1125日(土)晴れ

参加者:ながさん、じゅんちゃん、なみさん、もえちゃん、もえちゃんの友人・えっちゃん、うっちー、まもるさん、としやん、桐さん、なかちゃん、ひかるさん、まるちゃん、かおりの13 

スケジュール
12:45 集合
13:00 PC講義 「パーマカルチャーを活かした地域づくり(エコビレッジ)」 設楽さん
16:30 観察実習 火おこし実演
17:30 温泉
19:00 ほうとう作り・夕飯
20:30 一人一芸発表

23:00 終了                                            

周りの山々は白く照り輝き、土には霜が降り、冬到来!

前回、建築実習の小屋の進み具合から、次回は延泊しよう!という声があがっていましたが、3分の2以上  10人が延泊できることになり、多いに充実した3日間となりました。 

1300 日本のPCの普及者であり、 日本パーマカルチャーセンタージャパンの事務局長である設楽さんの講義

「パーマカルチャーを活かした地域づくり(エコビレッジ)」

 

コミュニティーとは、人間が生きていく中で大きな役割を果たすもの。キリストもブッダもコミュニティーをつくりなさいと言っている。

ということで、まず、自分がよりどころにしているものは何かを記入。多くの人が、家族・友人・職場を挙げていた。人間には自分を認めてくれる人達が必要。自分のよりどころがあれば、キレルことはない。よりどころがないと追い詰められたときに、自分を破壊してしまう。 

○アイデンティティー確立に必要なものは、絶対的信頼感。

その土壌を形成するステージは二つ。まず一つは幼少期。子供のころは常に母親と一緒が普通の状態である。離れたとしても、泣けば帰ってきてくれることが、認められているという感覚を育て、そのことで人も認めることができるようになる。赤ちゃんを産んだら、3歳まではずっと一緒にいるということがとても大切。もえちゃん、もうすぐすぐ実行できますね!?

もう一つのステージは昔でいう元服期。子供のとき持っていたステータスが取り上げられ、一人の大人として、コミュニティーの一員として平等な世界へ放り込まれる時期。子供から大人になる時期。 

○人間はコミュニティーを求めるもの

コミュニティーの最もベースになるのは、家族であるが、人間はそれ以外も第二のコミュニティーを本質的に求めるものだという。そしてそのコミュニティーには2種類ある。@会社、近所、友達 A自分の理想をかなえるコミュニティー。人間は常に現状には満足できないもので、理想に向かっていくものだ。理想を考えるとき、コミュニティーを考え、つくる。

ルソーは17世紀、現代はコミュニティーを喪失してしまった、と言った。日本はつい最近までコミュニティーがあった。以前は農村、その後、バブル前までは会社、バブル後、終身雇用制度はなくなり、会社はその人の一部を認める場であり、全人格を認めるコミュニティーではなくなった。そして、家族も核家族化し、人は以前の大家族のなかで心を開いていくことを覚える機会もなくなった。世界レベルで伝統的コミュニティーは失われつつある。環境問題や社会問題も実はコミュニティーの喪失からきている。自然の一員と思っていないから、平気で木が切れる。コミュニティーの一員が自殺することはないだろう。

コミュニティーを意識的につくっていかねばならない時代に、わたしたちはいる。 

○アメリカのコミュニティーの紹介

スライドを見ながら実際に今アメリカで存在するコミュニティーを紹介していただきました。

@     コミュニティーを作ろうとする人が学んでいく、教育的場であるサンドヒルファーム

アメリカのコミュニティーの中で主導的役割を持つ。15人くらいが住み、長い歴史を持つ。農業が中心で、食料は100%自給。収益の半分は農作物、もう半分はコミュニティーつくりのファシリテーター料による。

A     都市部の空洞化地区に植物を植えるコミュニティーガーデン

1950年代さかんであった重工業からサービス業に産業構造が変化していき、70年代には工場が閉鎖された。空地となった地を収入のない人々に貸したところ、麻薬などに手を出す人が出て、荒地と化してしまった。そのようにして、荒れてしまったところに、植物を植えようという動きである。もともとあった自然をそのようなかたちで復活させていくことで、コミュニティーができていき、そのことで、周りの人々は安心して暮らせるようになった。NYの中心にもクリントンコミュニティーガーデンがある。どんな場所でも工夫すればコミュニティーは復活できる。

B     全米で地域通貨が一番うまくいっているイサカ。

中心街の特徴は、車が通れない、ベンチが多い=立ち止まってコミュニケーションが生まれる。男性性を象徴する高い建物がない。チェーン店がなく、お金がその地のなかで循環できる。生活に必要なものはすべてそこでまかなえ、あらゆるお店で100%地域通過が使える。

イサカの中心人物であるリズさんは、自分のことよりも人のことが気になる方で、ただ話しているだけで安らぐ、受けとめ、助けられる存在だという。そのような人がいるところが、新しいコミュニティーの場ではないかと設楽さんは言う。

また、イサカのエコビレッジは中心部から3キロ離れており、10%が人の場、90%が農場等自然の場と定められており、コミュニティーが農場を支える社会ができている。

物事のとりきめは、コンセンサスという全員一致方式で決まっていく。まず、皆が意見を言う。100人いれば100通り。そのなかで、共通したものを集め、いくつかに集約。その一つ一つについて討議し、集約。最終的に一つの考えに集約される。そこでは、ミーティングが多く開かれ、問題が解決されている。また、そこは自分たちそして、外部の他者の教育の場ともなっており、閉鎖的でなく常に新しい人に学ぼうとする姿勢をくずさない、動的コミュニティーとなっている。 

○終わりに

現代は、次の世代に対して、負の遺産を残しているといわれる。一人一人がコミュニティーの一員として必要な役割を考え、行っていくことが、コミュニティーの基本であり、そこには大変さもあるだろうが、大きな喜びも与えられるであろう。

そして、パーマカルチャーとは、自然と人間のコミュニティーをつくること。人間同士のかかわりをもちつつ、自然と生きられるようにしていこう。

最後の講座にふさわしい、今の社会に一番大事な点をついた内容でした。これを聞く前と後では、確実に自分の今の状況や、今後の方向性がクリアになった気がします。自分が属している場に何か物足りなさを感じたり、違和感を覚えたりすることがありましたが、それが何だったのか、どのように自分があるべきだった教えられました。 

1630 観察実習 野外にて原始の火おこし実演

○ヒモきり式火おこしデモ。

地べたに板を敷き、その板につけた窪みに、先を細く削ってある火きり棒を立て、その棒を上から板で押さえる。棒にヒモを巻きつけ、ヒモの先端を交互に左右に引っ張る。30秒ほどでモクモクと煙が立ち始める。昔の人は1分で火を起こせたという。

○マッチの火を使っての火おこし

木を細く、ささがき状に削り、地べたや板との間に空間をつくるように立てかける。マッチの火をできた空間の下からもぐらせて点火。小さく削ったものから少しずつ火をつけていき、大きいものを追加していきながらだんだん火を大きくしていく。常にあたたかい熱量のある空間をつくっていくのがポイント。

今はスイッチ一つで火が手に入るけれど、以前は、火を起こすのは一仕事だったのですね。寒いなか、火種の大事さが身に沁みました。

1900 温泉タイム後、夕飯のほうとうづくり。

小麦粉100gに対し水45cc、さらに塩一つまみを入れることで、組織を締める。

手指でシャカシャカと水まわしをして、水分を均一にいきわたらせてから、菊ねりで一つにまとめます。いつまでもしていると、手の温度により、生地が乾燥してくるので、要注意。生地を伸ばし、5ミリの厚さに切り、沸騰した鍋で煮込みます。

前回の蕎麦に続いての粉もので、皆手際が少しはよかったかな?でも、蕎麦とほうとうでは硬さが全然違いました。小麦粉は組織をつなげるグルテンがあるので、水は少ない方がよいそうで、蕎麦より楽、ということでしたが、なかなかまとめになるのに時間がかかりました。もともと武士の野戦料理。大鍋を皆でつついて、温まりました。

 

うどんの打ち方  http://udon.kurosuke.biz/uti.html

 

2030 一人一芸大会。

ちょっと緊張しつつ、披露する側も楽しそうに取り組みました。そんなそれぞれの姿を見て、見る側もうれしくなる、そんなあたたかい時間でした。認め合う仲間との空気感とは、こういうものですね。

・ 守さん&うっちー:いいコンビ野球自慢プレー 

C     村さん:社員を増やすのは難しいかも!? 一円資産の作り方

D     桐さん:趣味も細かいこだわりが!つり講義

E     なかちゃん:うまくいきました!けん玉一発芸

F     もえちゃん&えっちゃん:若さあふれるギター&うた

G     ひかるさん&かおり:ちょっとしみじみ吹奏演奏

H     ひかるさん:かっこよかったです、トロンボーン演奏

I     じゅんちゃん:場の空気がイマジンメッセージに集中しました。

J     としやん:眼を閉じて五感でききました、手作り和牛太鼓と歌

K     まるちゃん&ながさん&なかちゃん:PC自然農寸劇 さすがPC塾生!

 

このメンバーでの集まりが自然なものとなってきて、繋がりというものを感じているところに、今回コミュニティーの話も伺えて、大事なものというのが何なのか見えてきました。

今後、それぞれの場でコミュニティーを作りつつ、このメンバーとのコミュニティーも大事につなげていけたらうれしいです。

 

記:稲垣香織

スケジュール》

 
  6:30〜      農業実習 畑の片付け
  7:00〜      シャロムツアー
  8:00〜      朝食
  9:15〜      建築実習 
 11:45〜     目立て・研ぎ
 12;00〜     昼食
 13:30〜     火起こし競争
 14:00〜     ビジョンの発表
 16;30      解散(一時*今回は連泊組みがなんと10人!!)
 
 
 
 【農業実習】
 
 朝、起きて外に出てみると、ほんのり朝焼けが・・・そして、足元には一面の霜が下りていました。寒い中霜柱をシャリシャリ踏んで久しぶりの畑へ向かいました。

 
 今年、春先からいろいろな、発見や感動を与えてくれたこの畑も最後の収穫と片づけをしました。
 
 *あずき*
 さやからとって収穫後、中の豆を取り出す
 
 *大豆*
 枝ごととって干した後、脱穀する
 
 *落花生」*
 枝が土にもぐって実ができているので、周りを掘って収穫
 落花生はなっているところを始めて目にしました。土の中から芋のようにズルズルと現す姿は、なんだかけなげで可愛かった。来年はこの実をまた植えるのだそう。種に持って帰るのと、お昼にゆでてもらうのと分けました。お昼が楽しみ・・・
 
そのほか、ダイコンや蕪や、ズッキーニ(種とりようかな?)なども収穫できました。 
 

 

 

【シャロムツアー】

 
今日は、毎朝健さんが行っているシャロムツアーを、参加するだけではなく、塾生も宿泊の皆さんに説明するという宿題があり、みんなちょっと緊張気味でした。
まず、健さんのアマゾンと里山についての説明で始まり、次々と塾生たちが今まで勉強したり、実際に使ったり、作ったり、見てきたものを説明していきました
私は・・・3泊目の小さな男の子(大将と勝手に呼んでたけど)より知識・表現力共に劣っていましたが、みんなは健さんから120点をもらうほど、上手に説明できました。

 

 

 【朝食】
 
冷えた体にあたたかい朝食が体に染み渡ります。みんなで床暖にへばりつきながら、おいしいご飯を食べて、この後の建築の段取りをしました。
「段取り八分」と職人さんはよく言いますが、みんなの顔もだんだん職人のようになってきたかも・・・
 
 【建築実習】
 
だんだん終わりが近づいてきて、森の小舎も完成に近づいてきました。最初は本当にできるのかと半信半疑でしたが、たくさんの工程を経ていくにしたがって、小杉さんが言っていた、「これができれば、自分の家も建てられますよ。」という言葉も真実味を増してきて、この中で、きっと自分の家を自分で建てようと、心の中で思っている人も居るに違いないと思った。
そのときは、またみんなで手伝えたらいいなと思いながら作業をしました。
 
〔今回の作業〕
 
#天窓を開ける 
枠にあわせて天窓部分を切り取って枠を固定しました。ペアーガラスを入れて枠周りの水じまいをすれば完成です。

  
#面戸をつける
垂木と桁の空間を埋めるために面戸板を入れて空間を埋めていきます。細かな作業が続きました。

 

 
#内壁張りの続き

1階2階の内壁を寸法を測りながら打ち付けていきます。大人数でやれば仕事がはかどります。

   

2階床張り

1部の床が張ってありませんでしたが今回で完成です。

#窓作り

建具もつくりました。戴いたペアーガラスにあわせて窓枠を作ります。

 
ドア作り

ドアーは板を挟む溝を切って組み立てます。

 
#ペアガラス入れ

フィックスの窓に戴いたペアーガラスをはめ込み枠で押さえます。

 

 

#屋根板張り

屋根は20センチ間隔のさんに60センチの板を打ち付けます。最初は20センチ 40センチ 60センチとなり3段になり雨が漏らなくなります。昔は割った板を使ったそうですが今回はガラ板4分のものを使用しました。自然素材の屋根は味があって周囲の自然にとけ込みます。

   

 

 
 【のみ・かんなの研ぎ、のこぎりの目立て】
 
小杉さんより研ぎと目立ての講義。
今までお世話になってきた道具たちもだいぶ手になじんで、愛着がわいてきた。道具を大切に使う事もいろいろな技術を学ぶ事と同様に大切な事。
特に刃物は、手入れによって作業の上でも大きな違いが出てくるもの。
今回は刃物の手入れの仕方を指導していただいた。
 
#研ぎ(のみ・かんな)
 
砥石には人工の砥石と天然の砥石がある。
天然の砥石は今はとても貴重なもので(一万年に1mmしか作り出されない)、いい砥石ほど割れやすいので、丁寧に使う必要がある。
天然の砥石は使う前に水に浸さなくても使えるが、人工の砥石は使う前に2〜3分水に浸し、ぶくぶくと泡が出なくなってから使う。
砥石には粗砥・中砥・仕上げ砥がある。人工砥石の場合は、番号が大きいほどめが細かくなっている。
砥石自体は研ぐところが平らでないと上手に砥げないため、中砥などはブロックなどで表面を平らに削ってから使う。
 

     
 

     《研ぎ方》
 
       まず粗砥で裏側を平らに砥いで、刃の裏(裏側の半円のところがつながるように)を出す。
   次に中砥でかえり(表に引っかかるところ)がなくなるまで研ぐ。
   最後に仕上げ砥で砥くそ(砥石を使ったときにでる粉と水が混ざったようなもの)を出してさっと研ぎ、指で触って引    っ掛かりがなければ出来上がり。
 

 

 

 

#目立て(のこぎり)
 
目立てをするには、のこぎり目のやすりを使う。金物屋などで売っているが、最近は替え刃式のものが主流になってきていて、置いていない所もある。
のこぎりは、縦引き、横引き共に、葉の一番とがった部分が丸くなると切れが悪くなる。
その一番先端の部分を、やすりで研ぐと切れがよくなる。

 
 
  《目建て方》
 
   まず、のこぎり目のやすりを購入したら、片方の横の部分を、粗砥やブロックなどを使って研ぎきってしまう。そうする事で、片方は削れなくなる。
   次に、板の上や机の上などに大きめの釘を打つ。その釘に、先ほどの削れないほうを当てて、のこぎりの歯を釘に対して直角に当て、釘をラインに1つづつ削っていく。横引きの場合は、同じ方                
   向の刃を削り、反対に返して、もう一方の刃を削る。縦引きの場合も一本おきに砥いで、反対側にする。
研いだ刃は刃先が光って見える。
   研ぐときは、軽くなでるぐらいでよい。
 
 【昼食】
 
作業に夢中になっていると、おなかの具合も気にならないけど、いざご飯を前にするととってもおなかがすいていた事に気づく。お昼は、ヒヨコマメの入ったカレーと、コーンのピザ、りんごのピザ(これがとってもおいしかった!)そして、朝畑よりいただいた落花生のゆでたて。みんなで揃って「いただきまーす!!!」
 

 

 
 
 【火起こし競争】
 
5チームに分かれて、薪(細かく切ったものから、割り箸サイズ、もうちょっと大きいの)と3本のマッチを持ち、制限時間20分で、同じ高さに張ったタコ糸が速く切れたチームが勝ち
 
 
  [チーム]
 
  1位     としやん・国王・じゅんちゃん
  2位     中ちゃん・守さん・もえ
  3位     桐さん・なみえさん・うっちー
  4位     村さん・Nagaso
  よく頑張った マルちゃん・かおりん
 

 
昨日梅さんから伝授してもらったやり方で、それぞれのチームで工夫してやりました。まきが少し湿っていた事もあって、なかなか火が大きくならず、それぞれ薪のくべ方を工夫したり、近くに落ちている落ち葉を使って火を絶やさないようにしたり、息を吹きかけたり、みんな真剣に小さな火を囲んで、隣のチームを見てあせったり、冷やかしたりしながら制限時間の20分のうちに全チームタコ糸を切ることができました。いつもは、ガスの栓を回したり、カチッとつければすぐにつく火、消えてもまたすぐつけられるひを相手にしていると、こんなに火のありがたさを感じる事はありませんが、火種ひとつも大切にする心。やっぱりこの塾は深い!と改めて感じ、そして心から楽しかったひと時でした。
ちなみに、みごと1位になったT氏に勝因を聞いてみると「火遊び大好き!!!」と目をきらきらさせていました。
 

 
 【ヴィジョンの発表】  
 
先月の宿題として出ていた、「これからのヴィジョン」をひとりひとり発表しました。3月から始まりいろいろなことを勉強・経験し、また、シャロムというパーマカルチャーを実際に生活に取り入れている場所で 得たことのなかで、最初はぼんやりとしていたパーマカルチャーがそれぞれの中で、自分なりのパーマカルチャー的生活がはっきりとしてきたように発表を聞いていて感じました。
 

 

 
 
(ここに皆のヴィジョンを書き込みたいのですが、いま皆に確認を取ってますので、できたらまた送ります。)
 
ビジョン発表

むらさん

【起】 ヒントは“懐かしい時代”の中に
子どもの頃は毎日がとても楽しかった。経済的な裕福さも今ほどの便利さもなく決して楽ではなかったが、それを補ってあり余る楽しさに溢れていた。その原点をふり返ると‥
・山里にある、昭和30年代の雰囲気を色濃く残した農村で育つ。
・両親が戦争体験者。戦後の混乱の中で衣・食・住の全てにわたってドン底に落ちた辛い時代の話を嫌というほど聞かされ、物欲があまりなかった。

【承】 “懐かしい暮らし”は心地よい
今後の暮らしのコンセプトは「昭和30年代の農村スタイル」。パーマカルチャーそのものが目的なのではなく、懐かしい暮らしの中に自分の心地よさを追求していく。結果的にパーマカルチャーの要素がたくさん入る。まずは、それらしい雰囲気の古い民家探しから‥

【転】 “アピカルチャー”でもっと愉しむ
心地よい暮らしはアピカルチャー〔=養蜂 apis(蜜蜂)+agriculture(農業)〕の世界でも共通の認識。その極意とは?「あなたの生活と同じように蜜蜂に待遇を与えてやることです。あなたの家が南向きであるように蜂場は南向きの陽のよく当るところにし、あなたのお子様を育てるよう、食生活をよく注意してやることです。そうすれば、病気にはかからず、蜂はグングンふえて蜜がたくさんとれますよ」 仕事そのものが家畜への心地よさの創出。


【結】 この世の森羅万象、すべて借り物
今、豊かさの意味が問われています。それは具体的には、物の所有についてもう一回考えるということです。所有とは、物の所有を意味しますが、我々が生きていくにあたって本当に物を必要としているのでしょうか。実は物(製品)ではなく、その物(製品)の機能を必要としているだけです。電気製品や家や車など、物そのものではなくて、機能が必要なのです。我々の存在そのものも実はレンタルです。我々は自分のからだを自分の所有物だと思っています。しかし、これは物としては地球から借りているにすぎません。死ねば地球に返るだけのことです。地球から材料をレンタルして我々は自分のからだをつくり、その機能を使って生きているだけのことです。したがって、所有ではなく、レンタルという格好で物の機能を使えばいいのではないでしょうか。“レンタル”という意味は、物でなく機能を使うということです。物としては返す。このような考え方でこれからの人間圏を考えたらどうかという提案です。「所有」に対するアンチテーゼは、「借りもの」、すなわち「レンタル」ということで、レンタルの思想と命名したのです。
                                    以上は松井孝典著「宇宙から見る生命と文明」より引用

もっともな意見だと思います。そして、それは自然への理解を深めていけば、おのずと気付かされることなのではないでしょうか。このように謙虚な気持ちにさせてくれる生活環境が大切であり、パーマカルチャーを初めとする循環型社会への取り組みは、そのことを多くの人と共有していくのに有効な手段といえるでしょう。この世のものは全て、地球からの借り物なのだということを肝に銘じて生きてゆきたいですね。                          村さん
 


今後のビジョン     東矢ひかる

(はじめに)
一年ほど前から新居を探していたのですが、このほど”ここなら!”と思える家が見つかりました。
新居は飛騨市の山間部で、話によるとよく熊も出るのだとか。。。
冬場は雪も深く、家庭用除雪機が必需品の土地です。
畑が三反ついているので、講座で習ったことを忘れないうちに復習できそうです。
それにしても、私は寒いところが苦手で、
最初この地に来たときも”こんな雪の多いとこ、旦那の学校が終わったらとっとと出ていってやる〜〜〜”と息巻いていたのに、
家を買って永住することになるとは人生分からないものですね。
のんびりしたいいところですので、みなさまぜひ遊びに来てください。

(今後のビジョン)
まずは、畑。
前の持ち主は6年間有機栽培で畑を作っておられました。
曰く、「この地域では農薬や化学肥料を使うのが普通なので、有機でやることもなにかと大変でした。
まわりがそうである以上、自分の畑にも草を生やさない、草の種を周囲にまき散らさないような努力をしないと地域ではやっていけないかも」ということで、まずは、道路に面した人目に付く畑ではこの助言に従ったやりかたで・・・
そことは別に、山沿いに周囲を荒廃地に囲まれた畑があるので、
そちらでこっそり自然農ができないかなとたくらんでいます。

ニワトリ
前の持ち主がニワトリを飼っておられ、それも家と共に引き継ぐことになりました。
丸々太った白いのが、四羽。


山からのわき水が引いてあるので、主人はそれを利用して水力発電をやりたいみたいです。
そういうのを工夫して自分で作るのは彼のほうが上手だと思うので、お手並み拝見というところです。

(おわりに)
とまあ、こんな風に文章にしてしまうとなんだかこの先バラ色の田舎生活てな感じですが、
実のところ、今の気持ちをたとえると「今まで大金など全く縁のなかった一小市民が、どうしたことか宝くじで一億円当たってしまい、うれしさよりも一体どうしたらいいのかが分からずおたおたしている」状態でしょうか。
”いつかは・・・”と考えていた、でもそれはもっと先のことだと思っていたものが、

ぽろっと自分の手の中に転がり込んできたことに驚いていて、
これから住む土地の神様に”本当に私達でいいんですか?”とお伺いを立てたいような・・・。

そんな中、新しい暮らしを始めるにあたり、私自身がこうありたいと思う姿。
『手段を目的にしない』と『”〜ねばならない”と思わない』。
パーマカルチャーでもよく”多様性”について語られますが、
『ねばならない』に固執してしまうとそれ以外の可能性が見えなくなってしまう。
そして、答えが一つしかなかったら、それに自分を合わせていくのはとても苦しい。
でも今まではなにをするにも『ねばならない』は私の心の中で非常に大きなウエイトを占めていたように思います。
苦しくてもそれにこだわることが大切だと思ってきました。
でも『こうあるべき』とか『ねばならない』は自分が生きていく上での一つの道具であり、手段に過ぎないのですよね。
手段が目的のようになるのは、やっぱりなにか違う。

最近、私は何をしに生まれてきたんだろうとよく考えます。
人の驚く大きなことをするとか言うことではなく、私なりになにか目的があって生まれてきたのだろうと。
それがなにかまだ分からないですけど、
手段ばかり気にかけていたら、目的も見えなくなってしまうかもしれない。

きっと私が『ねばならない』に固執してきたのは、
多分自分の本質的なところに自信が持てなくて、
なにか心に確固たる規範を作ることによって自分自身のよりどころとしたかったのかもしれません。
でも、パーマカルチャーやってそういうのなんか疲れちゃった!
”ダメダメな自分”も”情けない自分”も”かっこわるい自分”も全部自分でカワイイカワイイ!
そう思えるまで、あと一歩かな。

そういうことに気付かせてくださった臼井さん、梅さん、稲子さん、小杉さん、シャロムヒュッテのみなさま、講師でいらしてくださったたくさんの方々、そして4期生のみなさま、ほんとうにありがとうございました。


                  東矢ひかる


わたしのビジョン

                   稲垣 香織        

パーマカルチャー塾に参加して、自分の手でもの・作物を作ったり、人との繋がりをつくっていくことの楽しさを知りました。パーマカルチャーの考え方、地球に対する配慮・人々に対する配慮・あまった時間やお金や物質をその目的に合わせて使う、ということにのっとった生活を行っていくことは、わたしたちの生活を豊かなものにしてくれると思います。

自分で実践できることをできるだけ行っていければと思います。 

具体的な取り組みとしては、

     ゴミを少なく。→ものを大事にする。買うものを吟味する。

     作物を育てる。→最近生ゴミを土に埋めている。、土壌の肥沃化にもごみ処理にもなり、一石二鳥です。その土で、小規模でも作物を育ててみたいと思います。

     保存食つくり。→梅酒や味噌類や漬物など、もともとちらっと行っていることですが、自分で作る喜びを知れるし、まわりの人にもお分けして、喜んでいただけるものなので、今後もレパートリーを増やしつつ、続けていきたい。

     セルフケアの知識を、人々にうまく使ってもらえるよう伝えていく。→仕事として、患者さんを待っているだけでなく、よいものを外に出て、自分から発信していければと思う。

     楽しんでできることをどんどんやる。→感化される人がでて、PCの考えが広まる。 

今期のPC塾の一大テーマは、建築実習でした。実際に泊まれるほどの家を作る。毎月の解散時、指導してくれる小杉さんは「みなさんこれを作ったからといって、家が自分のものになるわけでもないし、お金がもらえるわけでもないのに、時間と労力をかけながら生き生きと動いている姿にうたれる。」というようなことをおっしゃっていました。

事実、その通り、わたしたちはその時間が毎回、超高速スピードで過ぎ去るのを実感し続けたと思います。「終わり〜。」「お昼だよ〜。」そんな声がかかると「うそ!?」と一瞬頭が真っ白になるくらい、時間がたっている記憶がなく、少しでも進めようと手を休めずにいると、「後ちょっとが30分、一時間になるからダメ〜。」と、毎回お決まりのようなことばのやり取りがありました。

そんな風に没頭しながら、着実に進む工程がうれしかったです。

その時間を通じて、自分の手でものを作るということが、とても人間を充実させる、人間らしい取り組みなんだな、ということに気づけたように思います。

わたしたちは利便性を追及しここまできている社会の中にいます。利便性・分業化・細分化の結果、それぞれの分野がどんどん専門化してしまったことにより、自然の循環サイクルを作るのが難しくなっているということです。お金があればたやすく物質を手に入れられますが、もしかしたら何かとても楽しいことを手放してしまっているのかもしれません。

そのことに気づかせてくれた、ここでの時間をいとおしみつつ、感謝しつつ、できる範囲での手作りを楽しんでいけたらな、と思っています。


今後のビジョン      丸山 淳 

体の動くうちは生涯働いて暮らしていくために「新規就農して農業を仕事にする」という目標を持ち、就農準備校やグリーンツーリズムを学んだりしていた中でパーマカルチャーを知り、デザインコースを受講。

そこで「規格に合った農産物を作って売り、お金を得て生活する」ということ事体、以前の仕事をして生活するのと変わらないと感じはじめ、「農を生活の中に取り入れながら他のことで生計を立てて生活するには?」を考えつつ転々とした今年。

PC塾に通ったことで、地域に根ざしながらも様々な人が訪れ、繋がっていく循環型の暮らしを体験し、

自分も仕事のスタイルにこだわらず、地域に根ざしつつ「農」を中心に繋がれる暮らしを作りたいと思うように。

縁あって群馬県沼田市にて職を得たら、地元の人の紹介でパーマカルチャーを実践するのに最適?な立地の家も借りられた。

これを一人で楽しむには勿体無いので様々な人を巻き込みつつ、この地で循環型の暮らしをデザインしてみたい。

 パーマカルチャー的には、

家の周りにはスパイラルガーデン、アースオーブン、温室、雨水タンク。

畑にはチキントラクターやヤギ小屋。仕事場の農場にはコンポストトイレ。

などは当然のこと(笑)、家を貸してくれた大家の農地なども高齢のため耕作されなくなりつつある。

こうした田畑を人を様々な人とつながりながら徐々に復活させてみたい。

それと、沼田市の周辺には多様な農業をやっていて短期の仕事は沢山あるけど、住み込みで募集をしているところは少ない。

なので農業を体験してみたい人や将来農業を仕事にしたい人に、この家をシェアハウス的な感じで提供し、農業の仕事を体験してもらいながら楽しく暮らして行きたいです。 

そんな感じなので来年からはパーマカルチャーなアイテムを色々と作っていきます。

PC塾卒業生、循環型の農的暮らしに興味のある人のご参加お待ちしております(笑)


最初は単に暮らしに役立つ庭デザイン的なものをイメージしていましたが、

いえいえどうして、実に奥が深い深い。

今後の自身の取組みをどう考えるかですが、

1.)今まで以上に感謝していただく事。食事、物、人、事

2.)小さな生き物、虫達にももっともっと気を向ける事。

3.)受取るものから与えるものに

 

この基本路線3つをテーマに据えて日々の暮らしをしていきます。

決して頑張らず、楽しみながらできる事をひとつづつ。

そんな風に考えています。

そして一つ一つがつながっていること、生き方も、そこで起きている事も

そこにある物も含め統べてつながっている。

 それを常に心に留めて暮らして生きます。

 

 衝撃的だった「ラダック、懐かしい未来」との出会い、

持続可能な暮らしを目指す事がこれからの自分達に課せられた使命だと

するなら、決して気負わずにラダックに暮らす人々のように勇気と

自信をもっていつも笑顔で振る舞えるようなそんな生き方をしたい。

 そんな風に思った自分自信を大切にできるように。

まずはそこからかなぁっと思います。

 

 教えていただいた個々のノウハウも大切ですが、自分的にはやはりその

考え方、思想をこれからの自分の暮らしに取り入れていきたいと思います。

 そして少しづつでも自ら伝える人となってここで学んだ生き方を

広めていきます。                   by としやん


中村靖夫

約9ヶ月の間、このパーマカルチャー塾の講座を通して、私は「できるだけ手間ひまをかけて、シンプルにそして小さく、暮らして生きたい」という思いを抱きました。
自分が生きる為に必要なものを、身近な自然から、できるだけ自分の手・足・体を動かして得るということは、自分が自然の循環の中で生き、生かされているということを実感できる最良の方法の一つだと思います。
すぐにとはいきませんが、これからはそんな暮らしを目標に、百姓になるべく、少しずつしかし一歩一歩確実に進んでいきたいと思います。
そして、その体験を通じ、多くの人に永続的な農的暮らしのすばらしさを伝え、つながっていけたらなあと思います。
今の社会がもう少しいい方向に変わる一助になれれば・・・。
 


KENさん こんばんは。。。

先日は三日間お世話になりました。
ラーメンご馳走さまでした、親方!

ほんとうに延泊してよかった。楽しかったです。

なんだか今年のシャロム通いも一段落、と思うとちょっとさみしい気持ちにもなります。

PC塾では、予想以上のたくさんの気づきをいただきました。
シャロムを通して得ることができたたくさんのつながりを これからも大切にしていきたいです。


森の小舎の作業、ありがとうございました。

自分が中途で残してきた部分がとても気がかりでした。
利根川さんと、その他のスタッフの方々、桐さんにも感謝です。

最後まで残ってくれた橋本くんと佐々木君の顔が、HPの写真でとてもいきいき嬉しそうだったのが、印象的です。

あとは壁塗り。
みんなでワイワイできる作業をファイナルに残しておいてくださったのでしょうか。
すご〜く愉しみです。 そして私もロフトで昼寝をしたい・・・!

また今週末お世話になります。

ビジョンのファイルを添付させていただきました。
お手すきの際、アップお願いいたします。

それではまた。
お身体ご自愛ください。                 落合淳子。

 

☆ 私のビジョン                                       安曇野PC塾 落合淳子

1、 暮らしと仕事を繋げる 〜自分の中での循環

・好きなことを仕事に・・・料理、いろんなひとの話を聴く、お茶を飲む、お菓子づくり →カフェ

・ビジョンを仕事に反映・・・自分の食べたいモノ、飲みたいモノ、買いたいモノ、読みたいモノ、伝えたいコトをお店に置く。できることは自分の手で(家具、内装、看板など)身に着けたいもの、食べたいものを居心地のいい空間で。自分のペースを守って働く。手作りにこだわる。

・自分で育てたものを食卓に・・・援農や自分の畑(或いはベランダ)でとれた作物を調理する

→ → →  これらをまわりの人たちとシェアしたい。 そしてゆくゆくは、家族と田舎で自給自足をしたい・・・

2、 地球への配慮

・使用する洗剤を選ぶ・・・重曹水の使用  掃除、洗濯、手洗いなどに

・廃物利用・・・閉店した近所の店の床板を再利用。建替える実家の廃物を利用

・生ゴミ利用・・・米ぬかで堆肥に →近くの農家や自分のベランダへ

・ゴミを減らす・・・ストロー、割り箸は置かない。楊枝、紙ナプキンやラッピング、生ゴミ、不燃ゴミも最小限に

・生産者、業者を選ぶ・・・食材、建材を地元や縁のある信念もってモノを生産、販売しているひとから仕入れる

3、 ひとへの配慮

・つながり、コミュニケーション大切にする・・・家族、友人と→ PC的暮らしのシェア。

    一緒に働く人と→ 働きやすい環境を整える。

地域と→ 地域通貨参加、援農、地元行事への参加、店をスペースとして

開放、イベント、情報の共有など

お客様と→ 老若男女が集える地元のオーガニックカフェに・・・なったらいいなっ・・・

・ひとりよがりにならないよう・・・・・自分のことを優先し過ぎたり、逆に後回しにし過ぎたり、

狭い世界に閉じこもったりしないよう気をつけよ〜

4、 資源の共有

・廃油の再利用   ・堆肥をほしい人に分ける   ・・・まだありそうですが。。。

☆ 長〜いあとがき

学生時代、縁あって訪れた山の中、ネイティブアメリカンの教えをふんだんに取り入れた、電気もガスも水道もない、とてもプリミティブな環境のサマーキャンプで3ヶ月ほど働いたことがあります。
とはいえ、英語もアウトドア技術も???で、こどもとキャッキャと遊ぶ、キャンプカウンセラーというより、かなりかなりキャンパーよりの、のんきなお姉さんでした。
いつでもどこにいても、遠く雪を被った高い山に見守られているその場所で、毎朝同じ時間に目覚め、火を起こし、みんなで朝食を作る。
薪を割り、湧き水を飲み、湖で泳いだり、昼寝をしたり、ものづくりをしたり、トレッキングに出かけたり。夜はお茶を飲みながら焚き火を囲み、昔話に耳を傾け、その日のこと、世界のこと、自分のことをのんびり語り合う。
そして毎晩テントも張らず満天の星の下、寝袋の中で安らかに眠りにつく。
結構たいへんなこともあったのですが、今でもその日々は自分にとって宝物で、最高の夏休みのひとつです。様々な関係の中で、いつも誰かと大いなる自然に教えられ、支えられ、地球の上で暮らしていることを身体ごと実感する日々でした。
その後、様々なシーンでその時の体験は、思い出す度助けられる、いつか戻りたい、でも、なかなか叶えることはできない遠い夢として、いつも胸のどこかにひっそりと横たわっていました。

去年初めてシャロムを訪れ、私は大きな衝撃を受けました。ひと夏のドリームとしてぼんやり懐かしく思い描いていた暮らしが、ビジョンとして存在し、日々実践されていたからです。しかも現代日本の社会の中で。
東京で、消費を控え、なるべくグリーンコンシューマーであろうとしつつも、ただ受身でエコな暮らしを細々と続けるのに、楽しさや未来を見出せずにいたところでした。
そんな中で出会った、まず足元の暮らしを自らデザインしていく、そしてひとと楽しく繋がっていく、というパーマカルチャーの発想に、大きな希望を持つことができました。
そして何より、自分の生まれ育った土地や国の、昔ながらの智慧を継承していく、という考え方がとても心強く、安心感があり、すごく嬉しいかんじがします。

「地球への配慮」「ひとへの配慮」「資源の共有」。今までは気づかなかったアイディアがたくさん見つかりました。
美しい理想を語るのは気持ちよく簡単だけど、じゃぁ実際の、今の自分の暮らしはどうなのかな? かといって、自分を追い詰めるように頭でっかちにやっていたのでは、愉しくないし続かない、ましてや人には伝わっていかないし。
   そんなこんなで、今年もたくさんのひとの中で教えられ、考えたり、立ち止まったり、また進んだり、と、記憶に残るであろう一年になりました。
究極を求めて、いきなりすべて遮断し今の暮らしを投げ出すことではない。
循環していく暮らしというのは、エネルギーや環境の問題だけでない、人間関係を含めた、つながりを大切にすること、巡っていくこと、意志を持って自ら転換していくことなのだな〜と、季節を経て、体験的に、しみじみ感じることができました。

今後も自分なりのバランスをとりつつ、心地よく、実践していきたいな〜と思っています。 みなさま、ありがとうございました。

じゅんじゅん


今回は、4期生だけで集まる最後のきかいで、参加者も、残念なが全員とまではいかなかったものの、大半の人が顔を合わすことができ、そのうちの10人が延泊する事もできもうすぐ終わってしまう事を感じつつ、みんなと過ごせる貴重な時間を充実させる事ができました。この出会いが、これからの新たなかかわりに繋がっていくこともしっかり感じました。
 
延泊組みは、このあとホリデー湯に行き、男風呂では、健さんを交えて露天で熱く「森の小舎」やパーマカルチャーについて裸で語ったそうです。それに比べて私たちは、「今晩の夕飯はどこ行くんだろうねー」などと語っていたような・・・
ご飯を食べて、「裏地球交響曲」見て(半分以上寝ていた・・・すごく楽しみだったのに・・・)夜更けまでまた語り合いました。

11月27日

次の朝は、『シャロムツアー』再びでしたが、私以外のみんなは昨日にも増してとっても上手な説明でした。
私は・・・また来年補講の楽しみに取っておきます?
心配していた雨もたいしたこともなく、朝ご飯の後は「森の小舎」の続きに取り掛かりました。みんなの絶対完成させたいという気持ちがとっても伝わりました。何かを作り出すときのパワーそれにかかわっている人たちのパワー、いろんなパワーがいい方向に働いてみんなの生命力までパワーアップしているように感じました。やっぱすごいなPC塾。
 
 
                                                  レポート:藤井友恵

連泊組のがんばりで作業が進みました。

窓枠 屋根 外壁みんなで頑張りました。完成にまた1歩近づきました。

 

今日のお昼はラーメンライス

ドアまで取りかかりました。 ちょっと暗くなり作業は中止 次回に持ち越しです。
屋根は7割 壁は片面の破風側を残すのみ 皆さんお疲れ様でした。

11月28日

シャロムスタッフが屋根に登り屋根板張りほぼ完成 天窓周りのみになりました。
天窓周りの板金ができればもう少しです。 5センチ×15センチのL型の板金と天窓押さえように5センチ×5センチのL型をお願いしました。板金代3000円でした。

11月29日

窓枠のガラス入れ 3分角材くらいの板を作り内部に打ち付けガラスを入れて角材で固定
蝶番取り付け  蝶番部分を彫り込みビスで留めます。
ストーブの煙突を取り付け  破風側壁にめがね石を取り付けるために木枠を作り切り込みを入れて固定します。時計ストーブ(4000円)をおいて煙突を固定します。ストーブ 煙突 ステーで18000円くらいでした。

 

11月30日

窓取り付け 悪戦苦闘して窓の取り付けが終わりました。戸当たりを打ち付けて完成です。
屋根は天窓の水切りを張って板張りが完了。

12月1日

窓の戸当たり 見切りうち ドア取り付け オートドアー 取手取り付け。 

 

12月2日

外部の腰板  ラス板があまっていたので外部の腰板を張ることにしました。下部は塗り壁よりも板材の方が雨にいいだろうという判断もあります。隙間を空けて 板を張り 上部に板を重ね張り 見切りを打って完成
2階カーペット張り 二階には50センチ角のカーペットを張りました。1枚450円 21枚を張り終えました。
網戸取り付け 外部に網戸を張って板で押さえてできあがり。これで夏でも虫に悩ませられなくてすみます。

  

1時ころに桐さんが作業をすべくてやってきてくれましたが ほぼ完了していたので安心して畑の片づけに出かけていきました。桐さん有り難うございます。

12月3日

朝1面の雪景色です。暖かいとわいえ冬なのです。階段作り 踏み板作り

二階吹き抜け部分が危なそうなので床を張ることにしました。これで子供たちでも安心です。
空間が広くなってよくなりました。ランプがつけられいい感じです。

外部破風が気になっていたので破風を取り付けました。桐さん有り難うございます。

壁のみを残すだけとなった森の小舎 最後まで手伝ってくれた体験の2人  お疲れ様 ありがとう


材料代拾い出してみました。 1.5間×1.5間 2.25坪  211819円/2.25坪
    →坪単価94142円
 
基礎工事  

計 6010円

木杭   650円
水貫   2860円
型枠   既存
アンカーボルト   1000円
石灰 3体 1500円
木工事   計126155円
土台米松 3000 105 4個   9520円
梁      3000 105 3個   7140円
        4000 105 3個   9525円
2階 梁   3000 105 1個 270   6740円
        4000 105 1個   6350円
棟木     4500 105 210 1個   7750円
ツーバイ材   10000円
羽子板 釘 スクリュー釘   3000円
ラス板  10/20 2310円 17600円
胴縁 11/27   1352円
ガラ板6坪  11/27   26460円
裏板8坪  10/10   10800円
胴縁  10/10   2500円
ルーフィング   1000円
ステップル   500円
釘4kg  9/17   698円
合板  9/17   5920円
屋根工事   計30960円
屋根ガラ板   26460円
天窓板金 5×15センチ×160センチ   3000円
唐草   1500円
建具   計17740円
ガラス ペアーガラスは廃材利用無料   3000円
窓枠 ツーバイ利用   5000円
蝶番   3980円
ドアマン   4000円
枠押さえ   780円
ローラーキャッチャー   980円
ストーブ類   計25494円
ストーブ   4200円
煙突直筒105 6個   5040円
煙突エビ曲  5個   2625円
煙突 H笠   1365円
受け足   4900円
めがね石   2364円
カーペット   計5460円
カーペット12/2   5460円
合計   合計211819円

としやんです。

 レポートお疲れさまでした。

森の家、外壁以外の完成!、お疲れ様でした。

 写真を見ていると早く実物に会いたい気持ちが膨らんできます。ストーブでぬくぬくしながらあそこで時を過ごしたいです。(笑)

 材料代めっちゃ安いですね。あの金額でできてしまうんだなぁっとびっくりです。

 普通に家を建てる時の坪単価で考えると40万円/坪でも安いほうなので、それから考えても驚異の金額ですね。

 家づくりは一人で全部を担当しきれないので、自分が関わった以外の所がどんな工夫がされていたのか、どんな大変さが
あったの図り知れませんが、それぞれの作業ひとつひとつが完成につながっているんだなぁっと思うと改めて感無量です。

 個人的には自分が関わったところで屋根の木材を黙々と切ってくれたうっちーに感謝しております。ありがとう。

 きっとそれぞれがそれぞれに関わって、助けられて生かされて一つの物が出来ている、まるで自然界と同じ、家づくりは真にその体験学習だったのかもしれませんね。

 長いと思っていたシャロムの塾通いも今週末でファイナルかと思うとホント何だかやるせないような気にもなりますが、最終回もたっぷり楽しみたいと思います。

ではまた。

ストーブをたいて周りで語り ロフトでお昼寝をしました。何時までもいたい感じです。天窓は磨りガラスでした。外の景色が見れないのが残念です。  ケン
 

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