本文中に書かれている まつぼっくりさん くるみさん どんぐりさん はそれぞれ年長、年中、年少クラスを意味します。
3月3日(金)はれのちくもり


 ぽかぽかといい日和で春がすぐそこまで来ているようです。ここのところの陽気で雪も だいぶん融けて来ているようですが、今年は例年になくまだまだ雪に覆われています。今 日から森の子に集合です。朝の会のあとレストランに行っておもちゃを片付けたり、名前 のシールをはがしたりしました。お引越しのお手伝いに来て下さったはーちゃんのお母さ んが椅子のカバーを外して下さっていたのでそれも手伝いました。お引越しは徐々にやる ことにしたので今日は濡らし絵の道具を運びました。てきぱきとみんんが何かしらの仕事 をしている姿を見てえみこ先生が「こういうところが森の子は凄いと思う」とおっしゃっ ていました。大きい子は重たいものを協力して、小さい子は小さいものを分担して運びま した。
 午後はジェットコースターでゆっくり遊ぶつもりだったのですが気温がかなり高かった せいか雪がべちょべちょに融けてしまい、スキーウエアーはもちろん中の服までびしょび しょになった子達が多かったので早々に森の子に戻っておきがえをしました。これからし ばらくお母さんがたお洗濯がいっそう大変になりますね。お察しいたします。
 お帰りの会の前にみんなで『芽』を探しにいきました。赤い芽、黒っぽい芽、大きい目、 小さい芽、色んな芽を子どもたちは発見しました。木によって芽も様々なのですね。



3月4日(火)くもり


 おうどん作りをしました。今日の給食当番さんはくるみさんの女の子です。さすが、も うすぐまつぼっくりさんの女の子たちです。手際よく野菜を切ってくれました。
 林の中ではお菓子屋さんごっこが盛んでした。ツリーハウスでは雪かきと言うか氷かき をしました。ちゃっくんとゆうちゃんとサキちゃんがスコップで頑張って氷を砕いてくれ ました。でもハウスの陰になっているところはガチガチでスコップも歯が立ちません。雪 が積もったらすぐに雪かきをしないといけなかったなあと反省です。
 お昼はちょっと寒かったけど暖かいおうどんを食べてちょっぴり暖かくなりました。子 どもたちの食欲はやっぱり凄くてうどん20玉すっかり平らげてしまいました。(しかも 足らないくらい)



3月5日(水)はれ


 りくちゃんのお母さんがお母さん先生として入って下さいました。鳥を探しながらお散 歩しました。耳を澄ますと木の高いところから色々な小鳥の声が聞こえてきます。りくち ゃんのお母さんはすぐに鳥の姿を見つけることが出来るのですが素人にはやはり難しいも のです。
 途中うりはだかえでの種がたくさんついている木があったのでまつぼっくりの男の子達 が揺すってくれたのですがあんまりたくさんプロペラのように落ちては来なくて残念でし た。
 南側の畑の道にでたら雪はもう無いかと思いきやまだまだたっぷりの雪が一面に広がっ ていました。道沿いにやっと雪のない一角を見つけ、そこでお弁当にしました。ちょうど お日様がさして来てぽかぽかとみんなを温めてくれます。3月ともなるとお日様の力はグ ンと強くなって来ているように感じます。お弁当のあとは栗の木に登ったり、雪合戦をし たり楽しめました。



3月6日(木)はれ


 卒業式のアーチに使う蔓を取りに出掛けました。ジェットコースターに行く途中の藤の 蔓のある林の中で、ちょっと太めの蔓と装飾用の細めの蔓を見つけて取ってきました。今 年はこの素朴なアーチをまつぼっくりや樅の葉などで飾ってお母さんがたのどなたかに手 でもってもらって卒園児がここをくぐるという風にしたいと思います。
 それから卒園式の練習をしました。卒園式の流れが分かるようにざっと通してやってみ ましたがまつぼっくりさんはもりろん、くるみさんもどんぐりさんもふざでたりしないで きちんとできて素晴らしいと思いました。
 今日は林の中はかなり寒かったのでぽかぽかの陽だまりのある南側の林の駐車場の辺り で朝の会もお弁当もお帰りの会もやりました。暖かくて虫たちも顔を出していました。ゆ うちゃんが石をどけたらハサミムシのお母さんらしき虫がいて黄色いつぶつぶの卵らしき ものを一生懸命守っている風でした。そんなハサミムシの様子を見て子どもたちは「葉っ ぱをかけてあげたらいいよ」と言って枯れ葉をかけてやってその上に元通りに石を置いて おきました。
 午後はお引越しの残りを頑張って運び出しました。



3月7日(金)はれ


 かわさきさんが来て下さったので鳥を探しにお散歩に出かけました。雪もずいぶん融け てなくなってきました。シジュウカラやコゲラなどの声が聞こえます。耳を澄ますと本当 に沢山の鳥たちの声が遥か高い梢から聞こえてきます。倒木にうっすら生えた苔の上にテ ンの爪痕がついていました。かわさきさんと林を歩くと林の中が、見えない動物たちでに わかに賑やかになって来るような気がしてきます。
 森の子に戻ってお弁当を食べていると、くるみの木にコゲラがいるのが見えました。か なり長い間枝をこんこんとつついていました。りすも北側の林の中を走っていました。



3月10日(月)あめのちくもり


 きょうはまことせんせいとゆうとのお父さんも保育に入って下さいました。あいにくの 雨でしたがいっぱい子どもたちは遊んでもらいました。
 途中からまつぼっくりさんたちときょうこ先生がレストランの中に入って卒園記念にと 独楽回しの台(さなえ先生が作って下さいました。)にクレヨンで絵を描きました。この あとニスを塗って仕上げる予定です。「どんつりさんやくるみさんには内緒だからね!」 とまつぼっくりの子達は言い合っていました。
 雨が降っていたのでお昼ご飯はレストランの中でいただきました。午後はみんなでハン カチおとしをしました。このルールを小さい子達に理解させるのは結構難しくてえみこ先 生行っている園では中々出来ないそうです。でも今回は大人3人も入ったせいもあってか、 ちゃんと理解して(理解できないまでも何となく)やっていました。ゲームをやると、お っとり性格、慎重派性格、せっかち性格等々が垣間見られるようでした。



3月11日(火)はれ


 一気に春がやって来たような日和でした。雲雀の初鳴きも聞きました。今年度最後の野 外調理です。まつぼっくりさんに森の子で最後の給食当番をやってもらいました。まつぼ っくりさん全員で久々のさとこバスに乗って、たき火パン用のパン生地を「るんびに」に 取りに行きました。るんびにさんのご好意で無料でパン生地を分けていただいたのです。 本当に有難いことです。
 シチュー用のお野菜も手際よくどんどん切っていき、さらにたき火でホワイトルーも作 りました。たき火なので火加減が難しいのですが代わる代わるへらでかき混ぜて滑らかな ルーが出来上がっていきました。
 いよいよパン生地を竹に巻き付けて焼きます。ちょっぴり焦げてしまった子もいました がパン生地が美味しいので、多少焼け具合が悪くても美味しくいただけました。全く焼け てないのに「もう焼けたよ」と言っている子や、むりむり火の中にパン生地を突っ込んで まっくろくろにしちゃく子や、竹の先に炎がついちゃう子や色々でしたが。
 午後は今年度最後のお誕生会、ゆうちゃんのお誕生会でした。ゆうちゃんのお父さんが ゆうちゃんのこれまでの生い立ちを写真で見せて下さいながらお話しをしてくれました。 家族でいつも仲良くあちこちに出かけていてほのぼのとした感じがいっぱいでした。こう やって優しいゆうちゃんは育まれて来たんだなあと思いました。それからゆうちゃんのお 父さんが作って下さった芋ようかんをいただきました。
 また、今日はお母さんがたがレストランの大掃除をシャロムさんのスタッフの方々とい っしょにやって下さいました。すっかりきれいになり、毎年のことなのですが本当に有難 うございました。



3月12日(水)はれ


 卒園式に使うアーチの飾り付けをしました。先週取って来た蔓にまつぼっくりや。樅の 葉っぱを飾っていきました。それから卒園式の飾り付けをやったりステージの右側にたま っていた朽ち木を片付けたりしてみんなで卒園の準備をしました。かなり重たい朽ち木も みんなで力を合わせて運びました。みんな本当によく働いてくれました。卒園式の練習も 1回通してやりましたがみんなふざけたりせずにしっかりと出来ました。ステージの上の まつぼっくりさんたちはもうすっかり小学生のお兄さんお姉さんのようでした



3月13日(木)はれ


 まつぼっくりさんたちはこの前絵を描いた独楽回し用の台の仕上げにニスを塗りました。 くるみさんとどんぐりさんたちは一足先にお散歩に出かけました。ちょっと前まではそり を楽しんだジェットコースターの雪もすっかり融けていました。日向に出ると一気に暖か くて、こどもたちは暑い暑いと言って次々にスキーウエアを脱いで行きました。先週は一 面雪だった畑のほうはすっかり雪がなくなっていました。先週雪合戦をしたのが嘘のよう です。ポカポカと暖かい畦道でお弁当を食べました。子どもたちはいつにもましてうきう きと楽しそうで、何でもおかしいらしく笑い転げていました。春ですねえ。



3月14日(金)雨


 今年度最後の森の子だというのに雨でした。でも子どもたちはまったくへっちゃら。基 地を作ったりどろんこでお料理を作ったり、木っ端で携帯電話を作ったり、地面にひたす ら穴を掘ったり、「郵便屋さんの落し物」をしたり楽しそうです。
 まつぼっくりさんたちは最後のトイレ掃除をしてくれました。きょうこ先生「トイレの 掃除をするからまつぼっくり集まって」と声をかけるとどの子もまだ遊びたいだろうに遊 びを中断して仕事に取りかかっていました。本当に素晴らしいまつぼっくりさんたちです。
 朝のうちは小降りだった雨が強くなってきたのでタープを張りました。ところが風もど んどん強くなってきてついにタープの紐が切れてしまいまいした。大きくはためくブルー シートを先生たちは必死で回収するのですが、子どもたちは「海だー!」とか「船みたい」 とか言って嬉しそうです。大きく風をはらんだブルーシートは確かにピーターパンの帆船 の帆のようでした。
 午後は「とんびの羽」や「オオカミと羊」や「1羽のからす」や「なべなべ」の集団遊 びを次々とやって子どもたちは大満足のようでした。まつぼっくりさんが森の子でいっぱ い遊んだ日々はきっと心の中のユートピアのように残っているのだと思います。



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