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9月16日(土)晴れのちくもり
<1日日の欠席者>
ムラさん、まどかさん、もえちゃん、ともちゃん、ひかるさん、雅清さん
<スケジュール>
13:30 オリエンテーション
14:00 建築実習その1
15:30 PC建築
17:00 温泉(すずむし荘)
19:00 夕食(ロータスカフェ・池田町)
20:30 ロータスカフェ出発
21:00 ラダック〜懐かしい未来DVD
22:00 交流会
24:00 就寝
13:30 オリエンテーション
○建築チームわけ
今回から新たな作業のため、臼井さんから手順書を頂き、班分けをした。
・屋根チーム
としやん、かおりん、まるさん
・壁チーム
桐さん、うっちー、淳ちゃん
・床チーム
まもるさん、ながそー
・窓チーム
なかちゃん、いねこちゃん
・型枠チーム
なみ江さん、梅さん
14:00 建築実習その1
前回、無事棟上が終わり、今回からまた新たな作業になりました。
【屋根】
―手順―
1.破風の取り付け
勾配角度を測り、破風板に墨を付け切断する。
2.ルーフィング
アスファルトルーフィングをガンタッカーで下から上に打ち付ける。
3.唐草の取り付け
屋根のふちを唐草でとめる。
屋根からの空きは3分程度。
4.4分1を20センチ間隔で垂木に打ち付ける。
5.60センチの板を打ち付ける。
と、続くがこの日は1.の破風板を墨付けしてカットしたところで終了。
【壁】
2階外部は大壁(板張り)、1階は真壁(モルタル漆喰)。
内部はすべて大壁とする。
上部は3.5分の間柱。下部は2寸の板が間柱になる。
間柱は45センチ間隔で打ち付ける。

まずは間柱の寸法を測って、材料を切断。
筋交いがある部分は実寸を測って調整が必要。なかなか大変。
【2階床】
梁に根太受けを打ち付ける。
根太受けの上に根太を置き、コンパネをのせる。
根太の間隔は45センチ。

【窓】
ペアガラスの寸法に合わせ、内寸を決める。
ペアガラスの寸法は542×681ミリ2枚、395×729ミリ1枚。
遊びを9ミリ足して、窓枠の寸法は551×690ミリ2つと、733×404ミリが1つ。

【型枠】
版築基礎を囲んでいた型枠をひたすらはずす。

時間が短かったため、準備をして作業を始めたぐらいで終了。
15:30 PC建築
講師:山田貴宏さん
山田さんはパーマカルチャーデザインコースの2期生で、5年間PCCJのスタッフをしている。
本業は1級建築士。昨年、独立し国立に事務所を構える。
沢山のスライドを見ながらの講義でした。

環境とつながる住まいづくり
●パッシブとアクティブ
機械的な設備を使いながら建築を制御していくのが「アクティブ」
現代の家はカプセル化している。
そのため快適に暮らすために石油資源を使う動力が必要。
建築的な工夫だけで室内環境のやりくりを考える「パッシブ」
伝統的な建築の手法には世界各地の地域環境の特性を生かした技術があった。
●パッシブシステムの基本
建築をデザインするときに必要なものは、建物が建つ地域の気候特性や資源を把握し、
その要素がもつ性質から建築に応用するためのポテンシャルを引き出すことにある。
さらにそれをコントロールする技術、技法を検討することである。
アジア(高温多湿)・・・高床式の家
スペイン(日差しが強い)・・・外壁が白い家
遊牧民(移動)・・・布の家
まわりにある素材で家を建てる。
日本の家(農家)
木(柱)と土(壁)と草(屋根)
●快適さの質
・熱の伝わり方・・・対流、伝導、輻射
・快適性の要素・・・空気温度、放射温度、気流、湿度、着衣量、代謝量
・有効温度・・・輻射温度と気温の平均
眠気ざまし?に温度計であちこちの温度をはかる。
●室内環境のパッシブjコントロールのポイント
・熱・日射のコントロール
・気流(通風、換気)のコントロール
・湿気のコントロール
●夏の工夫
○日射のコントロール
・熱を建物の中に入れない、遮熱
・断熱(熱が来る方向の配慮)
・日射を入れない(日よけ、庇、葡萄棚、木陰)
・輻射を入れない(表面温度があがらない工夫、植物の利用)
○熱のコントロール
・熱を奪う(水の蒸発熱の利用)
・熱を逃がす(放射冷却)
・冷気を取り込む(北側の冷たい空気、地中熱)
・蓄冷(熱容量の大きい材料を冷やす)
○風のコントロール
・通風の確保(すだれ、よしず等の活用)
・自然換気(煙突効果)冷気を取り込む(北側の冷たい空気、地中熱)
○湿気のコントロール
・湿調効果のある自然素材の内装材の活用
●冬の工夫
・熱を奪われない1(外の影響をやわらげる―樹木の利用)
・熱を奪われない2(断熱―窓、壁、屋根、床)
・蓄熱(太陽熱を蓄える)(ダイレクトゲイン、温室、蓄熱体)
・日射を遮らない(落葉樹)
・輻射型の暖房
●微気象という考え方
・夏:冷気だまりをつくる、日射をさえぎる
・ひだまりをつくる、風をさえぎる
●ハイブリッドシステム(動力を使用することでより自然のポテンシャルを活用する)
・太陽熱集熱器
・太陽熱温水器
・ファンなどの動力利用のソーラーハウス
・風車の利用
建築を単体で考えてはいけない。
まわりの環境もふくめて考えるのがパーマカルチャーにおける建築。
17:00 温泉(すずむし荘)
車で移動。
ロータスカフェに向かう途中の温泉で、きれいさっぱり。
19:00 夕食(ロータスカフェ・池田町)
今回の夕食はアジアン家庭料理。大変美味しゅうございました。
そして、食後の即興演奏も楽しかったです。



20:30 ロータスカフェ出発
車でシャロムに戻る。
21:00 ラダック〜懐かしい未来DVD
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「Ancient Futures(懐かしい未来) 〜発展とは何か?〜
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スウェーデン出身の人類学者による本から生まれたこのビデオに、世界の人々が共鳴。米国では小中学校の授業にも取り上げられています。その日本語版を上映します。
グローバル化とは何か?題材はヒマラヤの山村ですが 現代の日本をもう一度見直したいと感じさせる映像です。
小チベットと呼ばれるラダックはチベット仏教が篤く信仰され、質倹と助け合いの伝統により何世紀にわたって環境バランスや社会的調和の中で暮らしてきた。やがて「開発」「発展」がやってきた。
ラダックの文化と環境が崩れていくさまは、「進歩」とは何か、世界の「貧困国」における「開発」、「先進国」の「発展」のあり方を考えさせられる。ラダックの事例は、環境や社会、あるいは私たちの精神の諸問題の根本的な原因について示唆してくれる。そして、私たちの未来についても貴重なガイドラインを与えてくれる。
懐かしい未来へのホームページ |
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「ラダック〜懐かしい未来」DVD上映の前に、安曇野でリンゴを作っているおぐらやま農場の村松さんの弾き語り。
リンゴとリンゴジュースをいただきました。
その後、「ラダック〜懐かしい未来」DVD上映。
発展、近代化、グローバリゼーションとは何なのか?考えさせられる内容でした。
観終わった後は、一人ずつ感想を聞いていきました。
22:00 交流会
いつもの面々プラスαで飲み会
24:00 就寝
30分遅れのお開き就寝でした。
レポート 丸山
安曇野パーマカルチャー塾 9月度 二日目 レポート 記録係:落合淳子
2006年9月18日(日)
<スケジュール>
6:30 起床 畑での実習 〜種まき、種取り、草刈り
8:15 朝食
9:00 建築講義 第2部 『自然素材と地産地消の家造り』 山田貴宏さん
10:50 建築実習@ 〜ルーフィング、窓枠作成、取付け、ロフト床、間柱取付け
12:00 昼食
13:30 建築実習A
17:30 アースオーブン前にて夕食
19:40 温泉タイム
21:30 DVD鑑賞 『パーマカルチャー 地球とつながる楽園のくらし〜ニュージーランド 虹の谷の農園から〜』
22:20 宴会 & 就寝
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6:30 起床、集合
本日の畑でのメニューは、草刈、種まき(にんにく、葉物、大根など)、種取りなど。
☆ 季節はもう秋、ではありますが、思ったよりも外の空気は冷たくはなく、うす曇りの空の下、畑へ
向かいました。
●まずは各グループ、畑の様子をうかがい、必要なところを草刈り。
みんなで植えた落花生、蕎麦、国産綿、雑穀、豆類などの様子も見ました。
○「落花生」は、茎の一部が土に入っていると思ったら、なんと自力で実の部分が地面に向かって潜りこんでいました。試しに採ってみた(というか、ぽろりと抜いてしまった、、、)少しシワシワの殻の中身は、確かに少し青臭いピーナッツ風味。 自力で地中に潜れてしまう、というそのチカラに驚き・・・。
○「蕎麦」は繊細できれいなかんじの白い花をつけていました。
○「雑穀類」はだいぶわさわさと背丈が高くなっており。
○「綿」はあまり育っておらず、ちょこっと一部分綿のようなものができているくらい。
○「豆類」は実をつけていましたが、乾いて赤くなるまで収穫は待ち、採ってからは一週間くらい干すとのことです。
●種まき
○「にんにく」を蒔く
先々月に収穫したというにんにくの実を蒔きました。
・ 蒔くところだけ、いつものようにのこぎり鎌で草を刈る。
この際、秋、これから伸びていく草だけを倒し、それ以外、もう終わりの草は枯れていくのでそのままでいいとのこと
・
草を掻き分け、種の蒔くときの高さの分(にんにくの場合は約2cm)だけ堀り、皮の付いたまま
10cm間隔で一列に植えていく。
今蒔くと、来年八月頃の収穫。花の後、芽だけとったら食べられるそうです
・
収穫後は干して保存。
乾燥しすぎると成分が抜けたりペチャンコになってしまい、湿気があり過ぎたり、日光がよく当たる場所だと芽が出てきてしまうため、適度に乾いたところに、かけて置いておくのがよいそうで
す
○「葉物」の種まき
葉物は鍬幅くらいとり、筋蒔きかばら蒔きをしていきます。
「大根」・・・鍬幅で一列に、筋状に蒔く
・
刈り倒した草は、秋草の種が混じらないよう、鍬か鎌で表土をはがし、邪魔しそうな根も取っていく
・
種は筋状に蒔き、1or2mmくらい、薄く隠れるくらいに土をかける。
この際土はすぐ横、或いはそばの道から。かけたら後はしっかり押さえる。
今後雨が降ったら2、3日して発芽するかな、というかんじ
・
枯れている草、その中でもなるべく細い草をかけてやる。
種がついている草が秋草のものだと、これから生えてきてしまうため避ける。草の判別がつかない場合は種つきの草は除いた方が無難かな
・
芽が出てきてから葉が触れ合うくらいになったら間引きをする(2回くらい)。
この間引き菜がまた美味しいとのこと♪
☆その他、各グループの畑に、
「春菊」「白菜」「聖護院カブ」「ほうれん草」「大根」「にんにく」を蒔きました。
ミニトマト、ピーマンなどの収穫も。
作業中、雲間より、少し青空がのぞいてきました。
●種取り
種のとりごろの実や花から、採り方を教わりました。
○「人参」の種取り(春と秋に花から)
・
花が咲いた後、カメムシがつく前に採取し、室内で乾燥させる。
人参は秋に蒔いても冬を越さないため、春に蒔いたほうがいいとのこと
○「うり科」の種取り
・
うり科の実は、種用のものは食べごろを過ぎても、大きくなり完全に熟成するまで(黄色くなるまで)
畑に残しておく
・
今回は、食べごろは細くて緑色ですが、完熟しているのでまっ黄色になった「きゅうり」。
これを包丁で縦割りにしました
・
ぬるぬるとした種とわたの部分を それごと空き瓶(或いはビニール袋)に入れる。
この際スプーンを使うとやりやすく、カビ防止にもなる
・
ぬるぬるのまま空き瓶に入れ、蓋をし、台所の暖かい場所などで発酵させる。
発酵するとぬめりは取れる。
このことで一つの菌のみが生き残り、あらゆる病原を殺菌することになり、発芽率を高めることにもなる。
また、この際、発芽抑制物質も取り除ける
・
ザルに上げ、水洗いする
・
干す。この際日には当てない。室内干しで。
・
保存する
○「トマト」の種取り
・
トマトの場合は完熟、といっても、食べごろの実から種を採取する。
食べごろを過ぎてからのうり科のものより早め
・
手で熟れたトマトを潰して瓶に入れるか、ビニール袋の中に入れて手で潰す
・
暖かいところに置いて発酵を待つ
・
ぷくぷくいってきて、種のぬるぬるが取れたらOK
・
ザルに上げ、水洗いし、保存
☆最初は買ってきたり、違う地方産、外国産だったりする種からの作物でも、自分で収穫したものから
採取した種は、同じ土地で栽培を繰り返していくうちに、そこに適した種になっていくとのこと。
F1の種は、その後種を採取し育てても次世代に同じ野菜は採れ難く、在来種や固定種は収穫に案ばらつきはあるものの、環境の変化に強い。
現在日本で流通している種は、効率的な収穫と利益のみを目的とした市場論理の上で作られたものがほとんど。
種を自家採取することで、不自然で人工的な遺伝子や薬物などによる種や肥料で成り立っている種苗会社の支配から外れることができる、選ばない、という考え方。食べ物のおおもとである、「種」のことでそこまでは考えたことはなかったので、なるほど、と思いました。
8:05 作業を終えて片付け
8:15〜 朝食
毎度ながら美しくおいしい朝食。
野菜と雑穀のお惣菜たち、天然酵母パン、お味噌汁、野草茶、玄米コーヒー
9:00〜 講義 「建築」第2部 by 山田貴宏さん
昨日に続き、山田さんよりお話をうかがいました。
『自然素材と地産地消の家造り』
☆昨日スライドで見せていただいた、世界各地の古くからの製法や素材で造られた民家は、日本のものも含め、「循環型」の建築物。どれも太陽の恵みで作られた天然資源や素材の賜物といえます。
それに較べると、現在各地で林立している建築は、化石エネルギーに頼りきっているようです。
☆国連の調査だと、現在でも土の家が世界の大半を占めているそうです。
これには驚きました。ちょっと安心も。
日本の伝統的な家の造り方は、まさに地場でとれる藁、木、土、草など。それらを加工してできる紙や瓦、レンガ、陶磁器類も自然素材。古いと思っていたものが、実は豊かさの集大成なのだなぁと改めて感じました。
(以下、山田さんのレジュメと記録係のメモより・・・)
●現在の家造りの材料と問題
○家はこれまでどのように造られてきたか
・風土とのかかわりの中で、自然素材、しかも地場の材を使って住まいを作ってきた。結果自然との折り合いの中で知恵を育み住まいの仕組みをつくってきた。
それは結果的に自然との調和ある、負荷の少ない住まい方をしてきた。 地産地消の住まい
○現在はどのようになってしまったか?
・産業型の家造り 「うまい、はやい、やすい」
・クレームのない家造り
・化石資源、鉱物資源など地下資源をつかった家造り
・家造りに限らず60年代ごろからの経済成長時代、ありとあらゆるものが天然素材から新建材
といわれる合成化学物質に転換
☆造り手側の論理と都合でつくられている「産業型の家造り」。
つまり建主というより、マーケットの主体の建築になっている。
○なぜ、今の家造りはこうなったのか・・・?
・大量生産、大量流通ができる *(=大量廃棄が前提)
・製造の手間がかからない。施工の簡便性
・材料の均一性がとれる。熟練工が不要(時間をかけることや技術はいらない)
・その結果、コストが安くなる。クレームも少ない
*
生産ラインに乗せたほうが便利で何事も速いので、ひとつミスがあると、すべて廃棄してやり直し
☆冗談のようなおハナシですが、朝建て始めて、夜、サッシを閉めて帰っていった、ということもある
らしく・・・。 秀吉の一夜城なみですね。結局、すべていかにコストを抑えるか、というはなしに なっているとのことです。
○その結果発生した問題とは・・・?
「果たして本当に、“安い”、のか??」
@
化石資源を使った家造り→環境への負荷(CO2、限られた資源) 循環型資源ではない
A
化学合成物による工業製品、建材の多用
短期的:シックハウス、化学物質過敏症。最近ではシックスクール
(例:調布のある学校で一時期学校閉鎖に)といった事例も発生
中長期的:かつては夢の建材といわれたアスベスト(繊維性珪酸塩鉱物)、
鉱物性断熱材(グラスウール、ロックウール)などによる肺がんの危険性
長期的:環境ホルモンの問題 『奪われし未来』*
ホルモン作用撹乱物質
農薬、可塑剤、貴金属等による複合作用の実情は未解明。その数はすでに
10万種ともいわれている。
ごみ焼却にのるダイオキシン 有機塩素系物質を焼却、酸化時に発生
フロン(冷媒、発泡系の断熱材)、CO2などによるオゾンホールなど
地球規模の環境問題
*『奪われし未来』S・コルボーン、D・ダマノスキ、J・ピーターソン・マイヤーズ著 翔泳社 2001年刊
環境ホルモンについての警告を発した著作。日本の現状についても解説。
B
産業廃棄物が発生する(リサイクル処理、廃棄処理に膨大な税金がかかり、環境汚染も広がる)
産廃物中の建設廃棄物の割合は18%
膨大なごみの量。産廃物は山へ=環境破壊
廃棄処理が困難な建材、廃棄時に有害物質を発生
☆新建材について
フローリングには接着剤が多用されている。だいぶ品質はよくなってきており、ホルマルヂヒロやクロロホスピスなどは検出されないが、その他の物質が本当に安全なのか。
一見無垢の素材かと思っても、家具の裏側に木屑に接着剤を多量に混入させた建材が使用されていたりする。
シックハウスを防ぐためには、24時間換気しつづければ、とかたづけてしまってよいのか・・・?
ハタシテ、新建材の家は本当に安いのか?
建材を手に入れるだけのコスト判断ではだめ。外部コストまで含めた評価の必要性。
・医療費がかかる
シックハウス症候群に一回かかると大変なことになる。
・熱帯雨林が伐採され続けている
安い建材のために熱帯雨林が伐採されている。これにはODAが多大に負担されており、環境にも大きな負荷がかかっている。
結局、価格競争に巻き込まれている
・シックハウス
ホルムアルデヒド(接着剤、防腐剤に使用されている)には発がん性があるといわれている
VOC(揮発性有機化合物)トルエンなど (農薬系薬剤にも使用されている)
断熱材のロックウール、グラスウールは鉱物で発がん性がある
建材だけでなく、施工剤にも注意が必要。
見た目が自然素材でも、家具を含め、注意。揮発性の物質が塗布されているかも
☆自然素材っぽいものなら、自分の中ではなんとなくなんでもいい、と思っていましたが、素材は天然でも、とれた場所やその背景、加工過程で使われる化学物質のことまでは考えていなかったので、目からウロコでした。 これまで食べ物については関心を寄せていましたが、身の回りのものにも、いろいろなコトが起こっているのだ、と実感しました。

●自然素材のよさとその使いこなし方
○なぜ自然素材は敬遠されたのか?
・材料の不均一性 合理化は難しいし、加工にも熟練した技術が必要
・生産の段階で手間と時間がかかる 木材は乾燥が必要
・加工にも手間がかかる 木の成長を待たねばならず、熟練工も必要
・材料を管理しストックしておく場所。特に木材は手間もかかる 工業製品なら工場から直送可
○自然素材のよさ
・循環型の資源 太陽の恵みだけで入手できる地上資源 例)木→板→薪→灰
・再生資源 汚染を起こさない
・腐ることで再生もする 腐遂するということはむしろメリット
・リサイクル、リユースできる
・淘汰されてきた材料ゆえ、環境汚染、人への影響やリスクが少ない
・すぐ近くで入手できる
・生物である人間の五感になれた素材
○自然素材による家造りがなくなってきた理由
・時間と手間がかかる
新建材の家2〜3人工/坪
v.s. 従来型8〜9人工/坪 30坪で人件費が360万円違う
・住宅産業はクレーム産業 できるだけクレームを無くしたい
・住まい手の責任もある 過度な要求 自然素材への不理解
○ではどうしたら自然素材の家を手に入れることが出来るのか?
まずは自然素材について勉強しよう
・自然素材の例 木材、土壁
・木の性質 実際の材料を目の前にして 構造材 板材をどう使いこなすのか?
・木の使い方は適材適所。木の持つ癖を読みそれぞれに適した場所に使う
*杉、栗、ヒバ、檜、さわら 水に強いので土台によい。風呂桶などにも
柱は ふし、年輪 木の生え方で決める など
ホワイトウッド(北欧系の松)は実は日本だと蟻に喰われるので防腐剤が必要
・土について 土壁の造り方 土の持つ効果
・嘘偽りのない家
*昔は真壁で作っていた箇所も、今では大壁で造り、覆うことで修整材を隠したり、
合板の表面に檜のシールを張ってごまかしたりが結構ある。修整材は均一性、耐久性もあり、一応“木”、ではあるので、一概に悪いともいえない。ツーバイフォーも、“木の家”ではあるのだが・・・・
・100年後までコストパフォーマンスで比べる
○自然素材で対応できること
・調湿 湿気対策 → 換気の大切さ
・シロアリ対策 腐りにくい素材を使う
○建材での対策およびおすすめできる自然素材
・農薬系の畳、フローリングは避ける
・床下の坊蟻処理に注意
・VOCを含む建材は使用しない 内装に特に注意 塗料、接着剤、内装材、有機溶剤
・塗料はできるだけ天然系 水性(エマルジョン) 天然油性
・天然系接着剤を使用する 水性のもの メチルセルロース、布海苔、天然ラテックス
・ビニールクロスは避ける(静電気のことも、消却時ダイオキシン発生)紙、布、和紙、左官壁
・調湿性のあるものを使用する(漆喰、土、木、珪藻土、炭 など)
・合板はなるべく避け、無垢材を使う
・床材には無垢(無垢調もあるので注意)
・換気、ベイクアウト
・MSDS(*Material
Safety Data sheet)の入手
*化学物質や化学物質が含まれる原材料などを安全に取り扱うために必要な情報を記載したもの。
日本では、毒物及び劇物取締法に指定されている毒物劇物、労働安全衛生法で指定された通知対象物、特定化学
物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律の指定化学物質を譲渡・提供するときに、
MSDSの提供が義務化されている。
・カビ、ダニ対策 調湿材の使用と結露の防止
・室内に使われる抗菌剤、抗菌グッズも見直す 家具等に使われる材料にも注意
・天然系断熱材 コルク、麻、羊毛、セルロースファイバー、杉皮、発泡ポリエチレン、
PE 繊維
・漆喰、珪藻土、土
・ステンレス、ホーロー、陶器、タイル
・ヒバ油、柿渋、亜麻仁油
・炭
○環境と人体に負担、不安をかけない配慮の家造り
合理化されたシステムで、工業製品を使って安いコストで建てられた家も、後々に環境や体に影響するというリスクが発生し、長い目で見ると結局コストも高くつく
現在の主流は、後代にツケを残す家造りになっているのではないだろうか。
新建材や新しいシステム(IHコンロなど)にも、便利性はある。しかし、本当に必要なものだろうか。
昔ながらの家は、現在ではコストもかかるが、結果的には長持ちし、いろんな意味で循環しやすく、リスクも少ないといえる。
天然の新建材としては、ヘンプやウールの断熱材なども開発されている。
環境と調和し、顔の見える関係で造る家、木で造る家には、掛け値なしの価値があるといえる。
●循環型の家造り・地産地消の家造り
○自然素材でつくり、なおかつ環境と地域社会にも貢献する家造りの仕組みが見直されている
・地場の材料、技術、経済、自然素材を使用する
・エネルギー、水、廃棄物 小さな循環の実現
・自然環境とのやりとり 環境の手入れ
・「商品」としての家から、真の「住まい」へ
・「近くの山の木で家を造る運動」
☆山田さんが係わられた、地元の木や土などを使い、地元の職人の方など、まさに地産地消、顔の見える関係で建てられたお家のスライドを見せていただきました。
家から200m以内にある山の杉の木200本、土台は栗、土壁には葦とごまいに土(どれも地元産)を使用。素材の多少の不均一性もその家の個性となり、昔ながらの風習、もちまきをやったり、人任せにしない、地元の自然素材で造られた、風土と住む人とが自然に融けあっていけそうな、住み心地のよさそうな素敵な家でした。
☆東京だと坪70〜80万が、地方だと7〜8がけとのこと。これを聞いて、「おまけに東京は木が少ないからなぁ」と思ったものの、聞けば東京でも土地の3割は森林なのだそうです。けれど今、国産材の消費率は1.8〜2割。
例えば山梨の杉は一本いくらか? なんと2、3千円。これでは日本の林業は立ち行かず、ますます山林は放置される一方になるとか。
そのかわり、わざわざ遠く北欧、北米から主に木材を輸入し、ロシアでは不法伐採までしているとのこと。そして現在木材は自然乾燥でなく、重油を焚いて乾かすので、のみの入りが甘くなってしまうそうです。
自国に山林を持ちながら、世界中の木を伐りつつ、たくさんのエネルギーと化学物質を使って日本の家は建てられているといえます。なんとも矛盾したカラクリ、サイクルの中、私たちは暮らしているように思えました。講義全体を通して、とても深く考えさせられる内容でした。

10:50〜12:00 建築実習@
☆昨日に続き、作業グループに分かれて開始。途中、雅清さん登場〜



12:00〜12:30 お昼ごはん
高きびを使ったピリ辛のマーボー丼。絶妙な味付けに舌鼓。。。
13:30〜16:30 建築実習A
☆梅さんのお嬢さんと姪御さんも参加(柚香ちゃんと実里ちゃん)。
山田さんにもお手伝いいただき、みんなでもくもくと取り組みました。
本日の成果
屋根 ルーフィング、唐草のとりつけ ほぼ完了
窓枠のとりつけ
壁 間柱打ち付け 完了
ロフト部分の床張り これで2階ができました!
17:25 作業終わり





☆少々怪しかった天気が崩れ始め、暗くなってきました。
片付けを終え、大きなタープを張ったところに皆で集まると、途端に雨がしとしと。
ほんとうにPC塾の、ちょうどよい時にしか雨は降らない、というジンクスは健在。
PC塾5期生作製のアースオーブンで梅さんと実里ちゃん、柚香ちゃんが薪を焚いておいてくれました。
シャロムスタッフ仕込みの、山芋たっぷりのお好み焼きを関西人、ということで、中ちゃん、いねこちゃん中心に焼き始め。
ぱちぱちと勢いよく燃える火を見つめつつ、ビールを飲みつつ気分よく。

そのうちに、これもやはりスタッフ特製の天然酵母のピザ生地も到着。
マミさんとゴカさん指導の下、生地ののばし方を教わり、希望者は各自のピザにチーズ、特製トマトソースをのせ、アースオーブンの中でピザを焼いていきました。
出来上がりにバジルの生葉をのせ、みんなで切り分けてどんどん食べていきます。
作ったひとによってちょっとずつ生地のかんじや材料の量も微妙に違って、お好み焼き同様、次々出来上がってくるのを美味しくいただきました。
梅崎家の女の子たちもピザ作りにはかなり熱中。生地を破らないようにのばすのは結構ムズカシイ。
それにしても、みんなで作業を終えた後、野外で薪を焚き、食事して、火を見つめながらのんびりする、って、とても心地よく、幸せなことだなぁ、とつくづく思いました。



ピザのほかにも、フォカッチャを同じ生地で成型し焼いてもらいました。出来上がりは上々。
詩世さん作成の竹で編んだかごに入れたパンはとても美しかったです。






スタッフのマミさんから、シャロムのパンと天然酵母についてのお話をうかがいました。http://www.ultraman.gr.jp//shalom/kukkinngindex.htm
☆シャロムのパンの基本材料は、
国産小麦粉である、南部小麦の全粒粉と長野産シラネの地粉、水、天然塩、
そして天然酵母。
流通されているパンの多くは、一般的にはイーストと呼ばれ、工業的に培養された酵母を使っています。
シャロムでは、果物や植物の微生物の性質を利用して発酵させた複合酵母である天然酵母を使用。
市販のホシノの天然酵母(酒種を元に培養。米麹っぽい甘さが特徴。カンパーニュなどの固めのパン用に)と、オーガニックレーズンと水で作った自家製の天然酵母(ピザやフォカッチャに)を使い、元種をつくり、それにかけつぎしていって、手造りの石釜から、毎日パンやピザが生まれてきます。
天然酵母はイーストよりもクセがあり、扱いがちょっと難しいとのこと。
でも、その焼き上がりは、独特の風味と歯ごたえがとても美味。
19:40 お風呂へ 車で温泉まで。
21:30〜 DVD鑑賞
『パーマカルチャー 地球とつながる楽園のくらし 〜ニュージーランド 虹の谷の農園から〜』
パーマカルチャーにこそ人間らしい豊かな暮らしがある
NPO法人パーマカルチャーネットワーク九州制作 48分/3500円
http://www.pcnq.net/
第一章
はじまり
第二章
Rainbow Valley Farm
第三章
パーマカルチャーとは
第四章
農園の日常
第五章
農園のデザイン
第六章
農園での工夫 楽園の生き物たち
第七章
豊かな食卓
第八章
地域とのつながり
第九章
楽園誕生まで
第十章
広がるパーマカルチャー
第十一章
未来へのビジョン
☆
このDVDは、NPO法人パーマカルチャーネットワーク九州が、2003年1〜3月に取材した内容を
三年かけて編集し、この2006年8月に完成させた内容です。梅さんが持ってきてくれました。
舞台は、ニュージーランドの首都オークランドから、約80キロ北上したところにあるレインボー
バレー・ファーム。
それまでは原生林を焼き払った放牧地で、周囲からは使い物にならない、と言われていた20ヘクタールの土地。
1988年そこに移住し、毎年1000本ずつ植林、そしてパーマカルチャーのデザイン原則に基づいた有機農法や、持続可能な自給自足を実践する農場と住宅を作り上げた、ジョーとトリッシュ夫妻の日々の暮らしをドキュメントしています。
水の自然浄化システムが取り入れられ、今では1万本にもなるという600種もの樹木に囲まれ、
世界各地から訪れる常時1〜2人のWOOFERと共に、夫婦の暮らしはゆっくりと、豊かに、そしてとても効率的に営まれています。
自然の中での循環を取り入れた自給自足。その毎日は、深い緑と青い空、小川のせせらぎ、生物たちのささやきに囲まれ、とても心地よく豊かで幸せに満ちているように感じました。
農場、電気、電話、池や作業小屋、コンポストトイレ、そして家屋。こうした生活に必要なものたちを自力で1996年までに作り上げたそうです。今では自家製の蜂蜜やビール、昼寝に最適なハンモックまで完備。自給するだけでなく、農場からの作物や加工物の販売も行っています。今では国内でもここをモデルにエコビレッジが誕生しているそうです。
☆パーマカルチャーの理論や原則を徹底して実践している中での、緩やかで遊びのある暮らし。知恵と創意工夫に満ちていて、そこに生活する人たちの日焼けした笑顔が印象的でした。
そして、遠く離れた日本でも共通の理念で存在しているシャロムのすばらしさも改めて実感しました。
22:15〜 上映終了。
思い思いに、宴会、トランプ、お手当て(by香織さん)、就寝。 おつかれさまでした。。。
9月18日(月)3日目
スケジュール
6:30 森林土壌の生き物調査
8:00 朝食
9:00 種まきの復習
10:30 土の観察
11:30 自然のパターンの観察
12:00 お昼ごはん
13:30 自然のデザインワーク
14:00 シャロムツアー
15:00 ふりかえり・まとめ
16:00 解散
今朝の集合時間は6:30でしたが、全員が揃ったのは6:36でした。5分10分の遅れを取り戻そうとすると、最後のほうが駆け足になってしまったり、休み時間が短くなったりしてしまいます。そうすると、今日一日の印象が、バタバタとして慌ただしかったとなることもあります。そうなる原因を作っているのは我々にあるので、これからは集合時間にはきちっと集まるようにしましょう。
6:30〜
●森林土壌の生き物調査
森の土をつくるのに大切な働きをしている生き物に、どんなものがいるのかを調べる。
森には毎年毎年葉っぱが落ちるが、葉っぱの量がそんなに増えないのはなぜか?それは生物が分解しているから。どんな生物が落ち葉を分解しているかを探ってみる。
調査の手順
@3つのグループに分かれて3ヶ所の調査をする。なるべく木の根っこのない場所を選ぶ。
Aビニールのひもで50センチ四方の枠を作る。
B枠の中の落ち葉を集めてビニールの袋の中に入れる。
C土が出てきたら10センチぐらい掘る。土をふるいにかけて生き物を探す。
D生き物がいたら容器に入れておく。
E土壌動物調査票を見て、確認できた種がいたらチェックする。
F各チームごとに見つかった生き物を発表し、調査地全体でどれだけの生き物がいるかを知る。
G最後に落ち葉と土と生き物を元の場所に戻す。
見つかった生き物は、ムカデ、ガの幼虫、ゴミムシ、カナブン、トビムシ、クモ、アリなど。
これらの生き物達が落ち葉を食べて分解し、土を作っている。自然農の畑でも、草を刈ってそれを土の上に敷いたものを、生き物達が分解して土をつくるという森林土壌と似た状態を作っている。自分で畑の土を作るときも、森林土壌の真似をすれば良いんだというのがわかった。





9:00〜
●種まきの復習
バラ蒔…たくさん苗を作りたいときや広範囲に作りたいときの方法。主に苗床を作るときに使う。
苗床に種をバラ蒔きにして小さいうちは群で育てて、ある程度大きくなったら畑に移植
して20〜30cm間隔で定植してやる。
@主に葉もの野菜や人参などのように幼ないうちは競い合って群の中でよく育つものはバラ蒔きができます。畝全体の草をまず刈ってその後表土を薄く削り取ります。草々の種を除くのと、種がたいてい小さいのでこのようにしてやると世話もしやすく良く育ちます。コマツナ、ニンジン、コカブ、ホウレンソウなど。苗をつくって移植するもの…タマネギ、キャベツ、ネギ、ナス、ピーマンなど
A畝の上を平らに整えます(板や鍬の裏側でたたく)。もし、セイタカアワダチソウやヨモギなどのような地下茎が縦横に走っている場合、それがこれから初めて畝を立てる場合ならば取り除くのも一つの方法ですが、それ以外であればなるべく地上に出てきた分を刈っては敷き刈っては敷きを繰り返していくと、じき勢いは衰えます。
B種を均一に蜜にならないよう蒔いてゆきます。
C種の大きさを考えて2〜5o(種がかくれるまで)の厚さで土を細かくほぐしながらかけてゆきます。草の種の混じらないところの土を使います。ふるいでやると速いです。
D再び土の上をたたいて押さえてやります。こうするとポロポロの土の状態の時より乾燥を防ぐことができます。
Eそしてさらに始めに取り除いた枯草あるいは青草を上から一様にうすくふりまき、乾燥から守ります。自然農の場合、灌水はよほどの状態でない限りする必要はありません。この上からかけた草は、発芽した後必要に応じて除いてやることもあります。
条蒔き(すじまき)…幅10〜20cmくらいのバラ蒔き。ニンジン、ホウレンソウ、コマツナなど種がすごく小さいものの蒔き方
点蒔き…種の比較的大きなもの、あるいは夏の果菜類、豆類などは地上部が大きく繁るので適当に間隔を保って、直に種をおろしていく。その際それぞれの性質や、虫などに幼苗を食べられることもあるので、1箇所に3〜6粒ぐらいずつおろしていきます。
畝でないところに種を蒔いておいても勝手に芽が出てきて育つ事もあるので、余った種をその辺に蒔いてみるのもいいかも。
●自家採種しよう
種の種類
在来種…日本各地で昔から作られていた、その土地で生まれた野菜のこと。
固定種…別の土地からきたが、その土地に根をおろした種。種をとると親とほぼ同じ形質を持った野菜が出来る品種
F1…収量や対病性、そろいなどを高めたものだが、その形質は一代限りで、種をとっても親と同じ形質を持った野菜はできない。交配種ともいう。現在の主流。
農家にとっては、成長の速度も大きさも同じで、肥料と農薬を与えればよく育ち収量の見込めるF1の方が都合が良い。しかし、大量の肥料と農薬が必要で、異常気象には弱いので、単作した場合に不利な条件になってしまうと壊滅的な不作になる可能性もある。また、毎年F1の種を買うということは、種苗会社の支配から免れることはできない。ということで、できるだけ自家採種をしよう。
●遺伝子組換え作物(GM)…細菌などの遺伝子の一部を切り取って、別の生物の遺伝子に組み入れたりする遺伝子組み換え技術で作り出した作物。
※害虫抵抗性、除草剤耐性、病害抵抗性、栄養成分改良性
日本では米とか大豆が試験栽培されている。アメリカの大豆の約90%は遺伝子組み換え。その大豆を一番輸入しているのが日本で、それが醤油や豆腐になって口に入っている。
開発の目的
@消費者ニーズ(病人向け、栄養素欠乏に困っている第3世界向け等)に沿った農林水産物・食品の生産
栄養成分や機能性成分(抗がん効果等)に富む農作物
アレルギー原因物質を除いた食品の生産
A生産力の飛躍的向上による食糧問題解決への貢献
超多収農作物
低温・乾燥・塩害などの不良環境や病虫害に強い農作物の開発
※大量に収穫するために大量の農薬や除草剤をまくことによって、土地がどんどん痩せていって結局は何も生産できない土地になってしまっているのが現状。
B環境・資源問題の解決への貢献
生分解性プラスチック
病虫害抵抗性を付与することによる農薬使用量の減少
生物エネルギー等の開発
☆遺伝子組換え技術は人間の手に負えない
現在の技術では、細胞から遺伝子を切り取ったり合成したりすることはできるが、組み込みは人間が制御できない。組み込んだ後は生物まかせ。たくさんの抗生物質を使って遺伝子を入れ込んでいるので、不自然な生物しか作り出せない。
☆他家受粉による汚染
花粉による汚染が作物や雑草に広がり、何世代にも続き、簡単に国境を越える。
☆種子の独占
生命に対する特許が張り巡らされ、作物の種子の独占状態が急速に広がっている。
例:非遺伝子組換えナタネを栽培してきた農家が、自分の畑に花粉が飛んできて、除草剤耐性のナタネが生え、GM汚染したというのに逆にモンサント社から訴えられ、モンサント社が勝訴した。
遺伝子組換え農作物は今、厚生労働省農水省が認める認めないに関係なく次々と入ってきている。
●自家採種、自然生え、こぼれ種
・自家採種を続けていくと、その風土に適していく。種の能力が上がっていく。
・野菜の一生を見届けられる。美しい花をさかせ、益虫を呼び畑が豊かになる。
・経済的で、種苗会社に支配されない。
・こぼれ種…花をさかせ種になるまでおいておき、自然に発芽させる。
●採種
根もの、葉もの、実ものそれぞれの野菜からの種のとりかた
参考:「岩崎さんちの種子採り家庭菜園」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4259560697/ref=pd_bxgy_b_text_b/503-9544540-8323130?ie=UTF8
10:30〜
●土の観察
肥沃な土ってどんな土?つぶつぶの団粒構造の土のほうが、粘土質の土よりも良い土である。団粒構造とは、土の上の落葉などを、微生物が分解したときに出る粘液が接着剤のようになって土の粒子をくっつける。そうしてできたすきまだらけの土のかたまりは、水はけがよくて水もちが良い土になる。雨がたくさん降っても、空間がたくさんあるから水が流れる。粘土みたいになっていると、水がなかなか通らない。同時に水もちもいい。
実際に森の中に入って土を掘ってみました。1mぐらい掘ったところで、表面の土と下のほうの土のそれぞれのにおいを嗅いでみました。表面の土はカブトムシみたいなにおいがするけど、下のほうの土はにおいがしませんでした。それはなぜでしょう?
顕微鏡で土を見てみる。土の粒が固まって、団粒構造を作っているのがわかった。
木の根っこはどの辺まであるか?上の層までしかない。植物は水と栄養分と光と温度の4つがあると光合成をして光のエネルギーをデンプンに変えて体をつくる。それがまた落ちて分解されて栄養分になる。自分で作った養分を足元に落として土を豊かにし、またそれを元に光合成をする機能を植物は持っている。これを自己施肥機能という。
生き物はどの層に多いか?9割の生き物は上から20cmまでの層にいる。
次は畑の土を観察するために移動
移動途中、森と草原の境界線にて森の機能について…
森の中と外では風の強さがまったく違う。森の中は木があるので風が弱くなる。森はシェルターのような働きがあって、すごい日差しが強くても乾燥しすぎないし、風も弱くなるし、環境が非常に穏やか。
草原と林のように違う環境が合わさっているような、異なる環境の接点をエッジという。
エッジ効果…風が吹いてきて森の前で木に当たって、風に乗って運ばれてきた種が草原に落ちてそこは豊かになっていく。
辺縁部には林と草原の両方を好む生き物がいるので、多様性が生まれる。パーマカルチャーのデザインをするときも、辺縁部をなるべくたくさん作ってあげたほうがエッジ効果を取り入れることができるので豊かになる。
畑に到着、土のにおいをかいでみる。自然農の畑の土はにおいがするけど、おとなりの普通の畑の土はにおいがしない。同じ畑なのにこの違いはなぜだろう?それは自然農の畑には微生物がたくさんいるから。土のにおいと思っていたのは、実は生き物が出しているにおいだったのです。生き物がたくさんいる自然農の畑の土は、森の土と同じにおいがします。除草剤などを蒔いている畑には生き物がいないのでにおいがしないのです。
土壌分析について…調べたい場所の土にどのくらいの栄養分があるかを調べて、三大栄養素の窒素、リン酸、カリウムがどれくらい土に含まれているかを知っておくとよい。在来種の野菜は大陸から渡ってきたものが多い。日本は雨が多いのでミネラルが流れやすい。土の中にしみこんでいって植物がキャッチできない場合が多い。大陸の方は土がアルカリなので、マグネシウムなどを蒔いて土をアルカリ寄りにしてあげたほうが野菜は良く育つ。マグネシウムは葉緑素の元。マグネシウムが足りなくなると、うまく葉緑素が出来なくて葉が黄色くなってしまう。土に何が必要かを土壌分析をすることで知り、足りないものを補充することで栄養分のバランスを整えてあげる。ある程度整ってきたら、草をたくさんはやしてあげるとバランスが整うということもある。パーマカルチャーのコンパニオンプランツも、混植することで畑の健全性を保つためには良い。うまく混植することで連作障害が起きにくくなる。1種類の作物だけ植えるとその作物が必要とする栄養分を全部吸ってしまって、次の年から育たなくなるので何年かおかなくてはならなくなるが、いろんなものを混ぜて植えてあげれば少しずつバランスよく吸収するので、連作障害が起きにくい。どんな作物をどんな順番で植えてあげるのかを考えて、バランスよくやると効率的に面積が使える。混植するときのポイントは、根の配置と空間の配置。根の浅いものと深いものをバランスよく配置することと、背の高い作物の場合空間の利用をどうするかということ。
13:30〜
●自然のパターン
パーマカルチャーでは、“自然の持っている形“を上手に取り入れることが大事にされている。例えば、広葉樹の枝が広がる形と葉の葉脈の形、根っこ、人間の血管、川は支流から本流に流れる様子、は似ている。川と木と人、全く違うのに水を流すデザインとしては同じだ。
ロック・スパイラル・ガーデンも、直径2mほどのらせん形に積み上げた石の小山の中に、乾湿、陽陰を作ることで多様な植物を栽培できる、自然のパターンを取り入れた
代表的な例。
●自然のデザインワーク=自然の営みが生み出した意味のあるカタチ
@放射状のデザインが持つ様々な機能・・同じカタチが持つ複数の役割
ミカンの房…中心から放射状に並んでいる
ユリ…葉を放射状に広げることで光を立体的にとらえる
キク…花びらを放射状に広げ虫にアピール
クモ…足を放射状に広げ体を安定
A釣り針型のデザインが持つ機能・・異なる生き物が持つデザインの共通性
オオオナモミの種…大きなカギ爪で動物にくっついて運ばれるヒッチハイクのためのデザイン
アレチヌスビトハギの葉カギ爪が細かな毛のようになっている。
マメコガネの足…昆虫に限らずどこかにつかまろうとする足先に釣り針方。
B収納のための様々なデザイン・・状況に応じた多様なデザイン
シダの新芽…渦巻きタイプ、開くと数十センチになる長い葉を収納
ユリの種…果実の中に何百もの膜状の薄い種が収められたキャビネットタイプ
トウモロコシの実、ハチの巣…実や小部屋を隙間無く配置し無駄な空間をなくす
自然のデザインワークから学ぶこと・・自然のデザインは効率的
・デザインの多機能性
・デザインの共通性
・デザインの多様性
自然を観察する3つのポイント
自然の中では @Slow
down(ゆっくり)
AGet
down(視点を低く)
BSilence(静かに)
3つのポイントを効果的に使うために
・焦点を一点に合わせず視野を広く
・五感を砥ぎすます
自然が先生・・自然の中にはいろいろなヒントや答えがあります。それを受け取るにはあなたが聞く耳を持つだけでいいのです。
14:00〜
●臼井さんによるシャロムツアー
臼井さんの案内で、シャロムの行っている取り組みを見てまわりました。
コンポストトイレ、ホットチキンハウス、メタンガス装置、天ぷら油で走るシャロムカー、キーホールガーデン、ロック・スパイラル・ガーデン、ルーフトップガーデン、、、
11月に実際自分達でシャロムに来た人たちに説明をするということもあって、みんな真剣に聞いてました。
15:00〜 ふりかえり
お疲れ様でした。今回は2泊3日、内容の濃い充実した日々でした。
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