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自然農 8月15日                     記録 武田

 立秋を過ぎ、お盆のピークの自然農でした。終戦の日でもありました。

今日は、竹内さん、イッシー、臼井さんに加えて、アシスタントとして体験スタッフの岡本さんが入ってくださいました。

 

豆の貯蔵の話(略)

 

この地方のお盆の話

<お盆の過ごし方は地方によって違うと思いますが、この地方では、813日の中盆に先祖を迎えに行き、1516日に帰っていただきます。白樺の皮をむいて、玄関の前で燃やして先祖を送迎します。お盆饅頭を作る家もありますが、それはつまり小麦が取れるということを意味します>(<>は竹内語録)

地域の農業は、その地域の季節や気候や生活の流れ、年中行事などとつながっていて、そういう中で人は生きているということでしょう。農業にかかわるということは、年中行事も含め、さまざまな地域の生活に触れるということを意味するわけです。

 

【本日の予定】

1.              前回たたいた小麦で、うどんとおやきを作る。

・この間に製粉所で引いてもらった小麦を使う。

2.              畑で秋野菜の種まきをする。

・春の野菜が種をつけている=種を取る=種を撒ける時期、ということを意味する。

・寒冷地は夏が短く冬が長く、盆明けから1010日くらいまで、つまり早霜が降りるまで秋野菜の種が捲ける(穂高は10月中旬くらいまで)

・一方、夏野菜は、霜が来ると枯れる。

・多年草のナス・トマト・ピーマンは5月連休明けから1010日まで、つまり「霜がおりない期間」は枯れない。

3.              そばの種まき

・捲く→再来月刈って石臼で挽く→そば打ち体験

 

今年の夏の気候について

 今年は雨が長く、太陽が少なく、草と虫が多い年だった。

・瓜系の植物(少し寒冷なほうが好き)にとってはOKだったが、トマト(夏の国の野菜)やナス(水が好きだけれど、太陽はもっと好き)は今一つだった。

 ・暑いということは、人間と同じで野菜も呼吸が苦しい。涼しいほうが、野菜が充実する。→今年は野菜の値段が高い!

秋野菜には3種類がある

(1)   冬を越して来年6月頃収穫できる秋野菜(春キャベツや玉ねぎなど)

むしろ冬野菜と言ったほうがわかりやすいかもしれない。霜にあたっても枯れない。

(2)   霜にあたると食べられない秋野菜(春菊:冬を越して春食べることも可能)

盆明けから8月末までに種をまく 820日から末がベストで、910日までには終えること。それ以降だと生育できない)

(3)   霜にあてるとおいしくなる秋野菜(ホウレンソウ、ネズミ大根=地大根)

9月になって捲く野菜。お盆に巻くと、虫(コオロギなど)に食べられてしまう。

 

<秋の一日は春の一週間に等しい>

 白菜、キャベツなど、一日違うだけで、巻く巻かないが変わってしまうほどである。

さあ、シャロムの畑のカボチャを見てみよう!

今年は、涼しくて雨が多く、高原野菜のカボチャにはよかった。日本はカボチャを育てるには暑すぎる。北海道に持っていくとどのカボチャもおいしくできるのは、18℃−23℃が長く続くから。

 健康な場合:葉脈がしっかり出て対照になっている=根も対照になっている。ピンピン葉が張っており、養分がうまく吸えていると色が濃くなる。つまり、光があると代謝が良くなって、光合成が進む。

 有機栽培:根の栄養の偏りから対象でない場合がある。

うまく育っていない

:うどんこ病になりやすい(健康だと広がらずに済む)しなしなとする。日照不足と肥料過多などで代謝が良くないと、どす黒くなってしまう。

養分が足りない葉:まだら模様になる。

羽毛:ケバケバ・ざらざらして、朝露を流したり、貯めたりできるようにしている。

では、カボチャの収穫時期と食べ頃は?

 茎が乾燥してコルク状になっていたら収穫可。

 食べ頃:とりたてはおいしくない

     冬至カボチャ(K7)は12月―1月(高品質であれば34月まで持つ)

    坊ちゃんカボチャは12週間後がいい。

 

<その年の気候と生育状況で、どの野菜がその地にあっているかがわかります。うまく育ったものを見てみればいいのです。多様に植えておけば、どれかが当たるので、自然農ではそうしておくことがお勧めです。そうすれば、食べるに困らないですみます>

<異常気象の中で少しでもうまく野菜を育てるにはどうしたらいいかを考えよう>

次に、シャロムの畑のその他の野菜を見てみよう!

(1)   トウモロコシ

・花粉が付いていると実になる。一方、花粉がついても、雨のせいなどで流れて受精しないこともある。

・ひげ根が半分以上、茶色になったときが収穫時。収穫は、身を上に向けて、逆関節をポキッと折るように。トマトも同じ。てこのようにして採る。収穫後は実を横にすると、半日で糖度がなくなってしまうので、茹でるまでは立てておいて、できるだけ早く茹でて糖分を固定させる。

(2)   小豆

・おしべ・めしべが同時に成長する。メンデルの遺伝の法則の実験が可能だったのは、他の花粉が入りようがなく、条件を揃えることができたから。

<農家の人が、素人を畑にいれたくないのは、目的の野菜の収穫の時に、近くに植えてある他のものを踏んでしまうからです>

(3)   トマト

・トマトのお尻に星がはっきりと出たら完熟の印。星が出たら冷蔵庫に入れて食べるようにする。実際。熱帯性植物は、井戸水・氷水で冷やしたほうがいい。

・トマトを箱に詰めて輸送するときは、ヘタの先をはさみで切って、ヘタを下にして並べて運ぶ。現在は品種改良で完熟してから輸送ができるようになった。

    ・本来、トマトは落ちて完熟するものだった。グチョッとなってゼリーが発酵して種取りができる。ブラジルでは、トマトを手で握りながらしぼって歩くと、苗が出てくる、という方法をとっているとか。

・トマトは品種によって味がかなり違う

  加熱するとおいしいもの、観光農業用、先のとがったもの、色の多様さ、

大きさ → 実際に食べ比べてみよう。

 ということで、みんな一斉に食べ比べ開始!

(4)   食用ほおずき

・オレンジ色になったら食べ頃 → だから食べてみよう。ということで試食!

・イタリアではチョコディップやジャムで食べるとか。

(5)ひまし油(亜麻仁油) 無色透明の高級な油

 

白菜の種を蒔いてみよう

結球する野菜について(キャベツ、レタス。白菜の類)

 初めてではうまく結球しないことも多い。野生種にはない。捲かなかったものを捲かせる、つまり奇形を作るということ。リーフレタスやサンチェのように結球しないものは作りやすい。もともと、ケールの変化したものが、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー。初めて自然農で扱うときは、こぼれて種の出てくるような、シソ・オカノリなどから始めるといい。

(たとえば、トウモロコシのようにだんだんと粒の数を増やしてきた野菜もある。1粒から500年かかって10粒に、というような増え方で変わってきた野菜である。したがって、きちんと埋める形で植えないとなかなか育たない。カリフラワーなども難しい)

 

 

 

種を蒔いてみるけれど…

 820日以降がいいが、気候がどうなるかわからないので、蒔き直しの可能性も考えて、今回、植えておく。自然農では(エンマ)コオロギとの付き合いが多いので、工夫が必要。また、今月捲かないと、結球する期間がなくなってしまうので、蒔かない白菜を育てるということも考えられる。

 イクラくらいの生存率で一個残ればいい、という風に考えるのが、結球する野菜に挑戦するときのコツかもしれない。

 

なぜ巻くの?

 植物は葉が重ならないように葉を出すもの。キャベツは5枚目、白菜は6枚目で重なるので、巻かざるを得ない。

 

どう蒔くの?

50センチ間隔で点蒔き(150センチくらいの畝に3つの円)

 ネズミの穴がコオロギの棲みかになる。食べられてしまうかもしれない。

<こうしなければいけない、こうやればうまくいく、ではなく、地域、自分の生活や性格、その年との相性のいいものを見つけましょう>

<たとえば、丁寧に手を入れられる時にはいい調子でも、手が入れられなくなってうまくいかなくなる、というようなこともあります。それは、生活や性格に関係しています>

 (準備)ここのところ、乾燥が続いているので、草を完全にとらないでやる。火山灰土   

   で乾燥しやすいので、草で覆いたいが、完全に覆ってしまうと、コオロギの餌場&   

   棲みかになってしまう。

(草を刈って土を出す)草を刈った後、濡れている土を出す。

   白菜はいわばスプリンター。3日で発芽する。(キャベツは57日)移植しないほう    

   がいい。

 (かまで土の根切りをする)芽が出やすいように、表面のはびこった草の根を切ってお  

   く。

 (土をしっかり平らに抑える)発芽を揃える。

  <小さい種には1ミリも壁のようなものです>

 (種を蒔く) 57粒→10粒(最近はなかなか残らないので多くしている)

   種は…いいものを選ぶこと。75日以内で結球するものを。霜が始まると結球しない   

   ので、小さいかもしれないほうが、早く結球するほうが失敗してもまき直しができ 

   る。種と苗を同時に植えて、追いかけっこしてもいい。

 (蒔き方) ばらばらに蒔く。

 (土をかぶせる)表面の土は草が発芽を待っている状態なので使わない。通路などの   

    土の濡れているところ(あるいは、円の周囲の土を持ってきてもいい)を取って 

    きて、それをかぶせて手のひら(足)でしっかり押さえてラップをかけたような 

    状態にする。

 (草で覆う)その上に、ツンツンした草を小さく刈ってかぶせておく。乾燥防止。草が

    乾燥して、縮んだすき間から発芽する。

 (その後)3日後に発芽していて、1週間後に出ていないとしたら、コオロギやナメクジ  

    のえさになった可能性が高い。

     [ナメクジのトラップ] 飲み残したビールの缶を畑に置いておくか埋めておく。

 蒔く時間帯は?

  曇り、夕方の涼しい時、朝(でも朝は乾燥している)

 どんな種を蒔くといい?

  結球しないもの:花心白菜(山東菜)(山東白菜)や たけのこ白菜 半結球性

   巻かないということは、葉緑素が多いので、豚しゃぶなど美味しい。

  交配種だと815日が播き時

  固定種だと、種の袋に書いてあるのは、全国的にどこかでこの間はOKという意味なので、この間ならいつでもいいというわけではない。

  白菜や春菊はデンマーク産が多い。

筋蒔きをしてみよう(白菜、かぶ、小松菜、ホウレンソウ、春菊など)

 (鍬で表土をどかしながら草を刈って30センチくらいの筋を作る)大きい草は丁寧にカマで採る。濡れている面に種を落とすと水をかけなくていい(野菜の達人を買って読もう)

 (根切り)1センチくらいの深さに根切り。斜めに刃を入れて、少しずつ上に進んでいく。

   (平らに)鍬の背や板や手でたたいて平らにする。(種が幼稚園の子供たちのようにみんな仲良く育つ)

 (2センチ間隔にひねり蒔きで種を蒔く)片手に種を入れ、パラパラと指をこすり合わせるように、満遍なく一方向に蒔いていき、利き手によって蒔き方に偏りが出るので往復する。慣れないうちは一粒ずつ蒔く。固定種の安い種を使う。袋はすぐにしまうこと。素手で扱うこと(軍手では土がつく)

 (乾燥させないように種が見えなくなる程度にたたいて抑える)

(さっき刈った草を戻す)

(風の強い地方ではまたその上から足で踏む) 

<最初丁寧にするとホントあとが楽です。出た芽も揃います>

  間引きさえできるなら、種はたくさん蒔いたほうがいい。

<鍬を持った時、手だけで仕事すると、腰を悪くするので、足がちゃんと手についていくように体の前で鍬を使いましょう> 

 

白菜のコンパニオンプランツ    

 白菜&春菊の組み合わせにすると、虫がにおいを嫌って集中攻撃をしてこない。

応用:ニンジン(パセリ)&枝豆(マメコガネやカメムシはニンジンのにおいが嫌い&アゲハ蝶は豆のにおいが嫌い。人参で日蔭ができる)

<初心者は植えた場所に割りばしなどを刺しておこう>

筋蒔きで大根を植えてみよう!(土と草をなるべく取らない方法)

 シナ大根(ビタミン大根)を蒔こう。

(草を刈る:どんなに草が生えていても、株元さえ刈れば、一本で済む。巻くところより広めに20センチくらい刈る。)→(みぞをつける)→(土を固める)→(大きめの種を3センチ間隔に一粒ずつ蒔く:買った種なら間違いなく発芽する。)→(溝を閉じる)→(土を抑える)→(草をかけない:幅がないので、草が伸びてくるから草をかけなくてよい)

 

大根の2つの種類について

 吸い込み型(聖護院・練馬・三浦など)

 青首型(上がってくるので首が青くなる)

 

筋蒔きのニンジンは1センチ間隔(本当は5ミリ。種と種が触れない程度)

 

畑を見回って学ぼう!

レタスの種

 綿花の中に種がある→このままにしておくと来年出てくる。(綿毛は飛ばない)

 玉レタスでは割らないと蒸れる。

 小さいうちに霜にあたっても大丈夫だが、大きくなってからだと凍る。

 (濃厚なガムシロップが凍らないのと同じ)

 種はお茶出し用の袋に入れておいて水に浸しておき、芽が出たら蒔く。 

 

野沢菜:草に負けないようにいっぱい種をつけて落とす野菜。 

 (草が強いのは、広面積にたくさん種が落ちて、芽を出し、成長が速いから)。

 

ニンジン:出来のいいものは埋め直しておくと、種がとれる。

 

<耕さない畑は野菜の一生と付き合えます>

 

ネギ

 松本一本太ネギ=下仁田ネギ 土寄せしないと分結しない。雨を株元に落とす。

 今の時期(お盆過ぎ)に一回掘り上げて、植え直す。襟足より下で植える。深く植えると白く長くなる。今は土寄せの機械があり、植え直しの必要がないので、曲がらない。まっすぐに育つので箱に入れやすく、よく売れる。

葉の上に余分な養分を出すと、うどんこ病になる。  

 根こそぎ植わったところの養分を取ってしまう→別の土地へ植え替える。すると曲がる。つまり曲がっていたら、植え直しをした証拠。

九条ねぎは植え替えが必要ない。

 

春菊:黄色い花。首がはぜて落ちる。畑に菊科野菜を入れておくと土がリフレッシュする。

 

自然に生えてくる方が蒔く時期より早いので、出てきたらそれをみて植えればいい。自然界の野菜は、植わっている期間が長い。

 

そば蒔き:そば(蓼科)は優秀な作物です!

 春そば・夏そば(蒔く時期をさす)とあり、3(4)毛作が可能。2か月で生育する。

 冷涼な気候(ソヴィエト、ヒマラヤのふもと原産)

 ルチン(成分)若返りの効能。抗酸化物質。

そば湯、韃靼そば(苦い)、そばの茎や葉を若刈りにして干してお茶に→ルチン多い。

 今蒔くのは夏そば。

  標高によって適切な品種は変わる。

 そばは草より成長が早い。アルロパシーを出して草を抑える。

 米がとれないと小麦を育て、小麦が取れないと、そばを植える。

  岩手:つなぎは豆腐(小麦が取れない)

     へぎそばのつなぎは海藻 

 草は刈り取らないで、グーにした手の甲の指の間からまく。ばらまきは、種をたくさん使う。秋口は野沢菜も同じ方法でいい。その後、草を刈ると草から種が落ちる。草を刈ってから蒔くと均一に負けない。

 節の間から花を咲かす。

 信濃一号及び在来(茎が赤い)の2種を最初蒔く。(一層そこの土地に合うものがわかるから)10アール(1反)で10キロ取れる。

 新しく出る草や今の草は丁寧に刈ること。ジャガイモの跡地がちょうどいい。

うどんとおやきの生地を作ろう!(記録:ここは藤さんに書いていただいたものを加筆修正させていただきました)

 

 前回脱穀した小麦を使って、長野を代表する郷土食である「お焼き」を作ります。

[材料の割合]  小麦粉:100g 水:45g 塩:5g

[作り方] 

 大きな鉢に小麦粉(宙力こ)をあけ、箸を使って軽くかき混ぜます。

 やかんの水を少しずつなじませていきます(箸を使ったほうが、手でやるよりダマになりにくい)

 箸にぽろぽろくっつくようになったら打ち粉を打ち、耳たぶくらいの柔らかさになるまで手でこね、菊練りでしっかり空気を抜き、指で触れると弾力が残る程度になったら止めます。

 乾燥を避けるため、濡れ布巾でくるんで休ませます(この間に温泉入浴) 。

 

たねをなまこ型に整え、

(1)   お焼き

手のひらに乗る程度のサイズに切り分け、お煎餅状に広げていきます。

中心は厚く、周辺部は薄く。ここに具材をたっぷり置いて、包み込んでいきます。

くっつかないように全体に粉をまぶして、アツアツの鉄板に少し油をひいて焼いていきます。いい焼き色をつけて中まで火が通るようにするためには、時間もコツも必要です。

(2)   うどん

 太〜い指一本分ぐらいの分量のたねを、手延べで細くしていきます。

 細く細くして…あ、切れた!っていうことのないように…。みんなだんだんうまくなりましたよ。

みんなで夕ごはん!

 言うまでもなく、おいしい夕飯。おなかがすいても頑張って準備して、やっとできて食べ始めると皆、無口になり、その後はしあわせ〜〜という声があちこちであがる安らぎのひと時でした。時折、サル?の鳴き声も?

 メニューと材料

  手作りうどんのほうとう

   かぼちゃ、しめじ、大根、ズッキーニ、味噌、その他、何が入っていたかなあ…㊙

手作りお焼き(具は差し入れ)

   切干大根の炒め物、茄子の味噌炒め、キャベツの味噌煮、生の茄子の角切りと味噌

  ねぎやき(竹内さんの渾身の一品) 

トマトときゅうりのサラダ(みっちゃんのとりたて)

茹でとうもろこし&焼きとうもろこし(にお醤油!)

  茄子と茗荷の和えもの(ゆうこさん提供)

  きゅうりの辛子和え(ゆうこさん)

  とりたて枝豆(美保子さん)

  スイカ(竹内さんの家の近くのおばあさん)

  &お酒(愛ちゃんと  さんの差し入れも)・野草茶

 

竹内さんのイブニングセミナー(最後の方のみ、覚書です)

<収穫できる時に収穫していかにそれをおいしく食べるか、と考えましょう。だめにするくらいならばそのほうがいいのです。あるいは、種にしましょう。種は、新しいものと古いものを混ぜてあるので、余るぐらいだったら多めに播くといいでしょう>

(明日、畑でどうしましょう?の質問に対して)

枝豆;根を残して切る。種用にいくらか残すこともできる。

青刈り大豆;肥料として使うために早いうちに刈ってしまう。

納豆を作る;ゆであがった大豆に、納豆の残りに水を入れて上澄みをかけておく。納豆は冷凍庫に。

収穫後のトウモロコシ;つるありインゲンの支柱にするか、根っこを残して刈って通路に置くと通路が固くなるのでよい。トウモロコシの後は、その横に筋を作ってなんでも植えられる。

なす;いい時だったら売っている大きさよりちょっと大きめでとって、ヘタだけ切ってジップロックやタッパーに入れて、10%の塩水漬けにして芥子・酒・砂糖につける。からし漬けにしておいて重石をする。

緑色のナス;皮つきで蒸して軽く水を当てて、アツアツをさくさくと切って芥子醤油かわさび醤油。

人参のマビキ菜;お浸しとして高級野菜。カイワレ大根、

ベビーリーフ;切り戻し、何回も食べられるが、2回目以降は栄養がほとんどない。葉っぱがしっかりしているか見て買うこと。虫にやられる前に出荷してしまう、という感じで出荷する。

その都度収穫しておいしく食べる(間引くと考えるより、ポジティヴに)

カイワレ大根、つまな、葉大根、大根

大きくなりすぎて割れちゃった人参は、すりおろして人参ケーキに。

 巻かなかった白菜も使い方次第。

 菜花で一番おいしいのは白菜。花が咲いたとき、アスパラのような菜花がとれる。

 巻き遅れてもいいから余ったら巻いておくと、菜花が食べられる。


自然農塾 第6回 8月16日(日)晴れ

◆みんなの畑の観察

朝5時、誰かに促されたわけでもなく、ほとんどの人が黙々と寝袋を片づけ、無言で各自の畑に向かいます。長雨のせいで、畑が様変わりしていたからでしょうか。伸び放題の草を前に途方に暮れる人、収穫できたはずのものが収穫できずにしょげている人、収穫後、気分を変えてさっそく秋野菜の準備に取りかかる人・・・さまざまな思いで畑に向き合います。

7時から、竹内さんを交えての質疑応答。

 

 



[ゴボウ]
茎の底部の太さが根の太さに対応しているので、収穫時期の目安とする。
抜く時、周囲の環境を壊してしまうので、他のゴボウを傷つけないと抜けないようなものは抜かないでおく。
水を掛け、30分くらいたってからやると抜きやすい。両手で全体重を掛け、そっと抜く。乾きやすいので、濡れた新聞紙でくるむ。
ゴボウは、細い茎から何本も伸びた大きな葉が、漏らさず株元に水を集めていく構造になっているところが印象的。

[トウガラシ]
種採りをする際には手袋が必要。何せあの刺激ですから・・・。

[エダマメ]
今年はどの区画でも密生していた。雨が多いため根の張りが浅く、そのために倒れてしまったものが多い。
この時期、もし雨が少ないようならひしゃく一杯程度の水を根元に掛けてやる。
さやが黄色くなったものは大豆にする。大豆にする場合、蒸れないよう周りの草を刈るか、支柱を立てる。

[落花生]
黄色い花は、やがておしべの先端が長く伸びて地面に刺さり、土に潜って実を付けるので、誤って草刈りの時に刈らないこと。土寄せしておく。

[カボチャ]
ウリ科の野菜は、受粉を考慮して、2本以上を近接して植える。開花したその日のうちに花粉をつくかどうかが勝負。
雄花の花弁を取り去った軸を、7〜8時間のうちに雌花に付けてやる。

[インゲン]
真ん中で切ってみて、断面がゼリー状のものが収穫時。
中に豆が出来ているものは美味しくないので、種採り用に残すか、いとこ煮などに使う。

[ゴーヤ]
一般には支柱やネットを使って栽培するが、沖縄のような暖地では、台風もあるので、大地に這わせても良い。

※同じ区画に植えない方がいい野菜
・ゴボウとナスとオクラ(根の形状が同じ)
・白菜とネギ
・大根とネギ

[質疑応答]
Q:アブラナ科の野菜は隣接して植えて大丈夫なのか?
A:食べるだけなら構わない。
  種採りをする場合は離して植える(蒔く)。さもないと交雑して新しい品種が出来ることも。
  大根は大根以外のものとは交雑しない。
  キャベツ、小松菜、大根は交雑しない。
  小松菜・株・チンゲンサイは交雑する。
  高菜とからし菜も交雑する。


◆粘土団子をつくる

続いては粘土団子。
奇しくもこの8月16日は、自然農法の創始者である福岡正信さんの命日です。
自然農塾の塾生一同、福岡さんを追悼して粘土団子を作ります。
福岡さんの自然農法とその思想的背景については、『[自然農法]わら一本の革命』(春秋社)に詳しいので、ここでは粘土団子の手順だけまとめておきます。
・・・といっても基本はとても単純で、さまざまな野菜の種の入った粘土の団子を、思い思いに蒔くだけです。
何が出てくるか、後はお楽しみ。

粘土団子は、一般に砂漠緑化用に使われるものが有名ですが、他にも田んぼ用・畑用と、いくつかバリエーションがあります。
ところで、なぜ粘土なのでしょうか?
粘土で覆うことで、鳥や虫、そして乾燥から種を守ります。
砂漠用は、団子一個に種一粒ですが、畑用は多種多様な種を入れておくので、 その土壌・気候にあった種子だけが発芽します。

ビニルハウスの手前近くに、ぐっさんが粘土団子を蒔いた区画があります。
各種野菜が、密生して豊かに成長しているのですが、これとて、いくつか蒔いた中での、数少ない「成功」例なのだそうです。
消費野菜のバックアップ用という位置づけなら、この農法をやらない方が良いですね。
そこにはどうしても、人間のエゴ的コントロールが働いてしまいます。
「1年目は人が蒔き、2年目は鳥が蒔き、3年目は神が蒔く・・・」


[粘土団子の作り方]



1)粘土をふるいにかける。
福岡氏によれば、山の赤土が良いそうですが、他にも田の畦から採った土や陶芸用の粘土など、粒子の細かいものであればOK。
竹内さんが畑の脇の土を50cm程掘ると、火山灰土の下から茶色の粘土層が出てきました。
まず目の粗いふるいでゴミを取り、続いて目の詰まったふるいでパウダー状の土を濾しとります。

2)蒔きたいさまざまな種を容器に入れ、混ぜる。
できるだけ多様な種を用意します。古い種でもオーケー。
竹内さんが「誰か止めてくれ!」と言いつつも、楽しそうに次から次へと種の袋を思いつくまま手箕にあけていきます。
20種類くらい選んだと思いますが、確認できたのは次のとおり。これら以外の芽が出てきたら、どうかお許しを!

 赤クローバー、赤レタス、飯縄青大根、燕麦、グリーンピース、春菊、蕎麦、空豆、大納言小豆、高菜、ちりめん冬菜、天王寺カブ、人参(自家採取)、パセリ、ビート、フダンソウ、ホウレンソウ、ラディッシュ、リアスからし菜・・・・実にバラエティ豊かです。

[注意]
※あまり種が多いと団子が割れてしまう。
※大豆を入れる時は、一晩水に浸して膨らませてからにする。

3)たらいの中で、1)と2)を均等に混ぜる。
たらいに1)と2)を、土と種が8:2くらいの割合になるように入れます。
やかんで少しずつ、何回かに分けて「の」の字を書くように水を掛け、スコップでかき混ぜます。
その後、この土をいくつかの塊に分け、一つずつよく捏ねます。
陶芸でおなじみの菊練りにするか、叩きつけるかして空気を抜くわけですが、昨日のうどん種とまったく同じ要領ですね。

4) 3)から小さくちぎり取った一片を両手のひらで丸める。
ポイントは、できるだけきれいな球体にすること。
大地との接地面が点になるようにすることで、その一点に結露した水分が集まり、 根が出ます。
団子が潰れていると、表面から根が出てきてしまいます。
また、表面にシワや凸凹があると割れやすくなります。

ついつい大きい団子にしてしまいがちですが、ミニトマトくらいのサイズが手頃のようです。
この日はとても天気が良かったのですが、このように日差しの強い日には、作った団子を放置しておくと乾きやすいので、カバーを掛けるなど、工夫も必要です。

5)団子を畑に蒔く。
ビニルハウスの裏手の区画をみんなで草刈り。いつもの要領です。
ここに、みんなが思い思いに団子をばらまきます。
その後、これまたいつものように、刈った草を掛けます。

※粘土団子については、YouTubeその他さまざまなサイトで福岡さんの出演したNHK「宗教の時間」の「粘土団子 世界の旅」の録画を見ることが出来ます。(臼井さんご推奨)
http://u50urawa.hp.infoseek.co.jp/index.html
http://vision.ameba.jp/watch.do;jsessionid=625CB56BDD6804258715BEE1EDC32FC2?movie=501589
など。(下のサイトには、川口さんの出演した同番組の録画もあります。)


◆トマトの種採り・第1弾

[用意するもの]
 ・トマト
 ・種を入れる容器
 ・包丁
 ・スプーン

1)トマトを選ぶ。
今回選んだトマトは「レッドゼブラ」・・・黄色い縦縞が入った、まるでリンゴのようなトマトです。小ぶりですが、食べてみるとなかなか濃厚でした。
トマトは、実の重みで枝から外れて下に落ちます。ヘタの部分が黒に変色していることで確認できます。採ってからさらに1週間ほど熟させます。

実は、別々の樹・3種から採ります。
その年によくできたからといっても、たとえば長雨続きの今年の場合、その生育条件に見合った樹がよく育ったにすぎず、翌年にも有効とは限らないので、多様な樹から選んでおくことが望ましいわけです。
ポイントは、
・病気がないこと
・美味しいこと
・樹が丈夫なこと

2)トマトを輪切りにして、ゼリー層をスプーンで掻き出す。
輪切りにすると、中心の白い層と、周辺の赤い果肉層との間に、種の詰まったゼリー層が見えます。
これをスプーンの柄の部分を使って奥深くまでよく掻き出します。なお、落とした種は拾わないように。
ゼリー層が液状になるようほぐしていきます。
種の周囲にはヌメリが付着していますが、この部分は発酵していずれ無くなります。
スプーンは小さい方がやりやすそうです。

3)容器に名称と日付を記入して、種を保存する。
液体のまま容器に入れ、常温で保存します。
よく乾燥させておくと3年は持つそうです。

今回はここまでで、次回に第2弾。
やがて、容器に保存した液体の表面に白いカビが現れますが、この時容器を振ると種が沈みます。
これを水洗いしてぬめりを取り、ざるで水を切り、新聞紙の上で干します。
2時間ほど陽光に当て、風のあるところでゆっくり乾かします。
種がくっつかないように、干す際によくほぐすこと。
約一月かけて乾燥させ、保存します。
 



◆ブランチ・タイム
10時半のブランチがいつも待ち遠しいです。
キュウリにトマト、枝豆にトウモロコシ・・・・とれたての夏野菜が満載でした。
昨日も頂きましたが、トウモロコシのなんと甘いこと!
昨日のうどんの残りもおいしく頂きました。
新鮮な食べ物をゆっくり時間を掛けて味わいながら頂くというのは、食事の基本ですよね。
スタッフの皆さん、いつもありがとうございます。



個人的に、このブランチというスタイルが結構気に入っています。
20代の頃から一日二回を続けてきましたが、その理由は、それが身体のリズムに合っており、調子が良いことに自然に気付いたからなんです。

[うんちく:神の食事は一日2食]
日本は・・・というか世界でも、近代以前は、食事は2回が主流だったようです。
日本人の心のふるさととも言われる伊勢神宮では、神饌(神に捧げる食事)に、日本の食文化の伝統がよく残っている気がします。
その食材は自給自足・地産地消で調達しており、昔ながらの調理器具・方法で調理されています。
やり方は徹底していて、担当の神職が早朝、原始的な方法で火おこしするところから始まり、採れたて最高級の食材を毎日精魂込めて準備しているようです。(塩や、何と食器まで自前で作るその徹底ぶりには驚かされますが。)
毎日30品目・・・その多様な品数と、バランスの取れた栄養価に、栄養士が驚いたそうです。
1500年以上も頑固に貫き続けてきたこのスタイルの中で、やはり食事の回数は2回なのです。
もちろん、激しい肉体労働をする人たちには「中食」や「夜食」が必要に応じてあったわけですけど、3回に定着したのは、臼井さんのよく言う「右肩上がりの・・・」を志向し始めた近代になってからのようです。
朝餉と夕餉・・・神宮の夕餉は「夜」餉じゃあなくて、本当に日没前なんですね。
夕方飯食って、さっさと寝るのが自然にそった生き方ということなんでしょうね。私の日々の暮らしは不自然そのものですが。

 【参考】 矢野憲一『伊勢神宮の衣食住』東京書籍(東書選書)


◆田んぼの観察

前回みんなで草取りをした、(誰かさんの車の鍵が埋まっていると噂される)自然農の田んぼ。
今回、予定外ですが、稲の生育状況を観察に行くことになりました。

お昼過ぎに着いてみると、待ちわびていた光を浴びて成長している真っ盛り、という感じでした。
ゆっくり時間を掛けて、しっかり根を張り、次々に分けつしていくのですね。
畦のマメも元気です。


田植え直後の自然農の田んぼは、荒れた大地にひょろひょろと草が伸びている、とても情けないお姿なのですが、いったん成長し始めるとたくましくなっていくところがとても印象的です。
自然農では、あまり水を深く張らず、5cm前後を維持します。10cm程度水を張っておき、無くなってきたらまた補充する・・・という具合で、近代農法のように、大量の水を必要としません。少なめの水は、根が豊かに成長する秘訣ですね。
なお、水口の株は冷たいせいか、分けつが少ないようでした。

穂が出てきているものもありました。
稲の花は本当に小さく、しかもわずかな時間しか咲きませんので、貴重なチャンスに立ち会うことが出来ました。

隣の近代農法の田んぼは成長し切って、穂が垂れてきています。
密集して植えてありますので、分けつは少なく(3〜4本植で、20本に分けつ)、当然穂も多くありません。
善悪で一概に判断は出来ませんが、この辺の、個々の成長の限界を個体数で補うという発想は、いかにも「近代」的です。
自然農の場合、田の状態が年々良くなるようで、川口由一さんの田んぼでは、45cm×35cmというゆったりとした株間に、一本植なのだそうです。

竹内さんが隣の田んぼから失敬してちぎった葉を、自然農田んぼの葉と重ねてみると、自然農の方が幅広でした。
光合成がさかんに行われているから、とのことです。

膨らんだ茎の底部を向いてみると、幼い穂が形成されていることがわかります。
妊婦さんをそっとしておいてあげるため、7月一杯をめどに草刈りを止め、田に入らないようにします。
特に開花の際には、絶対に入らないようにと言われますが、ラブロマンスを邪魔するのはどこの世界でも野暮なものです。

数えてみたら、1株がなんと27本に分けつしているものがありました。
たった一粒の米が3000粒にもなるわけですから、稲の生命力とことん引き出し、なおかつ環境に一切負担を掛けない自然農の威力にはただただ驚嘆させられます。

もう一つの、有機農法の田んぼも観察。
80〜90cm程度の高さに元気に成長し、花盛りでした。
畦に一番近い株の葉の色が薄かったのは、米ぬかが不足していたからだとか。



道を挟んで反対側のマメ畑も、稲と同じくらいの高さで青々と茂っていました。
収穫が楽しみです。
マメの後は小麦を蒔くとよく育つでしょうか。



最後にみんなで集合写真。
「達人ポーズ」で、イッシーに続け!(竹内さん、そろそろこのネタからイッシーさんを解放してあげましょう。)



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この後、畑に戻って、各自手入れをし、いつものようにゆうこさんの美味しいケーキを頂き、感想を述べ合って解散となりました。
ケーキに夢中で(ゆうこさん、いつも本当にありがとうございます!)、みなさんの感想をメモするのを忘れてしまいました。すみません。

お盆の真っ最中、渋滞や混雑をものともせず、多くの方々が参加しました。
幸いすっきりしたお天気で、気持ちよく2日間を過ごすことが出来ました。
余談ですが、私は個人的に連泊し、スタッフや塾生の方々とゆっくり語り合うことが出来、楽しかったです。
草取りの時など、たまには連泊して、スタッフや、宿泊客の皆さんとお話ししてみるのが楽しいですね。
でも多くの皆さんが大変お忙しいようで、畑に来るのが「修行」になっていないと良いのですが・・・
                                                                       by フジ