写仏のご案内

= 写仏特別講座のお知らせ =

埼玉県仏教青年会では、毎月、仏教基礎講座として写仏教室を埼仏会館において行っています。
今回は、秋の写仏展を控えて、特別に画僧の上野玄春先生を招きし、彩色の勉強をいたします。  
前回は法隆寺壁画の観音菩薩をお手本に勉強しました。今回もその続きとして、白描画に彩色を施しますが、初めての方にも参加できるように準備しています。

お気軽に、まずは覗いてみて、できそうでしたら、是非続けてください。

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日時 平成13年6月16日(土)
午後2時より4時30分まで
場所 埼仏会館 2階会議室
浦和駅西口徒歩25分、県庁の少し先です
駐車場有り
月謝 1,000円(テキスト代、紙代込み)
さいたま市高砂4−13−18
電話 048−861−2138
持ってくるもの
面相筆、書道用品、顔彩等
(こちらでもある程度用意しております)

 

<仏画のススメ>           上野玄春

 「心は見るものに同化する」これが仏画を描く理由であります。花を見れば花の心、青空を見れば青空の心、食べ物を見れば食べ物の心に占領されます。ですから、仏を見れば仏の心となります。
仏の姿は当初、描くことを遠慮され、車輪(法輪)やら、仏石やら、菩提樹等で象徴されておりましたが、やがて、ギリシャ彫刻の神々の像の影響を受け、ガンダーラ美術として仏陀の姿が表現されるようになり、又壁画や彫像となって印度に広がり、やがて中国大陸を経て日本へ仏教と共に伝わってまいりました。その為、日本での初期の仏像は、印度や中国、朝鮮の影響が多く見られますが、やがて奈良・平安・鎌倉時代へと下るにつれて、日本独自な密教的、浄土的、禅的仏画へと変貌し、仏画の黄金時代を迎えることになります。
私達は、これから、筆や墨や紙を用いて、初期のシンプルなもの(白描画)から始め、次第に顔彩などで彩色をほどこし、やがて各自が独特な、オリジナルな心境を表現する創作仏画へと展開していければ幸いと思っております。
線を美しく描いたり、模様を描くということは、ある種の集中力が必要です。それは、仏教やヨーガでいうところの三昧(サマーディ)へ至る前提となる入り口の状態です。
いつしか、自分が描いているのか、仏に描かされているのか、仏が表れているのか、自分が描かれているのか、不思議な心境へと導かれていくことでしょう。
古来より、写仏も写経や念仏、読経等と共に、悟りへと至る大切な修行の道とされてきました。
どうぞ心して、仏を見たい、仏を知りたい、仏を表したい、仏に近づきたい、仏になりたいという情熱により、この描画の集中力を得て、やがて描かれたそれぞれの仏から、美しい微笑みを受け取って下さい。

                              上野玄春   合 掌

   

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    主催  Copyright (c) 1999 埼玉仏教青年会 All Rights Reserve

               [日時]月1回 土曜日 2:00〜4:30            

              [会費]1回 1000円   

              [会場]浦和埼仏会館  

                   (別所沼近く)

[間い合わせ先]0263−78−5474(恒河舎・上野)

◎講師上野玄春 
日本芸術家協会審査員/日蓮宗身延山僧侶
中日文化センター講師/恒河舎代表



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