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安曇野の大地から 畑の様子と自然農学習会のレポートをお伝えします

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あずみのクラインガルデン自然農塾 2007.11

 【11月一日目レポート】11月17日(土)晴れ

すっかり寒くなった安曇野でしたが、今回も天候に恵まれ、暖かな日差しの中で、講座が始まりました。



お米の脱穀&調整【足踏み脱穀機】【唐箕(とうみ)】

まずは、大きなシートの上に足踏み脱穀機を用意し、前回田んぼで刈り取り、天日干しをしておいた稲をみんな交代交代で脱穀しました。

足踏み脱穀機は、大正初期に発明され、人力だけで動く、電気・ガス要らずの、とても環境にやさしい優れものです。

この足踏み機を使用するコツは、まず片足でしっかり足踏みをし、ドラムの回転数をあげ、ある程度スピードが出てきたら、回転しているドラムに穂先を少しずつ当てていくことです。

徐々に稲をしごいて、籾を下に落とします。
稲穂の側面を片面ずつ、ひっくり返したり、広げたりと満遍なく当て、籾を稲穂から削いでいくのです。

次に、穂から外れた籾を振るいにかけ、混じった藁や大きなゴミを取り除きました。


さらに、「唐箕(とうみ)」という機械で風選します。
籾の中がスカスカの「しいな」や、細かいゴミなど、
不要な軽いものを風で飛ばし、しっかり米粒が入っている籾を
分別しました。
籾だけになるまで、この作業を何度か繰り返します。

唐箕による風選にもコツがあり、あまり力強くプロペラを
回してしまうと、残したい籾自体も一緒に飛ばされてしまうため、
程よくプロペラを回転させる力加減が必要です。
何事も程々なんですね。


籾付きの状態で約45キロものコシヒカリが採取でき、みんな大満足な笑顔です。

11月18日 日曜日 天気;わるっ、、、 

「オイラの2日目レポート」

 昨日の晩はついつい飲みすぎて今朝は少々おなかの調子が悪い、、、とにもかくにもみんなで田んぼにGO!

稲刈りがすんだ後の田んぼはどこか淋しげ、、、
よく見るとツンツンした大麦と丸い葉っぱのレンゲがそこかしこに「麦はやさしく踏んでね」

 

よく一般の農家の田んぼでは「代かき」ということを、水漏れ防止や除草のために行われるが、麦やレンゲのような冬草があることで、根がびっしりはってそれだけで夏草を抑えられるので「代かき」は不用。耕さない方が草はでないんやね。(しっかりと根のはったナスの株元の草が抑えられたことを思い出す、、、)

「苗代づくり」…鍬、スコップ用意

   4月に畑で陸苗代作ったけなぁ、通常は稲刈り後のこの時期が最適なんやて、、、

●サイズ…4m×2m(手の届く幅がベスト)※1反あたり1.4m×18m(籾米約7合)

●水口と反対側、やわらかいぐちゃづちゃのところには作らない。

●周りに溝を掘って水を均等に回し、ねずみ、モグラ避けにする。

@まずクワで枯れたイナワラ・稲株(夏草)を退ける(表土1cmくらい)

草の種が苗代に入らないように畦草もきれいに刈っておく。水平にして稲の苗の生長をそろえツために、丁寧に整地。

Aスコップで溝を掘り、土は中に盛ってクワで砕きながら、下の土となじませていく。

Bクワの背で平らに整地。苗代の端っこもしっかり固めておく。(台形になる感じ)

C米ぬかとワラを戻す…その場所で生まれたものはその場所に還すということ

 米ぬかは均一にまき、稲藁は厚く載せること

D敷いたワラの上に竹や棒を置いてOK

 ふと見れば畦に蒔いた大豆が収獲どき、朝露が乾燥するときにはじけるらしいからその前にとっておかんとね。手でふるとカラカラ音がするから両手に持って陽気に踊ろう!「ウーッ、タンボー!(マンボー)」 

PS.(スコップやクワについた土をきれいに落として、田んぼの外に土を持ち出さないでね) 

ブランチの前に黒米の脱穀

 

 

「大豆(畦豆)の脱穀」…足踏み脱穀機使用

●お米の脱穀と同じ要領で

●実が青いうちはとれず、よく乾燥していると殻は残って、豆だけ取れる。

●脱穀機がない場合は、棒で叩いてもOK 

@脱穀機

A残ったものをふるいにかける

 

B乾燥しきってないものはサヤごと再度乾燥。

C仕上げに唐箕にかける。

Dザルの上に広げて乾燥

★大豆の収獲ポイント★

@大豆の葉が全部落葉し、カラカラに乾燥するまで待つ。

A根は残し、地上部だけ収獲後、乾燥状態を保持。できるだけ早く脱穀すること。

B足踏み脱穀機で、サヤの中の大豆のみが出てくるように脱穀する。

Cくず大豆・味噌大豆・煮豆用に選別後、密閉できる容器で保存。

 

「玉ネギの移植」…9月播種、移植することで根っこが切れて肥大化する。

 

(玉ネギの苗床にて)

@苗の両サイドにカマを入れ、絡んだ根を切る。

A移植ゴテやクワを使って丁寧にすくい上げる。

B苗をとる(根と土を1本ずつ分ける) 

 

(移植場所)…土地の肥えた豊かな場所を選んで

@草を刈る(刈った草は、畝の中央に集める)

A表土をどかす(表土の草の種をどかす)

B苗をまっすぐ定植(本来は15cm間隔で10月頃に植えるが植える時期が遅かったので、今回は101cmの間隔で)

C土を戻して根がしっかりつくように土で踏んでおく(苗が立った!)

D米ぬかをまいた後、草を敷いてOK

(大豆の脱穀で出たガラ(枝やサヤ)を通路に敷いた)

 

「オイラの今月のクラインガルテンの収穫物」

●山東菜 ●春菊 ●大根 ●チンゲンサイ ●二十日大根 ●黒豆 

●里芋 ●オクラ(種とり用) 

「ぐっさんのふりかえり」

あのネコの額ほどの小さな畑からどれだけの命の循環が為されたか、思い出してみると

ものすごいよね。アカザ、ハコベ、ナス、トマトから大根まで「安心立命」感、クラインガルテン始める前からうすうすと感じていたはずだけど、自分の畑を持つということが、これほどとは、、、

 冬が近づいて「俺にも何とかやってこれたなぁ、、、」という充実感と「心のヨリドコロを失ってしまうのかぁ」という不安

 消費者のために野菜を造るのは疲れてきた、、、だってわし、農作業きらいやもん、、、(苦笑)みんなはこれからどこに向かう?ラスト一回肉でも食いながら話そうや、、、(笑)

 

2日目レポートおわり〜   Good Sun山口栄一