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3週間ぶりの安曇野は、すっかり春。
桜がひらひらと舞う、とても穏かな日です。

今月からの参加となったメンバーの自己紹介を経て、
お勧め農作業スタイルの紹介です。
 腰袋:鋸鎌がそのまま入るものが便利。
 地下足袋:先端にゴムが付いたもの、ハコゼ5枚がお薦め。
 膝当て:片膝を地面につけて作業すると楽だそう。
 帽子:首の後ろに日除け付き。
 ゴム付き軍手:薄手のものが作業性よい。


 
次回の皆さんのスタイルが楽しみです。

やや暑くなってきました。
ブヨがもう出ているそうで、次回からは虫除けが必要です。
万一刺されたら搾り出しましょう。

●種芋の準備
まずは、じゃがいもについての解説です。
じゃがいもは、アンデス産。乾燥・冷涼を好みます。10℃〜25℃が生育最適温度で、
10℃以下では凍って根が死んでしまい、25℃以上では枯れます。
光合成だけで、でんぷんを蓄積できるので、荒地を畑にする際に一番最初に植えるとよいそうです。

自然農のじゃがいも(メークイン)を見せて戴きました。市販の慣行農法のじゃがいもと比べると
かなり小ぶりです。風味良く、保存性も良く、越冬して種芋として使えます。すばらしい!

じゃがいもの品種分類
 極早稲:インカのめざめ など・・・早く実を付け、枯れるのも早い(生育期間短い)

 早稲: 北あかり(男爵の改良品種) など
 中手: メークイン、男爵 など
 晩生: おおじろ(戦中の芋)、でじま など・・・栽培期間が長く、収穫多い。

臼井さんによると、アンデスでは10種程のじゃがいもを植えているそうです。
1種のみでは何かあった時に全滅する可能性があるからです。
多品種を植えることで、たとえ多雨でも、日照りでも、いずれかが
残ります。この工夫で、毎年食べることができます。
これは、サブシステム的要素をもつことの大切さの一例です。

じゃがいもは、茎が肥大したものです。光を当てると緑になります(光合成する)。
じゃがいもには頭(芽が多い部分)とお尻(対極のへこみ部分)があります。

お尻は昨年の根を繋がっている部分です。
断面を見ると、頭からお尻まで筋が入っており、筋は根に向かっているのが判ります。

 

 


☆じゃがいもの切り方
@じゃがいもの頭とお尻をまっすぐに切ります。
 種芋は胎盤・母乳・離乳食に相当するものです。
 サイズは50g位が適量。これよりも
 小さい場合、飢餓状態で小芋をたくさん作ります。
 大きい場合、生長が鈍くなります。

A頭の芽を切って、芽を2−3個残します。
 生長後、芽欠きをする必要がなくなります。
 市販されている大きさのじゃがいもになります。
 <頂芽優勢>
  頭の芽を切ると、横の芽、下の芽(脇芽、側芽)が出てきます。
  これはじゃがいも自身のサブシステムです。
 
Bトロ箱に並べて乾かします。芋の澱粉質が乾くことで、傷口を塞ぎます。
 この作業は、植え付けの数日前に行うとよいそうです。

尚、じゃがいもを大量に作る農家では、半切りにして切り口を乾かし、
畑で割ります。これは乾燥させる場所を取らず、扱いやすい方法です。



市販の種芋の選び方
・芽が出ていないもので、サイズはMもしくはSがよい。
・ネットショップのクラブ大地で無肥料栽培品を購入し、種芋にするのがお勧め。
*一般の種芋は薬剤処理してある場合があり、食べられません。

アンデスでは、じゃがいもの多様性でサブシステムを構築していました。
竹内さんの畑では、じゃがいも、さつまいも、サトイモといった芋種の
多様性がサブシステムとなっているそうです。

●種籾の準備
今回育てるのは、とても貴重な自然農栽培の赤米、黒米、緑米、農林48号です。
”色”は、籾米の籾を取った後の玄米の色で、赤、黒、緑。きれいですね。
精米すると全て白なのだそうです。
農林48号は、冷めても非常に美味で寿司屋に人気があるものの、
一斉に穂がつかないため一等米にならず、流通量が少ないそうです。

一般の米栽培は、ポット苗にするために、種籾を塩水で選別します(沈んだもののみ使います)。
そしてイモチ病(米の伝染病の1つ)対策として60℃5分の温湯消毒をします。
さらに1週間〜10日間ほど、水に浸けて芽だしし、確実に芽が出るもののみ播きます。
 



自然農では選別しません。
ボールの水(1L程)に一握りの籾米を入れ、軽く攪拌し、浮いたもの(シイナ。
種が入っていない)を取り除きます。
これを2回繰り返します。沈んだ籾米は、ザルに上げて水を切り、新聞紙の上に広げて乾かします。
*乾かすのは、苗床で蒔く際に、指と指の間からパラパラと落ち易くするためです。
以上。あっという間の作業でした。
自然農は1本植えです。籾米は1反あたり7合だそうです。



臼井さんから、バケツ栽培のご提案があり、少量の籾米を分けていただくことになりました。
1粒が30に分蘖し、それぞれに100粒ほどがつく・・・1粒が3000倍になるお米。
自宅でお米〜!!に、気持ちが盛り上がります。

●自然農の畑
いよいよ畑に移動します。
麦が随分と生長しています。麦の茎は中空で、ストローとして使えるとか。
そらまめも元気に生長しています。
大麦の若葉は青汁として飲用されているそうです。



カラスノエンドウも顔を出しています。
踊子草にカラスノエンドウがせめぎ合うように生長してゆく姿を
イメージしたものが、エン麦とエンドウの混植なのだそうです。
(先月植えたエンドウは、まだ芽がでていませんでした。)
自然の中の共生を見出して、自然農に活かす・・・、
そのような目を、私も養っていきたいです。



☆自然農の畑での種まきの復習です。
鋸鎌を使います。安全のために、必ず軍手をしましょう。

・スジ蒔き
@鋸鎌で草を地際から剥ぎます。毛刈りのよう。
   土は団粒構造をしています。
   これは微生物が土と有機物を固めてコロニーにしたもので、
   水持ちがよく水捌けがよいという特徴があります。   
   ねずみの穴がある場合は、踏んでおきます。
A表面の土は、草の種を含むため、除けます。
B鍬の刃を浅く入れて、根切りをします。
  鋸鎌でも軽く刃を入れて、大きな根がある場合は取り除きます。
C第一関節程の深さに溝(ここでは2本)を切ります。
D種を蒔きます。ボールに種をあけます。
 ・20日大根(約30日で収穫)
   3cm間隔、1粒で蒔きます。
 ・サラダカブ(約2ヶ月で収穫)
   2cm間隔、1粒で蒔きます。
E指で溝の両脇をつまむようにして、種に覆土します。
F土を手のひらで押し均します(鎮圧)。これで下から水を上げます。
G最初に剥いだ草を戻して、土の乾燥を防ぎます。防虫にもなります。

 



・バラ蒔き
@〜Bはスジ蒔きと同じです。
 ここでは鍬を使った場合を見せてくださりました。
 刃がきれいな鍬は、刃先で根の位置を感じることができるそうです。
 鍬は土の移動が大きいので、鋸鎌の方がお勧めです。
 
 ねずみの穴がある場合は、しっかり踏んでおきます。
 (その部分には種を蒔くことは餌を与えているのと同じ。特に落花生は蒔きません。)

C鍬の背で、整地・鎮圧します。
D種を蒔きます。ボールに種をあけます。
 ・小松菜
   2cm間隔となるように、指と指の間からパラパラと蒔きます。
E表土を除き、まだ種の準備ができていない冷たい土を使って、種に覆土します。   
F鍬の背で鎮圧します。もしくは地下足袋で踏んでならします。
  安曇野は火山灰のため、何もしないと灰のように飛んでいってしまいます。
  しっかり押すことで、下から水が上がります。
Gうっすらと冬草を載せます。
  乾燥防止になります。

☆種袋の扱い方
袋の下を切ることで、品種表示が残ります。
切った側を薬包のように折り込みます。

 



☆葉物には二種あります。
・秋蒔き 越冬して花が咲く。春に蒔くとすぐに菜花になる。
・春蒔き とうが立ち難い(菜花になり難い)品種で、
     春にも秋にも蒔ける。時なしとも言う。
種袋の裏をみてみましょう。
3−9月と書いてあるものは時なしです。

☆ツンツンした葉物は乾燥に強いです。
葉の面積が小さいので蒸散が少ないことから最小限のエネルギーで
最大限の光合成をし、自分のロスを無くそうとする性質があります。
他の野菜との共存(混植)がしやすいのだそうです。
大根・小松菜・水菜など。
 


☆じゃがいもの簡単な植え方。
@鍬を一振りし、そのまま抜かずに手前に引きます。
A出来た穴の深さはじゃがいもが一つ乗る位。この穴にじゃがいもを置き、
 鍬を抜いて、切り口をそのまま戻します。
最小限の土の移動で、植えたことがわからないほどの見事さです。
周囲の冬草は動かしていないので、他の夏草を抑えます。
土をむき出しにしないことで、虫を寄せ付けません。
じゃがいもは夏草です。じゃがいもの上の冬草は朽ちていきます。
実に合理的で一切の無駄がありません。
これぞ自然農!

じゃがいもは、
葉があるうちに収穫すると、新鮮な芋として食べることができます。
葉が枯れてから収穫すると、種芋になります。
自家用の場合、食べるものだけ都度採るようにすると、
最後まで残ったものが種芋になります。


にんにくです。越冬しており冬草に負けていません。
周囲の冬草が湿度を保ってくれています。

昨年のオクラです。
種を携えたまま、立ち枯れています。種取りができます。
邪魔でなければ残しておくと、時間差を持ってこぼれた種により
芽がでるかもしれません。

ほうれん草です。花が咲こうとしています。
ほうれん草には雄株と雌株があり、雌株が種を残します。



最後に温室に立ち寄りました。
先月蒔いた種は、見事に芽を出しています。



これにて昼の部は終了。
皆で温泉に向かいます。道中、満開の桜を楽しめました。

待ちに待った夕食は、桜、ふきのとう、カンゾウ、ノビルと、季節感たっぷりです。
ほろ苦さが春ですね。祐子さん、ごちそうさまでした。


今日は、サブシステムという言葉が非常に印象的でした。
そして、自然の理と人間の知恵を組み合わせて、
はじめて農になるのだなぁと感じた一日でした。

4月のメニュー 春の野のもの

酵素玄米ご飯 さくら金ごまふりかけ
ふきのとうのコロッケ
甘草とノビルのおみそ汁 みそは自然農で昨年仕込んだもの
花野菜とひじきの和え物
大根の炊きものもちきびあん
自家製のたくあん
豆乳プリン苺添え

●夜の講座
お腹がいっぱいになったところで、各自、作付計画に取り組みます。
家で計画を完成させた方、まだ迷っている方と様々です。
先週お休みだった方々は、これからテキストを元に畑を描いていきます。
あれこれと考える時間は、とっても楽しいですね。
完成した方から順に、竹内さんにみて戴きました。
竹内さんのアドバイスにより、より多くを植えることが判り、
より充実した作付計画となりました。ありがとうござます。



全員が終わったのは22時をまわっていました。
完成した作付計画に、明日からの植え付けが楽しみです。
おやすみなさい。

〜〜〜〜〜

 


二日目です。

朝からいい天気です。草の露が光り、ひばりが鳴いています。

みんなが起きてきました。

シャロムの一日が始まります。

今日は朝から、田んぼで種まきです。もちろん稲の種籾です。講師の竹内さんの話がはじまりました。

シャロムの田んぼです。一面草の原・・・・に見えます。でも実はこの草に秘密が隠されているのです。
大麦です。これが秘密その1です。

レンゲと根栽して収穫になり緑肥にもなります。れんげです。げんげとも言うそうです。
これが秘密その2です。

マメ科の蓮華は地力を高める働きをします。草を駆逐して夏草を押さえます。ちょうど稲を植える頃に枯れて稲と交代します。


    

 
講師の竹内さんが立っているところに見える白い布の下に実は去年の塾生のみなさんが残してくれた苗代があります。ここに種を播いていきます。白い布(不織布)を取り除くと稲藁がいっぱいでてきました。スタッフのぐっさんが藁を取り除いていきます。長い藁の下から細かい藁がでてきました。塾生も協力して藁を取り除きます。実はここに米ぬかがふるってありましたが、いまはすっかり消えています。微生物のえさになったのです。ところどころ土がくぼんでいるのは、ねずみが通ったところです。



かえるがでてきました。あまがえるでしょうか。まだ眠そうですね。講師の竹内さんが人差し指を苗代にさしこんでみました。すすっと簡単に指がもぐってしまいます。足でねずみの穴を埋めているところです。

 

 

苗代の周りの溝をもう一度しっかり掘ります。

自然農用のクワは柄が金具の背のほうに飛び出していないということをコウさんが教
えてくれました。それは地面をたたいて平らにする作業があるからなのでしょう。竹内さんの作業が続きます。作業をしながら、解説も同時進行です。これはとても大変で、長い修行の賜物です。ぐっさんも加わって、ていねいにていねいに苗床をならしていきます。平らでないと水分のたまるところ、たまりにくいところ、光の当たり具合のいいところ、悪いところができてしまいます。苗が均一に育たないのです。少し低いところに土を盛ります。

クワの背でぽんぽんと苗床をたたいて鎮圧していきます。ムラがないようにていねいに鎮圧します。二人が歩いているところの溝は、ねずみやもぐらの侵入を防ぐためにしっかり掘ってあります。


 


いよいよ種を播いていきます。種は農林48号と赤米、緑米、黒米の4種類です。稲藁をしいて境界を作ります。種を播くときは握った指の間から落としていきます。まばらに種が落ちていますが・・・もう少し密になるように落としていきます。


 

一粒一粒の種の間隔を1センチほどになるように直します。種同士が競争せず、他の草も入りにくいためです。種まきのときに手間をおしまないと田植えのときに楽になります。種同士の間隔が1センチほどにそろってきました。きれいに見えます。播いた種を手で押して、土になじませます。種が動かなくなります。

 

 

種の上に撒く土を掘ります。草の種の落ちていない下のほうの土を掘っています。少量ずつ手に取り、細かく砕きながら土を撒いていきます。種がかくれるまで撒いていきます。クワの背で土を鎮圧していきます。手のひらや木の板でやってもいいです。


「わら押し切り」という道具(7000円位)です。上にふりかけるわらを切っています。草で代用することができます。切ったわらを薄くまんべんなく撒いていきます。保水用の長いワラと区別するためです。わらの長さは5センチ位です。


 
 
 

保湿のためにさらに長いわらをかけていきます。長いわらは厚さ5センチ位になるようにかけていきます。2週間位で芽が出るので、そうしたら長いわらは、取り除きます。この時鳥害が発生しやすいので糸を張ったり不織布で覆ったり注意が必要です。最後にたるみのないように不織布(ぱおぱお)をかけ、重しやくい金具、針金等で固
定して完成です。不織布は、鳥よけや保湿、保温、霜よけ、わらが風で飛ばないためなどの役割があり
ます。

  



シャロムの畑にもどってきました。

これからトマトの鉢上げというものを行います。引き続き講師の竹内さんが話し始めます。双葉が1〜2枚のときは種の栄養で育ちます。本葉が3〜4枚になると種の栄養は残っていないので移植の時期です。
空のポットを用意します。底の穴を枯葉でふさぎます。ここに一本づつ苗を移植します。
ハウスで暖めた土を用意します。少し湿らせてあります。ポットに山盛りに土を入れて、指ですりきりいっぱいにします。
平らなところでトントン・・・。すこし沈みます。

   

  
 

日差しが強いので暑いのですが、もう少しでブランチです。みんながんばって!
親指で穴を開けていきます。フォークを使って土を切ります。
ポットに化学肥料を入れて育てた苗は根が小さいので移植しても根が張りません。
自然農の苗はたくましいので適応力があります。

 

根の長さは地上部のたかさと同じです。根の幅も葉の広がりと一致します。葉の先端についた露が落ちるところに根を伸ばしているのです。一本ずつに分けたトマトを土をつけたまま移植します。

   

このトマトはイタリアンミニトマトです。F4です(日系4世のようなもの?です)。トマトの土とポットの土を水で接着するような感じで植えます。葉の広がりと根の広がりが同じ幅です。まっすぐ植えても傾いて植えてもどちらでも大丈夫です。トマトはとてもたくましい作物です。なすはとてもデリケートで移植を嫌います。ごぼうや大根も同じです。

 
   
 

傾いて植えても次の日にはまっすぐに起きてきます。倒れるとそこから根を出すトマトの習性です。根のところにだけ水をかけます。

 
さてブランチタイムが終わり、いよいよお待ちかね。

各人の畑に苗を植えていきます。

ワクワク、ドキドキ。

苗だけでなく、種も播きます。シャロムの玄関前に集合です。紫外線対策をしっかりしてください。昨日用意したジャガイモです。男爵ときたあかりです。各人の畑(クラインガルテン)へいざ出陣!苗を運ばれた皆さん、ご苦労様です。水分補給もわすれないでください。

 
   
 

用意した苗は、ジャガイモのほかには

ブロッコリー、キャベツ、玉レタス、ソラマメです。

   


移植の前に水をしたたるくらいに根元にかけます。水がしみこむときに酸素も入っていきます。苗は各自が植えたい分だけ数を申告します。
各人の畑です。一人1m×5m×2畝あります。
 

 
 


ジャガイモの植え方です。

剣先スコップでジャガイモ+げんこつ一個分の穴を掘ります。有機物をとり30センチ四方に一個ずつです。ジャガイモを底に置き、湿った土、乾いた土の順にかぶせます。土を山盛りにします。植えた場所がわかります。

  

ソラマメを植えます。ポット1個分の穴を掘ります。有機物を取り除きます。ポットから出した苗を一本ずつに分けます。苗を穴の片側に押し付けるようにして植えていきます。しっかり土寄せをして・・・草をかぶせます。

   


レタス一本ずつに分けます。掘った穴の片側に押し付けて植えます。剣先スコップで押し付けています。掘った穴に先に水をかけています。

   

昨年撒いておいたレタスを移植します。レタスの片側の土を切るようにしたら、反対側からすくいます。一面の草の原に見えますが、レタスなどが植えてあります。穴の片側に押し付けたら隙間を埋めます。

   


植え方の見本を見せてもらったので、各自で植えていきます。

 

 

ごぼうの種を播きます。ごぼうは長くなるので、土を盛り上げます。溝を掘ります。3センチ間隔で種を播いていきます。盛り上げるようにして両側の土をかぶせます。手で押して固めます。乾燥や霜対策で草をかけます。ごぼうの両脇にはにんじんを播きます。

にんじんは夏までに収穫し、その後秋までごぼうが成長します。

溝を掘ります。指を押し付けて土に穴を開けます。

ひとつの穴ににんじんの種を2〜3粒ずつ播いていきます。平らになるように手で押さえていきます。播きっぱなしにすることを、すてづくりといいます?ただしにんじんは間引きます。
草をかぶせていきます。
つんつんした細い草のほうが芽が出やすい?ようです。手でしっかり押さえます。

   

   


キャベツの種を播きます。
土を取って低くして、手で押さえて平らにします。
クレーターのようなくぼみができました。
10粒くらいを播きます。取った土をかぶせ、手で押さえ、草をかけます。苗を植えたところにも、刈った草をしっかりかけていきます。

   

  

午後3時をまわり、終了の時刻が近づいています。

 

 慣行農法でジャガイモのきたあかりを植えます。
クワで溝を掘り、ジャガイモを30センチおきに置いていきます。
ここはみんなの共同の畑なので、収穫の際にはジャガイモ料理で宴会?をします。
土を盛っていきます。クワで押して固めました。山盛りにしてから上から押すのです。きれいな草の敷物です。

溝と溝の間の盛り上がっているところが畝(うね)です。

モグラよけの効果があります。

   

 

紫外線対策に長袖、タオル、帽子などを組み合わせます。蚊や蜂の被害を少なくするためにも長袖がいいのです。

 今はみんな似たような畑ですが、これからの変化が楽しみです。

   

古代米の黒米を播きます。水選でかなり減りました。鳥山敏子さん、川口由一さんの「自然農」という本によると、陸稲が種まきから2ヶ
月で40センチに育ったので、田植えをしても大丈夫だと書いてありました。ということは田植えは6月になります。

 
   
 

土をかぶせ、クワの背で平らに固めた後、細かい稲藁と長い稲藁をしいて終わりです。本日の実習が終わりました。お疲れ様でした。
今日はまだスタートしたばかりです。これからが熱い季節の始まりです。感想会です。

講師の竹内さんの奥さんの祐子さんが先月に引き続きケーキを焼いてきてくれました。いつもありがとうございます。

 
 
 

みんな笑顔で感想を出し合いました。

先月は、みんな受身的な感想だったのに、今日は今後どうしたいという積極的な感想が多かったように思われました。
スタッフの方々からも貴重なアドバイスをいただきました。
皆さんありがとうございました。
次回は各自が宴会?の料理を一品ずつ持ち寄りですので忘れないでください。

感想会のときのスタッフの皆さんのアドバイスです。
「経験値を増やしてみることが大事」
「作物を昼は外に出したり、夜は中に入れたりなど、自分で実際にやってみることで気づくことがある」
「本を読むのにも、実際に作業をしたあとで読むとよく理解できる」
作物にも暑がっていたり、寒がっていたり表情がある」
短い言葉にもひとつも無駄がなく、レポートを書いた今はとても胸にしみます。
ぐっさん、いっしーさん、しまっちさん、祐子さんありがとうございます。
これからは受身で聞いているのではなく、積極的にスタッフのみなさんに話しかけて学んでいくことが大事なんだなと思いました。

最後に、日ごろのケンさん語録より

(   )内は私の勝手な解釈です。

プロブレム イズ ソリューション 問題は解決である(問題をきちんと認識できれば、解決方法も見つかるはず) 
こだわってこだわってとらわれない こだわってもとらわれない (無限の努力&がんばりすぎない、継続すること)

                                                                      まるけんレポート