9月19日(土)

出席者: 凪ちゃん、ぽぽさん、いっちゃん、けいさん、桂ちゃん、ゆかちゃん、ゆきちゃん、ざわさん、すーさん(7期補講)、私(あぁや)、そして凪ちゃんの鍼灸学校同級生で同僚のふみちゃんの計11人でスタート(澄ちゃんは20日より参加)。 梅ちゃんファミリーのナツキータとしおんちゃんも補講?で参加。

13:30 まずは、人数も少ないので自己紹介も兼ねての近況報告にてスタート。ひと月の間に各々大なり小なり変化があって、和みながらの始まりとなった。

14:00 卒業制作グループワーク

             別のチームに質問を投げかける形で別のアイディアをだしあう。

      *Tシャツチーム

ほぼデザイン決定、Tシャツの素材について思案中

      *種チーム(地球の処方箋)

種の配り方〜@紙風船で飛ばす A薬のカプセルに種を入れる B例えば10人に10個ずつ配ってもらうようにして広める

      *カレンダーチーム

       月齢もカレンダーに入れる。農閑期のカレンダー部分にパーマカルチャーの説明を加える。長野県の種まきカレンダーにあわせる。長野県の郷土料理の紹介も載せる。

      少しずつではあるけれど、形ができはじめていて、他の班の進行も楽しみ。

15:00 農作業(収穫)

      夕食の食材集めもかねて各班の畝を中心に収穫。トマト、茄子、ピーマン、きゅうり、大根、しそ、スイスチャード、食用ほおずき、モロヘイヤ、バジルなど。

      *トマト:収穫の際、腐ったトマトをさわった手で元気なトマトをさわらないこと。病気が移る。

      よく、大根を播種する場合は、しっかり畑を耕す(大根十耕)などというけれど、今回の間引きした大根でもシャンティクティの石交じりの畑で十分育っていて自然の力のすごさを改めて感じた。また、隣の班の畝と同じ作物を同じ時期に播種していても、結果が全く違っていたりして奥深い。

      *雑草メモ:一年目の畑にはスギナ、そして二年目以降にはハコベが見られるようになる。ハコベが出てくると何を作ってもよい畑のしるし。ハコベのように優しい草が生えてくれば、ほうれん草や茄子なども十分に育てられるようになる。

16:00 料理(食べながら作る)料理中も建築班と調理班に分かれて作業。

      @ピザ: ピザ生地をこねる。塩、油(オリーブオイル)中力粉、全粒粉、水。 こねたものを後で伸ばしやすいようにいくつかに分けてねかせる。

       トッピングは、茄子、玉ねぎ、ピーマン、赤ピーマン、サラダ、バジルソース、トマトソース、チーズ、しそ、味噌。 シソ&味噌が意外においしい〜みんな、好みの厚さと好みのトッピングで楽しくピザ作り。アースオーブンで、焼くのもあっという間。

      A重ね煮スープ:きのこ(しめじ)、大根、ジャガイモ、玉ねぎ、人参、をサイコロ状に切り、陰→陽の順(水分の多いものから)に鍋に入れる。あわ、昆布だし(8分目)を加え火にかける。

      Bしょうがごはん:7合のお米に塩小さじ1、生姜の千切り、昆布だし(出し昆布も細切りにして加える)、薄口しょうゆ。 水は米の1.2倍。手を使って水量を測る。

       *ぬかくどごはん:けんじさん作の穴を開けたペール缶&トマトジュース缶製のぬかくどで、田んぼのものだけでごはんをたく。燃料の籾殻はくんたんとして畑の土壌改良剤に。三升の米に、七升の籾殻。中心に置いたトマトジュース缶には、火が燃えやすいように草や角材を入れる。 ぬかくどで炊くと火加減の心配もなくたける。でも、はじめちょろちょろなかぱっぱ。シューシューいったら火を引いて三歩下がってサル昼寝。そこにばあ様やってきて、藁しべ一足いれたとさ。あかごないてもふたとるな・・・を守れば簡単?かな。

      C大根ほろほろ:大根葉をみじん切りしたものを塩茹でして、乾煎りする。

              ゴマと塩で調味して、常備菜とする。

      Dデザート:豆乳プリン。 豆乳(600cc)、寒天粉(1本または4g)を火にかけ煮立てる。甜菜糖(大3)、はちみつ(大1)、練りゴマ(100cc)、塩(少々)を加えミキサーで攪拌。固める。

            ソース。 マヤナッツコーヒー(先月、凪ちゃんからの差し入れ。ノーカフェイン)と黒砂糖。

      Eフォカッチャ:ピザを焼いた余熱で。

       ピザおいしかったけど、重ね煮スープが特においしかった〜。優しい味。何も余計なものが入ってなくって、ゆっくりことこと。家で作っても同じ味にはならないのかな・・・。

19:00 温泉へ

20:00 DVD鑑賞。

      「エンデの遺言」ミヒャエル・エンデが生存中にお金についての映像を作ろうとしてはじめたもの。金融の仕組み等の問題提起。現代の貨幣システムについての企画。 お金に対する認識が生まれたらと思ってみる(by 梅ちゃん)

       ベルグルのお金、イサカアワー、交換リング、WIR BANK(スイス)

     感想:*地域通貨とは何か?なぜ日本ではなかなか地域通貨がうまくいかないのか?日本は贈与経済で地域通貨は富を分配するシステム。また、人に施すことに価値があるとする日本の精神性なども関係があるのではないか。

        *お金との付き合い方を広げる意味でいろいろなシステムや考え方を垣間見られてよかった。また、お金とのかかわり方を通して世界が変わりうる。

        *エコ貯金。スタバでコーヒーを飲むこと。どこにお金を預けるかで変わってくる。

       お金は不浄な物として、話しをあまりしないものでもあったけれど、今まで考えたことのない方向からお金について考えさせられた。賢い使い方をすることが、少しでも世界を変えられるなら。もう一度みて復習したいかな。 あぁやでした。


9PC2日目レポート 919日日曜日晴れ

早いものでもう7回目の塾。その2日目は晴れて涼しく実習日和。

朝ヨガ 6:007:00


今回の塾は欠席者が多くて人数が少なかったためか、ヨガの参加率は高かった。1番若い参加者はなんと7ヶ月の志音ちゃんでした()。朝一番で身体をほぐすのはとても気持ちよかった。

農業実習 7:009:00

先ずはブランチのモロヘイヤスープ用にモロヘイヤを収穫。

なんと、種用にとっておいたトウモロコシ等、いくつかの作物が鹿に食べられて消滅していました。くっきりと足跡も…。残念。

畑は鹿にとってビュッフェ状態と思われ、今後が心配だ。

玉ねぎの発芽の観察

前回、美斉津さんが播種のデモをして下さったタマネギが発芽していました。が、その時かけた草の幅が広かったり、すぐには草をどけられなかったので出が悪いそうです。

種まきが一番大事で丁寧にする事が必要で、かける草もやはり細くてツンツンしているのがベスト、との事。

雑穀収穫

穂の2/3が黄色くなった頃、朝露が消えた後に収穫すると良いそうです。

粟、餅黍を収穫。穂を収穫して縛って干します。

高黍は鹿に食べられて収穫出来ず。

幻のカボチャの収穫(泣)

カボチャ、つきねぇさんの種のバターナッツは残念ながら鹿に食べられ消滅。

カボチャは実の付け根の茎(果柄かへい)の部分がコルク化したら収穫の適期だそうです。収穫したら、風通しの良い日陰に1週間くらい干しておくと良いそう。

サツマイモの試し掘り

今年のサツマイモは葉が良く茂り、いや茂り過ぎているくらいだそうで、かえって芋の生長が心配。と言う事で試し掘りをした。

茎を一本ずつ剥がしながら根元を探し、芋の在処を見極めて、その部分の小さい生態系を壊さないよう最小限で掘り返して収穫。小さい芋が育っていた。サツマイモも収穫後、陰干しすると良いそう。

葉についている茎もキンピラ等にすると美味しいそうで、それも収穫。

にんにくの植え付け

移植ゴテで10cmくらいの深さに掘って、ニンニクを1片づつ入れて上に5cmくらい土が被るように植える。その上を草で覆う。

株間は15cmくらい、列(畝)の間は30cmくらい。

種まきをした時は、なるべく新しいツンツンした草をかけた方が良い、とのこと。

このニンニクは、来年の5月〜6月が収穫期。来年の塾生への置土産です。

秋の種まき:ばら蒔き

ばら蒔き:雑草の勢いが弱る秋に出来る播種の方法。

範囲をきめて、種を花咲かじいさんの様に蒔き、その後で草を刈って敷く。

草を刈る時は、蒔いた種から出る芽を助けるために、これから弱っていく大きい草より、今の時点でまだ小さいこれから大きくなりそうな草をしっかり刈る。

この方法で蒔ける種は、野沢菜、蕎麦など。

今回は、春に菜花として食べられるものを何種類か混ぜて蒔いた。これも来年の塾生への置土産。

混ぜた種は皆同じ形で見分けがつかない。

アブラナ科の植物は色んな形が有るけれど、交雑して雑種が生まれ易い。そのため、固定種や在来品種を維持するための自家採種が難しい。

種子生産のために自然農法センターでは、ハウスで隔離栽培して交雑を避けていた。

畑ではと何だかよく分からない雑種が出来る事が有る。と、詩さんの話。

班の作業

収穫は昨日したので、残りの収穫を少しと草刈りなどの手入れ位で、ニンニクの他は新たに種まきなどは無かったようです。

シャンティクティの辺りでは葉物の種まきは9月の始め頃まで、関東ならまだ大丈夫だそう。

各班共通で草の量が足りないかも…と言う事で、草を刈って来て敷いたりしました。

ブランチ 9:00

お品書き

モロヘイヤスープ

油麩の肉ジャガ風

ナス、ピーマン、キュウリの味噌炒め

カボチャのサラダ、豆腐マヨネーズ和え

パン・ごはん

今日もとても美味しいブランチでした。

建築実習 11:00

今日の作業は壁が中心。屋根張り班、温室部分の垂木受け班、外壁の下地張り班、室内壁張り班に別れて作業。

基本的に金槌作業中心で、板をそれぞれに必要な長さに切っては張り、切っては張りの繰り返し。黙々と釘を打つ。かなりの音が母屋まで響いていたらしい。

この作業結構気持ちがよく、作業量も多かったので頭が空っぽになる感じがした。

 

休憩(おやつ)

休憩には

おにぎり、しば漬け、ナスの粕漬け、キュウリの炒め物、サツマイモの茎のキンピラ、梨、イチジク。

豪華なおやつに疲れも吹っ飛ぶ。

結局、屋根の材料などが無くなるくらい作業は進んだ。来月は壁塗りだ

田中優さんの講義 18:00

講義内容

○既に石油の生産量はピークを迎えてしまっている(20081月頃だったかも)。

○現在の世界的な不景気の発端になったサブプライム問題の原因は、ガソリンの値段が上がった(9倍)ことにより、車で移動するしかないローンで郊外に家を買ったアメリカの貧しい人びとが、家を手放したことだった。

○景気が良くなるということは、石油の消費量が増えると言うことであり、そうすると石油の価格が上がり、また景気が悪くなる。今後は右肩上がりに景気が上向くと言うことはあり得ず、好景気と不景気の繰り返しになる。

○世界における紛争は、一見宗教の戦争に見えているが、それが起こっている地域には必ず石油をはじめ、ガス、鉱物資源、水、パイプライン等があり、結局資源の奪い合いが戦争を作っている。

⇒ならばエネルギーを自然エネルギーにシフトさせよう。

○自然エネルギーの導入世界1位はアメリカ、2位は中国、世界で新たに導入されるエネルギー プラントの60%は自然エネルギー。日本は逆行している。

○エネルギー資源確認埋蔵量からも、100年後のエネルギーは『自然エネルギー』しかない。

○アメリカは国債を売って戦争をしている。その国債の最大の受け入れ先は日本。つまり、日本のお金はアメリカの軍事費になっている。

○世界の軍事費を、今現在起こっている発展途上国の様々な問題に使っても、毎年莫大な額が残る。

○温暖化を止めるには、軍事から出される二酸化炭素を問題にしなければ意味がない。

○『プレデター』:無人攻撃機。兵士は戦場に行くことなく自宅から基地に通って戦争をしている。

モニターを見ながらゲーム感覚で戦争が出来てしまう。

○温暖化=電力

○温暖化対策を家庭のライフスタイルの問題にするのは間違い。4/5は産業が排出している。

電気消費量のピーク時は、家庭の消費量は最も少ない。業務用の電力は使えば使うほど単価が安くなるように設定されている。このしくみが問題。

○産業に使う電力も使えば使うほど電気料金を設定する。ピーク時の電気料金を高くする。など、しくみを変えるだけで、産業界が省エネし、京都議定書も守れる、25%の発電所が要らなくなる。→原子力発電所が22.3%なので要らなくなる。

○仕組みを変えたり、発電の効率を上げたり、自然エネルギーへ切り替えたり、様々な努力を行えば電気の二酸化炭素はゼロに出来る。

○もし、犬吠埼の洋上に風車を建てると東京電力の年間電力販売量にほぼ等しい量発電出来る。実現は難しいとされているが、海上に浮島型の風車を設置する、高効率のスパイラルマグナス風車にするなど、新しい技術が開発されているので、決して不可能ではない。

スパイラルマグナス風車 http://www.mecaro.jp/

○日本の電気料金は世界一高い。適正報酬が原価の3.8%と決められているので、原価を大きくして報酬を増やそうとしている。このため、架空ニーズと無駄な設備を作る。結果、世界一高い電気料金が、日本の国際競争率を弱めている。

○家庭からの二酸化炭素を減らすには、電気と車。電力消費はエアコン・冷蔵庫・照明・テレビが2/3を占める。そのうち、冷蔵庫は省エネが進んでいて、ほぼ90%減。他のものも50%程度減。ただ、エアコンだけはデータが偽装。

○省エネ家電を導入、普及するための手段として、融資という手も有効。

○車を全く使わないというのは無理。どれだけ効率良くエネルギーを使えるかを考えるべき。車はガソリン車は走行の燃費が悪く、電気自動車は発電の効率が悪い。エタノール・メタノールも効率が良くない。地域の自然エネルギー由来の電気自動車が一番効率が良い。

○省エネし、電気を地域で自給し、働かされている社会から自由になる。

○もし、温暖化で人類が滅亡した時、化けて出るなら電力会社に化けて出て下さい()

 とても、面白く、目からウロコが何枚も落ちる講義だった。

夕食 19:30

お品書き:今日の夕食は韓国風

チゲ風スープ

豆もやしと春雨の和え物

ひじきとレンコンの煮物

夕顔をカボチャの味噌炒め

味噌ダレ

全て美味しかったですが、味噌ダレが絶品。これだけでもご飯が食べられます。チゲ風スープに味噌ダレ入れても最高でした。

 

フリータイム

この日はなんと、梅さんの誕生日。特製ケーキでお祝い、もちろんサプライズ。パーカルのメンバーと梅さんの大事な家族、皆から祝ってもらえるなんて梅さんは幸せ者です。

その後は田中優さんを囲んで、色んな話をしました。

と、同時に数ヶ所でマッサージやらカイロやら癒しタイム。不思議な光景が

920日6:00〜

ともこさんを先生に、楽健法を小一時間体験。

前回、寝坊して参加できなかったので、今回は眠い目をこすりつつ初参加。

要は二人一組でするマッサージなのですが、マッサージする人は足裏を相手の背中、腰、肩などにのせて体重を加減しつつかけることでマッサージ効果を発揮させるものです。不思議と重くないし痛くないし、気持ちよいものでした。

この後7:00から田中優さんの講義2こま目が始まりました。

眠くなるどころか、目から鱗ばさばさ落ちて、聞き終えてすっきり、すがすがしかった。

2こま目「貧困問題とゴミ問題」(要約)

「リサイクル」

 優さんが環境問題に関わってきた中で気づいたことは、「危機感だけでは人を動かせない」ことでした。日常生活に関係の深い問題で、他のグループと競合しない課題に取り組もうと考え、地域で牛乳パックとアルミ缶の回収に取り組んだところ、最初は順調でしたが、途中でうまくいかなくなってしまった。

原因は、リサイクルしたアルミの買い取り価格が1kg100円から30円に値下がりし、輸入アルミの方が安上がりになってしまったから。

アルミニウムの精錬には大量の電気が必要で、コストの低い水力発電が盛んなインドネシアなど海外から輸入する方がリサイクルよりも金銭的に有利だから。これらのダムは日本のODAで建設されたが、この電力はインドネシア住民の生活のために利用されることはなく、海外向け(日本)のアルミ素材のエネルギー源に使われているそう。

バージンパルプの原料となるユーカリは「ギャングの木」と呼ばれている。水分や養分の吸収が旺盛で、井戸が枯れるほどである。ユーカリに含まれる精油は殺菌性が強く、周囲の草などを枯らしてしまう。93年に起きたタイのクーデターは、ユーカリ植林プロジェクトで計画された500万人の地域住民移動への反対運動が原因でした。このプロジェクトは、日本資本の製紙会社によるものであった。再生紙より安いバージンパルプの価格により、リサイクルは崩壊してしまう。

ゴミ問題は「ODAによる輸入資源の安さ」のためにリサイクルが妨げられていたせいでした。それではなぜ途上国は輸出をするのか。

途上国はODAなどの債務返済のために、農産物などを安く輸出しなければならなくなっている。

「グローバル・タックス」(航空券連帯税)の取り組み。

飛行機に乗れる豊かな人たちから徴税し、貧しい人々に再分配する仕組み。

3大感染症の薬の安定的な購入により薬価を下げて、治療の機会を増やしてあげることができた。

 「途上国の人々の食料生産が奪われている。」

米国の農産物には補助金が附加されており、ダンピング輸出している。自給率は100%きっかりがベストであり、これを超えると相手国の農業生産力を衰退させてしまう。

食料の輸出や援助は、地域の食料生産や農業を破壊し、国力が低下してしまう。

ソマリアでは、食料援助用のトウモロコシのために地域のトウモロコシが売れなくなり、未熟な状態で利用される飼料用トウモロコシとして販売するしかなくなった。

地産地消こそがCO2対策の最善の方法である。

バナナも生産者に届くお金は1%に過ぎない。フェアトレードのバナナだったらより多くのお金が生産者に届けられます。

「地域が生き生きするには?」

日本国際ボランティアセンター(JVC)がタイ北部で活動した事例の紹介。

農民が農産物を都会に売りに行き、生活物資を買う仕組みから、地域の市で農産物を売り、生活物資を買うことで、地域の経済が活性化し、その結果、この地域はJVCの援助が不要になった。自分たちの力で地域を活性化する手段を手に入れたから。自分たちの手で生きていける地域の仕組みこそが、必要な支援である。

 田中優さんの講義3こまめ「地域おこし」

 日本は熱帯材を輸入して作ったベニヤ材をコンクリートの型枠として1回きりで使い捨てている。熱帯材の次は北洋材も…。日本の森林では輸入木材と同じくらいの量の森林資源が毎年成長しているのに十分利用されていない。これを有効に活用すれば、外国から森林(木材)を奪わずに自国の森林を保全できる。

「未来を変えるために」

経済成長率が1.0%を切る中、金融機関の経営が成り立つためには、金利5%が必要といわれている。個人の貯蓄は、郵貯や銀行などの金融機関を通じて、ODA、アメリカ国債、ダムなどに投資され、結果的に環境破壊・戦争費用・人権侵害などに使われて、自分は知らなくても、世界の誰かを苦しめている。

未来を変えるために、「タテ(自分が変える)、ヨコ(みんなで変える)、ナナメ(これまでとは違った仕組みで現実にやってみせる)」3つの方向性でやってみたら?

「地域の活性化」

NPOバンクを設立して、地域の活性化を図る。モノが動けば、お金が動く。地域に資金を残し回転数を高めればよい。

「天然住宅」

超低温乾燥による燻煙乾燥木材を多用した300年保つ伝統木造工法の住宅づくり。

日本の一般的な住宅の使用期間は平均30年。長く大切に使うことで、環境の保全に役立つ。人が一日に摂取する平均的な物質を重さベースでみると、室内の空気57%、外出時の空気26%(空気の比率はあわせて約80%)食べ物、飲み物は15%。食べ物や飲み物に気を遣うのも大事ですが、空気の安全にももっと注意が必要。

天然住宅は、ビニールや接着剤、合板、集成材を使用しないので、室内空気の汚染の危険は一般の住宅よりずっと低い。

 「生活を変える」

「収入を上げる」ことと「支出を減少させる」どちらも資産。多様に持つことで安心して生活できる。生活の中からお金に頼らない部分を増やしていく。

生活の百姓になって100の仕事を持とう。

 優さんの講義から、今できること、これからできること、なんだろうと考えさせられました。知ることで、個人の行動は変えられるし、よその国の人を犠牲にしないやり方で日本をもっとよくしたいとも思います。優さんの話は、内容が濃く、話題も幅広く、しっかり理解しきれたかはわからないのですが、環境問題のいくつかは、少しづつでも自分たちの手で変えられることがあると思えました。これまで、環境問題の話を聞くと、地球の未来への不安感で一杯になって、無力だなあと思うことが多かった。今回は、同じ材料から、こんな風に考えることができ、こんな風に行動を変えることで、地球の未来も違う展開になるのかもと思えて、明るい気持ちになれたことが嬉しかった。

田中優さん講演資料

10:30 ブランチ

北インド風ひよこ豆のカレー ハリッサソースで和えたペンネ(ショートパスタ) 

中東風のポテトサラダ カボチャ・タマネギ・人参などの野菜とオートミールのスープ

パン ごはん 

927日 午後「雑草たちの生き残り戦略」 講師 梅崎さん

シャンティクティ農園で、梅ちゃんの説明を聞きながら、ヒートアップした脳みそを休めつつ、植物観察や質疑応答をしました。 

植物には他の植物との競争に強いもの(Cタイプ 木本など)、環境変化に強いもの(Rタイプ 雑草など)、過酷な環境に耐えられるモノ(Sタイプ 高山植物など)がある。

草丈と草高の違い

草丈は根本から先端までの長さ、草高は地面からの垂直の高さ。

 雑草の伸び方

 直立する(ノコンギク)、匍匐する(シロツメクサ)、分枝する(ハコベ)、叢生する(チカラシバ)、ロゼット(タンポポ)

 痩せ地や荒れ地に見られる草本 ヒメジョオン、スギナ、ヒメムカシヨモギなど

ハコベなどが増えてくると、地味が肥えてきた証拠。

 ヒメムカシヨモギとオオアレチノギクの違い

 どちらも外国産のキク科1年生雑草ですが、ヒメムカシヨモギは茎や葉に生える白い毛が長い。 

一年草、二年草、宿根草の違い

植物は大抵のものが食べられるが、有毒なモノもある。食べられる草本・有毒の草本を覚える。少しであれば、かじったりして食べて試すこともある。

おやつとして、ゆきさん差し入れのリンゴを絞った生ジュース。青森からジューサー持参で作ってくれました。フレッシュでした。nagiさん提供のおいしい浜梨も振る舞われて食の面も充実しておりました。


Tシャツチームの皆様&詩さん&皆さん

昨日までの2泊3日お疲れさまでした。昨夜は結局6時間半かけて帰宅しました。
来月からの3回は延泊しようと思います。宜しくお願いします。

昨日の話に出ていた綿とTシャツに関するHPのアドレスです。
それに関する面白そうな本もいくつか見つけたので、情報を載せておきます。

綿について(ウィキペディア)

綿
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%BF
木綿
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E7%B6%BF
遺伝子組み換え作物(GM)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E7%B5%84%E3%81%BF%E6%8F%9B%E3%81%88%E4%BD%9C%E7%89%A9
↑のサイト内のBt toxin生産作物という項目。
Bt綿
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201001261737302
http://blog.new-agriculture.net/blog/2008/09/000653.html
http://www.bm-sola.com/we/archives/2004/08/bt_1.html
http://pub.ne.jp/cubaorganic/?entry_id=2717016
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200504281600314
http://blogs.yahoo.co.jp/tokaiama/1342611.html


フェアトレード情報室

http://www.fair-t.info/
オーガニックコットンのフェアトレードについてメルマガ
↓のサイトの第18号〜22号
http://www.fair-t.info/mail-magazine/index.html

日本の綿、和棉の話(鴨川和棉農園)
http://homepage2.nifty.com/wamen-nouen/wawata.html

幸せのコットンボール(渡良瀬エコビレッジ)
http://blog.canpan.info/watarase/daily/200905/06

『やまずめぐる』(書籍)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%9A%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E2%80%9530%E5%B9%B4%E3%81%AE%E8%BE%B2%E7%9A%84%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%82%92%E9%80%9A%E3%81%97%E3%81%A6-%E7%94%BA%E7%94%B0-%E6%AD%A6%E5%A3%AB/dp/4789728870/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1285056587&sr=1-1
内容(「BOOK」データベースより)
高度成長の中で、かつての農村にあった生命力ある自然や生活は失われていった。その現実を目の当たりにし、急ぎゆく社会とは一線を画して 30年に渡る農的 生活を送ってきた著者。そこで培われた、地の力を生かした有機無農薬の作物づくり、手仕事の数々、そして“リンカランの畑”などが、若い世代 を中心に静か な共感を呼んでいる…。栃木県・藤岡町の農家に生まれた生粋の農業人、町田武士さんによる初の著書。


『きものという農業―大地からきものを作る人たち』(書籍)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4883203883?ie=UTF8&tag=hakarame-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4883203883
内容紹介
現在、国内の綿の自給率は0%。絹や麻の自給率も10%を切っています。
きものといえば「きれい」や「美人」と良い言葉ばかりが付きますが、その裏では、国内の農業衰退とともに、農薬を目いっぱいつぎ込んで大量生 産された輸入原料や石油エネルギーに頼りきった化学繊維に押されて、本来の日本のきものが消えつつあります。
本書はきものを切り口に日本文化を研究している著者が、一見無縁とも思える農業ときものとの関わりに焦点を置いて著わした作品です。
農業といえば「食」を連想しますが、「衣」も日本文化も「農」で成り立っていたことが新鮮にわかっていただけるはずです。
作品の中では、絹、麻、草木染め、和棉と、現在でも土の中からきものを作り続けている人たちを追います。


和棉は農薬が要らない?のかも知れません。もしかしたら、地球を救うコットンかも…。
この本読んでいませんが、以下の記述があるそうです。

今回、この本を執筆するにあたって、国産の綿繊維が途絶えていることに愕然とした。
「安い木綿のきものを着よう」という呉服業界のキャンペーンを見て、日本にも木綿が健在であるという認識であったが、それが根底からくつがえ された。綿繊維は100%輸入であった。

(中略)

 綿のことを調べ始めると、綿には米綿、エジプト綿の新大陸系と、日本、アジアの旧大陸系があり、それぞれ染色体の数が違うこともわかった。
 全世界の8割強が新大陸系で、残りのわずかが旧大陸系。日本綿の生産量はゼロに等しい。
 新大陸系は、染色体が24.それが原因かどうかはわからないが、虫がつきやすい。そのため農薬が必需品。また、作付け面積が広く、収穫をす るときに葉が邪魔になるので、枯れ葉剤を使って一気に収穫をする。大量の枯れ葉剤と農薬がコットンボールと共に同居する。
 ところが、日本の棉は染色体が12ということが原因か、虫は寄りつかない。棉の栽培に農薬は使わず、環境を汚染することもない。染色体の数 が違う新大陸系と旧大陸系の棉は交配ができない。


綿の遺伝子
http://www.oharu.net/what/q35.htm

NIジャパン バックナンバー  2007年4月号(書籍)
私たちのコットンができる現場から

http://www.ni-japan.com/webold/jbody399.htm

2007年和棉Tシャツプロジェクト
 2007年に『LIVE EARTH』というイベントに向けて、たった90枚だけ作られた有機和棉Tシャツについて。
 綿の自給率が0%なのを考えると、おそらく純国産のTシャツはこの90枚しか存在していないかも知れない。
http://web.mac.com/nobukume/i/Movies/%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/%E7%A9%B6%E6%A5%B5%E3%81%AE%E5%92%8C%E7%B6%BFT%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84.html

鴨川和棉農園
http://homepage2.nifty.com/wamen-nouen/
鴨川和棉農園では、現在でも和棉に関するワークショップ行っている。
http://homepage2.nifty.com/wamen-nouen/workshop.html
取り扱い商品
http://homepage2.nifty.com/wamen-nouen/wata.html

おぶせTシャツ畑

長野の小布施で和棉を復活させようと始まったプロジェクト
現在は復活を目指して、なぜかアメリカ産のオーガニックコットンを使い、Tシャツのデザインのワークショップを行っている。
http://www.t-obuse.com/

増田製綿工場
布団用、紡ぎ用の和綿を扱っている。
http://www.cotton.shop-site.jp/wawata.html
ブログ
http://masudaseimen.blog.ocn.ne.jp/sakuhin/

以上、これ全部見るとお腹がいっぱいになり、目が痛くなりますので注意して下さい。

結局、調べた範囲では純日本産のTシャツは商業ベースでは存在しません。2007年にイベントのオフィシャルグッズとして90枚が作成されただけ です。
有機和綿で商品化されているのは20000円もするマフラーだけ?。紡ぎ用に綿はあるようですが。

アメリカ産のオーガニックコットンは田中優さんも言っておられたように論外ですが、インド産のフェアトレードのオーガニックコットンでも、つまる ところアメリカ・モンサント社の種子によるものの様です。インドの綿の種子市場はモンサントの支配下にあり、農民達には以前はあった在来種の種子 より4倍も高価な BT綿の種子を買う以外の選択肢がないそうです。
結果、自殺するほど困窮する農家もあるようです。
そうして導入されたBt綿にも耐性を持つ害虫が発生したり、それ以外の副作用で土地が痩せたりして生産量自体が下がってきて、反GMO種子の運動 も起き始めているようです。

Amazonで『遺伝子組み換え』で検索すると、遺伝子組換え作物の危険性を訴える書籍と、危険ではないと主張する書籍が同じくらいヒットしてき ます。多分後者は企業側が書かせたものも多く含まれていると思われ…。
正しいことを見分けるのは本当に大変です。

究極、パーマカルチャー的にTシャツを作るとすると、和棉を栽培するか綿を紡ぐところから始めなくてはいけないのかも。でも、それでは到底間に合 わないし、塾だけでやるには手に余ります。
ギャザリングのためにTシャツを作ろうとすると、どういう風にやっても妥協が必要です。そして、その妥協の意味する所は大げさに言うと、棉の農家 を苦しめ、アメリカの新たな種子による植民地支配に加担し、農薬や枯葉剤で地球を汚す事になります。
どうするか皆でもう1回考えないと…。

凪でした。
もっと情報が有ったら教えて〜。


7月の講座の夜に何人かに話していたのですが、私が去年、
綿を育てるきっかけとなった映像をお知らせしますと言っていて大変遅くなりました!
去年、パーマカルチャー塾にみえた講師の方から、
『安く衣類を買える背景にはそれだけ生産国に犠牲を強いている』
というお話を聞いた後、あばばがこの情報を提供してくれました。
これを見て貰うと酷い現状が分かるので見てみて下さい。

★「消えたアラル海〜純白の黄金」
 http://www.japangreen.tv/journal/#/000057
★こちらの映画も教えてくれました。
「女工哀歌(エレジー)」
 http://www.espace-sarou.co.jp/jokou/
★片山佳代子さんのHPです。
http://homepage1.nifty.com/kayoko/

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それから綿の育て方についても あばばが教えてくれたので
知らせします。ちょっと遅いかもですが参考にして下さい。

 ★棉の管理について

1.ほとんど無農薬、無肥料、乾燥にも結構強い

2.日照が必要なので、まわりの草はある程度抑えておいた方が良い

3.腰の高さくらいになったら、生長点を摘むと、実の付きがいい

4.実の付く枝と、そうで無い枝があるので、実の付く方を残して摘む

などがあるそうです。


8期のみなさま 凪ちゃん
安曇野講師のみなさま
いつもありがとうございます。
つきねえです。
 
今月は全日程お休みで残念でした。
完休したのは今回がはじめてだったからさびしかった〜〜〜!!
ざわさん・・卒業制作・・大丈夫だったかしら?笑
 
さて・・・凪ちゃんからの長い報告・・ちょっとだけはしょったけど観させてもらいました。
私・・・このところ休みがちで、卒業制作からもちょっとおいてけぼりだったので、これまでのTシャツ論争にも、意見をいうのは遠慮してました。
 
が・・・
>ギャザリングのためにTシャツを作ろうとすると、どういう風にやっても妥協が必要です。そして、その妥協の意味する所は大げさに言うと、棉の農家 を苦しめ、アメリカの新たな種子による植民地支配に加担し、農薬や枯葉剤で地球を汚す事になります。
どうするか皆でもう1回考えないと…。
 
とまで凪ちゃんが言うのもわからないではないが、そこまで追求していくと何もできなくなってしまう・・・気がする。
もちろん、意識を強く持ち、知識を広げ、その知恵や知識を周りに広げ影響を与えて行くことは、パーカル的には理想的だと思う。
安曇野パーマカルチャー塾が目指すのも、その究極のエコや正義や・・・ってことになるのでしょうか?!
 
・・・そんなことを言ってしまうと、全てなにもできなくなってしまうんじゃないかな?!
単純に楽しいとか、知る喜びだとか、一緒に何かを作り上げる歓び・・・が薄れてしまう気がします。
 
たとえば、みんなが作ろうとしているカレンダーや卒業アルバムだって、紙を使う、インクを使う、Tシャツ的に解明していくと、本当に使えるものがなくなってしまうかも・・・。
建築だってそうだよね?!使った材木はシャンティに生えてたものとして、釘は?塗料は?皆が買って来た道具は?
究極、二酸化炭素だしまくっている海外旅行なんて行ってられなくなるし、テンツクマンやポールコールマンが今年も行く、植林南アツアーなんてナンセンス!って事になる。。。皆が毎月安曇野に通ってる車だって、パーカル的に言えば、普通のガソリン車じゃどうよ???って事になってしまいます。
 
ごめんね。これはあくまでもおおざっぱでいい加減なつきねえの個人的な意見です。
もちろん、できるだけの理想に近づけ、皆で知恵をしぼり、良いモノを残したい!
皆で議論して、できるだけ理想のものに近づける努力をする!
それで・・そのできる範囲でいいんじゃないか・・・って私は思う。
 
例えば、和綿はどうしても使えなかったけど、竹布70%オーガニックコットン30%のTシャツがあったとして、皆で話し合い皆が気持ちよくそれで卒業制作ができたらそれでいいんじゃいかな・・・。綿がダメなら麻や他の繊維の混合?ってテはないのか?等・・・
妥協ではなく、努力し知恵を皆で絞った結果・・・の最良の方法・・・
そこまで皆で考えてたどり着いたのプロセスの方が、どんな完璧な材料を選んだかより、ずっと大事だ!って思う。
ちょっと肩のチカラを抜いて、(抜きっぱなしの私が言うのもどうかな・・・って思いますが・・苦笑)少し、柔軟にできる範囲での「私達のパーカル的卒業制作」もいいんでは・・・?!
だってTシャツ単純に楽しみにしているもん。笑
 
いつもMLに精力的に報告や情報を載っけてくれる凪ちゃんには本当!!あたまが下がります。
ありがとね。凪ちゃん。
凪ちゃんの一生懸命さが好きです。感謝です。
 
長くなってゴメンなさい。
つきねえ

凪ちゃん、つきねえさん
 
拍手!!
両方に賛成です。
 
私も凪ちゃんのメールを所々開いて見ました。
びっくりです。非常に参考になりました。”ありがとうございます。”
 
今の自分にできることって・・・
 
とりあえず、日本で作られてきた綿の種を蒔いてみることかな・・・
 
いっちゃんこと市


〇Tシャツチームの件
凪ちゃん、つきねえ どちらの意見にも、ふむふむと思って拝見しました。
難しいですね。
 
ただ思うのは、衣替えをしていたら、今年着なかった夏服が沢山。新たにTシャツを買うのはどうなのかな?ということです。
調べてくれた資料によるとTシャツ一つにも沢山の問題がある。。
 
そこで、提案。
持っているものに、デザインしてくれたロゴを刺繍したらどうでしょうか?
服でも、靴下でも、帽子でも。軍手でも、自家足袋(こんな字?)でも。
刺繍糸は、使わなくなったものとかが多分家にあるんじゃないでしょうか。
 
できるだけ、「新しいものを買わない」で「一体感を楽しむ」。
 
どうかな〜(^o^)
他の皆さんも是非、意見とかアイディアを出し合いましょう!
 パーカルはとっても楽しいんだけど、いろんなことを知る度に悲しくなったり、悩んだりする事がとっても多くなりました。
今までなにも知らず「平和ボケ」 であったからでしょうね。

でもね、私達の子ども達や、そのまた次の子ども達、未来の子ども達に少しでもきれいな世界を残してあげるには、今からおばちゃんパワーで頑張りますよ!

Tシャツも新たに買うのでなく持ち寄って刺繍はいい案だと思います。
(Tシャツグループではないけど…)

Tシャツについて。
凪ちゃん、たくさんの情報ありがとう。少しずつ目を通しています。いったいいつの間にこんなに情報を集めてくれたの・・・。すごい。
わたしも、桂ちゃんの案も素敵だと思います。新たに作ることも塾の卒業制作としてありだと思う一方、物にあふれた一生かかっても十分に着古してあげられるのかわからないような洋服たちの詰まったクローゼットを見ると、今もっているものにアクセントのように加えられるものはいいと思う。Tシャツ作成での完璧な妥協点を見つけられない分の埋め合わせとして、ワッペンもありじゃないかな〜なんて。

寒くなってきたので、皆様も体調など崩さないように・・・・。  ああや


さて、Tシャツですが、新しく作るほかにも刺繍やワッペンなど
いろいろなアイデアが出ていますね。

卒業制作は、モノを作ること自体ではなく、パーマカルチャーを身近な人に
伝えるためのツール(道具)を作り、身近な人たちに伝えて行くきっかけにする
ことがねらいです。
パーマカルチャーって何?って聞かれた時に、基本的な考え方や楽しそうなイメー
ジ、
希望を感じさせる価値観やメッセージなどを伝える時に役立てば、と思います。

今回のこうしたプロセスも、メッセージを伝える時のストーリーになりますね。

ちなみに、デザインをインクジェットプリンターで印刷できるアイロンプリント用の
シートもあります。大きさをいくつか作っておけば、自分が普段使っているものに
簡単にプリントできます。ご参考まで。

それからああや、すーさんといろんな話ができて良かったね!

うめ


こんにちは。凪です。
 
Tシャツチームの連絡に色々なご意見、アイデアを有難うございました。
自分としては、この企画に水を差すつもりは無くて、Tシャツ作るんなら、こんな現状だけど、今はここまではOKにしたいという基準というか、そういうものをみんなで考えたいと思ったのです。
自分だって、先週の今頃はウキウキとデザインだけ考えてた訳だし、やっぱりTシャツは作りたいし…。
 
つきねぇさん
 
素早いコメント有難う。嬉しかったです。
最初からTシャツ『論争』なんて無いです。Tシャツを通してパーカル的に勉強しようよ。ということだけで。
詩さんがこの事を投げかけてくれなければ、今回調べたようなことを知る機会が無かったかもしれない。
調べた範囲のことが全部本当なのか実際にはわからないけど、コットンにはかなり問題があるのは確かなようです。
 
いっちゃん、桂ちゃん、すみさん、ああやさん、梅さん
 
色んなアイデア有難うございます。Tシャツチームのみんなは帰ってから超多忙で、MLに参加できずにいるようです。代わってお礼を言います。
現実的には、刺繍とかする時間はなさそうです。
 
まずはTシャツチームで、どうするか考えないとね。

こんにちは。ぽぽです。


前回の塾から1週間の間に、MLではTシャツのことでたくさんのご意見、情報ありがと
うございます。

みなさんに本当に感謝!です。

Tシャツチームの張本人なのに、なかなかパソコンに向き合えず、あ〜早く登場しな
くっちゃ・・・焦ってました。

昨日でやっとひと山越えて、メールしています。


先週末下町の路上で野宿しながら(1年に1度のイベントです、念のため)、

なぎちゃんに携帯からメールして、自分の考えをまとめてました。

なぎちゃん、いろいろありがとう!


私は今回「Tシャツをつくる」ことは、パーマカルチャーの広報のひとつの手段だと
思っています。

梅ちゃんのメールにもありましたが、ねらいは「パーマカルチャーを身近なひとたち
に伝えるきっかけにすること」なので、

そのTシャツを着ることで「パーマカルチャーって何?」っていう話題が生まれ、

Tシャツを指し示して説明ができるような役割を、Tシャツに持たせたらどうかな?と
思っているんです。


オリジナルのTシャツって、それを着ると気持ちも変わるんですよー。

たとえば私は、自然学校のを着ると、自然に近いヒトになるし、小学校のを着ると子
どもたちに近いヒトになれる。

みんなで着ると連帯感も生まれる。

着ていて、楽しくシアワセな気分になれるTシャツがいいな。

8期生にだけでなく、たくさんの人に着てもらって、パーマカルチャーのメッセージ
がより多くの人に伝えられたらいいなーと思います。


うたさんに問題提起をしてもらったおかげで、いろんな背景があることを知ることが
できました。

調べれば調べるほど、こうはしたくない、ああはしたくない、という思いがうまれ、

逆に理想的なかたちに持っていくには?と考えるようになりました。


でも12月に仕上げることを考えると、妥協はやっぱり必要です。

どこでどうするかを、またご意見いただきたいと思います。
 

それから「パーカル的にTシャツをつくるには?」ということにも興味をもっていま
す。

理想的なTシャツをつくるhow to(種をまくとこから)も調べられたらいいかな〜と
思いますが、これって墓穴掘る発言かなー・・。

話はかわりますがうたさんからの「気づきのリトリート」のメールみて、私にはこう
いう時間が必要だなーと思いました。

残念ながら参加はできないんですが、来年以降機会があったら是非お願いしたいとこ
ろです。

昨日は小学校の運動会で、PTA競技の「町会対抗リレー」に選手として年甲斐もなく
本気で走ってしまい、今日は体がぼろぼろです。

すみちゃんにまた「ぽぽさん、自分を大事にして!」って怒られちゃうかな?

でも、元気でやってますから〜♪

寒くなってきてますので、みなさんお身体に気をつけてお過ごしくださいね。

ぽぽ


詩世です。
Tシャツの話題が思わぬ論議を生んでいますね。

凪ちゃん、たくさんの情報をありがとう。
ここまで調べるだけで大変だったと思います。
私も、あれから図書館で何冊か本を借りて少し調べました。

私自身今まで気になりながらも、きちんと調べたことがなかった、日本の衣料についての現実。
食料自給率のことはみんなよく知ってるけど、衣料の自給率はほぼゼロパーセントに近いとは!!私も
知りませんでした。
絹だけが唯一他の繊維と違って1パーセントくらいの自給をしているが他は100パーセント輸入です。
愕然としてしまいました。
こんなにあふれるほど服を持っている私たちなのに・・・

でも、この現実をすぐには変えることができないけれど、今の私たちにできることは何かあるはず。
今回こんな現実を知って、みんなの中に大きな問題意識を起こしたことはすごく意味のあることだと思うし、
そんな思いをTシャツに込めて作って、それを着るたびにそのことを思い出す、そんなツールとしての
Tシャツの存在意義もあるのかな、と月ねえやぽぽさんのメールをよんで思いました。

一人だと、頭を抱え、暗くなっててしまう問題も、みんなで考えると色んな意見が飛び交って
なんだかトンネルの出口が見えるみたい。
パーマカルチャー塾って、いいね〜!!(なんて、笑)

それで、凪ちゃん、ひとつ考え違いしてるんじゃないかと思うんだけど、インドのオーガニックコットンはBt綿ではないよ。
なぜなら、遺伝子組み換えはオーガニックと認証されないから。
だから、フェアトレードのインドのオーガニックコットンはOKだと思います。
ちょっと安心した?

H&M社がBT綿をオーガニックコットンだと言って売っていたという事件があったようですが、事件になるくらいなので、
オーガニックと謳っていれば、BT綿ではないはずなのです。

ただ、桂ちゃんの言うように、着ない服がたんすにぎっしり詰まっている状況で、あらたに服を一枚買う、というのは私も
少なからず抵抗を感じます。
リメイクとかできたらそれもいいのかも。
でも、月ねえやぽぽさんの意見もとてもよく分かる。

こうやってみんなで考えて話し合うってこと自体にきっと意味があるんだよね。
この過程をまとめてみると、きっとそれだけで、立派な卒業制作になるんじゃないかなー?

私も、パーマカルチャーや自然農の世界に出会う前は、世の中のあまりにも深刻であまりにも大きな
問題に押しつぶされそうになっていました。
南の国を援助するNGOに出入りしてボランティアみたいなことをやったこともありましたが、
それで心がすっきり晴れることはなかった。
援助自体も問題になったりする。
田中優さんの話のように、援助しているつもりが実は逆にその国の人を苦しめることになっていたりとか・・・
援助は次善の策であって根本解決ではない、足を踏んだまま、手を撫でるのではなくて、

まず、踏んでいる足をはずさないといけないんじゃない?と思うようになったのでした。

実は自分がその国に寄りかかっているのに、援助なんて、本当におこがましいことだと。

私たちがまず自立するしか、根本解決はないのだと思ったのでした。

そんな中であったのが、パーマカルチャーであり、自然農でした。
それで本当に救われた。
少しずつだけど、踏んでいる足をはずして行くことができる。
やっと出口を見つけたのでした。
今は喜びの日々です。
こうして、同じ問題に向き合って一緒に考えることのできる仲間もいて、本当に幸せです。
みんなで一緒によりよい世の中を作って行こうよ!
・・・・っと、パーマカルチャー塾はそんな講座です(笑)

・・・という訳で結論はないけど(笑)、塾のときにみんなで考えましょうね。

あ、私からの情報は、本ですが、
「大江戸リサイクル事情」/石川英輔 
この本素晴らしかったです!!
江戸時代の衣料事情についても詳しく書いてあります。
江戸は素晴らしい!!

ではでは、ここまで長々と読んでいただきありがとうございました。

UTAYO