番付・・・・・通り真に対して、い・ろ・はの番付をしていく、もういっぽうは一・二・三とつけていく。番付はその現場でみんながわかりやすい方法で付けていく。それが統一されていないと間違いのもと
になる。番付によって材がどこのものかすぐわかるようになっている。
立面図・・・東・南・西・北の順で書くのが一般的。図面では、まず方位を確認すること。
自分たちでも伏せ図を描くことによって、どこに柱がくるのか、どちらから差し込むのかなどの確認ができました。
14:00 パーマカルチャー倫理
<自然農>
講師:稲野さん
自然農とは「耕さず、草や虫を敵とせず、肥料農薬を必要としない」を基本にした命の理に沿った農法。持ち出さず、持ち込まず、田畑にある命はすべてそこで命をめぐらす。
パーマカルチャーの畑作りは「自然の雑木たちは、それぞれが高く伸びながらも、お互い共生しています。そして土の表面は、土が見えないぐらいに落ち葉が積もり、そのことによって落ち葉の下にふかふかの生きた土を作っています。たぶん雨は雑木の葉や幹を伝わって落ち葉の上に落ち、その落ち葉や生きた土を通ることですばらしい活性水にかわっているのでは、と想像されます。この仕組みをいかに畑の中に形成するか。」 「種採り家庭菜園」 岩崎正利より このような理念に近い畑作りを行っていく。
種選び・・・・在来種:日本各地で昔から作られていた、その土地で生まれた野菜のこと。
固定種:別の土地から来たものでも、その土地に根を下ろして、土地になじんで固定された野菜のこと。日本の風土に合わせて栽培され続けてきた野菜。作りやすく生命力があり、
おいしく収量も多く肥料もあまり必要としない。遠くからやってきた種子であっても、その土地で世代交代を繰り返すことにより、そこの風土のなるべく適した姿に自ら変わっていく
自分がおいしいと感じたものを種をとって毎年作ることで、自分にあった、土地にあったものができていく。
F1交配種:異なる性質をもつ二つ以上の品種の交配で生じる雑種一代のこと。それぞれの強い性質を受け継ぎ(雑種強勢)成長の速度も大きさもそろうことが特徴。必要な肥料 を与えられるとよく育つ。ぬくぬくとしたお坊ちゃま。生命力が固定在来種に比べ劣る。収穫のそろいがよいが異常気象などには弱い。次世代種は、さまざまなものが現れ
るので自家採種には不向き。F1の種も何年もかけていけばそこの土地にあったものができていく。
いろいろな性質を持っている種を残そう・・・生きた土地に生命力あふれた種をまく
作付け・・・・連作障害を防ぐため、輪作を行うとよい。
連作障害:おなじ作物を同じ場所で繰り返し作ることにより生育が悪くなったり病害が出ること。同じ作物を作り続けると、それを好物にする病害虫が集まりやすく、その作物が好む
養分が逆に少なくなるため。(自然農では連作障害が少ないといわれている。)
*連作障害が出やすいもの
ナス科(ピーマン・トマト・ナス・ジャガイモなど);同じ場所では3年間休ませる。
マメ科(エダマメ・インゲン・エンドウ・ソラマメなど);根が空気中の窒素を固定し、痩せ地でも栽培可能。土を肥やしてくれる。しかし連作は不可。なかでもエンドウは4,5年休ま
せる。
ウリ科(キュウリ・スイカ・カボチャ);特にスイカは4,5年休ませる。
アブラナ科(ダイコン・コマツナ・キャベツ・チンゲンサイ);できれば連作しないほうがよい
*輪作は同じ科の野菜を毎年順繰りに移動させて栽培する。
ナス科 ―> マメ科 ―> ウリ科 ―> アブラナ科
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他、イネ科(ムギ・雑穀・トウモロコシ)を植え、多すぎる養分を吸収させたり、微生物が増える環境を整え、連作を防いだりする。根菜類も根が土を耕してくれる為よい。
*日照を考慮する
成長をしたときの高さを考えて北に高いもの、南に低いものを、背の高い植物の日陰を利用したりする。
*コンパニオンプランツ
一緒に作るとお互いに病害虫を抑えられる作物。
ex)トマトとバジル・・・トマトの株間に植えるとアブラムシなどの虫除けに。しそ科とナス科・アブラナ科は相性がよい。
ナスとニラ、スイカとネギ・・・ユリ科(ニラ・ネギ・ニンニク・タマネギ)の野菜は病害虫を押さえる効果がある。
キュウリとラッカセイ・・・ラッカセイには根につく害虫のセンチュウを防ぐ。一緒に植えるだけでなく、後作でもセンチュウがつきにくい。他マリーゴールドなどもセンチュウを防ぐ。
トウモロコシ、インゲン、カボチャ・・・トウモロコシの茎にインゲンをはわせ、足元にカボチャを作る方法は、アメリカインディアンで三姉妹と伝えられる栽培方法。イネ科とマメ科は
相性がよい。
自然農はとても理にかなっていることが多く、自然の花が多い年や少ない年があるように、作物にもそんなスタンスをとることが大切なんだなーと感じました。いねこさんが日々実践してやっ ているし、おだやかな語り口調でとてもすんなりと納得できることができました。
#いねこさんおすすめの本
・農薬を使わない野菜作り
・妙なる畑に立ちて
・自然農への道
自然農法始めました
<パーマカルチャー倫理>
講師:梅崎さん
パーマカルチャーの倫理とは「地球という星での生存を賭けた道徳的信条であり、行動である。」 「パーマカルチャー」 ビル・モリソン と記されている。つまり、地球という星の上で、自然を傷つけずに生きるための最も基本的な指針であるといえる。
パーマカルチャーの倫理には、「地球に対する配慮」を中心に3つの側面があり、この倫理は生きていく上で関係するあらゆる側面におよび、実践者の暮らしを「競争」でなく「協力」をベースにした暮らしへと明確に方向付けるといえる。
*3つの側面
・地球に対する配慮・・・地球上のすべての生き物・無生物に対して、無害かつ再生可能な行動をとるように心がける。
・人々に対する配慮・・・人の基本的な欲求である衣食住、教育、雇用を満たし良好な人間関係を保つことで、地球への過剰な負荷を避ける。
・余剰分の分配・・・・・・他の人々がパーマカルチャーの倫理を実践するのを助けるために、自分の余った時間と金とエネルギーを使う。
パーマカルチャー塾の皆に自分が行っているパーマカルチャーな事をあげてもらいました。
[地球に対する配慮]
・除草剤を使わない―薬代がかからない
・歩けるところは歩く―楽しい、気分転換になる、お金がかからない、健康によい
・生ごみの堆肥化―野菜が取れる、ごみが減る
・ゴミの分別―ゴミを減らせる、近所の人との交流がある
・自分の店で環境に気を配る―情報が集まる、話題が広がる、お店のカラーになる
・経済に絡めて環境にいい建物を設計、薦める
[人々への配慮]
・いらないものをバザーに出す―喜んでもらえる、家が片付く
・いい情報を交換する―人とのつながりを実感できる
・地域で子供に注意を向ける―コミュニケーションのきっかけ
[余剰物の分配]
・労働力の分配―いろいろな手伝いをする―家庭菜園をただで貸してもらえる、ご飯をご馳走になる、自分の勉強になる、経験者の話を聞ける、トラクターを貸してもらえる
・同居人との食事作り―疲れているとき楽、楽しい
・友人の子供を見てあげる―子供同士で遊べる、自分の子供も見てもらえる
・自分の持っている知識を教える―喜んでもらえる、生きている価値の発見
このように、日々暮らしている中でも、パーマカルチャーの倫理に基づく行動を何気なくしている事を発見しました。協力する事のうれしさ、楽しさが地域のコミュニティーに発展し、自分だけではできない事が人々の知恵を集めていろいろな事ができ、永続可能な文化になっていくのですね。オーストラリアのクリスタルウォーターズではこのようなコミュニティーが実際にあるのだそうです。私の住んでいる片品村というところも昔ながらの結いやいろいろなところから集まった若い人たちのコミュニティーに近いものができつつあるように感じます。じっさい私の結婚式も、仲間の協力や地元に人たちの協力により、手作りで行う事ができました。競争でなく協力がどんどん増えるように、まず自分のできる事から実践していきたいと思います。
レポート:藤井 友恵 (もえ)