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┃BeGood Cafe 安曇野 Vol.20     7月15日(土)−17日(月・祝)
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             @安曇野・舎爐夢(シャロム)ヒュッテ

★祝!20回!今年も夏は2泊3日の開催です。

テーマ『オーガニックな生活入門』
 コミュニティライフにようこそ!〜都市の中で始まったエコビレッジ〜

今回はいくつものコーポラティブハウス(※)をプロデュースする
株式会社アンビエックス代表の相根昭典さん、NPO全国
コープ住宅推進協議会事務局長の中林由行さん、そして
現在まさに建設が進むエコヴィレッジ鶴川建設組合理事の
星野ゆかさん、さらに様々な場作りを行なっているトージバの
渡邉尚さん、神澤則生さんをお迎えして、都市の中で始まっている
コミュニティ作りについて学びます。
また農業体験ワークショップで汗を流し、ポタリング(自転車散歩)や
森林浴、ラフティングで初夏の安曇野を満喫しましょう。

[ ゲスト ]
 相根昭典(株式会社アンビエックス代表
 http://ambiex.jp/ )
 
中林由行(NPO全国コープ住宅推進協議会事務局長 http://coopkyo.gr.jp )
 
星野ゆか(エコヴィレッジ鶴川建設組合理事 http://blog.goo.ne.jp/ecov/ )
 
渡邉尚、神澤則生(トージバ http://toziba.net/ )

※コーポラティブハウスとは土地取得から建築設計、コミュニティ形成まで、
 そこに暮らすことになる住人たちが価値観を共有しながら一緒になって
 作っていく理想の家とコミュニティ作りの方法です。

■2006年7月15日(土)−17日(月・祝) 2泊3日

 

 


7月15日(土)
 13:00−14:00 受付


 13:30−14:00 ビデオ上映「パーマカルチャー」(自由参加)
 14:00−15:00 オリエンテーション

7月15日(土)
雨が降ったり止んだりの天気の中、第20回BeGood Cafe Azuminoが始まりま
した。
サンルームで自由参加のパーマカルチャーのビデオ鑑賞からスタート。
初めて参加する方が多かったせいかほとんどの方が見ていました。
パーマカルチャーの概要がわかるわかり易い内容でした。

雨が一時あがったので外でオリエンテーション。
初めて顔を会わせる参加者、ゲスト、スタッフがお互いに早く打ち解けるように
ゲーム
形式でコミュニケーションをはかります。
「どこから来たの?」「どんな目的で参加したの?」と質問しながらグループに
分かれたり、
各地から集まって少々お疲れの身体にムチ打って(?)反射神経を試すゲームで
は上手くいかなくて思わず笑いが出ていました。
最後に名前を呼びながらボールをトス。だんだんボールを増やしていくと何回も
名前を呼ばなければならないので、最低1人は名前を覚えたはず・・・。

 


 15:00−17:30 都市の中で始まったエコビレッジ−1
            相根昭典(株式会社アンビエックス代表)
            中林由行(NPO全国コープ住宅推進協議会事務局長)
            星野ゆか(エコヴィレッジ鶴川建設組合)

地下スペースでエコビレッジについての講義開始。
始めに潟Aンビエックスの相根昭典さんからコーポラティブ方式によるエコビレッジプロジェクトの話をお聞きしました。
エコビレッジ鶴川の建設に関わりつつ健康で安全な住宅を提案している相根さんは住宅に潜む化学物質汚染や電磁波での健康被害について熱く語ってくれました。
聞いているとほとんどの住宅には何かしら身体に害を与える化学物質が存在していて、さらに電磁波による健康への影響が心配される状態ということ。
それに対して国の建築基準があまいということは驚かされました。

 

次にNPO法人全国コープ住宅推進協議会でエコビレッジ鶴川建設組合員の中林由行さんからエコビレッジ鶴川の計画とその目指すものという話をお聞きしました。
エコビレッジ鶴川がどのように計画されていったのか、どのような特徴があるのか、組合員の意識などを中心に興味あるお話でした。
健康に配慮した自然素材にこだわったり、電磁場の発生を避けたり、300年耐久の外断熱、パーマカルチャーデザイン、自然エネルギーの利用などまさにエコビレッジでした。
パーマカルチャー講座を行ったり、外装に焼杉を張るために焼いて磨く作業を行ったりしているそうです。焼杉板の数は何と2700枚!やってみたい方は組合員以外でも大歓迎ということでした。
組合員が会議を持って、決まったことを実現していくエコビレッジ鶴川がこれからのエコビレッジモデルになって行くような気がしました。

 

最後にエコビレッジ鶴川建設組合員の星野ゆかさんにエコビレッジ鶴川建設組合〜その成り立ちと私たちのやってきたこと、学んできたことについての話をお聞きしました。
組合員の年代や家族構成や参加の動機、建設組合の部会について、会議のすすめ方、組合のあり方などを熱く語っていただきました。
組合員の中で意識に差があることや設備で金額の折り合いがつかないこと、共用部分の取りまとめの難しさなど内側の話をざっくばらんに話す姿がエコビレッジに出会って良かったという思いが溢れているようでした。参加者の中にも是非エコビレッジに入りたいという方もいました。

 


 17:30−20:00 温泉、夕食

盛り上がった講義の後は温泉、夕食。
いつもながら夕食の一品一品に「これなんだろう?」「こういう風に使うんだあ」と感心しながら美味しくいただきました。



 


 20:00−21:00 自己紹介オープンマイク

食後に自己紹介オープンマイク。
一人一人の人柄がにじみ出る1分間となりました。

 

 


 21:00−22:00 夜のフリープログラム

 

20:00−21:00 谷崎テトラのオーガニックミュージック講座

オープンマイクの後は谷崎テトラさんによるフリープログラムのオーガニックミュージック講座。
坂本龍一さんが呼びかけている「STOP ROKKASHO」と「クリエイティブコモンズ」という考え方についての話をお聞きしました。
青森県六ヶ所村にある、核燃料再処理工場から大量の放射能が排出されて農作物や海産物の汚染が懸念されている中、六ヶ所村の核燃料工場を、音楽を通じて多くの人に関心を持ってもらおうという活動について語っていただきました。
六ヶ所再処理工場データは・・・
  建設費2兆1400億円、 煙突からは原発の240倍もの放射能、 海には原発の20倍もの放射能・・・・・・
これを機会に六ヶ所村核燃料再処理工場について関心を持つことが必要だと感じました。

講座後、各自興味のある人同士、いろいろな場所で夜のフリートークをしていました。


7月16日(日)
 07:00−08:00 朝のフリープログラム

 ・モーニンググリーンウォーク
     モーニンググリーンウォークとモーニングヨガから1日がスタート。

モーニンググリーンウォークでは雨の中、森の中の香り探しをメインにふかふかの地面の感覚や雨宿りの樹、たくさんのセミの抜け殻を探すことが出来ました。


・モーニングヨガ


 08:00−09:30 朝食
 09:30−13:00


都市の中で始まったエコビレッジ−2
            渡邉尚、神澤則生(トージバ)

都市と農村をつなぐこころみ ー NPO法人「トージバ」  渡邊尚さん・神澤則生さん


2002年より『東京』と『千葉』の都市を中心に活動を開始。「昔は人々が交流し合い、お互い癒し合うことが出来た「湯治場」の機能.それが今の都市生活にかけているのではないか?」代表の渡辺さんはトージバの名称の由来を説明。

古いログハウスや使われなくなった銭湯を改造して人々が集うスペースを創 出する『カフェプロジェクト』。首都圏農家の協力により、大豆の植え付けから味噌作りまで、誰でも参加/体験できる農レジャーを提案する『大豆レボ リューション』。

   

農家と市民を『安全で良質な野菜』の販売を通して直接つなぐ『アースデイマーケット』などなど様々なアイディアを熱意あふれる語り口、そして素敵な笑顔で紹介していただきました。


 13:00−14:30 ハッピーオーガニックランチ

 


 14:30−15:00 

農業体験ワークショップ
            協力/安曇野地球宿プロジェクト
                津村農園
                おぐらやま農場
                コナンファーム

今回のワークショップは、開催前に流したような経緯(最下部)で、アイガモ農法の田んぼでのヒエ取り一本でしたが、ああやって参加者全員が一緒になってその時の適期作業をするのもいいなあと思いました。
あのヒエの多さにはみなさん呆れられ、精神的に参ったかもしれませんけど。(笑)

それでも、
「(酒米の田んぼなので)うまい酒飲むぞ〜。」
と勇んで頑張ってくれる人がいたり、あまりの大変さに、「無農薬じゃなきゃダメです、なんて簡単に言えませんね。」 
の声も、有機や無農薬で農業をやることが、イメージや概念としてでなく、実感してもらえたのかなと思いました。
なかには「カモに会いた〜い。」なんて声も。 

おじさんも子どもも若い女性も、都市の生活では考えられないと思いますが、みんな裸足になって田んぼに入ってくれました。
30人が横一列になって田んぼでヒエを取っていく様はなかなかいい絵でした。


僕の友人で、
『安曇野での最高のレクレーションは田んぼで米を作ることだ。』なんていう人がいました。
安曇野のそこかしこに田んぼが広がり、緑が目に優しいです。
僕はそんな安曇野の風景が大好きです。
そんな風景も失われつつある中で、津村君が『安曇野の休耕田を蘇らせ、農地と田園風景を守る。』
なんて言うのですが、自分も米づくりをしながら、こんなふうにたくさんの人を受け入れさせてもらうことで、単に自分の自給米を作るだけでない、なにか大切な流れを創り出しているのではないか、そう思うのです。

参加してくれたみなさん、本当にありがとう。
10月のBe good cafe安曇野では、一緒に稲刈りができるかな?(笑)

ps
今度の週末もヒエ取りやってま〜〜す。


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Be good cafe安曇野のスタッフの皆さんへ

僕は最近毎週末は田んぼに出てヒエ取りに悪戦苦闘しています。
除草のためにカモを放したのですが、今年は上手くいきません。
どうりで農家の方が皆さん除草剤を使うはずだ、とぼやいています。

そのヒエがいっぱいの僕の田んぼをみて、津村君が「(自分の田んぼに比べると)キレイなもんだな〜。」と言うのです。
津村君は、安曇野の荒れた休耕田を1年に1枚づつでもいいから蘇らせたい、そうして安曇野の田園風景を守っていきたい、ひいては農地、日本の農業を守っていきたい、そんな志を持っています。
彼が自分の田んぼを後回しにしてでも色々とフォローをしてくれる御蔭で、僕みたいな素人で週末農でもお米を作ることができ、田んぼが田んぼとして蘇っています。

その津村君の田んぼがヒエだらけで、反当たりの収量が数俵でもいいと言う。
彼は地元の消防団やら安曇野在住の外国人の日本語教室やら、とにかくいろんなことをやっています。
志も高く、責任感も強い。人もいいので、いろんなことを頼まれ、それを受けてしまう。
あちらこちらへ走り回る分、結果として、彼が一番やりたい農業が存分にできていないのかなと心配になりました。

そこで今回は彼の田んぼの作業に受入れを集中できないかと。


松村も津村も増田も、みな一つの農業法人の中で、それぞれの農場を担当しているなら、手が回っていないところにかけつける、ということは、当たり前のことかもしれません。
しかし、僕達はみなそれぞれ独立した農家であり経営体です。
そんな中で、こうやって津村の農場にかけつける、というのも
コミュニティ・マインドの表れなのかもしれません。

このような背景の中で、今回は全員で田んぼでヒエ取り、となったわけです


 17:30−20:00 温泉、夕食

 



7月17日(月・祝)
 07:00−08:00 朝のフリープログラム
           ・モーニンググリーンウォーク
           ・シャロムのパーマカルチャー的実践例の見学
           ・モーニングヨガ
 08:00−09:30 朝食


 09:30−13:00 自由時間
           ・安曇野観光ポタリング(自転車散歩)
           ・森林浴
           ・ラフティング(希望者は受付にて。別料金¥8,000)
            協力/ワンダーエッグネイチャー&チャイルド
 13:00−14:30 ハッピーオーガニックランチ


 14:30−15:30 エンディングセッション(シェアリング)



★宿泊会場:舎爐夢(シャロム)ヒュッテ
 〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明7958
 Tel/Fax 0263-83-3838 
shalom@ultraman.gr.jp
★交通手段はこちらでご確認ください。>http://www.ultraman.gr.jp/~shalom/
 穂高駅からの送迎あり。要電話予約。>11:40、13:00
★参加料金  ¥10,000(食事と宿泊費は別途料金、下記参照。定員40名)
 必需品=軍手、農作業に相応しい靴、帽子。
★お申し込み お問合せ  BeGood Cafe Azumino Tel/Fax 0263-83-3838
  Mobile 090-1769-1598 E-mail 
azumino@begoodcafe.com
★宿泊のご案内:舎爐夢(シャロム)ヒュッテ イベント特別価格
 レギュラー宿泊◇¥5,000  (26名)
 シュラフ持参泊◇¥1,500  (20名) ドミトリー男女別相部屋
 テント持参泊  ◇¥1,000  (10名)
 夕食 ¥1,200 朝食  ¥800 昼食 ¥1,000
*労働力の提供でコミュニティ通貨PEACEがもらえます。

●主催:BeGood Cafe Azumino
●特別協力:舎爐夢(シャロム)ヒュッテ
 http://www.ultraman.gr.jp/~shalom/
 安曇野地球宿プロジェクト http://chikyuyado.com/
 津村農園 http://blog.drecom.jp/tsumura
 おぐらやま農場 http://ogurayama.com/
 コナンファーム 
 ワンダーエッグネイチャー&チャイルド http://www.azumino.to/kuma.htm

★今後のスケジュールとテーマ
Vol. 21  9月2日(土)、3日(日) 1泊2日
 「コミュニティライフにようこそ!〜自然王国の楽しい生活〜」
 協力/鴨川自然王国
 http://www.k-sizenohkoku.com/
 参加料金 \6,000

Vol. 22  10月20日(金)、21日(土)、22日(日) 2泊3日
 「コミュニティライフにようこそ!
  〜エコビレッジ 世界の村から届いた報告〜」
 予定ゲスト/マルチ・ミューラー、マックス・リンデガー、
         ルイス・ラーケン、リズ・ウォーカー
 参加料金 \6,000

Vol. 23  11月10日(金)、11日(土)、12日(日) 2泊3日
  「コミュニティライフにようこそ!〜ヒーリングワーク特集〜」
 協力/穂高養生園
 http://yojoen.com/
 参加料金 \6,000

※各回すべて参加料金とは別に食費、宿泊費が掛かります。
 詳細はお問い合わせ下さい。


http://begoodcafe.com
Thanks for no Smoking P E A C E!