2004年9月

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9月30日(木)晴れ
台風一過の翌日、あけびの実を捜しに出かけました。先日は森の中で実を見つけることができ、みんなで分けて味わいましたが、今日は、違う場所へ行きました。
気持ちの良い空の下「台風が雲を食べちゃったのかなあ」とSちゃん、かかしになったTちゃん、それを真似たOちゃん、そんなふうにして歩いて行きました。残念ながら、時期が遅く、中身は空っぽでしたが、あけびの器も子ども達には魅力的なもので、おみやげにしました。
帰りに畑仕事をしていた方から、おろぬきの野沢菜や青梗菜を頂き、お母さん達へのおみやげにすることもできました。
森の子の周辺は今、くるみ、栗、どんぐりがたくさん落ちています。栗は焚き火で焼いて、みんなのおやつです。どんぐりを転がしてあそんでいるうちに、Oちゃんがハイパーホッケーを思いついて、始めました。
森の恵みのおかげで楽しく過ごせます。

9月28日(火)晴れ

今日は中秋の名月、十五夜です。残念ながら、夜みんなで集まることはできませんが、お団子を作って、ススキと一緒におうちへ持ち帰ることにしました。

9月22日(水)雨後曇り

 
 みんなで拾った栗を焚き火で焼いて食べました。切込みを入れて焼いたのに、時々ぼんっと栗がはじけました。焼けた栗は、天津甘栗のようにぽこっと皮が剥け、甘くて香ばしく、なくなるまで、ずっとその場から離れない子ども達でした。
 雨上がり、畑に種まきをしました。畑の先生のMちゃんのお父さんがまき方を教えてくれました。お父さんがやって見せてくれたようにDちゃんとSちゃんが種まきをしました。大人がMちゃんのお父さんからいろいろ教えてもらっている間に、子ども達はあそびながら道を先へと進めていました。自然農法の話を聞いていたのですが、これは、自然保育だと笑っていた大人達でした。

9月21日(火)晴れ

 強い風が吹く1日で、栗もたくさん落ちました。
 今日はYちゃんのお誕生日、みんなでお祝いをしました。朝、花冠にする花をみんなで摘みに行きました。マーガッレトを小さくしたような可憐な白い花で作りました。そして、ミズヒキの濃いピンクの花で巻きました。
 花冠が出来上がると、しばらくもみの木のところであそびました。Yちゃんもぶら下がって、登りました。いつの間にか腕の力が強くなり、自分の体をもちあげられるようになったんだなあとYちゃんの成長した姿を感じました。
 そして、お昼にパーティーをしました。Yちゃんが生まれた頃のお話にみんなが耳を傾けました。Yちゃんのお母さんもYちゃんを生んでよかった、生まれてきてくれてありがとうとメッセージをくれました。
 Yちゃんのお母さんが作ってくれたごちそうもいただきました。メニューはシチュー、ホットドッグ、デザートのプリンでした。森の子の子ども達の人数以上のごちそうに、作ってくれたお母さんのYちゃんの誕生日をたくさんの人に感謝する気持ちが表れていたように感じました。ひとつひとつどれもおいしくみんなを喜ばせてくれました。
 愛情いっぱいもらって、Yちゃんは大きくなるんだろうな。
 おめでとう。

 

9月17日(金)

 

朝から、雨がパラついたりやんだりのお天気。今日の日記は木工。クランプに板をはさんで、鋸でセッセセッセ、ギコギコと板を切ります。女の子達は、のこくずも見落とさず、かき集めておままごとに再利用していました。MAくんはびっくりするくらい太い板を切るのに挑戦していました。APの板が切れた時の得意げな顔が印象的でした。ドライバーでねじをつける子供達、板切れを組み合わせる子供達、どんぐりにペインティングする子供達。ひとしきり、木工をたのしんだあと、雨もあがったので、おさんぽに。先生がみんなに小さいコーヒーフィルターを配って下さり、これに摘んだお花や草をはさむと手軽に押し花が出来ることを教えて下さいました。子供たちはノコンギク、ハナタデ、ゲンノショウコなどの秋の花を摘んで、はさんでいました。今日は松本の音楽文化センターのフリーマーケットがあり、のんちゃんや須藤さん達、手仕事の会のお母さん達が一生けんめい作った作品を売ってきてくれました。皆さんごくろうさま!!(江藤)

 

9月18日(土)各小学校運動会開催日・・年長児はたひろいに参加

 

年長児は「はたひろい」に出場するため、それぞれ来春から通う小学校の運動会へ。穂高北小はMOちゃん、Dちゃん、Yちゃん、穂高南小はTちゃん、穂高西小はAちゃん、RIちゃん、Sちゃん、豊科南小はMD(O)ちゃんです。依田先生は原付で各小学校をまわって下さいました。大変だったと思います。ありがとうございました。子供たちは、やっぱり先生が来て下さると本当に嬉しそうでした。西小組の様子は・・・というと、まわりの喧騒にあっけにとられていたみたいで、3人でお喋りもせず、ボーっと来入児の団体の中におりました。でも、はたひろいが始まると、それなりに他の子と同様に走っていました。(Sちゃんは5本もはたをGET。ちょっとちがうんだけど・・・まあいいか・・・)(江藤)

 

9月17日(金)曇り
 久し振りに木工をした子ども達でした。のこぎりで切ったり、ネジを回したり、ただそのことが楽しいんですよね。

9月16日(木)晴れ
 
 この頃、土を掘ったり、山やトンネルを作ったり、数人が同じイメージを持ってひとつのあそびに取り組んでいます。
 土を掘っていたら、せみの子君が出てきました。「ここは、掘らないことにしよう。」とOちゃん。「来年の春に、また、出てくるね。」とそれが春ゼミの子だと知っているSちゃん。そして、また、土掘り、山作りが再開されました。

朝から、リスさんの姿をたくさん見かけました。コリコリコリコリというくるみをかじる音が頭上からしたいました。今日の超人気遊びは穴掘り。シャベルでエッサのホイサとでっかーい穴を掘り、その横に掘った土で、ペタペタとでっかーい山を作ってました。「浅間山だよ。」とROちゃん。深く深くほっていたら、Dちゃんの「セミの子だ!」という声。「セミさんのおうちにおじゃましちゃったんだね。」と言うと、「ゴメンネ」といって土をかぶせる優しい子どもたちです。今日はカレーも作りました。小さいYMちゃん、MYちゃんも包丁を持って切ってくれました。また北山早苗さんが県の方を4人ご案内して来てくださり、視察して下さいました。何らかの補助が頂けて、「森の子」の運営も安定するといいなあ、と思います。(江藤)

9月15日(水)
こういう日にお当番に当たると、ラッキーと思っちゃいます。朝からぴかぴかの上々のお天気。今日も先生はお休み。しばらく遊んでから、朝の会をしようと思って、「朝の会をしますよー」と呼んでも、オバチャンのいうことは、全くきいてくれません。それでもしつこく「朝の会だよー」と呼びまくっていたら、MAくんが「Mくんが先生になる」と言ってくれ、YちゃんとSちゃんも「先生やる!」と言って加わり、他の子どもたちを集めに行ってくれたのです。オバチャンでは全く無視されたのに、M先生、S先生、Y先生の言うことは、よく聞く子どもたちです。そして、でーーっかい声で「世界中の子どもたち」と「はじめの一歩」を歌ってくれました。”先生方”は順々にみんなの名前を呼んでくれ、ステキな朝の会でした。朝の会のあとは、いよいよバウムクーヘン作りです。なんと40個もたまごを使うのです。卵割りは大人気で、行列が出来るほど。黄身と白身に分け、白身はメレンゲにします。泡立ても大人気。MD(O)ちゃん、Yちゃん、RIちゃん、AYちゃんたちが交替でシャカシャカとやってくれました。その間APたちがバター、砂糖、黄身をまぜまぜこねこね。タネが出来たらいよいよ焼きます。太田さんと須藤さんが竹の両端を持ってぐるぐるまわし、焼けたら次のタネを朋子さんがかける、このくり返し。三人の根気と努力の結晶のバウムクーヘン。切ったときに、本当に切り株模様がついていて、「やった!!」という気持ちでした。残ったタネはダッチオーブンに流し込みました。これも焼きあがったときは鍋にふっくらとケーキが出来上がり、「ぐりとぐら」を思い出しました。「森の子」にいつもとは違う、リッチな香りが漂った一日でした。(江藤)

 

9月14日(火)
朝から雨。今日、明日は先生は東京で研修の日。朋子さんが葉っぱのスタンプの用意をしてくれていました。ポスターカラーを葉っぱの裏側につけてぺったんこと、画用紙にうつしとります。なかなかステキな模様が出来上がりました。お昼ごろ雨が上がったので、畑に野菜を取りに行きました。途中でGちゃんが「畑に行きたくないっ」と言って涙ぐむし、Hちゃんは「ママに会いたいのー」と言って泣くし・・・。こういうお天気の日は、子どももブルーなのかも・・・。畑への道々、朋子さんにススキで作る傘を教えてもらいました。メヒシバでも出来ますよ。この傘をあげたら、泣いてた子たちも少しご機嫌直していました。(江藤)

 

9月13日(月)晴れ
 にじみ絵の後、ゆっくり森の子の庭であそびました。子供同士でよくあそんでいたので、今日のお散歩は中止をしました。
 色水やさん、穴掘り、山作り、缶ぽっくり、だるまさんがころんだ・・・あっという間の1日でした。

2004 9 17

〜さわやか早苗日記300
 http://sanae.islandvoice.net/
 

 昨日は穂高町で野外保育を行っている「森の子」を、県職員が訪問した。市民活動支援がしたいと任期付で職員に採用された方と、県教育委員会子ども支援室の方々だ。「自然の中で、本当に生きる力をつけて育ってほしい」という願いで始まった森の子は、公立の保育園や幼稚園の隙間を埋め、時代が必要としている保育を、市民が実践している。
 私が保育支援の現状を知る為に子ども支援室に行った数日後、「これからの新しい保育や市民活動への支援施策を考える上で、参考にしたい」と県職員から訪問の申し込みがあった。森の子の存在を知り、すぐに見てみたいとやって来た県職員のやる気に、森の子の保護者の皆さんは驚いていた。
 以前だったら、市民の小さな活動に、県職員の方々がすぐに目を向けてくれるようなことがあっただろうか?田中知事になったからこそ、そうなったのだ。
 森の子の感想を求められた県職員が「ここはゆったり時間が流れていく」と答えたことが印象的だった。それは、特に今の時代、子どもにとっても大人にとって必要なこと。ゆったりとした時間の中で過ごす子どもたちを見て、大人の心も癒され、本当に大事なものは何かを再発見する

 

9月10日(金)曇り時々雨
 森のパン屋さんにおやつを買いに出かけました。途中、緑色のどんぐりがたくさん落ちていると、みんな拾い出しました。 森の子に戻ってくるとDちゃんがどんぐりをまいていました。訳を訊くと「どんぐりの木がいっぱい生えるでしょう。」と答えました。yoda
 

今日は週末で、小さい子達は疲れが出ていると言うことで、まつぼっくりさん(年長)、くるみさん(年中)が森のパンやさんにお買い物に行き、その間どんぐりさん(年少)は「森の子」でお留守番ということになりました。と言うわけで、お当番の私はNOちゃん、NGちゃん、Hちゃん、APの年少組みGくんの五人と一緒に「森の子」に残りました。こんな事は初めてで、しかもちっちゃい子達はどの組み合わせでもけんかが起きそう、いっぺんに泣き出したらどうしよう、と不安でどきどきしながら、依田さんと大きい子達に「いってらっしゃーい。」と言ったのでした。内心「依田さん、早く帰ってきて。」と思っていましたが・・・。その日は太田さんのお友達の保育士の方が見学に来られ、「本当にいいところですねえ。知っていたら自分の子どもも通わせたかった。」とおっしゃって、一緒に残ってくれていたので、少し安心。でも心配することもなくいつもの慣れたフィールドで子供たちはターザンロープをしたり、焚き火をしたりして遊んでいました。最後のほうはやっぱりけんかが始まって、泣けてしまう子もいましたが、焚き火で焼いていた栗をひとつ食べたら涙もひっこんで私も一安心。それから森に落ちている栗の実拾いをみなで夢中でしていると、森の中から子供達の声。「帰ってきたあ!おかえりなさーい!」と皆走っていきました。2時間弱のお留守番。おみやげは森のパンやさんのおいしいパンでした。(辰口)

9月9日曇り

久しぶりにホームゲレンデに子供達が帰ってきました。県会議員の北山さんが森の子の活動を体験してくれました。園舎がなければ保育園としては認められないことなどをお話ししてくださりました。長野県はこの隙間を埋めなくてはいけないことを県会で伝えてもらえそうです。午前中いっぱい森の子の子供達と一緒に過ごしてくれました。

2004 9 9 日県会議員 北山早苗さんのページより http://sanae.islandvoice.net/

野外保育「森の子」で過ごす。
〜さわやか早苗日記295

 今日は、穂高町で野外保育を行っている「森の子」で半日過ごさせてもらった。朝、8時半頃から35歳児の子ども17人が集まって来て、先生と当番のお母さんと一緒に、森の中でのびやかに過ごす一日が始まった。
 木曜日は野外調理の日、包丁で野菜を切る子、煮炊き用にたき火に木をくべる子。強制はしないので、おままごと遊びや、木の実拾いに夢中の子もいる。中には、当番のお母さんが連れて来た赤ちゃんが大好きで、ずっとつきまとっている?男の子もいるが、赤ちゃんが泣き出さないよう加減をわきまえて遊んでいる。
 11時頃になると、先生の回りに集まって、木の実の観察をしたり、お話を聞いたり歌ったりした後、森の中にお散歩に出かけた。木登りしたり、アケビの実が台風の風で落ちていないか見たりしながら、それぞれの子が、ドングリや松ぼっくりを拾い、あるいは水たまりで遊び、ゆっくりお散歩を楽しんだ。
 12時にホームゲレンデに戻ってくると、カレーが美味しそうに煮えていた。お昼は、お弁当が週2日。あとはご飯だけ家から持ってきて、お母さんが交代でおかずを作ってくるのが2日(当番は月1回ほど)、野外調理のおかずの日が1日とのこと。

 先生のことを子ども達は「けいこさん」と呼ぶ。けいこさんは、私が『自由保育所と公的援助』のことを書いた6日の日記を読んでくれていて、「保育所と書いてありましたが、ここは園舎がないので‥‥」と話された。私は「無認可保育所、又は、国では認可外保育所と言っている言い方は良くないと、最近長野県では自由保育所と言うようになりました。なので日記にそう書いてしまったのですが」と説明した。ここの園舎は森だ。建物でないから援助の条件を満たしていないというのは、やはりおかしい。
 援助対象としてもう一つの満たすべき国基準の条件、『3、4、5歳児とクラスに分け、3歳児20人以下に1人、45歳児各30人以下に1人の担任をつける』について、けいこさんは「35歳児15人で一緒に過ごすのが一番良いということが、3年やっていてわかった」と言い、「現場を知らない人が言っている条件だと思う」と話した。

 森の子広報担当のお母さんとも話をした。先日、保育士から大学教授までが集まって子どもの教育について考えるサークルが、東京から森の子の見学に来て大変感激して帰っていったそうだ。しかし、中学の先生は小学校の教育が大事と言い、小学校の先生は幼児期の教育で決まると言っているのを聞き、「みな誰かのせいにしている」と感じたそうだ。「まず、自分の出来ることからやってみるべきだ」と話すお母さん、本当にその通りだ。森の子の手づくりのホームページは下からどうぞ。

9月5日 雨

今日はお父さんデーです。沢山のお父さんが集まりました。浅間山が噴火しましたが酢と石鹸重曹で浅間山が噴火する様子を再現 赤いマグマが吹き出てきて子供達はビックリでした。
朝の会をして緒に名前を呼んだ後 お好み焼き作りです。子供達とお父さんが共同でお好み焼きを作ります。お母さんに変わってお父さんが包丁を握り野菜を切っていきます。長芋や糸こんにゃくも入って大阪風お好み焼きができました。野菜をを用意してくれた敬子先生 子供達 お父さん有り難うございました。楽しい1日でした。usui