舎爐夢(しゃろむ)ヒュッテは閉鎖して
安曇野の池田町にて新たな展開をしています。


シャンテクティ

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724日  

風の無い暑い午後。けんさん曰く、異常な暑さ、雨もとても少ないと。シャロムの周りの牧草地は、2回目の草刈を終えている。
       

建築中のバザー用の家は、わらと土の半円形の壁がつき、土壁に、いろいろな色のガラス瓶がさしてあって、おしゃれ。
 
テーマI:森の土壌動物

 


蚊の防止策をしてヒュッテ横の森へ。生物の多そうなところを狙い、ビニール紐で50cm四方の区画を作る。

 

 

 
土の表面は、形の残った枯葉で敷き詰められている。その下は、細かく崩れた葉やどんぐりの腐りかけ。これら7〜8cmぐらい積もっているのをビニール袋に入れる。
その下が土。結構木の根が張り巡らされて堀りにくいが、10cm掘ってその土もビニール袋へ。土の匂いがプーンとしました。

 


採った木の葉や土を少しずつざるで振るって落としては覗き、落ちてあわてている生き物をさがす。土壌動物調査票にある32の生物の中にがいとうするものがあれば,種ごとにOをする〔数は必要ない〕。
小さな虫はルーペや顕微鏡で見て、肉眼で見たのとは違う美しさにびっくり。ムカデ、コムカデ、ジムカデ、イシムカデ、の類はうんとちっちゃい赤ちゃんも居てどれがどれやら、、、、。
全部の土を調べ終わったら、3グループの結果を寄せてその森の土壌生物の種類を調査票に記入し、自然度判定のための点数をつける。
この日の点数は41点。昨年も同じようだったと梅さん。100点に近いほど自然度が高いのだが、まあまあとのことです。

 


ついでに森の土を顕微鏡で見て、団粒構造と言うのを目で確かめました。ミミズや、カビなどのおかげで、無機質の周りに有機質がくっつき、何と言うか短いひき肉のようなかっこうをしている。それに比べて、広場の土はぱらぱらの砂のように単純な構造でした。


《生物がすんで、落ち葉を土に変えている様子を、森の土をめくることで実感。虫たちが、土を肥やし黒くしてゆきます。》

 


 
テーマU:パーマカルチャーの原則を生かした畑作り


慣行栽培とのちがい;   

慣行栽培とは今現在大手を振るっている農業のやり方です。ここでは、農薬、科学費用、化石燃料や土に返らないビニールなどを多用し、その地域では一種類のものばかりを栽培しています。そのために、まるで養殖はまちや牛肉のように、得られるエネルギーよりも投入するエネルギーのほうが大きくなっています。環境の汚染や、作物自体の栄養価が低いこと、病気や天候の不順に弱いこと、年々土が悪くなっていくことなどなど、いろいろな問題をおこしています。長野県川上村では、レタスで御殿が建つほどだったのに今はレタスができなくなってきている例があります。


《シャロムの畑では、パーマカルチャーを生かした畑作りが工夫されているのを見ることができます。》


要素の循環、インプットとアウトプットの流れ;   

台所の生ごみを鶏に、鶏糞を菜園に、帰りには菜園の草を鶏に、卵を食卓に、というような、むだのない自分の敷地内で完結するような循環は、環境負荷が小さくてすみ同時に労力も少なくて済みます。でも、今までの研修でわかってきたように、田舎ではインプットとアウトプットの流れが見えやすいのですが、都会では自分のゴミですらどこに行くのかわかりません。できるだけ小さい範囲で完結させること、できるだけ地域内での循環を目指すつもりで、できることを楽しみながらやってみましょう。
小規模、多品目栽培;    

自然の生態系は空き地を見てみると、一年草の草地から森へと遷移してゆきます。極相林のぶなの森は多種多様な生物が豊かに生きている一番生産性(生物量)のおおいすがたです。パーマカルチャーでは、立体的な森のような畑を作ることを目指します。例えば、背の高い栗・クルミといった果樹や少し低いりんご・竹、もっと低いベリーなどの潅木、多年生草本のニラやミョウガ、グランドカバーにはハーブ、つる性野菜、根菜類など、自然生態系の豊かな共存関係を自分の身近に引き寄せます。
化石燃料を使わない技術の工夫;    

踏み込み温床は安曇野では、3月末に1つ作ると1ヶ月ぐらい持

つので、後でもう1つ作り苗を移してゆきます。 60〜70日かけて苗を育て、最後は外気温に慣らします。2年後十分発酵している温床の土を使って苗床にすることができます。ただ,蒸れる心配があるので、毎日見てやる必要があります。
生物資源の活用;    

動物では、シャロムではヤギを飼っていて、チキントラクターならぬヤギトラクターになっています。ホットチキンハウスは来月棟上予定で、鶏が住み込むのも近いでしょう。畑のふかふか布団、植物マルチも大いに活用しています。
廃棄物の利用;    

タイヤガーデンでは、ねぎ・カボチャ・スイカ・イチゴが元気です。タイヤは、太陽に当たって温まり、イチゴなどの春早い作物の成長には適しているのではないかと思います。
微気象の活用;    

ちょっとした斜面の向きの違いや池のあるスパイラルガーデンでは、日当たりも土の保水量も温度も場所により違い、それを利用して日向を好むもの、はん日陰が好きなもの、乾燥したところがいいものなど、それぞれを好むところに植えることができます。雨水タンクのそばに暑さの嫌いなものを植えるのは、水の暖まりにくくさめにくい性質を利用しています。
斜面の利用;     

これは、私の屋上緑化ですが、一段高くなって傾斜しているところを利用してイチゴを植え、かがまないでも世話ができるのでとても楽です。
多様性;      

生物の種類が多いと言うことは、それを食べる虫も多いわけで、作物の病気を防いだりすることができます。とにかく、存在するものでいらないものなど一つもないのです。
自然のパターンを取り入れたデザイン;     

自然界には直線はなく、樹形・渦巻き・蜂の巣形などを畑のデザインに取り入れます。曼荼羅ガーデン、キーホールガーデン、スパイラルガーデンなどがそれですが、これらは接縁効果を引き出すことができます。接縁効果とは、違った環境の接するところでは多様性に富んでいて生産性が高くなるということです。石と土、森と川岸、斜面と平ら、などの接縁部をできるだけたくさんとる工夫をします。
ゾーニング;    

毎日手入れの必要なものや摘み採りよう野菜は近くに、1度で全部収穫してしまうものや、手入れが頻繁に要らないものは遠くに配置します。上記の例の中でもそれが見られるので探してください。

 
《畑で詩さんは、暑いあついを連発しています。みんなは、草の伸びて作物が埋もれてしまっている自分の畑が気になって仕方ないのですが、暑さに追い立てられるようにシャロムに戻りました。》


 

     

 

テーマIII:ホットチキンハウスの柱作り(墨付けと長さ切り)
 
《前回から設計変更があったので、柱や土台の図面が変わりましたが、なんとか3寸角の材をむだにせずみな必要な長さに切ることができました。その後は一人一人自分の材木に墨いれをしました。》
 
ポイント; のこぎりは、墨の線を本体に残すようにして切ること。

 

 


テーマIV:そばうち見学と夕食

 

   


 
《そばうち歴8年の橘木さんが無駄のない動きでおいそばをつくってくれ、見学者は歓声、ため息、拍手を感謝とともにささげました。そばは轢きたて、打ち立て、ゆでたてが大事です。》


 

二八そば そば400g、中力粉100g、みず250cc弱

みずまわし  捏ね鉢で、粉と水をなじませるように手早く混ぜる。そばうちでは、ここが一番大切。粉がピンポンだまぐらいになり動かなくなるまでしっかりやる。

 

きくねり 粘土の菊ねりのように200回ぐらい練る。きじがしっとりとして手に吸い付いてくるようになる。

つのだし 円錐形に角が出たように練るやり方

のばす 打ち粉をたっぷり使ってのしぼうで中心から外へときじを伸ばして行く。丸く伸したら、次はのしぼうに巻いてたたくようにころがして伸す。これできじが四角になってくるのだが、次に片側だけきじをのし棒に巻いて開いてある部分をもう一本ののし棒で伸ばす。残り半分も伸ばし、あつさ2mmぐらいの長い四角になる。
 

 

きる  生地を折りたたむ。打ち粉をかけるが、十分練ってあれば打ち粉は生地に入っていかない 。こまおくりと麺きりぼうちょうで切る。切った包丁の倒す角度でこまおくりが動き、そばの太さが決まる。


ゆでる  火を強くし、たっぷりの湯にパラパラいれ、沸き上がったら差し水をほんの少しして、また沸き上がったら出来上がり。 

       

流水で冷やす あら熱をとったら、氷水を用意しておいたボールに入れて冷やす。
いっただきま〜す

 

 

 

 
《パーカルのみんなの打てば響くような感激の表現に、橘木さんも打ちがいあったそうです。最近の高校生は、黙ってみていて笑ってもくれないと。》
 
テーマV:自然農を実践している三井さんのビデオと話
 
三井さん52歳、ひげもじゃのなかで、目がとっても澄んでいて優しいです。「三井さんのところに、みんなが集まってくる。それってすごい人てことじゃないですか、」と近くに住みこんで三井さんから農業を学んでいる若い人の言葉。
 
ビデオ;     

テレビ東京の、自給自足をしている人の紹介番組の中で「私は耕さない」と言う見出しで紹介されました。(三井さん自信は自給自足をしているわけではないが、番組の狙いがそうだったので自給自足が強調されている。)でも、三井さんの自然農の畑の様子、慣行農法から切り替えたために現金収入が大幅に減ったこと、そんな中で必要な奥様の協力、手作りの家、家族、自然農の基本的考え方などがわかりやすく紹介されていました。


印象的な言葉;   

「耕すのは自然に任せている。モグラ、ねずみなどが耕してくれて土が踊っているように感じることがある。」           「最初は、慣行農法で農業をやっていた。だがりんご農薬で身体を悪くし、農薬を使わない有機農に変え、さらに川口さんの本に出会って10年ぐらいかけて、全面的に自然農に切り替えていった。見ていて、耕さないところは気持ちがいい。無視がいっぱいうごめいている、作物もその中で元気に生きている。こういうのが豊かなんだ、と実感する。」        

「水田2,5反、畑1町5反 。」           

「化学肥料を使わなくなって、できるだけいろんなものは持ち込まずそこだけの力でやる。収穫量は減るが、ジャガイモはしまっているし味が格段違う。だんだん「マルチに使った草とか)草のなきがらがたくわえられ、年々豊かになってゆき、いつか逆転するだろう。」              

「年々できるものとできないものががある。今年はたまねぎに虫がつき、毎日とってやる。草を大量に刈るとすんでいた虫たちが作物につき、そのバランスが難しくも楽しくもある。」          

「自然農の場合は、機械のときよりあまり準備しなくてできる。時間の制約がなく前より自由になった。」     

                                                                                           
《三井さん、奥様と一緒に来てくれてありがとう。夫婦と言うのは互いに補強し合う存在で、1人のときよりプラスアルファ点数が上がります。私もそんな夫婦でありたいです。1足す1は3か4ですね。》

                                       レポート美鈴

 

たけです。

先日は本当にありがとうございました。

シャロムに行くとほんとに元気をもらえます。

それまで東京でどよーんとした重たい空気を身にまとっている様だったのが、嘘みたいです。

 

取り急ぎ、25日のレポートを送ります。

ただ、まだ午前の分しか出来ていません。

今週中に続きは出せると思いますが、出来た分だけ熱い内に出しますね。

温かい内にお召し上がりください。冷めると味が・・・(笑)

 

AM6:00

不思議と早起きも苦痛ではないシャロムの朝!?

ほとんどの人が一ヶ月ぶりの畑とのご対面。どえらいことになってました。

まるでジャングル。背よりも遙かに伸びたトウモロコシ、笑っちゃうくらいどでかいズッキーニ。

大量の虫たちのお出迎え。

どこから手を付けようか途方に暮れてしまった。

でもよく見るとぼうぼうの草たちの中にしっかりとお野菜たちが育っていました。

枝豆にオクラになすびにと。

みんなそれぞれの畑の中で自分の植えた(時には見に覚えのないものも)野菜たちを発見し歓声が沸いてました。

そして時には悲鳴が・・・一時間も作業をすると今までとても畑に見えなかった所もすっかり畑らしくなりました。

みんなの愛情が込められた畑に変身です。それにしても自然の生命力の強さに驚きでした。

 

 

AM7:15 三井さんの畝のデザイン講座

今回は苗床を作るのに使っていない畑の補修を含めての実習。

すでにある畝には草ぼうぼうの状態。

1,まず草を刈っていきます

 

 

この時の注意事項

地際を刈る。これは土の上から切るだけでは根が生きているので野菜が負けてしまうため。

全部は刈らない。全部刈ってしまうと今までいる虫のいる場所が無くなってしまい、これから育てようとするものに集中してしまうため。実際に草を刈った時のコオロギの大移動はビックリだった。一斉に同じ方向にピョンピョンはねてた。三井さんはこの虫のはねていく方向まで考えて草を刈っているそうです。うーん、すごい。

ちなみに本当は虫のいない冬の時期に畝作りをするのが望ましいそうです。納得。

2,畝の形・高さ

作業がしやすいように手の届く範囲の広さにする。畝に足を乗せる必要がないように。

基本的に低くても大丈夫。ただ表面は平らに若しくは真ん中をすこし高くしてあげる。ただ水がたまりやすい所やモグラが多く出る所は高めに作る。

3,ふかふかした土をたたいて押さえる

4,刈った草をかぶせる(草マルチ)

無駄なものは何もない。そして草マルチをすることによって、その下にミミズが住みやすい環境になり、耕してもらえ、より良い土になるのです。

一言で言うと「ぬがしたり、きせたり!?」(byけんさん)

それにしても三井さんと臼井さんのコンビで作業をされましたが、流れるような、とても美しく無駄のない、惚れ惚れするような動きでした。

 

 

そしてそのまま苗床の実習へ

苗床とは通常お野菜たちは種からまいて育てますが、とてもデリケートなため地域や時期によってはある程度大きくなるまで手をかけて育ててあげなくてはなりません。出来るだけ虫にやられないように、そして管理のしやすいようにしたのが苗床なのです。

1、先ほどかけた草マルチをはがします。

2、土に鍬を入れて草の根を切ります。そして表土を薄く剥ぐ(表面の草の種を取り除くため)

 

 

3、種をまく。今回はキャベツを「筋蒔き」をしました

@     ノコギリ鎌で大体5a間隔の線を引く(種の大きさ位の土をかぶせれるような深さ)

 

 

A     育てたい分の2〜3倍くらいの種を蒔く「一つは土に、一つは虫に、一つは自分に」

 

 

B     土をうすくかぶせる

 

 

C     うすく草マルチする。葉の広くない、長細いような草がおすすめ。

 

 

 

通常はこれでお終いなのだが、葉物類は乾燥・虫が大敵で、特に今は難しい時期と言うこともあり、しかも大体発芽する3日後に臼井さんのお手が借りられると言うことだったので、更に深く草マルチをしきました。

こうすることによって、虫除けにもなり、そして朝露で湿度が保たれるからです(乾燥を防げる)

大体発芽まで3日位かかるそうですが、

発芽するのに必要なのは適切な湿度・温度・空気なのです。光が本格的に必要になるのは発芽後なのです。

つまり臼井さんには、発芽したら深くした分の草マルチを取り除いてもらうと言うことですね。

 

 

  

 

 

 AM8:00

とても健康的な早起き、畑仕事でお腹ペコペコ。とっても美味しく朝食を頂きました。

AM9:00過ぎ

まったりした時間の後で、再び三井さんの苗床講座。

苗床でよくやるお野菜(なす・ピーマン・レタス・ブロッコリー・ネギ・タマネギ等々)

今度は人参の苗床作り。

1、草マルチしたところを大体鍬の広さ分だけ除ける。

2、人参は根が大事なので特に念入りに鍬で草たちの根切りをする。

3、今回使った人参の種は自家採取と言うことで未梢のものも多いために多めにパラパラと蒔く。

4、上に土を薄く種が見えなくなる程度までまぶすのだが、その土も人参は草にも弱いので表土を削ったところから用意する。

5、鍬でしっかり押さえる。もしくは人参ダンス!?(これは詩さんに直接伝授してもらってください)

6、例によって細かい草をかける

 

 

 

そして驚きの「ソバ」

人参がどちらかといえばお嬢ちゃま、というイメージだったのに対して、ソバは真逆の「野生児」。

まずビックリだったのが、草ぼうぼうの上から種まきをしたこと。

種も大きく、丈夫で、他より芽吹きが早いためそのまま種まきをしても平気なのだ。

ソバは分けつするので、それを計算しつつ混み合わない程度に蒔きます。

そして、草を刈ります。種が大きいので刈るだけで地面まで大体到達するそうです。

この時土を動かすように刈ると発芽率も良くなるようです。

 

 

あとは、草マルチをするだけ。他の時でも言えることですがヨモギには注意。根が強いので土の中に差し込んで切るようにしたらいいそうです。

ちなみに麦も同じように蒔きますが

今蒔いたソバは大体10月下旬くらいに収穫できるそうです。

昨晩食べた蕎麦が思い出され、ヨダレが出そうだ・・・

 

 

ここまできた時には、随分陽も高くなり、暑くなっていました。暑さでボーっとなっちゃって、思ったように身体が動かなくなっちゃったりした人もいるようですが、やはり早起きして涼しい内に作業をしてしまうのがいいなぁとつくづく身をもって体験できました。

臼井さんも仰ってましたが、今まで詩さんから教わってきた自然農の基礎を、三井さんのお話を聞いたり、実際に作業をしていただいたのを見ることによって、より深く理解できた気がしました。実際に自然農で生計を立ててらっしゃる三井さんの作業の早さ・美しさ、思いやり、えらく心にしみわたりました。みなさんに感謝感謝です。

 

 

いよいよホットチキンハウスの部材切り。

昨夜の内に既に墨付けは完成していたので後は設計どおりに

切るのみ!彫るのみ!・・・・

各自墨付けをした柱や土台、梁等を責任重大で受け持つ。

ただ一応その前に梅さんによる墨付けチェック。

直前になって設計が変わったのもあったので。

僕の受け持つ柱もやっぱり設計変更があり、チェックで間違いが見つかった!

 

 

 

(ところで墨付けにも印の決まりがあります。

たとえば、基本的には切るところに線を引きますが

間違えた場合、間違えた線に×を書きます。

この×はほぞ穴を貫通する時にも使います。ほぞ穴は四角で囲むのですが

その中を×すると貫通。逆に貫通させない時は二寸だけ掘る時は×を書いてそのなかに2を書きます。

そうすると二寸だけ掘るという意味になります。)

 

 

いつも真剣なみんなの表情が更に真剣さを増す(!?)

が、しかしすぐに悲鳴が。

「あー、線がなくなった」(線の外側を切るように言われてましたね、確か)

「あれ?斜めになってる」「いけねっ、切りすぎた」等等。

うーん、大丈夫なんでしょうか???

 

 

この日はみんなお昼を食べるのも忘れるくらい、作業に熱中しました。

実際はしっかり食べましたけどね。

いつものピザも、収穫したばかりのバジルやじゃがいも(アンデスという品種)も

本当に美味しく頂きました。しっかり汗をかいて労働した後の、しかも自分たちでとった

お野菜たちをその日にその場で食べれるなんて、なんて幸せなんやろう

 

 

午後からは更に作業を進める。

昨日までの角材がどんどん、設計図どおりに(だいたい)形作られていきました。

途中から、雨水タンクもあふれるくらいの久しぶりの大雨でベランダの下での作業になりましたが

一人また一人それぞれの担当部材を完成させていきました。

出来上がったものからお互いに関係する部材を一対一で組み合わせて

ちゃんと入るか確かめます。入らない場合はまた同じ作業で微調整します。

こういう作業を地道に繰り返してそれぞれが組あがって行きました。

雨が降っていなければ、全てを組み合わせて仮組みという形で確認できるのですが

この日はあいにくの雨のため、組んだまま木材が雨をすってしまうと抜けなくなってしまうので

入るか入らないかの確認にとどまりました。

ただ今回は去年の経験を生かして、臼井さんがそれぞれの木材に印を付けていきました。

イの一番の柱とか、ハ通りの土台とかいう風に木材に書いていきました。

去年はこれをしなかったために、実際に組む時にどの木材がどの位置にくるのか

わからなくなったそうです。

こうやって先人の(!?)知恵が生きていくのですねぇ。

先代のおかげで今回の講座生の仮組みはこうして終了しました。

今回はやっさんが男前ぶりを発揮しました。

 

最後に恒例の振り返り。

今回は

 一ヶ月ぶりにみる畑の成長ぶりに命の強さ、恵みに驚きを感じた

(ほったらかしにしてたのに、ジャガイモが出来てた等々)

       みんなで作り上げるホットチキンハウスにチームワーク(一体感)を感じて良かった

自分の手で何かを作り上げていくことに、すごい充実感を感じた

          三井さんの自然農にすごい優しさを感じた。

等々、今回も心にしみいる講座になりました。

臼井さん詩さん梅さん。今回もありがとうございました。

それにしてももう四回終わったんですね。半分です。

もう半分?まだ半分?

さぁみんなでもっともっと楽しい講座にしていきましょう!

ではお身体に気を付けて。


 みなさんこんにちは。

塾の後シャロムで2日ほど滞在してきました。
臼井さん、ありがとうございました。

滞在中、ほんの少し詩さんの所にシャロムのスタッフの方々とお邪魔しました。
詩さん、ほんの少しで草刈もままなりませんでしたがありがとうございます。

古い民家を改装されたお家で、とても素敵でした。
まるでおしゃれなお蕎麦屋さん、古道具屋さんにでもいるかのような。。。畑も一部見せていただいたのですが、段段畑で、素敵でした〜。外のお手洗いも!必見です。
家での詩さんは、関西弁で、詩さんのお母様もいらっしゃったのですが、長野ではなく関西にいるような気分でした。

詩さんの素敵なお家は、来月の建築の講義の時に訪問する予定だそうです!楽しみです。


日曜の、あの暴風豪雨雷で、畑のとうもろこしが斜めになってしまってるものがありました。
次回ちゃんと実をつけてくれているかなぁ、心配です。
シブカズさんのノッポとうもろこしは真っ直ぐたっていましたよ!すごい。

あっちゃん♪
あっちゃんの畑で巨大ズッキーニを収穫しました。
じゃがいもも!じゃがいもは、他、みんなの畑で取れた分もあわせて、昼に釜で焼いてもらいみんなで頂ました。

畑の草は、手があいている人たちが刈っておきましたよ。ご安心ください。

ちほちゃん、
体調その後いかがですか。みんなちほちゃん大丈夫かなと心配してました。来月お会いできるのを楽しみにしてます。

> 自然農は、本当に厳しい「生き方」だと思います。
> 経済的にも、体力的にも、まわりの人たちとの付き合いにお
いても・・・

今回、シャロムで滞在中、草刈をしながら体験スタッフの方と、「自然農だけで、生計たてていくって厳しいのかな」という話がでました。あまりの草の勢いに。。。
所詮、自然の大きな力や流れの中では人間は小さな力なのですね。改めて自然農は、単なる農業の方法だけでなく生き方すべてにつながってくるものなのだなぁと思いました。

今回、メディアを通しての三井さんだけでなく本物の三井さんにお会いでき、また三井さんご夫婦にお会いで
き、実習も受けることもでき、本当に良かったです。      いねこ