今日、三水村の幼稚園「大地」に見学に行ってきました。
臼井さんペア、江原さんのご主人、山田さん、狩野さん、そして高橋と大勢の子
どもたちで。
子ども6名、大人6名で、江原さんの車に乗って行ってきました。往復、江原さん
が運転して下さったおかげで、あまり疲れずに行って来ることが出来たので、
今こうしてキーをたたく時間が与えられました。
幼稚園「大地」は、立地条件といい、保育内容といいすべて理想的な幼稚園に思
いました。

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私には、疑問点など見つかりませんでした。園長の青山さんとゆっくり話しをす
ることができ、これもよかったです。外での昼食時間が終わってから、子どもた
ちのお帰りの時間まで、話しをしたので、室内での保育内容は今回見学できなか
ったけれど、話しをする中で、色々と学ぶことがありました。話しのなかで、特
に、私の印象に残った内容を以下に2,3上げます。

青山さんは、長いスパンで、子育てというものを考えておられること。「大地」
で育った子たちが、幼児期に体で体験した諸々のことを、今度自分たちが親の代
になった時にも次の代に必ず生かしていくことになると確信し、長いスパンで保
育というものを考え、今の子どもたちと体当りなさっているそうです。また、子
どもたちが、この幼稚園を卒園して、公立の小学校に通うことになっても、人の
話しがしっかりと聞けて、集中力のある子に育つので、小学校で台無しになるこ
とはないとおっしゃっていました。小学校を、作ることはできなくても、小学
生、中学生のために夏休みなどの長い休みを利用しての自給自足のキャンプ生活
を体験をさせる活動もしているとのことでした。

また、保育者を選ぶ基準は? との質問に、単に子どもたちと"あそべる"人と答
えられたのも新鮮でした。大人であっても既成の枠にとらわれないで、自由に創
造力豊かに子どもと一緒になって遊ぶことのできる大人が必要のようです。だか
ら、勉強したり、養成されたりして、こうでなくてはならないと観念にしばられ
ている人よりも、むしろそうでない人を採用するそうです。今いる保育者も保育
の資格は持っていないそうです。

まだ色々ありますが、山田さんが、内容を録音しておいてくれたので、またまと
めるつもりでいます。

青山さんの人柄にふれることができたこと、また今回、臼井さんや江原さんと男
性の方も見学して下さったこと、とてもよかったと思いました。手作りで幼稚園
作り上げていくのに必要な
あれこれを、いつでも教えますとも言ってい下さいました。

理想的な保育を知り、いいものをどんどんと見て聞けば、それだけ私達の保育に
関するセンスはどんどんと磨かれていくわけで、今度自分たちで作り上げるとき
は、それを今ある自分たちの条件の中で生かすことができ、自分たちなりの最高
のものができあがるのではないか思います。
今度、松本岡田にある「なずなこどもの家」にも、行ってみたいです。

みな各々保育観というものは、違うとは思いますが、現に保育の行われている
「大地」や「なずな」などの様子を見てみて、そのことについて皆で話し合い、
また新たに接点を見つけていけたらと切に願っています。

                               高橋 喜代