9月23日(土)秋分の日 晴れ時々○○

第1日目。秋分の日。
昼と夜の長さが同じ、陰陽半分な中庸な日。
何かが起こりそう?な予感をしつつ安曇野へ向かったメグ。でありました(^^♪

今回は、田中優さんの講演会も塾で主催ということで、
安曇野パーマカルチャー塾卒業生の面々の参加も多く、にぎやかです。
塾のはじまりは、自己紹介を兼ねた簡単な近況報告から。

なんと!ケンジさん。
愛(I)が増えて、ケン爺さん(KENJI-I)さんに!
(仁くんの奥さんが出産〜!)

ステキな報告にみんなもおめでとうコール!
早速私の何かが起こりそうな予感は当たりました☆

★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜

●農業実習 収穫と種まき
  講義:野菜栽培の基本知識



農業実習・じっくり座学の時間です。

◇うたちゃんが1枚の街の空き地のスライドを見せてくれました。
この空き地。人の手が入らなかったら、、、その後どうなるか!?

 街の空き地(裸地)
  ↓
 1,2年生の草
  ↓
 多年生の草
  ↓
 陽樹林 低木
  ↓
 陰樹林 雑木林
  ↓
 極相林(きょくそうりん)

自然というのは、人の手で耕さなくても、肥料を入れなくても、
豊かな方に、調和の方に行くことがわかります。

おっ、これぞ自然農の大元ですね!

◇次に土がないのに大きく育っている1枚の木のスライドを見せてくれました。
土はなくても木は育ちます。植物は何を土台にして育ちますか?

例えば落ち葉だったり、過去の生き物の死骸、亡骸の層に根を下ろして育っていきます。
必ずしも土は必要ありません。
ふかふかの土をつくならければならないというのは私たちの思い込みなのです。

◇田んぼのスライド
JAの直播田んぼは、この時期倒れているイネが多い。
有機栽培の田んぼも少し倒れている。
でも自然農の田んぼは倒れていない!

何が違うの?

私はてっきり台風が来たからから稲が倒れていると思ってました(汗)

ズバリこの違いは根っこのはり方!

最近の品種は穂がたくさんつくように改良されていて、
稲のカラダに対して、穂が多くてバランス的に倒れやすいそうです。
でも同じ品種でも株間を大きくしたり、1〜2本植えにしてみたりすることで
根っこのはり方が力強くなって、倒れなくなります。

ちなみに、稲は、穂が出るまでは草刈はマメにしたほうがよいです。
でも、穂が出た後は田んぼに入らないように!

田んぼのあぜに大豆が植えられているのをみかけますが、
このワケは大豆は水が大好きだから。
このあぜ豆は、雨が降らない年でもよく実ります◎

他にも
水が好きな作物・・・(休耕田で育てるのに適してます)

サトイモ
ナス
タマネギ
etc.

休耕田で水が好きでないトマトを育てるには、、、高い畝にします。

◇そういえば、、、野菜って何?

野菜は、もともとは野生に生えていたもので、人によって、品種になっていったもの。
人間がいないと育ちにくい。でも、もともとは野生だから、野生の記憶は持っています。
過保護にしすぎないほうがよいし、かといって放任しすぎてもいけない。
野菜と子育ては一緒なのデス。

◇野菜の栽培時期
地域によって違うので、隣近所の畑をやっているおじいちゃんおばあちゃんに聞いてみよう!

◇微気象(びきしょう)!?
場所は同じ土地であっても、建物の北と南、池に近いか遠いか?高い畝か低い畝か?
によって、日当たりや風当たり、気温、湿度などが違います。
これが微気象。この微気象を人工的に利用したのが、スパイラルガーデンです。

◇指標植物
例えばスギナが生えていると酸性の土地。
ハコベが生えていれば土が肥えている証拠。野菜が育ちやすくなります。
ハコベが生えるようになるまで、、、自然農をおこなって早くて3〜4年。
自然界も、畑も、ヤセ地であっても何年後かには肥えていきます。
だから、草をひっこぬいたり、耕かさなくてもよいのです。

ステキな書籍紹介
↓生えている草にあう野菜が載ってます。
「現代農業2010年8月号 自然農法が知りたい」

草の変化に合わせて野菜を育てるのも楽しそうですね。
ところがこの本、調べてみたらバックナンバー売り切れでした(ToT)
人気号ですね。
たしか、うたちゃん、コピーしてくれるって言ってたよね?
ぜひ、ヨロシクお願いしまーす!

座学も終わって、外に出て。
池に行ってお米の見学、そして日本蜜蜂の見学。



さて農作業しますか〜!というところで雨が〜!!!(゜◇゜)~
いや、雨じゃなくてヒョウだ〜!氷の粒粒がいっぱい降ってきてビックリでした。
4月から9期のパーカル塾がはじまってから、必ず雨か何か降ってます
ね(爆)今回も記録更新!?

で、残念ながら、農作業は明日に延期です。
農作業時間は、卒業制作グループワークに変更となりました。

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●卒業制作グループワーク(前編)

前回までの取り組みのおさらい発表をして、各班に分かれての話し合いです。

  

食べるの大好きな私(メグ)は今回はじめての卒業制作参加で、
忍者ライスチームに所属させていただきました。
(リック、ホーリー、まあさ、メグ)



保存食にはオイル付け、塩づけ、などいろいろありますが、
乾物(ドライ)を中心にまとめていこうということになりました(9/23現在)。
日本語と英語併記で♪

ソーラークッカー(ダンボール)もつくりたいし、
ペットボトルでつくる浄水器もつくりたいね。と。

(個人的な話ですが、 忍者ライスチーム所属前に
ソーラークッカーをなぜだか作りたくなり、
台風で定時に帰宅した日に透明ビニール傘でつくりだした私(メグ)。
途中で両面テープがなくなって、作りかけで終わってしまいましたが。
このつくりかけのソーラー傘は、乾物をつくる用に作りかえようと思いました。
少しでも早く乾いてくれそう!?かな。。。)



塾3日目の卒業制作時間(後編)に各班何を活動するかを決めて前編終了となりました。
忍者ライスチームはペットボトルで浄水器作成の予定です☆
(でも私は個人的な稲刈りの予定があるため2日目には帰ってしまうので、参加できなくてごめんなさい。みんなヨロシクです。)

★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜

温泉へ。

ちょうど池田町はお祭りで、行く道中、山車を見ることができましたが、
帰りにお祭り渋滞にはまったメンバーも!(私もそのメンバー)
あやうく夕飯がなくなるところでした(^_^;)

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毎回みんなワクワクの夕飯タイム
第1日目のタミさんメニューは、、、

・きのことジャガイモのカレー
・ひよこ豆とラジュマカレー
・ゴーやのブータン風いため
・もずくと野菜のスープ
・大根葉(トモさん作♪)
・リンゴのグラタン



全てのメニュー、味付けはシンプルに塩のみ!とのことだけど。
毎回ながらスゴイ美味しい。

今日もありがとうございます。ごちそうさまでした!

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田中優さんが夜到着予定なので、
優さんと一緒にRVFのDVDを見ようということに。

ちなみにスケジュールのRVF?に謎を持った塾生がいっぱいいましたが、
RVFとは!??

ホンダの車ではなく、
正解は、、、
ニュージーランド「レインボー・バレー・ファーム」の略称でした〜○

優さん到着までいろいろな動画鑑賞しました。

8期の凪ちゃんが藤野のパーマカルチャーデザインコースで作成した映像も見せてもらえました。
2本とも、素人が作った風には見えません(◎o◎)
泥団子が最後、ステキに花咲かせて終わったところがステキだったなぁ。



安曇野素人映像チームも本当に結成しちゃうんでしょうか!?

・・・と、ちょうど優さんの登場〜!

一緒にRVFのDVD鑑賞時間。

●パーマカルチャー 地球とつながる楽園のくらし 〜ニュージーランド 虹の谷の農園から〜   本編 48分

パーマカルチャーにこそ、人間らしき暮らしがある。南半球の楽園ニュージーランド。ここに世界の人々から注目を集める夫婦がいます。夫のジョーはオーストリア生まれ、ヨーロッパでグラフィックデザインや有機農業の仕事などをしてきましたが、1983年都会生活を捨て、夫人の夫人の故郷ニュージーランドに移住しました。そして20年近く、自然と共生した自給自足の生活を続けています。そこに貫かれたパーマカルチャーの思想。ジョーとトリッシュはパーマカルチャーの実践者として自らの経験をもとに、多くの人に語りかけています。
    ナレーション:デジャーデンゆかり  パーマカルチャーネットワーク九州企画制作
 

DVDの中には
まさに、パーマカルチャーの教科書で見たまんまの世界がありました。
人も動物も植物も、イキイキとしていて、
まさに自然と人が無理なく共生できる姿を見せてもらえました。
これこそ私が、みんながもとめる人間らしい豊かさ。
ありがとうございます。ありがとうございます。
何度も心の中で唱えてしまいました。。。



さてさて楽しい1日目は終了です。
楽しい2日目、3日目へとつづきます。。。

どうもありがとうございました!

9/23レポートはメグが担当しました。
みなさま訂正箇所、補足等ありましたら、ヨロシクお願いします〜。

9月24日

 500 早起きは三文の徳☆朝の弾丸ツアー

 朝一で到着したリキとひーちゃん、そしていつもの早起きさん達で朝のドライブ。
ワークキャンプでならしたマングーとこのみんが、案内してくれました。ありがとう!

 連峰にかかる雲。
そこから昇ってきた太陽。
眼下には一面の雲海。

 

秋分を越えたやわらかい光が私たちを包んでくれました。
初秋のひんやりした空気の中、しばし想い想いの方法で太陽と向かい合い
祝福された時を感じました。
オオカエデは、シャンティクティの坂道を車で10分くらい上がった先にあります。
長野で一番有名な樹とシャロムのトシさんが言ってました。
紅葉には少し早かったのですが、シーズン中は、ロープが張られて近づけない
ということなので今回行けてよかったかな。

700 田中優さんインタビュー

 公開講座の前に、パーカル塾生だけで田中優さんからお話を伺う時間を頂きました。
田中優さんのお話は言うまでもなく興味深かったのだけれど、
個人的に、この時間の中で一番すごいと思ったのは梅ちゃんのファシリテ―ション。
著書等には見かけない話を含めた全体構成、会話の中からより深い言葉を引き出す力、
時間内に落とし所に納める力…など、ぜひ真似びたいと思いました。
さて閑話休題。

田中優さんのインタビューの概要



福島の原発事故以降、各地での講演等で耳にすることが増えた田中優さん。

「未来バンク事業組合」 理事長、「日本国際ボランティアセンター」
「足温ネット」理事、「ap bank」監事、「一般社団 天然住宅」共同代表の他
大学でも非常勤講師として教鞭をふるっていらっしゃいます。
環境活動家、社会企業家等、多岐にわたる分野で活動されていらっしゃると
同時に、実は、このパーマカルチャー塾の顧問でもあるんです。

◇多岐にわたる活動をするようになったきっかけ
・チェルノブイリ原発事故の後に生まれた子どもが病弱だったこと。
日々の暮らしの中で無理なく思い起こせるように伝えたい。
だからこそ「原発」以外のキーワードでも訴求できるように間口を広く活動している。

◇協力者・仲間をつくるための人との関わり方
・自発的な集団にする
コミュニティを作る時は、一人の中心人物に求心力を持たせるのではなく
関わる人それぞれが得意分野で中心となって関わってもらうように促す。
・信頼関係なくして一緒に活動はできない
一緒に汗をかいて体験をともにした同士は、会議室だけのつながりよりも強い。

 ◇活動の理念

・地域活性化度 =〔地域の資金〕×〔回転数〕
地域で金を循環させることで、地域が活性化する

・理想のリーダー
チーズのように穴だらけがいい。
そうすると周りの人が「助けてあげなきゃ」と思う。
いろいろな人が役割を見つけて、自ら動く
その上でリスクに対しては、責任を負う覚悟がある。

・楽しくなければ続かない
運動を非日常的なものにしてしまった時点で、博物館行き。
“持続可能な志”にする。
クリエイティビティを発揮させたり、笑いがあったり、楽しみながら
自然にできることが、最後まで残る。

 ◇活動を進めるにあたっての方向性
・3つのアプローチを同時並行で進めるのがいいと考えている
1.縦方向:政治家になるか、政治に働きかけるかして 仕組み・構造に働きかける
2.横方向:市民レベルで、志をともにする仲間をつくっていく
3.斜め方向:第三の道を提示する。
          これまで不足していた動き。
           ただ否定するだけではなく、選択肢を提示することが大切。

◇パーマカルチャーの可能性
・パーマカルチャーは前述の斜め方向のアプローチ。
今、いろいろな分野で、新しい時代のモデルが必要とされている。
「無理だ」と思いこんでいる人のマインドを変えるためには、
新しい生き方が実現可能であることを、あちこちで見せていくことが最も効果的な伝え方である。

 ◇メッセージ

・タイミングの大切さ
    いつ、何を伝えるか。
   その時々で一番響くものを伝える。
そのためには常にアンテナを高く張り、色々な情報を関連づけている

 ・人と同じでなくていい
   伝えたいこと、表現したいことを、自分に最も合った方法で表現することが最善。
   そのために、それを支える思想や、表現手段を手にしてほしい。
   アウトプットを前提にしたインプットを。
   難しく考えなくていい。自分に向いていることは短期間で習得できる。
    暇な時に、最も自分に向いたことをしている。

 ・想いを実現するために
 一人では限界がある。
  仲間をつくり、グループで想いを共有する。
  人の思考は箱みたいなもの。
  コミュニティで共有すると、箱の位置が動いたり、広がったりする。

・常識は変わっていく
  「常識」は、時代、文化等によって移ろうも
  現在「常識」となっていることも、最初は誰か一人が言い出したこと。
  少数派であることは恥ずべきことではない。自信を持って。

 1000 田中優さん講演会

成就院の庫裏を使って開催された講演会。
定員100名のところ、当日参加の人も含めて120名もの人が集まりました。

 

「原発に頼らない未来のためにできること」

田中優さんのお話は、福島の原子力発電所の状況に始まり、

食べ物への影響、日本のエネルギー自給の問題、日本の社会構造、

エネルギーシフトを可能にするための示唆等、

皆が漠然と不安に感じていることを、データに基づいて、

わかりやすくひも解きながら、最後に希望の種をくれるものでした。

 優さんは仰いました。

「未来の子供達にこう言われたい。

 『2011/3/11以降の活動で、今のような良い社会になったんだね』って。

 努力、忍耐の必要はない。

 まずはこの先10年で寿命の来た家電を省エネ製品に変えることから、

 そして、がんじがらめのマスメディア以外から情報を取れない人々に

 自分が知った本当の情報を届けることから、

 始めて欲しい。」

 以下、要旨抜粋

(大ちゃんが撮影してくれていたVTRも、いずれ公開されると思いますので

 合わせてご参照ください。)

 ◇原発の話

・現在も原発事故は終わっていない。

・地下水脈と反応して水素爆発の可能性がある。

・大気圏核実験の200倍レベルで空気中に放射能が放出された。

・「問題ない、安全」というのは政府のプロパガンダ。

 ◇放射能汚染の話と自衛策

・現在、地上で留意が必要なのはセシウム。

 セシウムは空気中では泥に付着する性質がある。ほこりとして、土表面に貯まる。

 →ほこりのひどい日は、花粉症用マスクをしよう。

・作物は地中から栄養をとっているので思ったほど汚染されていない。表面は洗う。

 →濃縮率の高まる肉、魚、卵、牛乳はデータを確認した方がいい。

・日本政府基準のセシウム濃度は世界基準としては甘すぎる。それが国際的な風評を生んでいる。

・放射能、内部被ばくは酸化の働き。抗酸化物質を摂取することで自衛する。

◇現在の電力を支える日本の社会構造

◇エネルギーシフトを実現するために

・原発による発電はローコストではない。

(資源エネルギー庁発表の発電単価比較では最も安いことになっているが、

 核廃棄物の処理や、余剰エネルギーを消費するための水力発電所の設置・運営等が

 加算されていない)

・自然エネルギーによる発電が世界のトレンド。

・発電/送電/配電は分離されるべき。先進国で発送電を企業が独占している国はない。

・「原発の必要性」と「自然エネルギーの代替可能性」は別の議論。

 同時に議論するから不毛な会話になる。

・まずは節電。その上で自然エネルギーへ徐々に転換を図るべき。

・電気の需要ピークを下げるためには、家庭ではなく産業部門の消費電力を調整すべき。

 

優さんの講演会後、参加者でワールド・カフェを実施して

老若男女、いろいろな背景をもった参加者同士で本日の感想をシェアリングしました。

     ワールドカフェ:メンバーを変えながら、意見交換、情報シェアする

グループワークの手法

 

1430 農業実習

今回は冬に向けて葉もの野菜の種まきとニンニクの植え方を教えてもらいました。

◇葉ものの種まき

・筋蒔き

・混蒔き

  1.数種類の種を混ぜる

  2.種を手のひらに乗せ、軽く握って指の間から落とすようにして種をまく

  3.種を蒔いた一帯の草を刈る

     今回のMIX:ミズナ、シュンギク、ホウレンソウ、コマツナ、東京ベカ菜、

みやま子カブ、ビタミン菜など

  ※夏草の勢いが落ちてくる秋に可能な蒔き方(春は他の草に負ける)

  ※特に若い(これから生育する)草は丁寧に刈る。

   大きな草は放っておいてもこれから枯れるため。

◇ニンニク

  1.深さ5cmくらいの穴を掘る

  2.できるだけしっかりした大きめの鱗形を一片ずつ植える

  3.周囲に植える時は15cmくらい離す

◇サツマイモの収穫

・サツマイモは強い霜が来る前に収穫する

・苗を植えたところの周囲を中心にイモがありそうなところを狙って掘る/引き上げる

・サツマイモは収穫直後より1週間ほど陰干しした方が甘くなる

1630 ガーデンパーティー

今夜は皆でワイワイご飯をつくりました。

民ちゃんがつくってくれるご飯も幸せだけど、皆で手を動かしてつくるご飯も

これまた楽しいひと時でした。

 ・生地からつくる釜焼きピザ。思い思いのトッピングを乗せて

・とれたて野菜のベジタブルカレー

・モロッコインゲン、キュウリ みょうが味噌ディップ添え

・キュウリの味噌炒め

・サツマイモ深し

・すみちゃん家の梨

食後のフリータイム

温泉へ行く人たちがいる一方で、まったり焚き火を囲む人たち。

ジャンべの響きと、焚火の火のゆらめきの中、夜は更けていきました。

こういうゆったりとした時間の流れを味わえることが、心の栄養になる気がしました。

 このみん、マングーが、先週訪れた「共働学舎」についてシェアしてくれました。

多様な能力を持った人が共に働き、学び、生きる施設です。

 http://www.kyodogakusya.or.jp/

人が生きるということ、共に在るということ・・・

ふとアンパンマンの歌が思い浮かんでしまうのでした。

 http://shalomusui.blog90.fc2.com/blog-date-20110916.html

キャンドルタイムも終わり皆が寝静まった頃

夜更かし隊は、シャンティクティ前の道路に寝そべって、満点の星空を眺めていました。

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今回も23日ありがとうございました。

朝から晩まで盛りだくさんの2日目レポーターはホーリーでした。

9月25日

 
6:30 モーニングヨガ
みなさん早朝から、体をリラックスさせて気持ちのいいスタートができたはず!!

 
7:30 建築実習
*壁塗り用の土作りからスタート
 わらを5センチ位にカットしたものを電動篩いにかけた土と水で混ぜる
 わら1:土5くらいの割合だそうです。
 水を入れながら足でこねる!!
 ・・・・みんな素足でこね始めた
 ・・・・しかも途中から太鼓も出てきて、わの舞になった 楽しそう ふるった現地の土にワラを入れ裸足で練っていきます。まさにどろんこ遊びです。
 
 
 
 ?!なぜ、土壁にわらを混ぜるの?! みちさんにインタビュー
 「土にひび割れが入ったときに、わらが繋ぎになるのと、土の中でわらが発酵して
  土自体に粘り気が出て割れにくくするため」
 だそうです。
 本当は土を練ってから数ヶ月置くといいそうです。
 その間にわらが発酵するのね。
 
 最初にみちさんから、土壁塗りのレクチャーを受けました。
 こて板の上に土を乗せたら、
 板は壁に当てて土をこてで寄せて塗り上げる・・・
 ・・・難しかった なれてくるとコテ板は壁から離し材料をコテに乗っけてぬれるようになります。
素人は壁にコテ板を付けて塗るのが材料をこぼさずに良いようです。

パーマカルチャー塾建築実習が始まりました。今回は中塗り みちさんが塗り方の指導をしてくれます。

 
 ワークキャンプでだいぶきれいにできていたので(ワークキャンプの皆さん、ありがとうございました)
 わらが出ているところと、それぞれのモニュメント作り!!
 さぁ、それぞれにスタート!!
 外壁隊と中塗り隊、土こね隊
 私も結構真剣に集中・・・無の境地



土をふるい こねていきます。にがりもあったので入れてみました。にがりは凝固作用があり保水の役割もあるそうです。
さあ壁塗りです。素手で塗ったりコテを使ったり思い思いの仕方で塗っていきます。

 

へんぷの素材を芯に模様が描かれていきます。

 

室内もアースバックの形を残して塗りが進められました。

 


わいわいとおのおの楽しそうでした。
 いろんなモニュメントができましたね。

養生のテープが取られ丸い窓が出てきました。

 
 次回行った時が楽しみ!!
 どんな風に乾燥していくんだろう・・・
 
 10:30 ブランチ


 
 タイ風カレー
 ジャガイモのタイ風煮もの
 ナポリ風サラダ(ベーコン抜き)
 ピーマンの炒め物
 *残念ながらたみさんはご用時があって、帰られていました。
   いつものことながら、とってもおいしかったです。
   たみさんありがとうございました!!
 (メニューが間違っていたら、どなたか訂正をお願いいたします。)
 
12:00 卒業制作 グループワーク
 みんなそれぞれの場所で色々・・・
 衣チームは機織!!
 原人は火おこし機の作成
 食チームは蒸留機の作成
 薬草チームは本とにらめっこ
 椅子チームは木の皮を剥くところから
 みんな楽しそうに、あるいは真剣にやっていました。
 後残り2回でだね、楽しく愛おしい時間になりそうです・・・

 

 
 14:00 講義「これからの時代の生き方、暮らし方」 講師 うめちゃん

umezakipdf.pdf

 
  3つのテーマ
  *日本のシステムデザイン
  *時代は進んでいるように見えて実は、古いものが新しくなって帰ってきた
  *これからを生きるための羅針盤とは? 
 
 まずは日本のシステムデザインについて・・・
  *食の自給率の低さ・・・国内総生産の自給率を上げるのは難しい。
 
   けれど、家庭内の自給率を上げるのはできそうじゃない?
   ・・・庭先に、畑を借りて種をまこう!!
 
  *フードマイレージ(輸入量×距離)・・・高いほど環境への負荷が大きい
    世界の人口の中で日本人は2%なのに農産物の輸入量は10%!!
  
  *では日本は自給できるのか?
    昭和20年代の食事にすれば大丈夫!!    参照 有機農業・みんなの疑問 館野 廣幸著 
    日本人一人につき 4e(120坪)の農地(田んぼも含む)があれば1年間食べていかれる
    日本人1億2000万人として×4e = 480万f あれば十分
    現在の日本の耕地面積は474万f
  
  *では、エネルギーは自給できるのか?
    田中 優さんもおっしゃっていた通り!!
    まずは省エネをしてから自然エネルギーを考える
    太陽光・風力・地熱・木質バイオマス・バイオガス・波力 など・・・

 

    
    1995年の省エネ電化製品のエネルギー値を100とすると 2002年では−80%の省エネになっている!!
     ・・・・感想として、日本の企業は案外まじめに省エネ商品を作っているんだね。

   

 

 
  *水はどう?
    水消費原単位 ・・・ある製品を生産加工するのに必要な水の量
    日本の場合穀類輸入量が多く、目には見えていないけれど、おのずと水も輸入していることになる(仮想水)。
    日本の仮想水の輸入量は年間640億㎥

  

 
 次に時代は進んでいるように見えて実は、古いものが新しくなって帰ってきた!!
    その1 電子メール
     昔は紙に書く手紙だった
  
    その2 ボランティア文化の復活
     インターネットの普及によって、地域コミュニティーの復活や贈与経済の復活
 
    その3 資源のリサイクル
      地球環境に対する深刻な社会的責任
      ネットオークションなど自分の不要品が誰かの役に立つ
 
    その4 食べ物
      安全と環境に配慮した食料へ
      有機野菜の一般化
 
    懐かしいものの共通点
      螺旋的発展・・・その螺旋も昔は緩やかだったが、現在はスピードが速く
                螺旋の円周も小さくなってしまった。
      そのため先が見通せない現状があるが、もしかすると少し前を振り返ると
      その先が見えてくるかも?!
 
 これからの経済は
      贈与経済(ものを交換する)の復活&ボランタリー経済
 
      貨幣経済
      労働交換・・・・この二つは
      物々交換・・・・   信頼とつながりのできる経済!!
 
      生き物・自然・人が繋がる暮らし
                    =目指す持続可能な社会
 
*これからを生きるための羅針盤とは? 
      ライフワークバランスの見直し
            =仕事以外の申請と仕事をどうとらえるか?
      
    キーワードは衣食住医
      そして正しくより楽しく、つながりんぐが大事。
    !!個人の努力ではやりきれないこともある、社会構造の変化を
       = 自分たちが住みたい社会の明確なイメージを持つ仲間!!
 
自分が求める未来は?
    @ 安心安全で健康な暮らし
    A 自分が大好きで、人に役立つことは?
       ・・・誰かのギャップを埋めるために
 
    キーワードは
     繋がりあ・い 関わりあ・い 教えあ・い 分けあ・い 支えあ・い
    あいが大事なのねぇ〜
     Kennji-i さんにもあ・いが一つ増えたし(^^)
 
15:00 振り返り
  一言振り返り
   conomi・・・・助け合い、ふれ合い、みんな逞しくなった。
   りき  ・・・・・ヘルペスになった。自分を大事にしたい、気分がとてもよくなった。
   たかちゃん・秋になったなって、リゾート気分で楽しんだ。
   じゅんちゃん・鈍行で来て懐かしかった。節目に突然来てもここは暖かい。けんじさんが私のおじいちゃんみたい。
        大ちゃん・・・どの話も地域コミュニティーが共通していた気がする。自分にも重なるし、この話を他の人にも繋げて行きたい。
   仙人・・・・・縄文ハウスよかった。ピザ、カレーを皆で作ったのがよかたな。
   ちほ・・・・・今回は講義実習もよかったけど、その他の時間を皆と楽しく分かち合えて嬉しかった。
   マングー・・一体感のある仲間、クレージーな仲間だと思った。すばらしい!!
   はりそん・・優さんの話「表現しなければ、何もしないのと同じ」がよかった。朝のインタビューもとてもよかった。
   なぎちゃん・ここに来ると楽しい。今年の人たちはパワーアップしている。
   のりちゃん・もうすぐ終わっちゃう・・セミナーからも皆からも良い物がもらえる。
   ホーリー・・皆のエネルギーが高まってる。同じ志を持っている仲間がいてよかった。
   まーさ・・・会を重ねる毎にパーになってる気がする。
   みっち☆・赤ちゃんが一緒にいて嬉しかった。ともこさんの生まれた〜って、笑顔にあえて嬉しかった。
   くろえ・・・ここで聞いたことを身の回りの人に繋げたらいいな。
   リック・・私に一番大切なのは繋がり。「関わって」って、スペイン語で私の大好きなピーナッツの事、関わってていいね。
   いっちゃん・・とても楽しい時間がすごせました。
   よしこねぇ・・流れた時間が素敵だったんだなぁって、思った。一人ひとりから勉強させていただいた。
   うたさん・・・一緒に汗を流すこと、ここが貴重な学びの場になってる。
   Kennji-iさん・一体感を感じます。田中さんのワールドカフェで繋がりを他と持てたのもよかった。いい企画だったねぇ〜。
   うめちゃん・・・ゆったりとした感じでよかった。ワールドカフェができてよかった。インタビューもよかった。
 
   

以上でした。
   今回も中身が濃くて、一人ひとりの関わりあいも濃厚だった気がします。 よしこねぇは最後の何時間かしかご一緒できなかったけれど、分かち合えて嬉しかったです。
   今回欠席だった、きむさん、エモケイ(本をありがとう。重いよね、ありがとう)、こうちゃん(ぶどう、ほんとうにおいしかったよ!!ありがとう)10月の安曇野でお会いできることを楽しみにしています。
    
   10月、Kenji-iさんのパーなじいちゃんぶりも楽しみにしています(笑)
 
 !!過不足を皆さんの手で、修正してください!!よろしくお願いいたします。
 
                                                   千穂