2007.6.23

今回は、松本にて集合し、自然農法国際研究開発センターの農業試験場の見学です。
お休みにも関わらず、センターの育種課長の中川原さんにご案内いただきました。
中河原さん「自然農法は難しくて、私もよく解らないんですよ。」とのお言葉。
センターでは、野菜・雑穀の育種と研究、一般の方々へ種子の頒布も行っている。大
体1,800件の申し込みのうち、6割は家庭菜園の方々、残りは兼業や専業の農家の
方々。

★車で移動して最初に案内された試験場は、70アール(7反部)と広い場所。麦、
草地、野菜、草地と、大体1m程度毎に縞状に栽培されていた。
ここは火山灰性のやわらかい土地で、17年間自然農法を行ってきた。その昔はスイカ
の出来も悪い荒地だったが、牧草を撒いて土を作るようにしてきた。

自然農法は、基本的に肥料はやらず、草を利用して虫やミミズを集め、土ができるよ
うにしていく。日本人の主食はお米ですが、実は、土にも主食にあたる植物がありま
す。麦や豆類、雑穀類の藁です。藁は燃えるけれど、それだけのエネルギーを持つ。
この藁を敷いて、そこに虫やミミズが集まり、土が肥える。マメ科の根に在る根瘤菌
は空気中の窒素を土に取り込む。麦→野菜→豆類→野菜→、などのように一つの畝で
順番に栽培し、土の主食と副菜のバランスをとる。

こちらの背の高い麦は、ジブリ美術館のレストランのストローを栽培中。ライ麦と小
麦の雑種。1本の藁から1本のストローしか出来ない。「わ〜!本当にストローみた
い!」種を採る麦穂は赤い印を付けている。


スポーツ選手が高地トレーニングを積んだ後、低地で能力を発揮するのと同じよう
に、植物も野生の厳しい環境の中で何世代か採種していくと、肥料に頼らず、根を
しっかり張って栄養をとる逞しい種が取れます。問題になるような病気も少ない。

根っこを張ることが一番大事。良い根は、条件的に苦しい方がよく張る。土の上の見
える部分がすくすく育つ場合は、根はたいてい貧弱で、まるで手抜き建築や違法建
築。自然農法は、見えるところは気にしない。

発芽から3〜10枚の本葉が出る苗の時期は、人間の子ども時代と同じく、その子の
基礎を作る大切な時期。「三つ子の魂、百まで」と言うが、本葉1枚=1歳と考え3
枚位までは、適度に粗食で、でも厳しすぎればイジケちゃう。その子を見守ってしっ
かりとした苗を育てることで、根がしっかりと張る。



種屋さんから新しく素材となる種を仕入れた当初は、肥料がほしい、寒ければ足元を
暖めてほしい、など敏感。でもブラジルへの移民と同じく、3世くらいになると、そ
の土地の気候や条件に慣れて自律した種が採れるようになる。

「土とか野菜にも、人と同じ考える力がある」というのが自然農法の考え方。子育て
と同じくらい、育てる人の考え方が、その畑や作物に現れる。自然農法というと、何
もやらないで放っておき、肥料も絶対やらないという人もいるけれど、ここでは、土
が痩せた時には肥えた土を足すなどしている。草を刈って根元にかけたり、トマトな
ど誘引するなども。(トマトは本来放射状に3mも広がって他の草を生やさない、攻
撃的な植物。)

畑を案内しながら、、、これは種採り用のレタス、こちらの交配した最初のF1世代の
トマトは親世代のこちらよりも成長がいい、このヘアリーベッチというマメ科の牧草
は、他の雑草を抑えてくれるし土を肥えさせる、などなど。

これはきゅうりを1箇所に8粒ずつ撒いて、互いに競争させている所。自然に強いの
が伸びてくる。本来、自然の状態では1箇所から30個位の芽が出て競争すること
で、1本だけより根がよくはる。遅霜の時は高く伸びたものが犠牲になるが低いもの
が保険で生き残るなど、集団の方がよく育つ「共育ち」の現象がある。兄弟同士で競
争したり、我慢を学ぶことで、他の種や社会での競争に強くなる動物や人間の子ども
と全く同じ。


長い鎌の紹介。植物にだけ厳しくしておいて、人間だけ楽をするのは良くないので
は?というのが出発点。長い鎌で屈まずに草刈が出来るし、足腰や腕を使う全身運
動。ビーバーとは違って、小鳥の声を聞きながら、蛙の足を切ることもないし、軽く
扱える。この鎌のおかげで草刈が趣味!と言えるくらい大好きに。近くの中沢工務店
で特注し15,000円。9寸幅の鎌だが特に角度を工夫。この便利な鎌が広がれば、全国
のつぶれつつある鍛冶屋さんの仕事ができる。(しばらくの間、何人か草刈を体験!
草地の草がどんどん切れていく、、、。後で購入した方も。)


厳しい条件だと、面白い素材が出る可能性が高い、人の顔が違うと性格が違うのと同
じように、作物も姿が違えば特徴が違う。種採りする場合、肥料をやらなかったり耕
さなかったり、厳しい条件で変化する力、這い上がる力を発揮させる。販売したり食
味を良くしたりする場合は違ってくる。



★次は、自然生えの試験場。
この場所はトマトの果実を30個ほど10月に置いて、次の春3月頃土を掛けた。30個の
うち3個ほどのトマトから一斉に発芽。果実のおかげで土が肥えている。1箇所から
たくさんの小さい芽が発芽しているが、そのうち集団のボスが1箇所から1〜3本出
てくる。ここでは間引きしない実験。遅霜など何かあったら他の苗が生長してくる。
人がいい種を選ぶのは難しいけれど、こういった競争の中で生育がいいものは畑に
合っている株。食味の良くないものもあるが、人がおいしいものを選べば、おいしい
ものがどんどん出てくる。

定期的に草を刈って、雑草がイヌムギになってきた。
根がよくはるほど、味にコクが出てくる。土の肥えた状態や肥料をあげたりしている
と、根が張らない分、味が単調になる。

(きゅうりの苗を見ながら)根が良く張った作物の特徴は、、、
茎が太い。葉が余り大きくなく厚みがあり波打つ。葉の色は余り濃くなく、病気に強
い。脇芽が出てくる。節間が短い。

自然に腐食した土はじわじわと長く効く。
トマトなど芽掻きはストレスで、葉が硬くなる。
青首大根と地大根の雑種。青首大根では難しい採種が出来る。
アブラナ科は葉を落とすことで、他の植物を枯らし土を肥えさせ、次の世代の為に土
作り。野菜はみんなそういう性質を持っている。親の代わりに人は、夏の雑草を抑え
る程度の手助けをしてやる。でもきれいに草取りすると嫌らしい雑草が生えてくるの
で程々に。
「ペット育苗」もお勧め。冬はポットの苗を部屋に入れてかわいがっている。陽だま
りや暖かい日は外に出しても。やり方はいろいろ。楽しんでもらえればそれでいい。

★質問など
質問:生育悪い痩せた土地ではどうしたら?
答:本来自然の状態では、親が果実を落とすなど土作りを工夫している。痩せすぎの
土地では、種をまく場所に両手いっぱいの肥えた土「お弁当」をあげるなど、いい状
態の苗を育てる。苗を植えることでもいい。いわば里親になったのと同じ。自然農法
と言えど放っておくのではなく、よくその子を見て、厳しすぎればいじけるし、甘や
かせば根が張らないし、ケース・バイ・ケース。


質問:親世代が土作りするなら、何年も同じ作物を育てた方が良いのでは?
答:例えばトマトは一箇所から離れるように広がるし、厳しい条件の方が根が張る。
トマトを栽培した場所は、他の作物にとっては肥えた土になっている。連作している
と不思議と3年くらいで発芽しなくなってくる。他の場所に移した方が元気。

質問:肥えた土はどんな土?
答:(敷き草をどけてミミズや虫のいっぱいいる土を見せて)ミミズの糞がいっぱい
のコロコロの状態。細かい根がいっぱい混じっている。「匂いかいでごらん」「わ
〜!いいにおい!」

質問:全国で自然農法の種を頒布しているところは?
答:他には1箇所程度?ここでは今年8月まで種を頒布し、次回は1月から頒布再
開。

質問:これから撒くといい作物は?
答:遅まきのきゅうり、インゲン、にんじんもいい。

質問:農業の法律の改正で、自家採種が違法になるようだが?
答:種苗法の改正で、品種の育成者が明確な種について個人の自家採種が違法に。在
来種や、育成者が決まっていないものは大丈夫。特に新しい種苗の場合は育成者の権
利が明確。例えば遺伝子組み換えの花粉が混じった際に会社側が裁判を起こして勝訴
している。これからの世界の主流だろう。育成者が不明確な品種なら自家採種OK。

質問:種の保存方法は?
答:缶に乾燥剤と共に入れて、冷蔵庫に入れるのがいい。

★シャロムとすずむし荘(温泉)を経由し、シャンティクティへ

★夕食後、発展とは何か?
ビデオ「懐かしい未来 〜ラダックから学ぶこと」を視る。
チベットの西の果てのラダックは、8ヶ月も雪に閉ざされながら、伝統文化が「豊か
な暮らし」を守ってきた。ところが西洋文明や貨幣経済の影響が、ラダックの文化や
生活様式を変える。西洋的な視点からこれを「発展」と言うけれど、実質的には昔よ
り「貧しい暮らし」になる。ヨーロッパや日本でも同じプロセスが長い間をかけて進
んできた。ラダックではこれが十数年の間に一気に進み、この問題がクリアに浮かび
上がってくる。

昔からの文化・生活様式では、、、
高齢者も含めた大人数の世帯で広い畑を持つ。数世帯での相互の助け合いの組織が、
放牧や農業を支える。生活に使う物全て、身の回りから自分たちが作りだす。女性の
世帯での働きが重要な位置にある。子どもたちは生活の中から経験で学んでいく。物
事の取り決めも、世帯毎から、相互助け合いの組織、そして地域コミュニティーでの
意思決定まで、段階的に自分たちで決定。「持続的な伝統文化」

西洋文明・貨幣経済が進出してきて、、、
道路が作られ車が来る。政府補助の安い小麦が大量に入り、農業を続ける意味をなく
す。助け合いではなく賃金労働が当たり前に。世帯の男は町に働きに。子どもは学校
へ。女性は家に残り、放牧や農業など残った負担が増えたのに、「貨幣を稼ぐ」こと
が意味を持った中では地位は低い。町に移転してくる世帯も。でも排泄設備がなく、
飲み水の小川や大気は汚染され、政府の水や物資配給に頼る。自分たちの事を政府が
決める。効率よく貨幣を稼いで何でも購買できるけれど、時間がない、余暇がない。
コミュニティの崩壊、孤独化。

「近代化しなければ」というプレッシャー。一方的な西洋的な価値観ばかり宣伝さ
れ、「豊かな暮らし」の概念が変わってしまった。西洋的な「学校教育」は伝統文化
や農的な暮らしについては全く教わらない。伝統文化や家族そして自分に対する自尊
心が希薄に。卒業後の就職試験に落ちて突然自分の居所がなくなる。物質的に豊かに
なっても、心の中は惨め。

自分と全てのものはつながっていることに気づくことが大切。
ラダックで「地域」の大切さを学べる。でも世界では反対の方向に進んでいる。

★視終わって、、、
しばらく言葉がでない、、、。言葉にならないが心にショックを受けている。
日本でも昔は貨幣経済と物々交換の経済が並存してきた。貨幣経済だけになって、貨
幣だけの尺度に。全て昔の暮らしに戻るのは難しいのでは。でももう一度つながりを
直す1つの切り口として、パーマカルチャーがいいのでは。

                     レポート鈴奈

6月24日(日)二日目 曇りのち雨
 
6:30 あさの体操
シャンティクティの気持ちいい朝、のびをしてーにっこり笑って^^力ぬく(ふー)

 
6:45 建築実習 (コンポストトイレの墨付け&刻み)
〜墨付け?前回なにしてたっけ?ここは何処?わたしはだれ?〜
前回途中まで進めていた墨付け作業の続きからでした。
前回の作業を思い出すまで時間がかかりましたが、のってくればこっちのもので
す。
皆どんどん進んでいきました。(森の中での仕事ってほんと気持ちいいです♪)

 
1)ノミの使い方 〜切れないノミほど怖いぞ〜
・材料をまたいではいけません。股があぶない!ぐさっ!
・ほぞ孔をあける時は、まずラインに沿って切り込みをいれる。
(ノミ出し、ばりを防ぎます)
その後は真ん中から、とにかくほりまくる。(たたきのみ)
最後に線のところを丁寧に。(追い込みのみ)
・新品のノミは柄頭の金具(リング)の調整要。
そのまま使うと金具が変形し抜けやすくなる。
(柄頭をけずり金具をはめ直す)

 

・新品のノミは柄頭の金具(リング)の調整要。
そのまま使うと金具が変形し抜けやすくなる。
(柄頭をけずり金具をはめ直す)

建築実習(ノミの鬘(かつら)あわせ)

  • ノミの頭の鉄リング(鬘)が抜けてしまわないように、いったんリングを抜き、2〜3mm深くリングが入るように木部を削ってからリングを入れ、頭の木部を金鎚で外側にたたき出す作業をした。現代人のせいか、私たちには何故桂あわせをしたノミを売らないのかわからなかった。不思議だ。
  •  

     

     

    2)のこぎりの使い方 〜曲がっちゃうぞ〜
    ・力を入れすぎず、材に対して垂直にノコを全部いれる。
    刃に軽く親指を添えてガイドにするとうまく切れる。
    ・よこ切り用、たて切り用あり、よこ切り用で木をたてには切れにくい。

     
    3)水平の出し方 〜オートレベル登場〜
    ・オートレベルのセッティング
    三脚をしっかり固定。→
    本体を、レベル(気泡)を見ながら大体の位置で固定。→
    最後にレベル(気泡)が真ん中になるよう、調整ねじで微調整。
    (調整後は三脚に触れない、触れるとくるう)
     
    ・水平線を付ける (あらかじめ適当な位置に水杭を打つ)
    オートレベルをのぞき杭(水杭)を見る。→
    ファインダーの真ん中にくる位置の杭に印を。(最初印は特別わかる印を)→
    土台がのる基礎の天端の高さを決め、最初の印から何ミリ下がるか計算し、
    すべての杭に印をつける。→
    (ふたりで作業するとやりやすい、一人作業は杭にコンベックスを引っ掛けて。)
    印に沿って板(水貫)を張る。

     
    4)芯墨の出し方〜算数は大工の基本〜

    ・大ガネを作る。3対、4対、5で直角に。
    (ピタゴラスの定義なつかしー、わすれたー!)
    ・デッキの長手方向を基準にして、
    建屋(トイレ)の一辺の芯になる水糸を一本張る。→
    最初に決めた一辺(水糸)に対し、大ガネを当てながら直角になるようもう一本、
    中心の水糸を張る。→
    糸の交点から建屋の一辺(6尺)を測り、印を板(水貫)につけ釘をうつ。→
    そのくぎに水糸を引っ掛け、大ガネを使いまた直角の水糸を張る。
    (後も同じ方法で)→
    最後に、張った水糸の交点の対角線の長さが等しいか確認して完了。(ふー・・・)

     

     
    ■ここでちょっと…
    沖縄の大工さん、海の水平線で基礎作りだってかっこいー!
    算数得意な子は大工向き、ちなみに私は大の苦手でした。。(今から勉強しよ)
    今はオートレベル以外で、レザーやセンサーで簡単に水平取りができるそうです。
    お値段、レーザー3〜4万円、センサー車一台分、高っ!
    ちなみに私の家はバケツと水まきホースで立てました。安っ!
     
    9:50 パーマカルチャーの原則(講義)
    講義の前にちょっとブレイク。
    かおりんさんの友人の峰村さんから上田のみすず飴をいただきましたー。
    (ごちそうさまでした!)
    昔、大好きだったおばあさんの菓子袋に入っていたのを思い出しました。
    民さん、わたし大好きー!って声高らかに言ってましたよー。
    水田、果樹栽培のことききました。いいなぁー。
     
    パーマカルチャーの原則とは?
    どんな気候条件、文化条件にも適用、PCデザインに共通した原則。
    地球への配慮?地球は壊れません。人が住めなくなっても惑星として存在して
    いきます。
    だから人が生きていく為に、自分達がそれぞれおかれている環境への配慮を
    大切に考えていくが大事。
     
    パーマカルチャーの原則
    パーマカルチャーの創始者のビル・モリソンさんが原則を11に分類しています。
    PCCJの設楽さんがこれらを4つに整理したものを勉強していきました。
     
    1)多様性 〜たくさんの安全装置をつくる〜
    ・単一栽培より多品種栽培することにより、不具合が生じても全滅するリスクが
    少なくなる。
    (大規模より、小規模をたくさんに)
    ・相性の良い種を組み合わせることにより、お互が健康に育つ。
    (料理して相性が良いものは、一緒に栽培してもうまくいくことあり)
    ・水やエネルギーは、太陽、雨、風などをうまくこ利用し、電気、ガス、水道など
    単一的な
    ライフラインのみに頼らず、複数の経路で確保できるように。
    ・農場や畑で池などをつくり、生態系の多様性を良くし、種の異常発生をふせぐ。
     
    2)多重性 〜一つの場所や要素を何通りにも利用〜
    ・柵は柵だけにあらず!柵にかぼちゃやうりなどを這わせ、収穫の場として利用
    できる。
    ・シャロムのキイウィ棚。夏は緑のカーテンで涼しく、冬には日が差し温かく、
    おいしいキイウィが食べられる。
    ・森の中の構造を取り入れる。平坦のみにするのではなく、立体的にデザインする
    ことにより、
    さまざまな条件が生まれる。(農場で取り入れると効率が上がる)
    (森の子のように心も育まれる)
     
    3)合理性 〜労力や資源を効率良く利用。〜
    ・朝、新聞を取りにいくまで・・台所のくず野菜を鳥小屋に〜新聞を取り〜
    畑で朝ご飯用の野菜を収穫〜鳥小屋の所で野菜をきれいに〜家に戻る。
    利用目的に合ったゾーニングをすることにより、土地を効率良く利用できる。
    ・ねずみの畑に、鷹やフクロウの止まり木をつくる。チキントラクターなど。
     
    4)循環性 〜あるアウトプットが、ほかの要素のインプットに〜
    ・人や鳥の排泄物が畑の肥料に、その畑の作物や、鳥の卵が人へと循環す
    るように・・・
    ・雨水で洗い物をし、その水が田んぼに流れ、植物を育み空へ戻っていく・・・
     
    ■ここでちょっと…
    PCの心構えをきいた後で、今まで問題事をムダと決め付けて終わりにし
    ていたように思います。
    PCを学ぶたび、もったいないことをしていたんだなぁって反省しています。
    問題をムダと位置つけず受け入れて、創造力をもって可能性を見つけて
    いくって・・う〜ん愛だな〜
     
    10:20 ブランチ(やったやったー♪)
    民さん特製アジアン料理。
    カレー、モーおいしかったっす!何回もおかわりしてしまいました。
    その日限りの限定味噌汁最高でした。
    いろんなところで作った野菜汁をとっといて、ブレンドしてダシにしたそうです。
    二度と同じ味はだせないんですって。

     
    11:50 建築実習つづき (雨のため予定変更)
    雨が降ってきたので予定が変わり、シャンティクティの新しいデッキの上で続き
    となりました。
    デッキの屋根はクリヤーだから、まるでオープンデッキにいる感じ。
    雨なのに快適に作業ができました。
    もちろん作業もはかどり、なんと仮組までいってしまいました!

    ■ここでちょっと…

    ・個人的なお願いで”ちょうな”の課外授業をしていただきました。
    (ちょうな=日本に古来よりある製材用道具)
    国王さん力強くも簡単そうにやっていました。さすがです!
    慣れないとかなり危ないこともわかりました。(足に突き刺さりやすい)
    KENさん裸足でやっていました。すごすぎっ!
    今後がんばって技術を身につけたいと思います。ありがとうございました!

     

    ・丸ノコでの作業、速かったです。丸ノコの実習もあってはどうでしょう?

    ・ドリルを使ってのほぞ穴刻みも早かったですね。

     
    13:15 おやつ♪
    サーダーアンダギー(沖縄風あげドーナツ)、あられ、あげ煎、お新香、そして
    お茶。肉体労働の後のいっぷくって本当にいいですねー。
     
    〜シャロムへ移動〜
     
    14:30 農業実習 (草刈、苗の誘引、移植)
    雨天の為、農業実習は予定が変わり短縮になってしまいました。
    (残念だけどそのかわり建築は進みました。)
     
    今回三期生の増田さんがご一緒でーす。
    農業実習のご指導されているとか(だれかのせいで?ん?)。今度お話をぜひ!
     
    前回、畑は雑草ジャングルになっていましたが、汗水流して草刈したマルチが
    効いて、いい感じの自然農畑になっていました。(おおー!)

     

    1)トマトの手入れ (乾燥した土地の出身ですから雨がきらいです)
    ・誘引や芽かきは晴れた日に。(病に倒れます)
    ・誘引のポイントは紐を八の字にゆったりと結ぼう。(伸びた枝にも誘引を)
    ・芽かきで収穫時期をずらし、いつでも食卓に。(ミニトマトは芽かきはしない)
    (芽かきしないと一斉に実ります。ケチャプやジュース作りにはOK)
    (トマトの元気がない時は芽かきしない)
    (脇芽が大きくなっていたら、その分の根っこも伸びているのでとらずに育てる)
     

    2)きゅうりの手入れ 

    ・支柱にネットを張ったり、紐を絡ませるとつるがつかまり易くなる。
    ・第五節までの脇芽は摘心しましょう。

     
    3)その他
    ・トマトやナス、きゅうりなどの第一果房はとった方がよい。
    (子孫が残せたと思い安心し、それ以上の実がつきにくくなる。)
     とらないでそのまま自然に育ててる人もいます。

     

     
    14:45 観察実習 (雑草の生き残り戦略)
    1)植物達のCーRーS戦略
    ・Cタイプ=他の植物との競争に強く、打ち勝つタイプ。
    (パワー全開グイグイいくぞーって感じ)
    典型として、木本(光が占有できる、草に負けない)、
    PCでは果樹などを上手に使い生産性をあげる。
    雑草界では、ヨモギや姫女苑などグングン上に大きくなるタイプ。
    (根っこに栄養の貯金あり)
    ・Rタイプ=環境の変化に強いタイプ、踏まれてもへっちゃら♪
    (逆に踏んであげないと調子がでない。マゾ?)
    だいじにしてしまうとダメになる。ストレスを与えると元気がでる。
    クローバーやはこべなど畑に多く見られる。
    ・Sタイプ=砂漠や氷雪など過酷な環境に耐えられるタイプ。
    安定した所では負けてしまうが、誰も住めない所で生き残る。(たくましー)
    だからその辺には見られません。(会いに行くには覚悟が必要?)
    過酷な環境で生育する打たれ強いボクサー(植物)は、けして丈夫という
    訳ではありません。

     
    2)雑草の伸び方
    直立型、ほふく型、分枝型など・・・
    ふだん草刈をしていて、身近に在りながら知らないこと沢山あったんだなぁーと
    つくづく思いました。PCを知り雑草が好きになりましたが、知るほどにもっと
    好きになりそうです。
    メマツヨイグサの開花の瞬間見てみたいです!

     
    15:00 ふりかえり&まとめ 〜ごくろうさまでした〜
    中川原さんのお話よかったです。いねさんがファンていってましたが、わかります。
    余剰物の分配で余剰にならない。ムダにならないっていいですねー。


    国王さん、あとで道具の砥ぎ方教えてください。
    私も機械の修理はよくやります。使えなかった道具が、自分で直して元気に
    仕事をしてくれた時ってうれしいですよね。
     
    いつもそうですがここから(PC塾)帰ると、やりたいことだらけになり、明日が
    たのしみになります。
    明日がたのしみって気分、そんな毎日でいたいですね。 
                                        〜ぶん〜

    6月28日

    ベースの型枠づくり

    7月5日 

    コンポストトイレのベース打ち 半練りを0.25㎥手配して水を足して型枠に流し込みました。

    半分は余る計算だったので取り出し口にも土間を打ちました。

    2日ほどして基礎の側面型枠に入る予定です。

    7月13日

    ベースの型枠をはずしてベースの上に型枠を作り 12センチの丸せばを取り付けました。
    次回は鉄筋を組みます。

    7月18日

    鉄筋を切って組み立てました。結束線を使ってハッカーで結束していきます。鉄筋

     

    鉄筋が組みあがったので外の型枠を作る作業に取りかかりました。あと半日あれば組あがりそうです。

     

    7月19,20日

    外部型枠の積み立て せばの部分をたたき印を付けて穴を空けて組み立てました。ソーラチムニーの部分のボイド管を取り付ければ完了です。後はコンクリートを打てば完了です。

     

     


    材料代

    基礎

    ベース基礎生コン      3176円
    杭角材  4本        1200円
    貫      5本       2525円
    型枠用 1寸×2寸 10本 5460円
    コンパネ 5枚         7400円
    コンパネ4枚          5520円
    鉄筋 9本           2555円
    型枠用 1寸×1.5寸10本  5460円

    木工事

    3寸角 13尺    9本 21157円