地域通貨のシンポジウム
松浦瑞気 安曇野パーマカルチャー塾3期生
オーストラリアのマレーニから来られた、ジル・ジョーダンさんのお話が中心でした。
ジル・ジョーダンさんはパーマカルチャー紹介のビデオに出てきた、マレニーという街に住民の手による持続可能なコミュニティを作られた方です。お話はいかにしてマレニーの街を、自分たちの手で地に足の着いた「自分たちの街」にしていったか、ということでした。大量生産・大量消費社会から逃れてマレニーの街にやってきた人々が、住みやすいようにCOOPを作り、地域にお金が戻るようにクレジットユニオンを作り、貧富の差が広がらずみんなが快適に暮らせるように地域通貨を取り入れ、どんどんプロジェクトをおこして、その中にもちろん環境への配慮も加えて、住みやすい、持続可能な街にしていったというお話で、そういう運動をすすめる上での共通するゴールデン・ルールを教えてくれました。
@小さくはじめる(持っているものだけで)・・・そうすれば万が一失敗しても リカバー可能だし、小さな成功を楽しめる=自信につながる
A先に同じことを始めてる人から学ぶ(同じ志をもった仲間だから教えてくれるはず)
Bできるだけ多様な人から受け入れられるように→多くのひとたちに案内できる。
様々な機会を最大限とらえられる、新しいideaも入って来やすい、結果的に揺るぎないものになる
C組織の中でお互いサポートできるようにしておく
D不安な気持ちになるのはよくあること。口に出してメンバーの中で共有すること。
それによって解決できることもある。 いずれにしてもスタートしてみること! 小さなスタートならできる→少しずつ大きくなる、それにつれて自分たちの技術も経験も育つ
EHave fun! 喜びを感じなければ何かが違うということ、自分たちの手の中で小さくはじめることによって楽しむことも出来る
それから声の大きな人だけでなくてみんなの意見を時間をかけて聞くこと。
反対意見があってもそれも拒絶せずに聞く。
決断を下すときもyes-noの票決でなく、時間がかかってもみんなの意見に耳を傾ける、
そうすれば時間がかかっても結局みんな納得がいく、ということを強調されてました。
目の前の結果を急ぐのではなく、本質を見失わないこと、それをみんなで共有することが大切なんですね。
安曇野から帰ってきてから、わりと穏やかにyesな姿勢で、全体のことを考えている自分を発見。
先週でその効果も切れ気味ですが(笑)、こういう自分を今の生活とか会社に持ち帰るというのも結構意味あることかも、と思いました。
なんにしてもまだパーマカルチャーって何?ってことも自分の中に落とし込めていないのですが、自分の中に撒かれているはずの種を大事に、どう育っていくのか、あせらず見ていきたいです。 横浜のミズキ
ジョーダンさんのスピーチ レポート丸田哲也
私たちは1984年に、このマレーニの地へ都市から移住してきました。このマレーニという場所は、かつては緑
に覆われていましたが、次第に緑が失われ、酪農が盛んな場所となりました。しかし、近年の厳しい市場競争に
十分に対応できないため、その酪農も下火になってきました。そんなマレーニに住み始めた都市からの移住者6
名が集まり、必要に迫られて、whole foodの店を作りました(whole Food とは、なるべく自然のままでまる
ごと食するための食品を指す)。これは6名にとっては大きな決断でした。その際、このお店をどのような形で
運営するかが、課題となりました。6名が集って共同購入するというかたちでもできましたが、私たちは町全体
に影響が及ぶ形にしたかったのです。そこで、運営形態を研究したところ、私たちは米国の共同組合に着目しま
した。この共同組合では、特定の人間が運営に関わるのではなく、会員が全員組織運営に関わります。これは私たちが目指していた運営形態にふさわしいと感じましたので、1987年に共同組合を設立しました。この共同組
合では、whole food以外に各自が作った生産物も販売しました。
この共同組合を立ち上げた当初、昔からのマレーニの地域住民は懐疑的な目でこの共同組合を見ていました(そ
の多くは酪農家です)。ところが、次第に地域の人々がこの共同組合を理解するようになりました。まず、共同
組合で行っていたリサイクル販売(組合員同士が、いらないものなどを共同組合の店舗で販売)が地域の女性高齢者の目に止まりました。これが、地域住民ニの障壁無くなるきっかけとなりました。次第に、高齢者は、手元であまったもの、特に生鮮品を持ち寄るようになりました。これは、町内の高齢者と若者の間の交流のきっかけ
になりました。また、各自が持っていた関心や興味に応じて、情報を交換する交流の場にもなりました。設立当
初は、スタッフは全員ボランティアでしたが、現在は13人有給スタッフによって運営されています。この共同組合には当初から変わらないヴィジョンがあります。
地元の生産物優先、環境に負荷をかけない、無農薬であること、共同組合のニーズを常に意識すること、などで
す。
その後、ビル・モリソンというメンバーが、米国で行わ
れている社会的責任を配慮した金融システム(日本では
社会的責任投資、SRIがそれに近い)を経験し、私たち
に対して報告を行いました。確かに、このマレーニで
は、若い住民は増えてきましたが、金銭的に余裕のある
者は少なく、融資に際しては既存の大手銀行に頼らざる
を得ませんでした。そこで、私たちは米国の事例にな
らって、地域に密着した銀行を作ってはどうかと考え始
めました。地域密着であること、環境に考慮すること、
収益や融資対象となる案件は地域に便益を還元するこ
と、これらのポリシーを持った銀行の設立を試みまし
た。これは勇気のある決断でした。なぜなら、我々には
だれも経験やノウハウを持った人間がいないからです。
しかし、私たちの熱意が実り、九ヶ月間の研究ののち
に、クレジットユニオンと呼ばれる金融組織を設立しま
した。ボランティアで運営し、現在は豪州でもっとも成
功したクレジットユニオンとなりました。クリスタル
ウォーターの資本金もそのクレジットユニオンの融資で
すし、400の新ビジネスがクレジットユニオンから生ま
れました。現在は有給スタッフによって運営されていま
す。
クレジットユニオンの利益は、組織のためではなく地域
のために使われます。私たち理念に沿っている融資案件
に対しては、金利を特に安く設定しています。また、黒
字の10%は地域に還元しています。さらに、特定のメ
ンバーの間で資本を集めて、プロジェクトを実施するマ
イクロクレジットに対しても、出資をしています。
このクレジットユニオンの事業報告は、三つの側面から
報告を行っています。一つは会計報告、もう一つは地域
社会との関係に関する報告、そして環境報告です。この
事業報告の手法は四年前から始めとり、現在では大手の
銀行も採用しています。
ところで、うまく行っているように見えたクレジットユ
ニオンですがが、事業を進めていくうちに新たな課題が
浮き彫りになりました。それは、所得のある人は利子に
よって利潤を得ることができますが、所得の無い人は利
子の恩恵を受けることができません。すなわち、クレ
ジットユニオンでは所得水準の差を埋め合わすことがで
きないのです。そこで、私たちはカナダで行われている
LETS(地域通貨の手法の一つ)をマレーニでも実施す
ることにしました。このLETSの導入はマレーニの経済
に大きなインパクトを与えました。
これまで紹介した様々な試みから、様々な共同組合が登
場しました。すべての共同組合は倫理的なポリシーを
もって運営されています。地域に密着し、環境を守って
います。現在、共同組合には、コミュニティセトルメン
ト(地域の住民生活向上に関するあらゆる事業を指す)
や、雇用、水質等の環境保全、教育や文化、メディア等
の様々な共同組合があらゆるサービスを提供していま
す。住民の中には、複数の共同組合に所属する人も多く
います。
現在、マレーニには多くの人々が視察に訪れます。それ
らの人々から、何故マレーニの試みがうまく行っている
のかと尋ねられ、私たちで分析を行っていくうちに、重
要な法則が浮かび上がりました。それを私どもはゴール
デンルールと呼んでいます。今日はそれを披露します。
ゴールデンルールの一つ目は小さく始めることです。大
規模に始めようとすると失敗する可能性が高くなりま
す。実践に必要なエネルギーは既に在るものをつかうべ
きです。お金借るといった無理はしないで下さい。無理
をすれば、最初に持っていたエネルギーが小さくなって
しまいます。また、ニーズを確認することも忘れないで
下さい。さらに、メンバー間でヴィジョンと目的を必ず
共有して下さい。ヴィジョンや目的は、当初のそれを常
に維持しないといけないわけではなく、状況に応じて変
わっても良いのです。重要なのは、メンバーの間で常に
ヴィジョンや目的を共有しあうことなのです。
次のルールは全ての人を受け入れることです。全ての人
を受け入れる器を持ち、それをメンバー全員が意識して
下さい。これにより、組織の考え方やメンバーの偏りを
防ぐことができます。
その次のルールは、お互いをトレーニングし合うことで
す。組織維持に必要なスキルはもちろん、メンバー同士
の関係作りの模索のトレーニングも重要です。このト
レーニングを行うことにより、各自が持っている価値や
貢献の認識を共有できるからです。これは困難なトレー
ニングですが、とても重要です。特に、ボランティアの
価値や貢献は無視されがちになりますが、彼らの重要性
を認識するためにも必要です。また、プロジェクトがう
まくいくためには、各自の得意分野や興味を確認した上
で、お互い補い合うことが必要です。
さらに、対話の機会や場所作りを怠らないで下さい。こ
れは、新組織の立ち上げはもちろん、既存の組織とって
も重要です。このような対話の機会を設けることで、組
織に隠れていた歪みを見つけることができるからです。
対話の場所や機会作りは、助けが欲しいと言える良い機
会ですし、誰もが役に立てる良い機会です。
最後は、楽しんで進めてほしいということです。楽しん
でやることほど、豊かなインスピレーション受けて活動
することができます。
(以上、スピーチ終わり)
2.以下質問と捕捉事項
人口などの指標に基づいた場合、町が抱える課題は何か
>人口増加は、町が抱えている課題の一つです。そのため
に、マレーニには、新住民の受け入れを担う共同組合が
あります。マレーニでは、町から新住民に積極的にアプ
ローチし、その住民をよく知ることが重要と考えていま
す。
マレーニの主な産業は
>かつては、酪農に代表される農業が主な産業でしたが、
現在の農業の割合は10%程度となっています。現在、
協同組合が主な経済主体ですが、約25%は個人事業者
となっています。そのうち、10%は音楽や美術などの
芸術や芸能の携わる人たちです。また、観光も延びてい
ます。全体として、30年前と比較すると、マレーニの
産業は多様化しているといえます。
クレジットユニオンの資金調達や事業運営はどうされた
のか
>事業運営では、金融業に限らず、キャッシュフローの維
持が課題となります。この金融業では、キャッシュフ
ローが破綻しにくいと考えています。すなわち、預金を
集め、それを貸せば、金利がすぐにつきますので、その
金利を運営資金としてすぐに使えるからです。
担保はあったのか
>ありません。
以下、LEEDという共同組合に対する補足説明
>私共は、1997年にマレーニでフォーラムを開催しまし
た。その際、共同組合の立ち上げに対する支援組織の必
要性を強く感じました。そこで、既に協同組合を設立
し、順調に経営を行ったことにある住民5名が集まり、
自分達の共同組合の成功要因を探りました。また、住民
にヒアリングを行い、共同組合の経営にうまく行かない
場合の要因も探りました。それらの研究をもとに、自分
たちに対してマーケティングや資金調達等の経営に必要
なあらゆるスキルのトレーニングを行いました。その結
果できあがったのがLEED(Local Economic and
Enterprise Development Cooperative)という共同組
合です。この共同組合は、主に共同組合の事業経営のコ
ンサルティングを行います。コンサルティング料は
LETSやバーター取引でも受け入れますし、その共同組
合が提供できるサービスを受け入れることで報酬とする
こともあります。既存貨幣以外の報酬受け取りを可能に
することで、相手の熱意を損なわずに支援することがで
きるのです。このコンサルティングを私たちはメンタリ
ングと呼んでいます。最低1年はメンタリングを受け入
れることが、LEEDがメンタリングを行う条件です。こ
のLEEDのメンタリングによって、従来は1年間に立ち
上がった8割の共同組合が失敗していたのが、3年間に
立ち上がった共同組合のうち、約86%が成功するよう
になりました。このLEEDに対しては、現在は州政府が
アプローチしてくるようになり、補助金を受けることが
出来るようになりました。補助金によって、メンタリン
グの料金を低廉にすることができ、さらに多くの共同組
合にメンタリングを行うことができます。これは、地域
と行政と共同組合の素晴らしい関係のひとつです。この
助成措置によって、従来、行政や商工会がやっていた支
援措置の10分の1のコストで同じことができるのです。
今や、LEEDはマレーニの代表的な共同組合になりまし
た。
メインストリートの周辺の住宅街の整備主体は
>メインストリートの住宅は個人によって整備されたもの
です。ここ以外では、共同組合によって整備された住宅
もあります。町づくり全体については、最近は住民の啓
発が進んでいることもあって、各自が自信をもってまち
づくりに積極的に関与するようになっています。
また、最近は人口増えてきたため、スーパーなどの大資
本の進出が問題になっています。マレーニには、ウール
ワースという大型スーパーの進出が4年前に計画され、
現在も反対運動が続いています。残念なことに、進出に
対しては市当局から許可がおりてしまっているのです
が、環境保護等の観点から反対を行っているためか、建
設工事は依然始まっていません。これは今後も予断を許
しません。なお、今月3月27日に市長選挙があり、訳
あって立候補することになりました。選挙戦の最中なの
ですが、日本に来ることは既に決まっておりましたの
で、このように現在日本におります。
共同組合という形態での事業運営は、今まで伺ったお話
以外に成功要因があるのではないか。
>はい、そのひとつとして、既にマレーニの地には、共同
組合がかつてから存在したことがあげられます。そのた
め、共同組合に対する基礎理解が既に合ったと考えてい
ます。例えば、週末のみに開園する幼稚園が、80名男
女による共同組合として、1940年頃に存在していまし
た。この共同組合では、女性40名、男性40名で構成さ
れ、男性が食事の準備をして開園されるという幼稚園で
した。
また、最初の共同組合を立ち上げる前に、入念な調査し
たことも、成功要因として上げられます。さらに、既存
の資源(エネルギー)活用はとても重要です。特に、パ
イオニアの時期は大変な労力が必要とされます。当初の
立ち上げの際は、多くは個人の負担によるものです。そ
れがあって現在の成功があると考えています。
近隣の地域通貨の実践報告を受けて
>様々な地域通貨が紹介されましたが、マレーニのLETS
はもっとシンプルな地域通貨です。通常のLETSは、あ
る理念に基づいて取引が行われます。それは、LETSで
は価値がその場でポイントとして生まれるということで
す。このLETSに対し、ご紹介のあった地域通貨では、
地域通貨そのものは価値を生んでいないと考えられま
す。LETSの創始者であるマイケル・リントンは、
LETSの理念として、自己啓発、自分の力を生み出すこ
との重要性をあげています。ですので、これらの地域通
貨には、他の価値を使うことによる危険性を感じます。
マレーニのLETSのそもそもの始まりは、市民の声から
でした。人々に掲示板などでLETSへの参加の呼びかけ
を行い、オフィスを作り、誰かによって管理するように
なりました。そのオフィスでは、LETSへの新規参加者
に対して、取引方法の説明を行い、その参加者のニーズ
を丹念に聞くようにしています。そして、その場ですぐ
に説明に対して支払いが行われるのです。このように、
人々が自由に訪れるオフィスが在るのはとても良いこと
です。参加者のニーズを聴き、それに応じて直ぐにオ
フィスの担当がニーズへの対応をすることができるから
です。例えば、参加者が歯医者へ行きたいという場合、
オフィスの担当は歯医者へ行き、そこでLETSを受け入
れてくれるように、交渉を行います。このLETSを受け
入れることで、LETSのメンバー全員があなたの顧客に
なります、いかがですかと。このように、直ぐにオ
ファーに対応し、それも目を直に合わせてニーズを聴い
たり、オファーに対応したりする機会はとても重要だと
思います。このLETSによって、参加者は余分な現金使
わないようにすることができるのです。
このLETSには、様々な表現がありますが、そのいずれ
も頭文字は地域(Local)です。このようにLETSには地域
に根差すという理念があります。私は地域というのは、
髪の毛を切りにいく範囲だと考えています。そのような
範囲において、豪州では各地でLETSが実践されていま
す。豪州の東海岸でも300のLETSが存在します。これ
らのLETSは連携が行われており、それはInterLETSと
呼ばれています。このInterLETSのスタートも会員の
ニーズから始まったものなのです。
なお、今述べたことは、皆さんに対する批判ではありま
せん。皆さんのシステムでは、二つのシステムが同時進
行しています。すなわち、LETSと地域経済の2つが同
時進行しています。このアイディアはとても素晴らしい
と思いますが、わかりにくいと思います。私は人に説明
する際、小学校6年生がわかる言葉で説明するように心
がけています。このような手法では、管理を行う組織の
権限が強くなりすぎるのではないでしょうか。私は、
LETSとともに、マイクロクレジットを行ってはどうか
と思います。その方が、参加が容易であるため、多くの
参加者の掘り起こしにつながるのではないでしょうか。
クレジットユニオンや、マイクロクレジット、LETS等
の様々なシステムの違いがよく見えないので、説明をお
願いしたい。
>このようなクリエイティブなアイディアがあらわれるこ
とは、既存のシステムに力が無いことの現れだと思いま
す。マレーニでは法的に認められている融資のシステム
として、クレジットユニオンを実践しました。これは、
コミュニティにふさわしいシステムですが、政府の管理
下にあります。このクレジットユニオンに対しては、投
資は誰でも出来ますが、融資は地域住民に限られます。
一方、マイクロクレジットは同意したもの同士で資金を
融通する仕組みです。さらに、バーターといったシステ
ムがあります。このシステムでは一切の記録はありませ
ん。そしてLETSがあります。このLETSは、新しい方
が来られたときにとても役立ちます。通常の貨幣を伴わ
ずに、誰かが管理することなく、二人が合意した価値で
交換が成立します。
以上の異なった仕組を説明しましたが、マレーニでは相
互に関係があります。例えば、LETSのオフィスは、ク
レジットユニオンのオフィスに間借りしています。
LETSはそのオフィスの賃料を、LETSでクレジットユ
ニオンに支払っています。クレジットユニオンがLETS
を受け取るのは不思議に感じられるかもしれません。し
かし、クレジットユニオンのオフィスでペンキ塗りが必
要になった場合、LET Sであれば、プロでなくとも、ペ
ンキ塗りが好きな人に雇用与えることができます。これ
によって、無用な現金資源(エネルギー)の利用を防ぐ
ことができます。このように、LETSを活用すること
で、無用なエネルギーの利用を防ぐことができます。こ
の金融システム同士のネットワークは、パワフルな地域
作りのキーだと考えています。
以上、様々な事を申し上げてきましたが、マレーニは特
別な町ではありません。みなさんとの違いがあるといえ
ば、25年間の模索の経験が異なることかと思います。
地域の課題に対して、全員で取り組むことの重要性を最
後にお伝えして、私からのお話を終わりにしたいと思い
ます。

この中から使えそうなものを選んでください。

マレニーの町並み クレジットユニオン コーポラティブのオーガニッショップ

環境保護センターの看板
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