8月4日 晴れ 夕方雷雨 28度

午前中熱い日差しの中で人体交響劇の発表が有りました。全てが主人公の人体交響劇は地元の渡辺パーティーにより宮沢賢治のオッペルと象を体を使っての表現です。3歳の子から中学生までの出演に大きな拍手がわいていました。

 

4時間遅れでソラーステージが始まりました。最初は地元のチャーリー宮本と風の行者のグループです。途中から雷雨となりましたが いのちの祭りのステージもオープニングです。

虹の村の報告です。

ピースドームにはタカボッチから運ばれた平和の灯がともり藤堂さんによる瞑想とサーマヴェーダ吟唱が行われました。

キッズエリアでは子供達が集まり風車を作ったり 木のおもちゃ 積み木で遊んだり笑い声が絶えませんでした。

  

広島の灯の分灯式 

心の中に灯を灯そう

4日午前中、山田バウさんからの広島の灯の分灯式がピースドームで執り行われました。「恨みの灯から平和の灯、そして今、祈りの灯へ。その次は、行動を伴った宣言の灯にしていきましょう。今日は実際に分灯しましたが、一番大切なことは、一人一人の心の中に灯が灯されることです。そこから始めていきましょう」。そう、大切なことは心の中の灯です。雨が降っても消えることがない、心の中の灯。スタートは、「私」からです。

元気村のバウさんが原爆の火を心と名付けて祈りの火として全国に歩いて分灯していますが その火をピースドーム迄運んでいただきました。 

 

午後からはレインボードームでチュイチュイのバイオリンミニコンサートが行われ いのちのフォーラム 平和と人権のシンポジュームが行われました。

いのちのフォーラム「平和と人権」
4日2時過ぎから、シンポドームにて「平和と人権」と題した、いのちのフォーラムが開催されました。無実の罪で拘留された経験をもつ安田好弘弁護士、人権110
番を主宰する千代丸健二さん、精神障害者のグループワークを立ちあげられた東谷幸政さん、アマンの会主宰で、野宿生活者の支援活動をされている山田征さんからのお話の後、質疑応答が行われました。スタンスも方法も様々な4人のパネラーの方々ですが、その共通項は、「他人のことを、自分のことと同じように感じている」という点です。すべての命のつながりを、地球規模で感じることが求められてきています。「日本の日常生活の贅沢さが、海外の貧しい国々に大きな影響を及ぼしていることに気づきたいですね。野宿生活者の方々と接することで、豊かさの意味を考え直すことができて、私は本当に感謝しています。本当に必要なものって、何なんでしょう。多くのしがらみから離れて、自由に力強く生きている彼らの姿は、今の日本人が失ってしまった大切なことを見せてくれているような気がしています。いろんな問題がありますが、まずは、今から、日常生活の中で自分のできることを実行していきましょう。自分の生活を自分で選択しましょう」。山田さんの最後の言葉が、静かに響いていました。

 

 

虹の村 から(近藤直子記)

 祭りは今、現在の世界の縮図だと思いませんか。様々な人々が、各々のやり方で自分自身と対面しています。それが、とってもおもしろい。メイン会場から清流を隔てて2km離れた虹の村もそうです。ただ、虹の村はメイン会場よりも規模が小さく、ゆったりと静かに時間が流れているので、いろんなことにじっくりと取り組むことができます。一人一人の行動が、確実に全体に影響を与えていることを如実に感じることができます。スピーカーズドーム、ピースドーム、地域通貨専門ブース、アマウツシシップ、キッズドーム、レインボードーム、ビッグマウンテンティピ、瞑想ティピ、ヒーリングテント、霊界ティピ…、様々に生まれ出てきた小さく静かな舞台。どうぞ、この虹の村という世界に足を運んで、本当のあなた自身を出して下さい。そして、その流れがどのようにつながっていくか、あなた自身の心と身体で感じて下さい…。

スウェットロッジ 

本当の自分を出すことで生まれ変わる

4日朝、ウォーク参加者を中心として、スー族のスウェットロッジの儀式が執り行われました。静けさの中、母なる地球の子宮を象徴するロッジに入るための心構えが淡々と語られていきます。母なる地球の子供として再び子宮に入り、その中で焼けた石に打たれた水の熱い水蒸気を心身に受ける。激しい熱さは、生まれ変わりの傷み、今までの自分自身をすべて出しきることの苦しさも伴います。「オーミタークヤ(関わりのあるすべてのもの)」という声と共に、自己と非自己という分断を超えてひとつの世界に足を踏み出した参加者達。熱い水蒸気を4回発生させ、中は息もできないほどの熱さ。「自然と泣けてきた」「近しい人の影が見えて大切なことを思い出させてくれた」「自分の唄が出てきた」「本当に、本当に、良かった」。熱いロッジの中から再び出てきた参加者達の言葉は様々ですが、その生き生きとした表情はひとつのつながりを感じさせてくれるものでした。虹の村では8日もスウェットロッジが行われる予定です(希望者は、早めに残席を確認してください)。

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