みなさん、こんばんは。
山梨県の白州町に住むわたなべと申します。
 
臼井さん、紹介するキッカケを作ってくれてありがとうございます。
とはいえ、まだ、完璧!というわけではないのですが、
とりあえず、どうにかSVOトラクター、動くようになりました、
ので、簡単に報告させていただきます。
 
コンセプトは「できるだけお金を掛けずに作る」……というと、
ちょっとカッコイイけど、単に貧乏なだけとも言えます。
制作費は2000円くらい、かなぁ?
3方弁を買ったくらいで、あとはなぜか家にありました。


まず@。ラジエターに穴を開けて銅パイプを通したところです。穴をあける心の準備さえ整えることができれば、ここまではそれほど大変な作業ではありません。
Aハンダで銅パイプとラジエターとのスキマを埋めます。ラジエターは真ちゅう製なのでハンダとの相性はいいのですが、銅パイプは熱伝導性が高く、しかも肉厚(1o厚)なので、ハンダゴテだけでは容量不足で、プロパントーチを使ってあぶってやるのが薄い真ちゅうと太い銅パイプをハンダで溶着させるコツだと思います。
Bついでに排気管にも銅パイプを巻きつけてみました。ベンダーを使わずパイプをつぶさずに曲げるコツは、少しずつ曲げたらハンマーでつぶれを鈑金するを繰り返すとうまく曲げることができます。砂を入れるよりも簡単。この部分、あとで温度を測定してみたら、これが結構、効率よくて、もしかしたらこれだけでも行けたかもしれません。ラジエターよりもすぐに温まるという点でもオススメです。ただし2タンクであればいいのですが、軽油は温度があがるとデメリットが生じると思われます。


C右の小さなペットボトルは始動用の軽油タンク。白いタンクに10年以上前に期限の切れたサラダ油を入れて、いざ始動……と思ったのですが、軽油からSVOに切り替えるとエンスト。ホースを透明のものに替えて調べてみたところ、ラジエターまでの道のりが登り坂のため(しかもエアが入っていたので)うまく供給されず、当初は動きませんでした。軽油を半分くらい混ぜてやっと動くようになったのですが、ここには電磁ポンプをつけたほうがいいのかもしれません。でも電磁ポンプは高価。運転席にシャンプーボトルのポンプを付けて、それをペコペコやることで、(タンク内の燃料が温まるまでの間)登り坂を後押しできないかテスト中です。黒いホースはインジェクターからのリターンホースです。トラクターのため、リターンには3方弁をつけていません。


D三方弁はこの位置につけました。この位置だと運転席から降りずに操作できるので便利です。あとは配管途中に切替の目安となる温度計をつけることかなぁ。また、エンジンを切る少し前にも軽油に切り替えておかないと、次回の始動性が悪くなってしまうので、それが少々面倒です。
というわけで、今月の26日に発売される「オールドタイマー」
http://www.yaesu-net.co.jp/ot/というヘンテコリンな自動車雑誌に、もう少し詳しく紹介しております。本屋で見かけたら立ち読みして笑ってやってください。

 

 
ところで、埼玉の飯能に自由の森学園というちょっと変わった(でも、すごく面白い)学校がありまして(あっ、山野さんは良くご存知ですね)、ウチの娘と臼井さんの息子さんがそこに通っている関係で、臼井さんと知り合うことができました。菜の花プロジェクトに参加していたり、学校に石釜があって麦を育てていたり、、とてもいい学校だと思うのですがいま、生徒数が減ってしまって財政的に苦しい状況にあります。少しでも興味を持っていただける人がいたら、ありがたいなぁ、と思って、余計なことを書いてしまいました。
臼井さんのブログ
http://shalomusui.blog90.fc2.com/blog-entry-363.html
でも紹介されています。
長くなってしまった文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。わたなべあきひこ
 

エンジンの冷却水を使ったATFクーラーと

ディーゼル車の燃料フィルターを組み合わせてもので、
フィルターの台座とカートリッジの間にはさみこんだわけですが、
そのためにフィルターのセンターのシャフトを延長しています。
元々付いていたオイルフィルターを燃料用に流用すれば、
わざわざシャフトを流用する必要はないのですが、
それだと燃料の配管が少々面倒なことになります。
また、フィルターカートリッジもエンジンオイルの場合は
エマージェンシー用のリリーフバルブがあるので、
燃料用に交換する必要がでてきます。

 

大型のフィルターと部品を集めて作った熱交換機

SVOトラクターですが、あれから少し改良を加えたら、
ストレートでも快調に動くようになりました。
 
添付の写真の説明
●タイヤチューブと銅パイプで作ったかなりインチキなエア抜きバルブ。

 

●配管の一番高いところにエア抜きを2箇所取り付けました。


●SVタンク出口の配管の登り坂の前に銅パイプをつないでシリンダーブロックの熱で熱交換させるようにしました。


●当初シャンプーボトルのポンプの流用を考えていたSVタンクの加圧装置ですが、どうせなら誰もやっていない方法でということで……人力式を採用しました。「燃料が足りなくなったかなぁ」と思ったら、ホースを口でくわえて加圧します(笑)。エア抜きにも使えて思いのほか効果があります。


wvoメールから転載 渡辺さんwrote:

オールドタイマー誌に書いたSVOトラクターの記事、
読み返してみたら、相変わらずの幼稚な文章で、
恥ずかしい限りではありますが、
読んでいただける人がいるとしたら、うれしいので、
臼井さんのウエップサイト宛に本文の原稿を送らせていただきます。
 
よかったら読んでください。
 
雑誌の中では、これの倍くらいの分量のキャプションを書いておりまして、
そこで具体的なSVO化のノウハウ(といってもかなりのインチキ、稚拙なものです)を
紹介させていただいております。
もし興味を持っていただけたら、本屋ででも立ち読みしてください。
そして、小さな字でゴチャゴチャ書いてあって、
こりゃ買わないと読みきれないなぁ、と思ったら、
できたら買ってあげてください。
というのも、ウエップ全盛の世の中になってしまったため、
そのくらいに紙媒体である雑誌はピンチだったりします。
 
それと、ついでに宣伝させていただくと、
次号の「自休自足」という雑誌(12月1日発売予定)で、
臼井さんが自作されたシャロムの薪ストーブのことを紹介させていただきました。
これはスゴイです。
薪ストーブを自作する場合、分厚い鉄板を溶接して四角い箱を作ろうとすると、
熱でひずんだりして、鋳物だと付かなかったりして、なかなか難しいのですが、
臼井さんの自作ストーブでは天板とフロント面をL字型に曲げた鋼板で作り、
サイドの立ち上がりや底はレンガを積んで作られています。
二種類の素材をたくみに使ったハイブリット型なのです。
出来あがったものを見てしまえば簡単なことのように思えるのですが、
このアイデアはすごいなぁ、いたく感心してしまい動けなくなってしまいました。
また、この薪ストーブは暖房であると同時に、優秀なクッキングストーブでもあって、
サイドの排気ダンパーをあけると、ペチカ内部に煙がまわるという
貴重な薪エネルギーを最大限効率よく使うための工夫がされていたりします。
さらには、ストーブの燃焼室の中に水の通ったパイプが通っていて、
それが床下を回っていて床暖房にもなっているというカラクリもあったりします。
 
……スミマセン、なんだか雑誌の宣伝ばかりになってしまいました。
 
それからそれから、山野さん!
自森の菜の花プロジェクトの応援、ありがとうございました。
子供たち、とても喜んでおりました。
それともしよければ、明日、シャロムに行く途中、ちょっと寄り道しませんか?
インチキSVOトラクターのある虫草農園(わたなべの自宅)まで、
中央道の小淵沢インターからだと15分。国道20号線からだと5分くらいです。
もしよければ、○×○× まで連絡ください。
 
うれしくてついつい長くなってしまい失礼しました。

KENシャロムwrote 渡辺さんは自休自足のライターでもあり 車のオールドタイマーに記事も書かれています。
トラクターのsvo化 オールドタイマー誌に紹介しています 

http://www.amazon.co.jp/Old-timer-オールドタイマー-2008年-12月号-雑誌/dp/B001GZK95O/ref=pd_sim_b_1
この記事の導入部分を紹介します。


自給知足の楽しみ方 第1回 燃料の自給知足? 

 秋に小麦のタネを蒔いて、翌年の夏に1年分のパン用の小麦を収穫。その後、収穫した小麦は夏の太陽の下に広げて乾燥させる。十分に乾燥したら、それを粉に挽き、野生の酵母を捕まえて発酵させ、石釜または薪ストーブでパンを焼く。

 収穫した小麦はすべて粉にせず、翌年のタネ用に少し取っておく。だからタネを買うお金が必要なのは最初の年だけだ。小麦の乾燥も普通は石油を燃料とする専用の乾燥機を使って乾かすのだが、我が家は天日干しなのでタダ。粉挽きに電動の製粉機を使っているので、その分、少し電気代がかかってしまうが、できれば将来これは自家発電で補いたいと思っている。もうひとつ、小麦を育てる畑を耕すトラクターの燃料もこれまではお金を払って手に入れていた。一方、パンを焼くための燃料は薪なのでこれはタダ。

とまあ、そんなわけで、手間はものすごくかかるけれども、お金はあまりかからずパン作りを楽しんでいる。しかもその分、パンも買わなくてすむようになるから、必要となる生活費は少なくてすむ。その分、金稼ぎをしなくてもすみ、手間をかける時間が作れるというわけだ。

 最近、こんな楽しみ方がなんだか凄く面白いと思えてしまって仕方がないのだ。基本は「自給自足」いや「自給自作」と言ったほうがいいかもしれない。古いクルマを直して乗るのも自給自作! やっぱりこれが面白い。でも、これを楽しむためには大切なオキテがある。それは、「知足」。足るを知るということだ。

たとえば、人間が感じるおいしさと言うのは実は、経済的な勝ち負けに比例しない。たとえ大金持ちが大金をはたいて高価なパンを手に入れたとしても、我々はそれよりももっとおいしいパンを手に入れる方法を知っている。しっかりと体を動かして働き、体調を整え、おなかをペコペコにすることだ。

 また、人間はえこひいきをする動物である。だから、自分でタネから育てたパンは、たとえうまく膨らまなかったとしても、市販されているパンよりもずっと美味しく感じられてしまったりする。たまにうまくこんがりと焼きあがったりすると、世界一おいしいパンのように思えてしまう。

 クルマでも同じこと。自分自身で手をかけて作ったクルマは、ただお金と交換で手に入れたクルマとはどこか違う。ときには、自分で直したクルマはいとおしささえ感じてしまったりする。

生活の中で必要なものをできるだけ自分で作ってみる、そうするとなぜか生活すること自体が面白くなってくる。そしてそれを楽しむためのキーポイントは「足るを知る」ということだと思う。身近なものの中に喜びをしっかりと噛み締めながら生活を楽しむ。これがまた、予想以上に面白かったりするのである。