アメリカ、2位アルゼンチン、3位インド)、綿、
じゃがいも、甜菜
・オーガニックコットンは遺伝子組み換えを認めていないが、自然交配により
汚染されてしまうケースが多い。カナダは汚染率が高い。
・日本では家畜の飼料で食べさせている為、間接的に入ってきてしまっている。
・油、加工食品にも多く使われている。
・菜種は国産のものもある。九州の鹿北製油。
・安いものには裏がある。
<自家採種のすすめ>
・自家採種は種を守るために私達が出来る事。
・経済的。例えば、ナスは1つから沢山種がとれ、かぼちゃの種は取るのは簡単。
・育てていくうちに、自分の畑に合ってくる。
<採取株の選び方>
・健康な株の中から、一番最盛期のものから採取する。
・形など自分の好みに合ったものを選ぶ。
・近親相姦になると遺伝的耐性が失われるので、数株から採取するのが良い。
・種の寿命:物によっては3~5年もつので、毎年採らずに保管しておける。
<採取に適した土壌条件>
育種する場合、肥料を使わずやせ気味に育てたものを採取すると
自然に適応していく。
<こぼれ種と自然生え>
播いていないのに勝手に生えてくる。
・アブラナ科(小松菜、白菜等)は一緒に植えると交雑しやすい。
・のらぼう菜は交雑しない。
・本当の在来種は交雑しにくいと言われている。
・自然生えの種は強い。
・果菜類が適している。
<採取とは>
原種のもつ遺伝的形質を乱さないで量をふやすこと。
・自家受粉:自分の雄しべで受精する。
・他家受粉:自分以外の花粉で受精する。
交雑しやすい。
・麦、米は交雑が少ない。しないわけではない。
一枚の田んぼの中で雑植できるが、種を採るときは交雑の少ない部分から
種を採るようにする。
・マメ科も交雑しにくい。
・大根とカブは交雑しない。
・トウモロコシは交雑しやすいので、2キロは離すようにする。
他家受粉なので、まとまった本数植えないと実がは抜けになってしまう。
トウモロコシは遺伝子組み換えでない種を輸入しいるが、汚染されている
可能性が非常に高い。
・交雑を避ける時はある程度の面積にネットを掛け、真中あたりのものから
採取する。
・紫蘇は交雑しやすい。例えば、紫蘇とエゴマが混ざってしまう事がある。
交雑してしまったら種は購入しないといけない。交雑を避ける方法は、
花をつけさせないように紫蘇かエゴマのどちらかの花を受粉しないように
摘み取ると交雑を避けられるが、その場合、片方の子孫が残せない。
・かぼちゃとズッキーニも混ざりやすい。
<採種者募集>
信州山峡採取場では採種者を募集中。
・長野のハーブセンターで100円で種が売っている。
・採種条件
ゴボウの採種
一反:20万円
※採種の際、イガイガがかゆいが、脱穀機を貸してくれる。
紫蘇の採取
一反:11万円
※種を採るタイミングは3~4日しかない為、この時期に雨に降られると
1年がパーになる。
<冬に備えて>
・信州は冬が厳しい為、貯蔵に工夫が必要。
・サツマイモ、里芋、かぼちゃは冷やしてはいけない。5度以下だと腐り始める。
・生姜や里芋は熱帯植物の為寒さに弱い。
・保管方法:発砲スチロールに入れて冷蔵庫の上に補完。
箱にもみ殻を入れておくと呼吸もできてよい。
・貯蔵する場合には大根は切干大根、サツマイモはふかして干して干し芋にしたり、
野沢菜やたくあんにして保存。たくあんや野沢菜は冬の貴重なビタミン源。
・ジャガイモは3~10℃以下でも大丈夫。
・芋煮会はイモ類が越冬できないので食べきるために行われている。
・かぼちゃは品種によって貯蔵性が変わる。
早生:長持ちしない。坊ちゃんかぼちゃは1ヶ月位で食べないと味が落ちる。
・信州では12月に収穫を終え、冬の準備をするのでとても忙しい時期だが、
12月を過ぎるとやる事がないらしい・・・。
詩さんは冬の間は竹細工のお仕事で大忙し。
◆畑の整理、来年の準備、竹伐


○畑の整理、来年の準備
・不要となった支柱を取り外し、畝の上に生ごみや米ぬかをまくが
決してすきこまない事。
※さつまいものように土を掘り返した所は地力が落ちやすい。
・生ごみは動物がくる心配ある時はやらない方が良い。近所の目が気になるときは、
落ち葉をかけておくとよい。
・畝の幅を変えたい時は、もう一度畝を立て直して使う。菜の花美味しい。
・白菜の結球していないものは越冬可。結球したのは凍みてしまうので越冬不可。
・人参と大根の種採り準備:
一度全部掘り上げて並べる。
畝の両端に植わっている物は遺伝的にあまりよくないので、真中のものを選ぶ。
健康そうなもの、形のよいもの(好みの形)を選び、葉を切る。
穴を掘り、植わっていた時と同じような状態で等間隔で穴の中に埋める。
◆竹伐り
竹細工に使う竹を選ぶ時のポイント
・雑木林に生えている竹がよい。光を求めて上へ上へと伸びていく竹が
適している。
・伐る時期は糖分と水分が一番少ない11月の新月前が良い。軽くて長持ちする。
・畑の支柱もこの時期の物は腐りにくい。
竹林は傘をさして歩き回れるくらいの間隔で整備すると良い。
竹を伐るときのポイント
・竹林のためには鉈で伐った方が良い。伐った所に水が入りぐしゃぐしゃに
なって腐り土にかえれるようにしてあげるのが良いが力がいる。
・危なくないように土すれすれで伐る。
1年目のタケノコ(シンコ)はもちが悪い。見分け方はシンコは根基に
まだ皮があり青々している。支柱には若くない竹を伐る。
タケノコの大きさでその後の竹の大きさが決まる。
竹細工にはマダケが適しており、薄竹(はちく)は向いていない。

【ブランチ】
<今日のメニュー>

◆ボンダ 南インド料理
ジャガイモで出来た揚げ物料理。
◆キクイモのスープ
◆カリフラワーとジャガイモのミックスベジ
◆ひよこ豆の卵?
アーユルヴェーダでは、
・揚げ物、生野菜は昼、夜は消化の良い物を食べる。
・フルーツは日が沈んだら食べない。
・消化が早い物を先に食べると、後から食べた物が消化しきれずに排泄されてしまう。
【畑総まとめ ふりかえりと発表】
<ゆうちゃん達の班>
・畑の顔を見て付き合って自分のやり方でやっていくのが良い。
・本当の地力を引き出すのにはどうしたらよいのか。
・全体像をぼんやりとしかつかめなかった。
・全体的に育たなかった。
<みっちゃん達の班>
・作物がなかなか育たず。
・夏はトマト、キュウリ、チコリは○。
・種からのものは次の月に来た時には草に負けていた。
・人参、大根、ばら撒き菜、秋の収穫物は○。
・初回から計画通りに行かなかった。気分でやった方が良いのかな?
次回は豆とかで地力をつけた方がよいのでは。
・困った時はばら撒きが良い。
・苗からの方が良く育つ(トマト、キュウリ、チコリ)。
・春菊は2倍くらいを9月に播いてみたら少し採れた。
<くろ達の班>
・芽が出ても途中で無くなってしまった。
・畝の両端を除いて中央付近は特に育ちが悪い。
・札の丈を長くしておかないと次月来た時に分からなくなってしまった。
・播いた後は記録を採った方が良い。最初はアバウトでも播いたとのマップ作りが
大切。
・育ちが全体的に悪い。
・ひまわりは良く育ったが種に実が入らなかった→みおちゃんが作品にしてくれた。
・カブと大根はよく育った。
・全体的に雑だった。
・どこまで草を刈るか等、皆で話し合ってから次に進んだ方が良かった。
・最初に畑を見てからマップを作った方が良かった。
<詩さんコメント>
・開墾した1年目(4年前)は良く育ったが畑を利用しすぎた為、全体的に育ちが
良くなかった。
・草を生やす事が大切。草は太陽のエネルギーを土に固定してくれるものなので、
密に植えてしまうと、草が生えるスペースが減り上手く育たなくなる。
・今年の天候はいつまでも寒い日が続いたため成長が追い付かなかった。
・毎年問題のない年はない。答えはないので経験が大切。上手くいかない方が
勉強になる。
・収穫した場所に残差を戻して地力をつけるのは持ち込みにはならない。
・自然農は家庭菜園に向いている。
・種を播く時は、袋に書いてある時期よりも少し早目に播いて上げると良い。
・知識よりも感覚を育てる。
・感性とそのDNAを育てる。
・野菜が先生。
・人に聞く前に考える。
・雰囲気でやる。正しいかどうかを知る為に記録をとるのも大切。
【建築実習】
安曇野スカイツリー
◆壁塗り
◆屋根の石積み



内装迄手掛ける事は出来ませんでしたが、外側はほぼ完成。

本当に設計書に書かれていた図通りの出来栄えに感無量!
【夕食】
<メニュー> 鍋料理(タイスキ)
これは盛り上がりました~。
特に示し合わせた訳ではないのですが、鍋を囲むテーブル3か所にそれぞれ特徴が。
・男性メインテーブル:流石、食欲旺盛のようで鍋の減りが早い!
・女子会?テーブル:ワイワイと一斉に鍋をつつく様子は女子会そのもの。
もちろん完食です!
・大人なテーブル:
【一芸大会】
皆の芸に見惚れて、誰が何をやったか記録するのをすっかり忘れてしまいました。
やる前は、きっと気分がブルーだった人もいたと思うのですが、いざ始まってみたら
それどころか皆の芸に全員釘付けでした。
と言う事で、記憶を頼りに書いていきます。
書き漏れあったらゴメンナサイ。
ケンさん パーマカルチャー塾の様子をスライドショウで映写 1年間の思い出に浸りました。
ひでみっちゃん:奥さんのマタニティーという衣装に、背中にはあかりちゃんを背負って
歌の物真似。しかもトップバッターでおおいに雰囲気を盛り上げてくれました。

ちひろさん:お客さんがマッサージ中眠ってしまった、というシチュエーションで、
寝ているお客さんに気付かれないように、仰向けの状態からうつ伏せに
かえる技を披露。お客さん役にはミイさん。流石、プロマッサージ師。

まりもちゃん:沖縄の三線演奏と歌を披露。沖縄のゆったりとしたのどか~な時間が
伝わってきて、ずっと聴いていたくなるような演奏でした。

みっちゃん:ルーミンの詩を披露。何百年も前に書かれた詩が今の私達の心に響くのは
とても素晴らしい事でした。

伊藤さん、秋葉さん、みおちゃん:竹の打楽器演奏を披露。
たたく位置によっても音の高さや質感が違うんですね。
3人の息もぴったりでとても素敵でした。

秋葉親子はフェリーで行く北海道の旅の楽しみ方を披露

みいさん:ミイさんは障害のある子供達をあずかる保育園の保育士。普段、思うように
言葉にする事が出来ない子供達と一緒にコミュニケーションをとるツール
として行っている手話を使った歌を披露。朋子さんも知っている!と言って
飛び入り参加。とっても暖かで優しげな歌でした。

キミー:ウクレレでクリスマスの曲を披露。ウクレレってこんなに素敵な音だったんだ~。
いつか楽器を弾ける人達で合奏なんてしたらおもしろいかも。

ゆうちゃん:ゆうちゃん作詞作曲の歌をアカペラで披露。歌詞も素敵だったけど、
歌声も素敵でした。

ゆかちゃん&ともくん:初めての自己紹介の時に歌ってくれた歌を、歌詞をパーカル版
に変えて披露。全員参加型で楽しかったです。

くろ:シャンティクティ敷地内から各自花を1本摘んできてもらい、その花でフラワー
アレンジメントのプチデモンストレーション。

そして、最後のとりは・・・
ゆもっち:ゆもっちは東京農業大学出身、東京農業大学と言えば~ “大根踊り”
と言う事で、東京農業大学のつなぎを着て、両手に大根を持ち、
踊りの型を皆に伝授。そして、皆で大根踊りを踊り大盛り上がりでした。

続いて講師の一芸
朋子さん:絵本の読み聞かせ。暖か~い感じがとても心地よかったです。

詩さん:竹割の技を披露。いとも簡単に竹を見る見るうちに細~く割っていく手捌きは
まさに職人技、でした。素晴らしい。

うめちゃん:落語。普段の色々な突っ込みのルーツが判明しました。皆納得。

そして最後はグループハグ みんなで一つになりました。


そしてキャンドルナイトと続きます。
安曇野パーマカルチャー塾 第10期
11月23日~25日
3日目 レポーター:みっちゃん
10期みんなで講義を受けるほんとうに本当に最後の日。
前夜の一発一芸(!)で力を使い果たしたのか、はたまた最終日が来る現実を拒否しているのか・・・6:30からのモーニングヨガに人がいないことったら!(とはいえ、私も立派に遅刻・・・)
この日のヨガも最後(なにもかも最後・・・泣!)

朋子さんの癒しヴォイスでのヨガ。後半はみんなで輪になり蝋燭の火を見つめながら瞑想時間を持ちました。この輪の中にいとーさんがいてくれて、もうそこから涙腺がゆるみっぱなしスタート。
【ビジョン発表1】
7:30からは宿題「ビジョン発表」。ビジョン作成徹夜組が多く、コレが嫌で今回の参加をやめようとした人もいたくらい(笑)みんなプレッシャーに感じつつ、10期みんなのビジョンにわくわくドキドキ。
ビジョンは発表者がつぎの発表者を指名していく方式で、午前組・午後組に分かれることに。こういうのは先に発表しちゃうほうがいいんだよね~。
ということで、VISION一番バッター・・・
勇気ある『クロちゃん』!
我らがクロちゃんは髪をボブにして、お姉さん風になった。女性が髪型を変える時は・・・変化の時(と、しよう)。今月末から、クロちゃんは岩手で3ヶ月に渡り、エコツーリズムの研修を受けるのです。ほんと、がんばって!皆応援してます!
“この研修は自分にとって“与えられた道。宮澤賢治が好きななので、岩手に行くことに縁を感じている。これからも食をキーワードに、なにをしていいか、なにから初めていけばいいかわからない都会の人へ提案できることをやっていく。10年後には自給自足して、50年後には都市を農業公園のような場所にしたい。具体的な行動としては3月15日に足立区でイベントが決まっている。”

→クロちゃんから『みっちゃん』こと、わたくしへバトンタッチ!
“ひとつの息吹として生きる☆自分とはなにものかを決め付けてしまうのはもったいない。未来のことはなにが起こるかわからない、願望ではなく姿勢としてのビジョン、として、今与えられたことに一所懸命取り組んでいく。神さまが用意してくれたことを受け入れる器を自分は大切にしたい。全体のつながりとしての個だから、誰かと切り離すことはできない。今、与えられたものとしては家つくり、微生物の勉強と、ペルシャの詩人ルーミーの出版にむけて動いている。”
※みんなルーミーの詩を受け入れてくれてありがとー!

http://www.myspiritual.jp/2010/04/post-1389.php →APGメイト『ゆもっち』へバトンタッチ!
“かつてモアモア教だった私(一同その図を見て爆笑)、宇宙とつながったある日から、「与えられた才能を120%発揮し、夢へと歩みを続ける中で地球上すべての命の幸せに貢献すること」が目標になった。そのビジョンを達成するための農業を行う。自給自足の手作りの暮らしを実践することが、国際協力につながっていくと思っている。33歳の時に333万円で3333坪の土地が入る予定。日本の自給率を100%にしたい。”
※ゆもっちは来期からパーカル農業実習の講師に!10期の誇り!みんなゆもっちに会いに行こー♪

→『Yuka』へバトンタッチ!
“My Great Visionはイギリスで降りてきたビジョン、「B&B(寝床と朝ごはん)の宿」をやること!私たちの生活を支えてくれている忙しい人たちに癒しの場を作りたい。そのための一歩として家を借りることになった(with
Tomo)。新しい暮らしにはPC・コンポ以外の電化製品はもっていかない(一同感嘆)。その暮らしこそが夢のB&Bにつながっていくから。B&Bでは夕方、子ども英語教室ではパーカル要素を盛り込んだクラスをする。そして何より一番大切なのは、大好きな人々と今を生きていくこと!”
※Yukaのその笑顔なら大人気のB&Bになっちゃうね!「私からあなたへ」はYuka
& Tomoのテーマ曲♪

→『きみー』へバトンタッチ!
“人生で突然、空からアイデアが降ってくることがある。「ゲストハウス」をやることもその中のひとつ。名前は「空楽」。特別でなく、日常のフツーのことをしながら、人を迎えたい。普通のお母さんであることが根源にある。今は自分が気になっているキーワードをひとつひとつやっていくこと。特に旅に出たい!ずっと我慢していた旅を一年間して、好きな所に行って、たくさんの出会いをしたい。それがゲストハウスにつながるのではないかと思っている。”
※なんだか皆、降りてきた系・・・。来年はあなたの街にきみーがやって来ます!

→『みお』へバトンタッチ!「よしっ」と気合入れる。一同期待。。。そのビジョンは・・・
“現状維持”
大爆笑ーーー!
“特別にこれがやりたいという夢もないし、今のままでいいと思える。今やっていることをそのまま続けたい。巫女、絵画のモデル、一日カフェのバイトをしながら、展覧会をやっていきます。変わる時は自分でわかるので、それはその時に・・・ということで、現状維持。”
※すごい・・・すごすぎる・・・ポストカード希望殺到の「現状維持」ビジョンにも注目!

→『秋葉母』へバトンタッチ!
“気の合う人とゆるーい自給自足。どうも農作業が好きではなさそうなので、そういう部分は得意な人に任せて自分は変わらず好きなことをしていきたい。食べるための庭でハーブを育て活用するのはやりたいこと。月の半分はカフェの営業、あとの半分は充電や旅ができたら~。みおが学校を辞めたときから、自分のもう一つの人生が始まった。みおが決断してくれたことが、自分を動かしてくれた。”
※感動・・・感動・・・母強し!

→『いとーさん』へバトンタッチ!
うしろ向いてしゃべりたいー!!(一同爆笑)昔から、言葉にするのはすごく苦手。とにかく生きることに必死だった。私も子どもによって自分が解放された(権力に自分の言葉を持って立ち向かい、子ども3人は本人たちの意志を尊重して学校を辞めた)。その経験から自分は自分のままでいいと思えた。ビジョンは内側から湧き出ること。「田舎に住みたい」これが昔からあった。人がどう思おうと私は私でしかない。続けられることを続けるしかない。パーマカルチャー塾が自分の殻を溶かしてくれた。とにかく皆に会いたいと思った。”
※母、いとーさん、ほんとうに素晴らしいメッセージをありがとう。。。お2人は新人類中高年、もとい、母の鏡です! みんな涙こぼれましたねぇ~。この涙はまた次の世代にに繋がっていくね。。。

ここで、ビジョン発表1が終了~
9:00~
【アースオーブンでブランチ準備】
場所をアースオーブンに移動して、朋子さん&民さん&うたちゃん先生の指示に従い、みんなでワンダフルブランチを作りました!日差しがとても温かく、野外でも快適×快適。わいわいおしゃべりをしながらの作業は最高!この日はどんなことも、一瞬一瞬が愛しいね~。
メニューは
●のーびのびホウトウ(人参・里芋・ねぎ・大根などなど。ハートのホウトウも3つ入れました。なんとTomoがその内2つも入っていた!What
a lucky boy you are !)
●大根、菊芋、人参のサラダ(菊芋うま!)
●菊芋のチップス(揚げても揚げても無くなりましたー)
●菊芋のきんぴら(菊芋は人類を救う)
●人参葉のチジミ(もっちもち♪)
●里芋・かぼちゃ・さつまいも蒸し(めっちゃあまーい)
●花嫁小豆のご飯(これで来年は独身がいないようです)
●グルメ班のサラダ(ようやく陽の目をみたグルメ班)

アースオーブンをフル活用~。こんな豪華なご飯が出来ちゃうんだからね。おなかいっぱいで、最後はウ〇コの話題で盛り上がったりもしましたが、「入れたものは元の場所にきちんと出す」が循環ですね。
12:30~
【ビジョン発表2】
→午前最後のいとーさんから『まりも』にバトンタッチ!
“パーカル的自給自足生活を目指す。昔ながらの田舎のくらしが基本で、ひとつの単位は「家族」。家族の幸せ+周りの人の幸せがあることが理想。こどもは2人ほしい♪最終形態として、田んぼ・畑・蔵・憩いスペース・母屋・カフェ・ゲストハウスなどがほしいけれど、自分たちのできることを少しずつやって、訪れる人が自分の存在意義がわかるような場所を作りたい。足元から実践。「全てはゆるやかにつながっている」が大事。”
※可及的速やかに(笑)まりもに家族が出来る予定です。まりもなら着実に実践できるね~♪

→『ひでみっちゃん』へバトンタッチ!
“今は縁や出会いにまかせたい。真っ白な状態で目の前のことをやっていきたい・・・そしてその気持ちを表す歌を!
「縁側の歌」
おいで縁側に 子供も年寄りも おいで縁側に お茶と漬物くらい出すで
天気が良いでこんな日は畑の仕事もはかどるわ
丁度キリのいいとこで ひと息つきに戻っといで
お隣さんもやってきて 学校帰りの子供もきて
営業に来てたオニイちゃんも まぁ急がなんで ゆっくりしてきましょ
おいで縁側に 子供も年寄りも おいで縁側に お茶と漬物くらい出すで
・・・(ひでみっちゃんが車を運転中に作った歌)”
※ひでみっちゃーーーん!ヤバイです、この歌。泣きました!メロディも歌詞もとってもハートフル。前夜のルーミー詩といい、朋子さんの絵本といい、「おいで」がテーマだったね!

→『Tomo』へバトンタッチ!
“心が豊かな人生を歩みたい!熱しやすく冷めやすい&人との調和が苦手な自分。そんな自分と一番の親友になる。地球にも人にも負担をかけすぎない、自給自足の生活が目標。自分に向き合いながら、人との出会いを大切にしていきたい。衣・食・住それぞれで地域や日本の文化を大切にしていきたい。熱しやすく、冷めやすい僕が10年想い続けられたのはYukaがすごいから♪”
※10年もひとりを想い続けられるTomoこそ、素晴らしい。梅ちゃん曰く、「いろんなことに興味を持てるということは、その分能力が開発されるよ」。そうそう、Tomoは十分魅力的!

→『ちひろ』へバトンタッチ!ちひろは映像をつくってきてくれましたー。
“心の豊かさとはなにかずっと追求してきた。そしてパーカルを通じてその答えが見つかった気がする。自然農の実践、自然と繋がることで、自分自身と繋がっていきたい。大好きだった治療がある時できなくなった。それが自然の中にいることで、今までとは違う形で「治療」を復活させたくなった。人と自然とつなげること。それは都会にいても、田舎にいてもその人の自然が感じられることができる思う。そのままを受け入れられる治療家になる。あとはオリジナルの洋服作り、本能のまま旅に出ることをしていく。”
※ちひろブランド「cotton
heart」、すでに10期で大人気!もっと作ってほしぃー!

→『みぃ』へバトンタッチ!
“「つながり」がキーワード。自然と繋がる暮らし、人と繋がる暮らし。シンプルなことが一番大事にしたいこと。生かされていることを感謝して、自然農をしていきたい。食べるものも買うものもできる限り手作りで、家も造ってみたい。循環を意識して購買も考えていきたい。根底には自分を愛し、自分自身を生き、全てを受け入れ寄り添う気持ち=感謝の心が愛の循環。その暮らしに足元から近づけていきたい。”
※静かなる炎を持つみぃだもの、これからもどんどん愛の循環の輪が広がっていくねー!

→そしてラスト『ゆうちゃん』にバトンタッチ!ゆうちゃんはA3用紙びっちりビジョンを書きました!
“みんなと仲良く「嬉しい」「楽しい」「大好き」で十全に生きていく。書くと叶うと聞いたのでやりたいこと全部書いた!(その数全部で50個以上!)旅のように日々を丁寧に生きていく中で、流れが生まれていくのが本当なんだなぁと思ってきた。自分を生きていくことで最終的には、あらゆるいのちが幸せにつながりあう世界になっていくのかな。長年の懸案事項とすれば、パートナーがほしい♪とにかくすべてを十全にやっていきたい。”
※トリに相応しい見事な書きっぷり!やりたいこと・好きなことでいっぱいのゆうちゃんでした♪

「こんなに洗脳しちゃっていいんですか?」by Kenjiさん
なくらい、同じビジョンに向かっていっているとのこと。
Tomokoさんからはプラムビレッジソングの日本語訳版「幸せはここにある」の歌をプレゼントしてもらいました~。
“幸せはここにある
心配しなくていいよ
心はここにある
ただ在ればいい
急がなくていいよ
幸せはここにある
心配しなくていいよ
どこにいようと
何をしようと
急がなくていいよ”
ここでkenjiさんより、シードハウスに自由にメモリアルを刻もう、ととっても嬉しい提案が!
【メモリアル作業@シードハウス】
またまた漆喰を使ってみんなが一所に作業できるなんて・・・嬉しすぎる時間。
壁に絵を描く人、メッセージを刻む人、たくさんの種やススキ、刈れ草でオブジェを作る人。。。みんなそれぞれが自由に、シードハウスに想いを描きました。
美しい建築物が、生きた10期の作品に。。。こんな素晴らしい体験、なかなか出来ないよね・・・。
いつの間にかスルーされていた「まっタネー」も、ひでみっちゃんにより復活!壁のあるスペースにはみんなのサインも書いたのです。今回お休みしていた皆もぜひ書いてね!

各々が好きな表現で、同じひとつの建物に自分を表現する。本当に平和で、これぞパーカル的な縁側作業でした。

最後は涙・涙のふりかえり総集編、10期メンバーがこうやってシェアをするのも、これでおしまい。言葉がうまく出なくたって、その人がどんな気持ちでいるか、伝わってくる。
そして、これからが10期にとっての本当のはじまり。
かけがえのない仲間と、
それぞれの個性が七色に光る講師軍のみなさん、
その後ろで、支えてくれていた家族、
私たちに惜しみなく存在を提供してくれた草や虫たち、
そして、シャンティクティという大地。
だれか欠けても、この「今」はない。
すべての愛の循環に、ありがとう。
まっタネー!!

「おいで おいで
きみが誰であろうとも
さすらい人 崇拝者 世捨て人でも 構わない
私たちは絶望しない者の集い
たとえきみが千回誓いを破ったとしても
おいで
何度でも やっておいで!」
Rumi
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